いちおういろんなサイトを拝見させていただいたところ
ノストラダムスご本人(ホントカヨ!?)が語っているものは無かったように
思います。
解釈者たちの資料からこのようなことを言っているんではないか??
という推測ではなく、本人が異端審問を避けるため、アナグラムにしたもの
また、占星学の解釈を交えて表現したものをストレス無く正しく読んでいただけたらと思いました。
ただノストラダムスはこの本では、そもそもがこれから訪れる天、人災に準備が無い人類に
警告の意味で必要なものだけ解説してます。ですので全部は載っていません。
自分としてはだいぶいたんだ原書を今のうちに。。。。
と整理するつもりでのっけてます。
また内容的にジュセリーノさんやマクモニーグルとかぶってkるところもあるので
答え合わせしながら、温暖化防止など読者様それぞれに心のうちに何かを感じていただけたらと思います。
第十四章 反キリストの登場
終末をもたらす第三の男 い-たびかの実験をくり返すうちに、この反キリストと称される人物についての断片が徐々に明らかになった。
この人物はノストラダムス自身にとってすらつかみに-い'謎めいた人物であるよぅに思われた。
この章では、人類の将来に大きく立ちはだかるように運命づけられたこの人物に関して、知りえたかぎりの詳細を伝えたつもりである。
わたし-注釈者たちは、これまでわたしたちがたびたび話題にしてきた反キリストのことに言及す
る場合、あなたが彼を三人めの反キリストと呼んでいると言っています。
それにちがいありませんか?
ノストラダムス-この反キリストが二番めであるか三番めであるかは、見る人による。
ヨーロッパ人の観点から見れば'三番めというよりも'むしろ二番めになる。
わたし-では三番めという場合は誰の観点によるのですか?
ノストラダムス-ヨーロッパを除く全人類だ.
アジア人、第三世界諸国、南北アメリカだ。
わたし-登場するのは三人だと注釈者がみなすよぅなことが'四行詩のなかで言われているのではありませんか?
ノストラダムス-第三の反キリストが登場する四行詩はいくつかある。
ここで特定してあげはしないが、すでに現実に起きたものがある。
人々はある詩がある特定の出来事に当てはまったことに気
つき。
それがたび重なるうちに、反キリストが詩に出てくる場合には異なる三人の人物について言っているのだと解釈できたわけだ。
わたし-あなたの定義する第一、第二の反キリストとは'誰だったのですか?
ノストラダムス-一人はナポレオンだが、これはヨーロッパ人の観点に限定した場合だ0
というのも、ナポレオンがいやというほどの破壊的影響を及ぼしたのはおもにヨーロッパだったからだo
し たがって'ナポレオンを反キリス卜と考えるのはヨーロッパ人だけだ。
だが'もう一人の反キリストはごく明瞭だ。
アドルフ・ヒトラーだ。
ヒトラーの行為と、将来現われる反キリストがなす行為は全世界に影響を及ぼし、ヨーロッパだけにとどまらないだろう。
わたし-それで将来現われる反キリストが第三番めとなるのですね。
ノストラダムス-そうだ。
だが、この人物はヒトラーよりもなお悪殊だ。
わたし-この反キリストが今、この世界のどこにいるか、何歳なのかを見きわめる情報はあるのでしょうか?
ノストラダムス-彼の位置を見つけるのはむずかしい。
発生する出来事の近くにわれわれが接近しつつあるため、時系列中に雷雨のような効果が生じているのだ。
中東のどこかであるのはわかっているが、その地域に暴力や否定的出来事が続発しているせいで視界がくもり、正確には突きとめられない。
この反キリストは現在、人生上きわめて重要な年代にある青年だ。
この時期に受ける強い印象は'将来彼の人生行路に影響を及ぼすだろう。
しかも、彼がいる中東には、現在政治運動や暴力行為、汚職などが蔓延しているo このような周囲の状況に影響を受ける結果'彼はおのれの生涯の運命が何であるかを悟るようになるのだ。
わたし-しかし、かなりの大人物であるために'彼が権力の座につくのを阻止するのはひじょうにむずかしいのでしたねO
ノストラダムス-そうなのだ。
この反キリストの権力掌握の伏線となる出来事は'数世紀前にさかのぼるオスマン帝国が構想され、始まった時に端を発していたのだ。
三姉妹が宿命から受け取った
野蛮人のような名前でこの男は呼ばれるだろう。
彼はやがて偉大なる人々に言葉と行為をもって話しかけ、
ほかのどんな男にもまさる栄誉と名声を獲得するだろう。
(第一巻七十六番)
ノストラダムス-これは反キリストについて述べたものだ。
三姉誠とは運命の三女神のことだ.
