ご無沙汰しています。

SR311 U20エンジン! と SP311 R16エンジン のオーバーホール兼チューニングが完了したのでちょいとご説明!

【U20エンジンの内容】

●2.5L化!・・・下記の記事に書いてあるPISTON/CON-RODと弊社クランク使って2.5L化しました。

実は、このエンジン以前輪工舎で造った奴で89Φピストンと93㎜クランクを組んで2.3L仕様で実走していたエンジンです。・・・因みに輪工舎時代で組んだのは私では無いです。その後走行距離が10万キロ走ったのでオーバーホー兼、更に過激にする!との事で弊社へチューニング依頼があってはじめたエンジンです。と言う事で、以前に紹介しましたPISTON/CON-RODが作ってあったので今回エンジン組に至ってます。

 

PISTON・・・パンクルに頼んでCPで造ったピストン!それなりに拘って作ったピストンです。下記過去の記事参照してみて下さい。

因みにこのリセス形状で、バルブ全閉じから8~9㎜位リセス底まで隙間あります。・・・ピストン中心までリセス襟足が来るリセス深さです!・・・結構良いヒントになりますよ!リセス掘りたい方は参考としてください。

 

 

キャリロ特注コンロット!・・・いいキャップ形状してますね~~!詳細は下記の加工の記事参照してみて下さい。

 
 
部品作ってからエンジン組まで随分時間かかってしまいましてすみませんでした!!!
 
クランク・・・当然93㎜ストローククランク使っています。がこのクランクは第1期の93㎜ストローククランクを使っています。第1期クランクの特徴は、オイルシール構造をU20のSTDと同じグランドパッキンによるシール形状で作ってあります。
こんな感じ。のシールです。・・・ただフライホイールはL型が使える様にしています。
それとクランク先端もU20 STDと同じ形状で作ってあります。
これが1期目の93㎜ストローククランクの特徴です。
 
久しぶりにグランドパッキンシールのU20組みましたが・・・まーーークランク回すと重い重い!腰下のフリクションは高回転まで引きずりますのでこのグランドパッキン仕様のクランクは出力の面では第2期の一般的なクランクシール構造品にはおよばないっすね~!・・・でもまグランドパッキンはその内なじんできて軽くなってきますから!!
 
因みにこの第1期クランクは、南は九州、四国、本州、北海道と多分10台位は造ったとおもいます。
 
因みにこのエンジンには、クランクギヤとの間に挟んである0.25㎜の2枚合わせのシムが入っていませんでした。んでもってこのシム生廃・・・と言う事で
レーザーカットで作りました。材質も同じSUS系バネ材使って切りました。
もし無くしちゃた方いたら連絡ください。
2400円/税別でお分け出来ます。
 
それとクランクギヤの前側に付けるオイルがシールに架かる事を防止するワッシャーもありませんでした。・・・こいつも生廃です・・・と言う事で、プレスフォーム成型用のザス型作ってリプレース品作りました。
 
 
必要な方連絡下さい。7800円/税別でお分けいたします。
 
んでもって、リクエストでヘッドボルトを、スタッドBOLT化しました。
スタットBOLT化のメリットが良く判らなくて、私は使わないのですが、リクエストと言う事で使いました。・・・スタッドBOLT先に刺すとHEADが後から載らないとか・・・非常にメンドクサイ!
 
スタットBOLTの何が良いのだろう??何方か教えて下さい。本当にメリットが判らないんです。なんか有効ネジ部が長いので応力が分散するとか・・・んな訳ね~だろ!ネジ山なんて上側4~5山で90%の荷重うけるんです!奥までネジ入れようが変わらない筈なんです!
とか、面圧が上がるとか・・・んな訳ないだろ!!
とかとか、色々言われているのですがどうも全て釈然としない・・・
まじでメリットがわからん・・・
 
