一発屋といわれる若手芸人が、次々と登場しては消えていくお笑いの世界。
そんな新陳代謝の激しい業界の中にあって、長らく続いている人気番組、
『 笑 点 』
の第1回が放送されたのは、今からちょうど60年前の今日・1966(昭和41)年5月15日のことでした。
もともと毎月第2・4金曜日の夜10時30分から放映されていた『金曜夜席』という人気番組を、スポンサーからの「視聴率の取れる番組を」という要望で現在の日曜午後5時30分にシフトし、名前を『笑点』に変えたのが始まり。
この命名については、当時人気を博していたTVドラマ『氷点』をモジッたものだとか。
また別の説としては大スポンサーであったサントリーのPR誌に掲載されていた一コマ漫画のタイトル『笑点』から取ったとも。
いずれにしても採用したのは金曜夜席の仕掛け人であり『笑点』の初代司会者だった七代目・立川談志師匠だったそうですから、現在でも時に20%超の視聴率を取るというこのオバケ番組を放送する日テレ幹部は談志師匠のお墓に足を向けて寝られません。
またこの番組は、最初からカラー放送だったとか。
大喜利メンバーの衣装が皆派手な原色で色違いなのは、その色彩チェックの必要があったからなんですって。
つまり出演者は生きたテストパターン・・・妙に納得します。
司会は初代・立川談志師匠(1968~69)から前田武彦(1969~70)→三波伸介(1970~82)→5代目・三遊亭圓楽(1983~2006)→桂歌丸(2006~)→春風亭昇太と続いていますが、当番組の目玉は、何といっても番組後半に毎週行われている『大喜利』でしょう。
大喜利という出し物は以前から寄席で行われており、スベッた答えだと顔に墨を塗るなどしていたそうですが、現在のように座布団を重ねたり取ったりする方法を考えたのも、談志師匠だったそうな。
江戸時代、牢名主が畳を重ねた上に座ってその地位を誇示していたことをヒントに考え出したとのこと。
その座布団も、特注品。
67cm×77cmという特大サイズで、中に小さな座布団が入れられ中綿も通常の座布団の倍近く、重さは一枚4kgあるといいますから、相当に重いモノ。
だからこそ10枚重ねて人が座っても大丈夫・・・子供の頃、真似して家の座布団を重ねて座ろうとしてもダメだったのは、当たり前だったんですネ。
そして6人の師匠がそれぞれの個性を生かした回答をするのですが、これが安心して見ていられるのも人気の秘訣かと。
しかし、その答え・・・実は、というか多くの方がお気付きの通り、最初から台本があるんですって。😣
複数の放送作家が、事前に与えられたお題の答えを考えているのだとか。
確かにいくら真打ちの落語家が揃っているとはいえ、ああスラスラと答えが出てくるわけないですものネ。
でもプロレスと同じで出来レースだと分かっていても十分楽しめるのだから、それでいいのかも。
これからも日曜日の夕方、各家庭に健康的なお笑いを届け続けて欲しいです。
あっ、それから余談ですが・・・現在座布団運びをしている山田隆夫さん。(6代目 1984年~)
(ずうとるびのメンバーが何でこんなことやってるんだ?)
と私は不思議だったんですが、元々彼はこの番組のチビッ子大喜利で座布団10枚を獲得し、それがキッカケでテレビデビュー・バンド結成したんですって。
ってことは、この番組に恩返ししているんですネ、彼は。
しかし座布団10枚取った実績がある割に、彼の小噺はスベることが多いですけど。😅


























