9月12日(土)、旅行2日目の記事の前に、湯の川温泉と「ホテル万惣」のお風呂について。

 

湯の川温泉は、登別温泉、定山渓温泉と共に北海道三大温泉と呼ばれています。

後の松前藩主・松前高広が幼少の頃の1653年、難病治療の為に湯治を行った事が、湯の川温泉の発祥と言われているそうです(1453年に由来を求める言い伝えもある)。

箱館戦争でも主に旧幕府軍の負傷兵らが、ここのお湯で療養しました。

 

 

奥に見えるのが湯上りラウンジ。のんびりと過ごしやすそうですね。

 

 

浴場は15:00~25:00と、5:00~9:30で男女入れ替えとなっています。

 

 

 

木材を基調とし、趣があって、かつ機能的な脱衣所です。

 

 

温泉分析表を見ると、申請者が函館市公営企業管理者・企業局長名になっており、分析対象の源泉名が「湯川1丁目1号井、2号井源泉混合」となっていました。

 

湯の川温泉は1976(昭和51)年に北海道の「温泉保護地域」に指定されて新規の温泉掘削が制限されているものの、資源の枯渇が懸念されているそうです。

「函館湯の川温泉旅館協同組合」HPによると、湯の川温泉の湧出量は日量7000トン(毎分4861ℓ)以上の湯量で、そのうち函館市が所有・管理する源泉が9本、民間所有の源泉が13本の合計22本ある、との事。

 

つまり、ここのお湯は函館市が所有・管理する源泉を使用しているみたいですね。

pH値6.7の等張性中性高温泉で、ナトリウム-塩化物泉という泉質です。

泉温が66.0℃と、意外と高いですね。分析試験年は平成25年でした。

 

浴場の写真は撮影禁止でしたので、旅行業者のHPから。

 

画像は「楽天トラベル」より

 

洗い場と浴槽エリアは完全に仕切られていました。

こういうお風呂、あるようで今までお目にかかった事はなかったですね。

 

 

 

 

上2枚は内湯エリア、下2枚は露天風呂エリア(画像は「じゃらんnet」より)

 

内湯の白っぽいのは炭酸の泡によるシルキー風呂です。

また、露天風呂の天井は完全開放ではなく、木製の趣のある屋根がついています。

内湯エリアと露天風呂エリアは繋がっていて、開放感のある作りになっていました。

いや~凝ったデザインですねぇ。これはお客さんの満足度が高そうです。

 

 

湯上りラウンジです。

夜の入浴時に撮影した写真がピンボケだったので、改めて翌朝に撮影しました。

いつまでも、ウダウダしていたくなる雰囲気です。

 

 

実は翌朝に少しやる事があったので、男女入れ替え後はラウンジの写真だけ再度撮影してお風呂には入らなかったのですが、こうして改めて写真を整理しながら記事を書いていると、やっぱり入っておけばよかったなぁ~と後悔の念がふつふつ・・・です。

 

 

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