「MINIATURE LIFE展 2019 ~田中達也見立ての世界~」1 | geezenstacの森

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「MINIATURE LIFE展 2019 ~田中達也見立ての世界~」1
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《SL(スシ・ロコモーティブ)》

 もう終わってしまいましたが、「MINIATURE LIFE展 2019 ~田中達也見立ての世界~」が、名古屋栄三越 7階催物会場にて、2019年5月29日(水)から7月1日(月)まで開催されていました。インスタグラムのフォロワー数190万人超えの人気ミニチュア写真家・田中達也の作品を展示する展覧会。会場では、写真、立体を合わせた約160点を楽しむことができました。

 この展覧会、昨年秋名古屋は東新町にあるテレピアホールで開催された企画が帰ってきたものです。昨年はチケットをいただいたのでなんの予後知識もなく出かけたのですが、これが思いの外良かったので今年は友人を誘って出かけてきました。

 この展覧会のいいところは、写真撮影がOKなところです。ひとつのモチーフの作品でも色々な角度で撮ることによってかなり印象が違って見えるものです。上記の作品は作者本人のショットですが、小生が撮ると下のような写真になっています。

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都会を走るSL

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SL「うに号」の到着

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SL「いくら号」入線

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名古屋駅を彷彿とさせるツインタワーの寿司ステーション

 このように写真の取り方によって様々なキャプションをつけることができます。また、同じ題材でも作者は一手間加えて別の作品として制作しているものもあります。

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 こちらの作品は「山をなめるな、そんなに甘くない。(Soft Mountain)」というキャプションの作品でした。しかし、今回展示してあったのは、

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山を甘く見るな(Soft Clime)というキャプションになっていて前景にミニチュアが追加されています。

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 全体はこういうシュチュエーションになっていました。スタンドに立てられているソフトクリームですから、ソフトクライムの方がゴロ的には合っていますわな。作品には日本語と英語のキャプションが表示されていますが、そのニュアンスの微妙な違いが日本語には込められていて、作者のセンスの良さをうかがわせます。

 会場には今年も実際の題材になったミニチュアがたくさん展示されていて、このような楽しみを存分に満喫することができました。