1人は人生の糸を紡ぎだし、二人めは人生の長さを計り、三人めはそれを適当な長さで切り落とす。
この男はおのれの力を悪用するにもかかわらず'世界の指導者になるよう運命づけられているのだO
ある国々の流儀にしたがって彼の名前はいくぶん長々しい。
だが名前のいくつかの語根の意味を調べれば、彼に運命づけられている将来の姿に関する手がかりが発見できる。
名前を見ればさまざまなことがわかるのだ。
善の道をこころざそうが悪の道をこころざそうが'彼はいずれにせよ多くを成しとげるにちがいない.
それはたんに積極的方向か消極的方向かのどちらを選択するかにすぎない。
わたし-では、そのような一派について耳に入りはじめたら、彼らの名前を1字1句漏らさず調べて手がかりを探すべきなのですね?
ノストラダムス-ご明察 - この男は、忘れられかけているある古い習慣に影響されるだろう。
文学のなかではまだ知られているが'実際にはもはや守られていない習慣だ。
だが、わたしにはこれ以上はっきりしたことはわからない。
わたし-この詩はナポレオンのことをうたったものだという人もいます。
ナポレオンという名前は、〝破壊者″ 、あるいは 〝終末をもたらすもの″を意味するギリシャ語から派生したものだと。
ノストラダムス-そのとおり。
「反キリスト」とはそういう人物なのだ。
反キリストは中東から現われる
三つの水の兆候から男が生まれ'
己の休日として木曜日を祝う。
その名誉 賞賛'支配、権力は陸に海に増大し、
東方に紛糾をもたらす。
(第一巻五十番)
わたし-「三つの水の兆候から」 とは、あなたのホロスコープのなかにそういう兆候が現われるという意味ですか?
ノストラダムス-それにはいくとおりかの意味がある。
わたしのホロスコープのなかではそれらの兆候が優勢になるが'それらは同時に反キリストが世界のどの地域から現われるかを示すためにも用いられている。
というのは'多少なりとも近いところに三つの大きな水塊があるからだ。
おもに地中海'紅海、アラビア海だ。
わたし-なるほど。
四行詩のなかに可能なかぎりの情報が凝縮されているのですね。
さぞたいへんな作業でしょうね。
ノストラダムス-じきにこっがわかってくるものだが、腕前が飛躍的に進歩したのは異端審問のおかげだよ。
- この詩で述べているのは、この反キリストのこと、そしてこの男が世界を股にかける巨大な権力の獲得にどうやって成功したか、についてだ。
わたしの四行詩で明らかなように'木曜日はわたしと支持者にとって重要な目になるだろう。
この男の脅威は全人類に及ぶだろうが、とりわけ東洋にとって脅威である理由は'彼が中国とロシアの征服に成功し、アジア全域を支配下におくようになるからだ。
アジア大陸全域が支配者に従属させられるのは、これが最初で最後になるだろう。
わたし-わたしたちは反キリストの出現についていろいろと話し合って一つの筋書きを組み立てよ-としてみたのですがへ この男はダマスカスという都市と関連がないでしょうか?
