船酔いを克服するに当たって、その4にて「船酔い体質レベル」 があるのではないのかな?と述べてきました。要するに「船酔いしやすいかどうかという個人差」±「船酔いに関する要因(睡眠時間、体調、食べ物、酔い止め薬e.t.c)」=「船酔い体質レベル」のような関係があって、船酔いするかしないかというのは「船酔い刺激」が「船酔い体質レベル」を上回る場合に発生すると考えています。
酔い止め薬は極めて強い味方ですが、食べ物も重要な要因だと思いますので、どういうものが関係しているのか調べてみました。
(酔いにくい食べ物について)
第1位 梅干し・・・検索数10サイト。引用があるかもしれませんが、圧倒的な人気です。関連食べ物で、梅仁丹、カリカリ梅、干し梅というのもありました。梅に含まれるビワリン酸というのが効くそうです。
第2位 生姜(ショウガ)・・・検索数9サイト。これも人気あります。もちろん、生を食べるというのはなくて、しぼり汁に湯を注いで飲むというのが多いです。他に紅ショウガを食べるというのもありました。ジンゲロールという成分を含み、
自律神経を抑制し、胃の過剰な動きを抑えるそうです。
第3位 ミント味や柑橘系のガム・・・検索数5サイト。ミント味というのが多かったです。柑橘系はみかんが酔いやすい食べ物の上位に位置しているので、不思議ですが、引用が多いためかもしれません。ペパーミントは吐き気を和らげるという記載のサイトがありました。
第4位 レモンやレモン味の飴・・・これは、もっとあると思いましたが、意外と検索数3サイトでした。ほかに、グミ(シゲキックス、スーパーレモン味)が特に効くというレポもありました。
第5位 お酢、炭酸水、するめいか、消化のよいもの(を腹8分目食べる)・・・検索数2サイトづつです。もちろん、それぞれ、別々にです。
お酢は水やジュースに垂らして飲むなどです。
炭酸水はアルカリ分が胃の働きを整えるとあります。
するめいかは、船釣りアングラーの間でも良く耳にする食べ物で、するめいかを噛みながら、汁を吸うのだそうです。かなり効くらしいのですが、自分で試したことはありません。
消化のよいものを腹8分目食べるというのは、お医者さん系のサイトで出ていました。要するに、空腹が良くないということだそうです。また注意点として、酔い止め薬を飲む前に食事を取った方が良いと指摘している記事がありました。
その他 バナナ、大根おろしのしぼり汁にハチミツを入れる、ハッカ飴、赤トウガラシ、ウイスキーを小グラスに1/3というのがありました。それぞれ検索数1サイトです。
バナナはもっとあると思いましたが、意外に少なかったでした。消化がよく、吸収もよいので、空腹を避けるにも良いと思いますが?
赤トウガラシは、瞬間的に発汗させることで、副交感神経の興奮を抑え、交感神経を活発にするということだそうで、NTVの「所さんの目が点(テン)」で放送されたようです。
ウイスキーはコメントしません。お子様にはダメです。当たり前ですが。
ちなみに、今年の5月にマルイカ釣りで同船したベテランさんは、船に乗ったら絶対にアルコールは飲まないそうです。一回飲んでえらいこっちゃになってしまったそうです。
(酔いやすい食べ物について)
第1位 かんきつ果物 検索数6サイトです。特にみかんが良くないというのが多かったです。消化が良くないとか、いろいろ書かれていますが、要するに乗り物酔いした経験者が多いのだと思います。
第2位 卵(ゆで卵)、ジュース(オレンジジュース) それぞれ検索数3サイトです。卵は私も、友達から乗り物酔いしやすいと良く聞いていました。自分自身は何ともないので、平気で卵のサンドイッチを食べてしまいますがw
第3位 チョコレート、アイスクリーム(ソフトクリーム)、ミルク(牛乳) 何だか、甘党派の嘆きが聞こえてきそうですが、これから、甘系の食べ物が続きます。共通しているのは、脂肪分が多いことです。
第4位以下 揚げ物(天ぷら)、牛乳、乾物系、チーズケーキ、ヨーグルト、ピザ、チーズ、バナナ、サツマイモ、すいか、甘いケーキ、カステラ、アンパン、ジャムパン、クリームパン、チーズパン・・・結局、脂っこいもの、消化の悪いもの、甘みの強いものが悪いという感じなんだと思います。
(自分の経験と今の酔わない食事法)
子どもの頃、ときどきバス酔いしましたし、始めて小5で東京湾金沢八景からのイシモチ釣りのときは、かなり厳しかったです。大学でもゼミ旅行の東京湾フェリーに乗って船酔いしたくらいですから、ボクはあまり体質的に船酔いには強い方ではないです。
でも、それでもここ何年間のボート釣りと船釣りの経験で、船酔いはほとんどしなくなりました。少なくとも、船酔いが怖いから、ボートや船釣りしたくないという気持ちはまっさらないです。
最初、ボート釣りを始めた時に、数回船酔いしました。網代ボートでは、辛くて1時間早上がりを経験したことも。その原因は、お腹を壊し下痢気味だったということです。お腹を冷やしてしまい、胃腸の動きが止まってしまうとヤバいですから、寒い時期はとくに前日からのコンディション作りは気をつけるべきですね。
消化のよいものを腹八分目、お腹を冷やさないようにすることは大切だと思います。
子どもの頃、お稲荷さんが苦手でした。お稲荷さん自身が悪いと言うより、しっかり油揚げをお湯で脂抜きしないと、油で胃がヤラれてしまうのではないかと思います。子どもはやはり大人より酔いやすいので、お母さん方は是非気を付けてあげてください。
あと、何故かカバヤのジュ―Cのグレープ味を食べると酔わないというジンクスがあり、子どもの頃には愛用していました。
これは、どこかの病院で実験した結果ですが、被験者に酔い止め薬だと言って、砂糖水を飲ませると6割がプラシーボ(偽薬)にも関わらず、効果があるそうです。「これを食べれば酔わない」という御まじない的な食べ物があると良いと思います。
現在は、乗船の1時間半から2時間前にサンドイッチとか軽い食事を取って、1時間15分以上前にアネロン・ニスキャップを服用します。今のところ、これでほとんど大丈夫です。