瞑想の前の段階、Dharana。
瞑想とは、何でしょう?瞑想は、一つの物に集中し続けた延長線上にあるものです。頭に浮かんでる来るものに思いを寄せるのが瞑想と思われがちですが、違います。頭に、色々な考えが浮かんでくるという事は、心が動いているからで、いわゆる雑念ヨガのプラクティスに、Pratyahara, Dharana, そしてDhyanaと言われる瞑想がやってきます。Pratyaharaは、外の世界に向けられている感覚を、全て内側にもっていく状態。そして、一つの物に集中した状態がDharana。そして、その先にあるものが瞑想状態です。瞑想を、\何時間もしています/って本当?そんな簡単に、瞑想状態を何時間もできるものではありませんし、長い時間瞑想をすれば良いというわけでもありません。量より質というわけで、私はミクロプラクティス!ミクロプラクティスを一日に何回もする!これは、Sri Vijnana Bhairava (タントラ古典書の中で重要なもののひとつ。色々なDharanaについて書いてあります。)の解説にもあるのですが。瞑想に入る前の一つの物に集中する時、集中の対象になるものは、なんでも良いわけです。一番シンプルで、ヨガで一般的に使われているのは呼吸。でも、何でも良いのですよ気持ち良いという感覚でも良いし。日常のありとあらゆる事が、この集中対象になります。ご飯を食べるということも、空を見上げる瞬間も、靴を履く瞬間だって、集中の対象になります。例えば、素敵なアペリティブの時だって!どうするんって思いました(笑)?オレンジ色のカンパリが入ったグラスが目の前に置かれます。そのグラスに手を持っていくときの感覚に集中→ グラスを持った時の感覚→ そして、口に持っていくまでの感覚 → 唇がグラスに触れる時の感覚 → そしてカンパリが口の中に入った時、そのカンパリはどんな風に口の中に広がるのか、どんな味覚が広がるのか、飲み込んだカンパリはどんな風に体の中へ入っていくのか。こんな風に、小さな行動、感覚に全意識を集中させます。これが、いわゆる世俗的かもしれませんが、ミクロプラクティスです。この1分程度の間は、意識はすべて感覚に集中していますよね。20分瞑想しても、そんなに深く集中できてる瞬間なんて、ほんのわずか。だったら、このミクロプラクティスを一日に何回もした方が断然、効率も良いこのミクロプラクティスをするのを助けてくれるのは、行動を全てペースダウンするということ。ミクロプラクティス行動のペースダウンこれこそが、いわゆるマインドフルネス、今ここに集中するという状態に持っていくポイントShantiYoko