ノストラダムス-反キリストはダマスカスへ行ったことはあるが、出身は別の土地だ。
警戒して出生地を明かさないのだが'それを神秘主義の一部として利用している。だがリビアとシリアに関連がある。
彼は政権を得るためにたくさんのルートを用いているのだ。
利用できるルートならどんなものでも利用するだろう。
したがってダマスカスに使えるルートがあれば、それを利用するのは間違いない。
わたし-だとすれば、現在の反キリストの所在地がダマスカスであるという可能性はないわけですね。
ノストラダムス-彼はこれまでずっといわゆる中東と呼ばれる文化圏で生活してきた。
さまざまな政治畿構に登場したことがあるが、なかでも彼に影響を及ぼしたのはリビアの政治機構だ。
アドルフ・ヒトラーを研究していた彼の志向に適合しているからだ。
外貌はきわめて独裁者風だ。
(間)
現在彼はエジプトにいるo
この意外な情報には面食らった。
ノストラダムスはちょっと前には反キリストの所在地はわからないと言ったのだ。
わたし-今この瞬間にはエジプトで生活しているのですか?
ノストラダムス-そうだ。
生涯のこの時期、彼はエジプトで学んでいるD
エジプトはアラブ世界との関係上'好都合な土地だからだ。
エジプトで得られる文化に加えて'彼は中東と北アフリカおよびエジプトのどちらに対しても等しく要衝の地を占めているわけだ。
同時にエジプトは他国から自分の国を防衛できるだけの強力な国家だから、軍隊によって採崩されるおそれはない。
わたし・・・では、反キリストはエジプト生まれの人間ではなく、そこで研究しているだけなのですね。
政権を確立しはじめる時期が到来したら、彼は自国に帰るのでしょうか。
気になるところですね。
ノストラダムス-いや、帰らない。
そのときが来たら、彼は弱点があると判断した場所へ行くだろう。
自分に権力を集中しはじめるような方法で政治機構を利用できる場所へ行く0
その国で生まれたかどうかなどにはこだわらないのだ。
彼は手段を探して国々を乗っ取り'そのほつれた穴を利用して'彼らの勢力をおのれ自身の手段に強引に適合させるのだ。
わたし-当たり前の人間では'そんなことはなかなかやれないでしょうね。
おそらく彼はすでに何らかの権力の座についているにちがいありませんね - 自分の一族か何かを通じてo
ノストラダムス-地位を作り出してしまうのだ。
わたし-死んだら権力の座を譲るという一族の誰かのあとを'彼が引き継ぐのですか?
ノストラダムス-反キリストが政権につく道には、いくつかの選択肢があるだろう。
1族の誰かの地位を引き継ぐならば政権樹立の道としてはもっとも平易で可能性も大きいにちがいないから、この手段を使うだろう。
彼の現在の居所をつかむ鍵はこのやり方で政権を振ることが社会的に容認されているという点だ。
わたし-代々世襲なのですか?
ノストラダムス-必ずしも世襲とはかぎらない。
これは軍事独裁なのだ。
いわば、肝が軍事組織に属しており、その伯父が死にかけているというような権力の構図のケースと言えるo親はひどく大胆かつ攻撃的手段によって伯父の権力および権益を引き継ぎ、あらゆる人間を脅して自分に服従させるのだ。
わたし-では、必ずしも息子であるとはかぎらないのですね?
ノストラダムス-まず最初に開けた道なら何でもよいのだ。
父親譲りなら父親譲りの地位でかまわないし、伯父譲りであれば、伯父譲りでいっこうにかまわない。
あるいは別の手段であってもかまわない。
この青年には権力とその追求が固定観念になっているのだ。
わたし-ははあ、だんだんわかってきましたね。
今度は'彼の性格を調べたいですね。
ノストラダムス・・・これは簡単にはいかないO複雑な人間なのだ。
地中海沿岸で限定核戦争が起きる
海上に取る太陽のような熟のために、
ネグリボント周辺の魚は半煮えとなる。
ロードスとジエノヴァに食料不足が生じるとき'
土地の人々はそれを食べる。
(第二巻三番)
ノストラダムス-将来、ひじょうに恐ろしく、不思議な武器がもたらされるだろう0
その1つは、太陽の激烈な威力をそっくりそのまま地球に持ちこんだような武器だ。
ひとたびこれらの武器が発射されれば'何キロメートル四方にも破壊が及ぶだろう。
この四行詩は引き続く中東の政情不安の事実を述べたものだ。
この政情不安の結果、事態はこの地域で起こりがちな戦争へと、再び拡大していくだろう。
指導者の一人は、灰色の円筒形で'きのこ型の雲を発する兵器を手に入れることができるだろう。
わたし…では'現代用語で言う核兵器に間違いないのですね。
ノストラダムス-そうだ。
その地域の指導者の一人が発狂し、ごく些細なことにひじょうにこだわるようになる。
この指導者は戦争ではひどい手段を用いるので'核兵器のような恐ろしい兵器を使用することを時曙しない。
そこで、敵側も核兵器で報復する。
その国は地中海沿岸にあるので'爆撃の一発が地中海に落ちてしまうのだ。爆発が起こると地中海の魚はほとんど全部汚染されるうえに'多くは熟のために死ぬ。
この戦争のせいで通常の貿易経路が断絶し、地中海の反対側の人々は'食べてはいけないと知りながら絶望の果てにその魚を食べることになるのだ。
わたし-「ネグリボソト」とは何を意味するのですか?