そもそも、ヘッドボルトってテンションボルトの典型です。ヘッドボルトってエンジンが冷えている時に締め付けますよね!んで運転中はアルミ製で熱膨張大きいなシリンダーヘッドが熱くなって熱膨張の小さい鉄製のヘッドボルトを伸ばします。特にU20なんてロッカータワー一体で締めますんでアルミヘッド高さが高い分ヘッドボルトはかなり伸ばされてます。多分0.5㎜は伸びてる筈です!U20のヘッドボルトって冷間で9.0㎏ℊ・Fで締結しますよね!んでもって温間時は、この冷間の締結トルクで伸びた分に、角度締めで言う所90度程度を締め込んだ分HEAD BOLTは伸ばされる訳です。当然伸ばされた分過大な軸力がヘッドボルトに架かってくる訳です。・・・これ強烈ですよ!んでもってですね!更に言うとですね!ドライブから帰って来てガレージに車しまって・・・夜になると今度は、アルミヘッドは冷えて急激にちじこまります・・・この様に伸びと、ちじみの応力の振幅をヘッドボルトは一生懸命バネになって耐ている訳です。すげ~けなげな奴じゃないですか!!このバネとしての特徴を持たせなきゃならいヘッドボルトは、ネジ山部に応力が集中しない様な胴がくびれた形状にして、締結時の伸びをくびれた部分をバネとして伸ばして応力をコントロールしています。こんなにヘッドボルトの設計って難しいんです!
なのに、上のスタットBOLTの形状みてください!胴の部分が一番太くてネジ山の方が細い・・・本末転倒やん!!!どこ伸ばすねん!!!と突っ込みたくなる形状してますよね!これじゃ締結時の最大応力部はネジ山の始まった谷部になちゃいます。なのでスタッドボルトが「バツン」と飛ぶときはネジ山が始まった部分からナットごと飛んじゃうんです。・・・んでもっていきなりボルト軸力0!当然ヘッドガスケットの面圧も0!水油燃焼圧全部だだ漏れ・・・!ってな最後が見えちゃいます・・・それに対して、ちゃんと出来たヘッドBOLTは胴の部分がちょいとずつ伸びて軸力が減ってきて、ガスケットが抜け塩梅になって~・・・あれ?ガスケット抜けてる??てな感じで気が付いて増し締めするなりガスケット交換するなりして、被害最小で済むようになってるんです。
と言う事で、私は理に適ってないスタットボルトは、好き好んで使いません!
まあポルシェなんかのスタットBOLTはしっかり、応力コントロールしてあるスタッドボルト形状しているのでまあ良いんじゃない!と思ってったりしますが・・・。
でも、まあ~~今回もそこまでシビアにならなくても大丈夫でしょ^^!と言う事で採用!
 
んで、このクライアント様は当時のオプションポンプを持ち込まれました。珍しい部品だったので分解して紹介して良い!と言う事だったので詳細に見てみましょう。
下のオイルポンプは左からSP311 R16用 中央SR311 U20純正品 右側U20オプション!
てな感じになっています。当然全てに互換性有ります。
因みにオプション オイルポンプは6㎏まで油圧上がるとの事。
 
バラしました!
 
左側からR16 真ん中U20 STD 右側オプションです。
U20純正とオプションの違いを調べると・・・
1:純正はアルミボディ  オプション品のボディは鋳物。
2:ちょい判りずらいですが・・・なんと純正のオイルポンプの方がギヤの刃厚が厚いです。因みにオプションオイルポンプのギヤはR16の薄型ギヤと全く同形状です。
3:リリーフバルブの径がR16は圧倒的に小径!U20純正とOPは形状の違いはあれど同じ径。
4:リリーフバルブのスプリングが、オプションは圧倒的に硬い・・・ばね定数が高い!
こんな感じです。
オプションのギヤ厚が薄いのがなんとも信じられん・・・R16のギヤがそのままはいちゃいましたよ!どう見ても吐出量的にはU20純正が最強です。オプションオイルポンプはR16のオイルポンプをリリーフのスプリング硬くして油圧上げて、尚且つ油圧安定させる為にリリーフバルブを大径化しただけっぽく見えちゃいます。そう考えるとU20純正オイルポンプのリリーフスプリングにシム噛ませてリリーフ圧上げるのが最強オイルポンプになると思います。
聞いた話で・・・誠かは判りませんが・・・SR311の初期はR16と同じオイルポンプが付いていたという人もいて・・・本当かはわかりませんが・・・もし本当だとしたら、低回転時のオイルの量を稼ぎたくてギヤ厚を途中から変えたのかもしれません!俗に言うランチェン!(ランニングチェンジの略)かもですね・・・特にU20エンジンは日産初のSOHCで意外とHEADにオイルが必要なのが設計当初は判らなかったのでR16ポンプ使ちゃえ!的に使っていたのかもです・・・ロッカーアームのかじりの不具合なんかが結構でちゃってオイルポンプを途中で強化したなんて・・・意外とありがちかも・・・
 
油圧って上げすぎちゃうと良い事無いので、U20のオイルポンプをいじったりしたことは無かったのですが、6㎏程度は大丈夫だと言う事で、U20のオイルポンプにシムいれて油圧6㎏化したいと言う事で検討しました。リリーフバルブ径がU20純正もオプションも同じ径なんで、バネのセット荷重だけ合わせれば基本的に同じになる筈!と言う事で
こんな治具作って荷重測定して~~~~
外筒の長さがスプリングのセット長になります。
んでもって
こんなシム作って荷重計測して~~~!!!
丁度良い厚みのシム算出して、組み上がたU20とR16でテストしますので、結果でたらまたご報告します。
 
ということで、本日ここまで!
 
