死後の世界―「あの世」とはなんとすごい世界なんだ
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○臨死体験


モイセ-ワは最初の臨死体験について次のように記録しています。


「突然,不思議な風が背筋を通り抜け、自分が体から分離して無に帰したような感覚になった。


一まるで自分が存在しなくなったかのようである。


どのくらい時間が経過したかはわからない。

突然,自分が病室の中央にいるのに気がついた。


少し前までベッド芯縛-付けられていた私とは違う,透き通った光の存在に変えられている。


重い鎧を脱いだ気持ちがした。


見ると、私は一糸まとわぬ姿で立っていて、患者は全員眠っている。
恥ずかしさのあまり,ベッドに潜-込もうとすると、なんとそこにもう一人の私が死人のように寝ていた。


驚きのあまり、立っている私と寝ている私を見比べた。


その瞬間、もう一つの存在を開始していることを直感した。


〃死〃という言葉が空しく響き、死が存在しないこと、生が続くことを知った。

肉体は死んでいるように見えるが悲しみを感じない。

生前の自分の哀れさと恐れを感じるだけである。


これからどこへ行くのだろう、どのように永遠を過ごすのだろうと思った。

聴覚は前より鋭敏になり'わずかな物音も逃さない。


視力は冴え'新しい光の中で'どんなものもはっきり見えた。

そのときに'窓越しに光り輝く若者たちが浮かんでいるのを見た。

みな白い服を着て'頭は金色の光に包まれている。

彼らは私を取り囲むと何かを待った。


その瞬間、不愉快な醜い悪霊の集団が室内に現れた。

顔は邪悪さに歪み'荒々しいつぶやきで部屋中を満たした。

彼らが突き刺すような目で向かってくるのを見たとき、私は恐怖のあまり悲鳴を上げた。


そのときに'部屋が光に照らされ、何者かが芳しい光の着物で私を覆ってくれたのである。


その人は'私の手を握って言った。


『恐れてはなりません。私と共にいる限り、彼らがあなたに触れることはありません』


この光の存在が来た瞬間に悪霊どもは姿を消した。
その人はさらに言った。


『あなたは家族の一員ですが、彼らは私たちとは関係ありません。

私は今と未来の真実を知らせるために来たのです』


それから'私たちは光の球に入り、天を目指して昇った。

瞬く間に町は視界から消えた。

随伴者は言った。


『今、あなたは、生命がこの世界から永遠の世界へ移行する様子を目にしているのです。義人の魂と罪人の魂の世界へと』」 


ここから彼女は時を超えて未来世界に移-'地球の最後を見せられました。

世界は闇に覆われ、天から火が降り注ぎ、地上のすべてが火に包まれます。


霊界では死者が国ごとに集合的に審判を受け、行き場が決定します。
審判では預言者や聖人が次々に現れて罪人の霊をとりなします。

聖母マリアが最後に残った悪人をとりなし、「それほど悪くない霊」が地獄を免れたと書いています。


ここでは'審判以降に彼女が経験した死後世界の旅を収録します。