ノストラダムス-ネグリボントは地中海沿岸に特有のある場所を意味している。
とくに地中海の東端の沿岸部には暗褐色の断崖をなす場所があり'地元の人々はそれに特別の名前をつけているのだ。
ダーク・ポイソト つまり〟ネグリボソト″だ。
わたし-おもしろいですね。
わたしも〟ネグリ″はラテン語でふつう黒とか暗褐色を意味すると思っていたのです。
ノストラダムス・・・これは多くの言語で黒または暗褐色をあらわす言葉だが、どうもその大部分はラテン語と関わりがあるようだ。
わたし-この指導者がごく些細なことにもひどくこだわるようになるということでしたが'現在その地域にいて、同じような行動傾向があると知られているイラクのフセイン大統嶺ではありませんか?
ノストラダムス-ちがう。
時間の要素がほんの少しずれるのだ。
だがその人物にきわめてよく似ているから'何か関係がある人物かもしれない。
わたし-でも、フセイソは狂っていると考えられています。
世界の指導者たちは'彼を相手に話し合いや'何らかの共同行為をするのは困難だと考えています。
ノストラダムス-たしかに彼は狂っている。
脳梅毒にかかっているのだ。
この男は紛争の根源的原因の一端となるかもしれないが'紛争は何年もあとに生じるのだ。
彼の現在の行動はこの紛争につながっていく0
だが、時代が進むにつれて狂気はますます進行し、大規模な紛争に拡大するときには'彼はもはや指揮能力も、任務遂行能力も失っているだろう。
本人はまだ権力の座にあると思い込んでいるが'実際には周囲のイエスマソたちが世界からこの男を保護しているのだ。
わたし-そのころには、決定権はなくなっているのでしょうか?
ノストラダムス-決定はするが'実行されないだけだ。
そうこうするうちに、紛争は彼らの手をすり抜けて他者の手に移ってい-のだ。
わたし-フセインこそあなたの言う第三の反キリストだt と考える人は多いのですが。
ノストラダムス-彼は気どった愚か者にすぎない。
もし彼が事態をうまく処理できていたなら、望みの権力を掌握して第三の反キリストになっていたかもしれないが'実際はつねに自滅の道を歩んでいるのだ。
同じ地域、同じ文化圏からはかの誰かが現われてこの男にはできなかったことをなしとげるだろう。
わたし-条件を満たす指導者がもう一人います。
リビアのカダフィ大佐ですO
ノストラダムス-この男も同様に'この問題の発端に影響を及ぼすことになるだろう。
そしてこの男もたしかに狂っているが、問題は昔はど権力を掌撞していないことだ。
紛争を終結させるのは'もっと若い人々だ。
わたし-そうでしょうね。
現在この二人の指導者がその地域で何度となくごたごたを起こしているので聞いてみたのですが、この詩のいう紛争はもっとあとで発生するわけですね。
ノストラダムス-そうだ。
二人ともいずれは死に、そして権力から消え去るだろう。
わたし-次の四行詩も同じ事件を述べたものと考えられ'二篇で一組になっていると解釈されてきました。
モナコからはるばるシシ-Iまで、
岸辺という岸辺はすべて荒れ果てる。
野蛮人による略奪や盗難を受けない都市、町'郊外は、
ひとつとして残らない。
(第二巻四番)
ノストラダムス-ここに出てくる出来事は同じ地中海に関係があるが'正確にはさきほどの詩の事件とは別物だ。
最初に地中海諸国の一つによって核兵器が投下され、この出来事がその戦争のすぐあとに再びあらたな戦争を引き起こすきっかけとなる。
戦況は前進も 後退をくり返すだろう。
ヨーロッパ諸国はじめ各国は、石油供給上の理由から'戦争をなんとか終結させるためには介入が必要だと考える。
そこでヨーロッパ諸国が介入すると'以前原子爆弾を投下した狂った指導者が'今度はヨーロッパに兵器の蓄えのありったけを使い果す0