 
 

 

随分とご無沙汰しています。

ゴルディーニの続編行きます。

 

さてしばらく寝かしたシリンダーASSYが液体パッキンの完全にゴム化しましたので、ゴルディーニエンジンのちょいとめんどくさいシリンダーからライナー段付き調整加工を行います。ライナー鍔部をシリンダー上面より5/100~10/100㎜程度高く調整する必要があります。通常のSTDエンジンはライナーとBLOCKの合わせ部(ライナードン付き部)に入れる紙パッキンの厚みを変える事で調整しますが・・・こいつはライナーのBLOCKのドン付き部が薄すぎて紙パッキン入れられませんので、あらかじめこうなる事を見越してライナーのハイトを0.5㎜程度高めに製作してありました。なので現状はシリンダーから0.4㎜程度出っ張ている状態で圧入されています。この出っ張りを5/100~10/100㎜の出代になる様に平面研磨してしっかりと鍔段差を整える加工を行います。

まずこんな感じでライナーとピストンの隙間に切削油と切子が入らないようにグリスによりシールします。

こんな感じで平面研磨!!

んでもって高さをマイクロで測りながら高さ調整します。

5/100㎜出代でほぼほぼしあがりました!

いい感じです。

 

次にHEADです。

判りずらいですがガイドをポートに沿って削ってあります。まあレースエンジンの定番っすかね!!

おかげさまで当然ガイドはガタガタです・・・と言う事でガイド製作~入れ替え~シートカット~すり合わせのコースです!!

 

ガイド製作しました!

削られてるのが抜いたガイドです。

隣の奴が製作したガイドです。

こんだけ長さ違えば寿命も結構延びると思います!

 

んで打ち込む際はガイドし穴があれてるので弊社定番のOリングシールで打ち込みます。

 

しっかりした穴測って締め代取ってますよ~~!

 

とかなんとかやって…ここから写真撮るの忘れました・・・

取り敢えず組み立てまで完成!!!

 

クライアント様とエンジン色入れる??・・・う~~ん浮いちゃうからやめようね!と言う事でこんな素の状態で組みました!

 

さっさと書いちゃいましたが、何気に結構時間掛かりましたね~~!!

 

と言う事で納品です。

 

ゴルディーニエンジンの1600㏄化したい!!方いましたらご相談ください!全てDATA化していますのでほぼ同じエンジン作れると思います。^^

 

ゴルディーニここまで!!!

 

では、では!

 

 

NISMO L型用 DOHC HEADがちと話題になってますね!

下記参照!

どんなもんだ??と言う事でちょいと考察してみます。

NISSANの手持ちのL型と同じボアピッチ(生産設備流用している)のDOHCってRB型とKA型の2種類です。

写真見る感じKAエンジンの設備流用したKAエンジンをベースに6気筒版にした様です。チェーンの取り回しなんか完全にKAです。とても良いです!

RBベースでは無くてKAベースにした事に拍手ですね!

ただ・・・当然可変動弁にはしてません。それとチェーンがサイレント!になってるのがちょいと現代風でしょうかね!

 

そこから詳細予測!基本KAと同じスペックになると予想されますが、シリンダーボアを何処に置くかでバルブ傘サイズが決まってくると思います。

バルブ挟み角●INT:15°程度  ●EXH:12.5°程度

バルブサイズ●L20 STDのボア径85だとINT;Φ35程度 EXH:φ31程度!これをφ89㎜ボア限定にすればINTΦ37 EXΦ32程度まで上げられるでしょう!

上記から結構良さげなエンジンになりそうですね!因みに4気筒で2L最強のS2000 F20Cエンジンですら、INT VALVEΦ36 EXHΦ31ですから!

後はカムのスペック次第ですね~~!多分リフター径がKAと同じΦ34でしょうから・・・そして可変動弁無しなんで、低速トルク犠牲にしないギリのカムだとすると・・・作用角70°(280°)程度でリフト11、0㎜超えられるかな~~超えてくればすごく楽しそうです!

こんな感じのエンジンな気がします。

 

今からN42 BLOCK用意しとくかな!!

どうせなら腰したもKAと同じくラダーにしてくんないかな~~!

 

では!! 

