タントラには二種類あります。
ホワイトタントラ (Via della mano destra, 右手の道)、そしてレッドタントラ (Via della mano sinistra 左手の道)。
何が違うかというと、簡単にざっくり言えば、セックスを儀式で実際に使うか、シンボルとして使って、実際にはセックスを行わないか、この違いがあります。
先日、あるヨガのグループチャットに、その日はタントラのセミナーがあるから参加できないと一人の女性が書いたんですね。
個人的には、あー、彼女もタントラに興味があるんだと思っただけで、別に、私の中では、ホワイトもレッドも、どっちも思い浮かばなかったんです。ニュートラルにタントラ。
そしたら、しばらくして、ホワイトタントラのセミナーがあるからって、書き直してたんです(笑)
これって、すごく彼女の性に対するブロックを表わしてる。面白いと思ったんです
分析すると、タントラを真面目にやっているわけだから、タントラとセックスが結び付けられる風潮があるこちらでは、あなた達の思ってるものとは違うからねって強調したかった。
私は、タントラだからって、セックスはしないわよ、それに興味がある訳ではないのよ、の強調。(性に興味がない人って、そんなにいないと思う)
タントラの性エネルギーは、セックスとは関係ないのよ。
などなど、色々と彼女の中にある物が感じられました。
結論から言うと、タントラのセミナーに行くという事へのジャッジが怖かった=でもそれは、自分で勝手にジャッジしてる。だけど、タントラのセミナーに行くことは言いたい=私は、すごく興味深いことをやってるって知ってもらいたい。
で、最終的に、考え直した結果、ホワイトタントラと書き直した(笑)
別に、私は心理学者でもなければ、分析専門家でもないけれど、わかる。これって、別に、すごい特別な能力があるわけでもありません。自分の中にも、この感情があったことを知っているし、その段階を見つめたから、それだけなんですよね
内観をしていると、他人のことがすごくよくわかるようになる。
ヨガ講師やタントラのセミナーをやるにあたって、これってとっても重要だと、私の先生は言います。今、目の前にいる生徒さんや、参加者が、自己成長のどの時期にあるかを認識できるようになる事は、とっても大切だと。だから、タントラを伝えたいなら、どこまでも自分を知らなきゃいけないって。
ヨガインストラクターとして、もしくはセラピストとして、生きていこうと思うなら、内観は必須
Shanti
Yoko