その大半はもっとも近距離の南ヨーロッパの攻撃に向けられる結果、ヨーロッパ大陸とくにフランスとイタリアの地中海沿岸は無人に近い状態になってしまい'イタリアが攻撃の矢面に立たされるだろろう「野蛮人たち」とはこの狂った指導者の配下のことだ。
彼は反キリストではない。
この指導者がつとめる役割は、狂った頭で兵器を無分別に使ってその戦争に世界を巻きこんで列強の力を弱め、最終的に第三の反キリストが最小限の障害、というか障害なしに権力の座に昇れるようにすることなのだ。
つまり、登場のお膳立てをするわけだ。
この反キリストはこの地域で権力を握るが、謎に満ちた人物で'出身をはじめ多くのことは誰にもわからない。
わかっているのはただ'強大な権力を持ち'誰一人彼に対して異議をとなえることができない ということだけなのだ。
わたし-中東に関する四行詩がたくさんあるようですね。
ノストラダムス-中東は衝突の場所なのだ。
それが彼らの宿命のようだ。
アジアの全域に大いなる死刑(追放)がおこなわれる、
同様にミシア'リチア、パソフィリアにも。
邪行に満ちた黒き若人の赦免が原田となり、
血が流れるだろう。
(第三巻六十番)
ノストラダムス-ここに出てくる言葉は古典から取ったもので、ギリシャ文明の時代にこの呼び名が指していたのと同じ地域を指している。
この詩がたんなる歴史上の解説でしかないと異端審問に思わせる目的で使ったのだ。
あなたがたの言う第三世界諸国から支配者が現われるだろう。
彼の生涯の目的は、〝超″大国と戦うために全世界、とくに旧世界の第三世界諸国を統合して、歴然たる一勢力を形成することだ。
戦闘地域は東ヨーロッパと、中東、とりわけアドリア海とカスピ海および地中海周辺のあいだに位置する境界線地域になるだろう。
だが、それは不毛な戦いだ。
何ら明確な結果が出ないのだ。
勝者も敗者もなく、ただあちらこちらで争いが生じるにすぎない.
この一連の出来事は聖書のなかの予言に関係がある。
わたし-聖書のどの予言ですか?
ノストラダムス-旧約聖書の小予言者とイザヤの予言のl部ばかりでなく'聖ヨハネの黙示録のl 部も当てはまる。
人々は認識していないが、聖ヨハネが黙示録を書いているときはわたしと同様に、ひと続きの出来事とか、一つの大事件ではなく'未来に起きるそれぞれ独立したいくつかの出来事を書いたのだ。
彼の視点からはそれらが遠い未来に起きるということしかわからなかったので'区別するのが困難だったが、またはする気がなかったのだろう。
わたし-わたしたちはずっと黙示録は各出来事が順を追って続いてい-壮大な光景だと教えられてきたのですが。
ノストラダムス-そのとおり。
たしかに彼は一つの光景のなかに見たのだが'それは連続した出来事ではなかったのだ0
ヨハネの黙示録中の、とにパルマゲドソのなかの叙述の一部がこの四行詩の東ヨーロッパと中東の出来事に当てはまる。
たとえは、流血がひどい様子を、多量の血が流れる馬の鞍にまで染みると表現した部分だ。
わたし-学者の説では'旧約聖書の予言はすべてイスラエルについて述べたものであり'それ以外のものとは無縁だとされています。
ノストラダムス-たしかにイスラエルは関連している。
聖書の予言はヘブライ人が発したものだからイスラエル中心であるかもしれない。
だがそれは必ずしもイスラエルのみについて予言したことを意味しない。
二十世紀の現在やもっと遠い未来に見られる驚異的な装置はエゼキエル、イザヤなどのようなさまざまな予言者によって予言されていたのだから。
わたし-そんなふうにはまったく認識されてきませんでした。
ノストラダムス-万人が認識しなかったわけではないがね。
わたし-この詩の「邪行に満ちた黒き若人」 は反キリストですか?
