2019 大〆
音楽の回顧は昨日しましたが、美術館も今年は多くの展示会に顔を出しました。もともと、日本画が好きなので勢い中心はそちらになってしまうのですが、記事として取り上げなかったものもかなりありました。大きなものでは「春の院展」は今年はこれといった作品がなかったので取り上げませんでしたし、5月に浜松へ出かけた際には、美人画の巨匠で女性初の文化勲章受章者、上村松園の画業を振り返る展覧会が浜松美術館のリニューアル1周年を記念して開かれた「没後70年 上村松園展」に出かけていたのですが、うっかり記事にするのを忘れていました。上の写真は入り口でのその他、UFJ貨幣資料館の数々の歌川広重の浮世絵展にも足を運んでいましたが、一度も記事にすることはありませんでした。
どうも今年は春に名古屋市博物館で開催されていた「特別展 挑む浮世絵 国芳から芳年へ」のインパクトが強すぎて広重が霞んでしまいました。あらゆるジャンルに興味を持っていた歌川国芳(1798-1861)は歌川広重(1797-1858)と活躍の時代はまさに重なるのですが、美人画や武者絵、さらには擬人絵など実に様々な作品を残しています。
「院展」は「再興第104回院展」の方が作品の質的には上でしょう。今年の展示では岩永てるみ氏のステーションを大祭にした作品が戻ってきてなぜかほっとしたのを覚えています。その日本画ではこの秋に集中した、「松村公嗣展 「巡る」や「第3回愛知大学名誉博士平松礼二画伯展覧会」が圧巻でした。
また、絵画以外でも2年連続の鑑賞となった「MINIATURE LIFE展 2019 ~田中達也見立ての世界~」1や人形師の「パリ凱旋・卒寿記念 与勇輝展」展も見応えがありました。
絵画以外のものにもいい展覧会はいくつもあり、中でも北名古屋市歴史民俗資料館 特別展/企画展「アノヒノオヤツカタログ」を皮切りに、いろいろな切り口で昭和という時代を見つめ直す展示会はどれも素晴らしいもので、介護老人たちのリハビリの一環としてこれらの企画が利用されていると聞き、そういう展示会も成立するのだなぁと関心しきりです。
個人の発表の場である個展もいろいろ足を運びました。その中で、灯りをテーマとした市民ギャラリー 「雨宮史郎個展」は美濃和紙を思わせるような造形と洋風な多面体を重ねたような表現で興味を引きました。
基本的に雑食性ですからいろいろなものに興味があり、中でも古墳関係は興奮します。今年は名古屋市守山区の志段味古墳ミュージアムが完成したので出かけてみたり、笠寺にある「見晴台考古資料館」にも足を運んでいます。太古の時代にはロマンがありますから、来年は是非とも世界遺産に登録された「百舌鳥・古市古墳群」に出かけてみたいと考えています。
さて、旅行では毎年3月に栄の久屋大通公園で開かれる「第31回たびまつり名古屋2019」でめぼしい旅行先をチョイスしています。この結果、今年は5月には浜松、6月に北海道、そして9月には飛騨高山へ出かけました。また、それより先に1月には京都にも妻のリクエストで旅行していました。
御朱印は最近は本当に気に入った神社仏閣だけに限定しています。集め出したらきりがないですからねぇ。それでも、御朱印の人気ランキングで第1位の「別小江神社」は自宅から近いこともあり、頻繁にいただきに行っています。今朝朝刊を読んでいたら、この別小江神社の記事が地元の中日新聞に掲載されて、何と3種類も用意されているという事で、正月もめちゃ混むのではないでしょうか
後はウォーキングに、フラワーパーク巡り、妻とは道の駅巡りと興味は尽きません。多分若い頃出来なかった事を、この歳になって大いに楽しんでいるというのが現状でしょう。仕事はしていますが、第一線から退いたそれに縛られない人生というものを楽しんでいるのが今でしょう。後何年続くかわかりませんが、一度しかない人生です。大いにエンジョイしたいと思います。
それでは良いお年を