ノストラダムス-これは台頭してくる指導者だ。
キリスト教を破壊する野望をもつという意味では反キリストと言えるが、人間性一般に敵対し、また慈愛こそキリストだという意味では、わたしが言う反キリストではない。
わたし-この黒き若人は反キリストよりも前に現われるのですか?
ノストラダムス-すぐ前に現われるだろう。
この男が引き起こす騒動が反キ-ストの征服の舞台設定を助けるのだ。
わたし-フセイソはそう若くないけれども、肌は浅黒いですね。
ノストラダムス-その男や彼に炉した人物は有望候補だが'名前はあげずにおこう。
調べたところ,,ミシア、リチア、パソフィリアはトルコ西部およびエーゲ海南部と地中海に面した沿岸部に位置していることがわかった。
つまり'彼の言っているのは現代のトルコだろう。
これはノストラダムスがわたしやプレソダの頭脳からは得られない情報を正しく伝達していることの素晴らしい実例だ。
わたしたち二人には古代ギリシャ史の知識はほとんどないのだから。
新たに捧げられた犠牲者の血を'
点々と顔に浴びた男。
予言を通して獅子座にある木星が警告する。
約束のために彼は処刑される。
(第二巻九十八番)
ノストラダムス-これは反キリストを述べたものだ。
「約束」とは'ひとつには自分にした世界征服の約束であり、ひとつには彼が彼の悪を求める力が善を求める力によって牽制されるという偉大なカルマの車輪からの約束のことだ。
彼のホロスコープと獅子座にある木星の影響とを突き合わせてみれば'それがあなたの得る「予言を通した警告」になる。
反キリストの世界征服計画 わたしたちは反キリストの侵入計画の詳細を明らかにする四行詩を何篇か解読した。
そこにはギリシャの名前を象徴的に示すものが含まれていた。
その一例は第五巻二十七番だ。
ノストラダムスにょると、アドリア海、黒海、カスピ海地方を含む地中海の東端全般で戦闘がおこなわれるために、アドリア海はアラブの血でおおわれるという。
ペルシャの指導者が結果として世界に紛争を起こすが、発端では 〝また泥の山のなかでよろめいているやつがいるとしか″見えなかったから、彼は誰からも重要視されないのだ。
わたしはノストラダムスから場所をも.っと明確にとらえるために'トレビゾソド、ファロスも ミティレ-ネの現在の名前を調べるように言われた。
調べた結果、-レビゾソドはトルコ北部の (黒海)沿岸にあるトラブゾソの町の古代の名称とわかった。ファロスはエジプトのアレキサソドリア沖の島だ。
,ミティレ-ネはトルコ沖のレスボス島にある町だ。
これらのヒントを考えると、反キリストはペルシャから現われて、エジプトとギリシャが動揺しているあいだにトルコを占嶺するとの意味だろう。
第二巻八十六番も参照されたい。
長らく待たれたが彼はヨーロッパには戻らず'
アジアに現われるだろうO
大いなるヘルメスから生じた連盟の一者、
彼は東洋の列強すべてをしのぐようになるだろう。
(第十巻七十五番)
ノストラダムス-この詩は'共産主義の崩壊とともに反キリストが引き起こす'将来の政治体制の変化をつなぎ合わせたものだo
ヨーロッパに二度と現われない人物とは'共産主義の理論的基礎を築いたマルクスとエソゲルスの哲学と思想を指している。
彼らほこの思想が工業惟界に根をおろすことを望んでいたが、主要な拠点はアジア大陸だった。
この哲学がもっともよく発展したのはロシアと中国だったのだ。
反キリストは中東の出身だが'一国の完全支配を可能にするこの哲学の面を利用し、共産主義に基づきながら独自の政治体制を考案するo
この方法で反キリストは支配力を延ばし、世界征服に乗り出す前にアジア大陸全域を`占領・統合してしまうのだ。
わたし・・・「大いなるヘルメスから生じた連盟の一老」のヘルメスとは'何を意味しているのですか?
ノストラダムス-「大いなるヘルメス」とは、ギリシャ神話における伝達をつかさどる神であるから'人々が信奉する哲学の創始者を比喰的にあらわしているのだ。
「東洋の列強すべてをしのぐようになるだろう」とは'これら多数のなかから1人(反キリスト)が台頭し、政治権力における異なる機構を独特の方法で操作することによって支配者の座につくとの意味だ。
ムーア人の法律が失敗するのが見られ、
より魅惑的なものがあとをつぐ。
ドニエプルは献ぎ物と弁舌によって真っ先に屈服する、
別のより魅力的なものに。
(第三巻九十五番)
ノストラダムス-これもやはり反キリストの経歴の開始を述べているo
一行目は'彼がキリスト教を混乱させて破壊を狙うと同時に、イスラム教をも混乱させることを示している。
反キリストがもたらす生活と征服の様式は宗教のかわりとなり'彼の征服を助ける。
ドニエプルは'ロシアにある川だからロシアをあらわす。
ロシアは反キリストのアジアにおける最初の主要な征服国となるが'武力ではなく陰険な策略と甘言によってロシアを支配下に置くので、ロシア人にはなすすべもない。
彼はロシア攻略の前に出身地の中東をすでにはぼ支配下に置いていたから、次には中国に方向転換し'中国およびアジア大陸を支配下に置くだろうO そうなったとき'彼はおのれが世界を征服する立場にあることを知るのだ。
わたし-でも、あの強大なロシアに対してそんなことが可能でしょうか?
ノストラダムス-改源な策略を用いるのだO あまりの教滑さに'ロシア人は自ら欲することをなしているのだと思い込み'絶縁しょうとするときにはすでに遅いのだ。
だが、中国にはこの手は通用しないことを彼は知っている。
中国人自身が権謀術数の大家だからだ。
中国には別の手段が必要だろう。
わたし-どんな手段かわかりますか?
ノストラダムス-別の四行詩に書いてある。潮時がきたら教えよう。
西でリプラが君臨するのが見られるだろう、
天と地の上に規則をかざして0
七人が連続して階級組織を保持するまで'
アジアの力が破壊されるのを誰も見ない.
(第四巻五十番)
ノストラダムス-「アジアの力が破壊される」とは、反キリストが権謀術数を弄してアジアを征服することだ。
彼は広大な陸地を統治するための代理として副司令官を任命するが'概して世界は彼らが操り人形に瑞ぎないことに気づかず、〝首のすげ替え〟がくり返されるのを見て初めて事態を認識する。
「西でリプラが君臨するのが見られるだろう」は、合衆国憲法に具現化された公正と正義のことだ。
最初アメリカは介入しようとしなかった。
その政府形態は人民の自由な選択であり、アジア人の望むものなのだと思うからだ。
だが'それが強制であり、指導者たちはこの反キリストのための塊偏として任命されていることに気づようになる。
第三巻三十四番もやはり反キリストが舞台裏で多年を費やして沈黙のうちに画策しながら、どのように権力強化を謀ったかを述べている。
やがて組み立てができあがると'彼は国際政治の場に姿を現わす.
その計画はひじょうに巧妙なため'彼に刃を突きつけられた国はこの黄金の舌をもつ男に対してまったくの無防備となるのである。
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