 

ゴルディーニ続きいきましょう!

取り敢えずクランク待ちですのでHEAD行ってみましょう!

 

こんな奴です!!

ゴルディーニ エンジンの代名詞的な副室燃焼室のHEADですね~~!

これアップ!

私が思うにアメデ ゴルディーニさんは初めに副室燃焼室ありきでは設計してなかったんだと思います。多分ですよ!!私が想像するにクロスフローのポートレイアウトで、大きなVALVEを入れたい!!そうなると、プラグが燃焼室中心からオフセットした位置にレイアウトしないといけなくなってきます。・・・そうですLOTUS T/C HEADなんてこんなレイアウトさせてますよね!下記参照!

でも燃焼を考えるとセンタープラグにしたい!!でもセンタープラグするとプラグが邪魔で大きなサイズのバルブがレイアウト出来ない!!う~~~~!!!んじゃどうするか!センタープラグで大きなバルブを入れる為には、そうだ!吸気ポートと排気ポートの間までプラグ位置を上げてやって副燃焼室を整形して、主燃焼室までは細い通路でつなげて~スパークではなく火炎噴射しよう!!そうすれ大きなバルブとセンタープラグが両立できる!と考えたのではないかと思います。まあどちらにせよ副燃焼室から火炎を主燃焼室に噴く!てな発想自体が天才的ですよね!さらに実践した所が驚異的過ぎます!当時の開発の情景に思いをはせると何とも楽しそうですね~~!

んで、天才アメデ ゴルディーニのつくりだした天才HEADを変態アルピーヌがチューニングするとどうなるでしょう!当然バルブが大きくなります。

こんな感じ!

左2つが排気弁 右2つが吸気弁。

 

これ吸気弁!

STD φ34㎜に対して、ALPφ38.0㎜迄拡大してます。

 

これ排気弁!

STD φ31.7㎜に対して、ALPφ32.5㎜迄拡大してます。

 

火炎伝播用の通路の径がφ6.0㎜程度ありますので、上記バルブサイズに拡大して更にはシートリングも拡大しなきゃならないので、流石のアルピーヌもこのサイズが限界だったのでしょう!とは言え吸気弁の方が拡大率がデカイのはさすがです。本当は排気量からすると吸気弁Φ40位欲しいですけどね~~!!まあライナーの鍔部との兼ね合いもあるし、まあこのサイズに落ち着いたんだと思います。

 

因みに同じく1600㏄のLOTUS T/Cのバルブサイズは吸気φ39 排気φ34なので、同じ1600㏄クラスで勝負するならば、もう少し頑張る必要がありますね!

その辺に転がってるLOTUS T/Cと比べてみましょう!

上LOTUS T/C  下ゴルディーニ!

見比べると、バルブサイズの比較もさることながら、同じ排気量のエンジンでこんだけ大きさ違っています!!HEAD ASSYの重量を比較すると、カム無し状態で8㎏位LOTUS T/Cの方が重いっす!!

バルブサイズちょいと小さいけれども、ま~さほど馬力変わらないでしょうからゴルディーニ エンジンの優秀さが際立ちますね!!まあLOTUS T/Cはボアアップだけで1800㏄位行くエンジンですので・・・ですが、やはりゴル凄いです。・・・因みに私もLOTUS T/Cオーナーなのでこの違いは結構ショックですね^^!

更に言うならば、NISSANの名機!A12はバルブサイズ吸気φ42排気φ33まで行けると考えるとやはりA型恐ろしいですね!!馬力出る訳です。

と言うかOHV最強ですね^^

 

さて次に、動弁系見てみましょう!

スプリングのレートは測ってりませんが、リテーナーはチタンになってます。

当時チタン結構高価だったと思いまが軽量化でしょうか!

 

リテーナー詳細

インナースプリングとの擦動部がスプリング端で削られちゃってますね!

チタンは結構柔らかいので表面処理してないと結構削れちゃいます。

組む時はしっかりスプリング面取りして対策しましょう!!

 

次に!

リフターです!

これカムとの擦動面側!

カジリ出ちゃってますね!!

 

これプシュロッド当たり面から見た写真!

上側2つがアルピーヌ チューニング 下2つがSTD

良く見ると肉薄いですね!軽量化してますね~~!

これ詳細!

旋削で薄肉化してます。

カジリ出てるリフターを今回交換しますので、これと同じ軽量化する事とします。

 

さて!次はカムです。

なかなかですよ!!

こんな奴です。当然明らかにSTDじゃないいです!!

測りました!

スペック

作用角:82°328°・・・タペットクリアランス0.2㎜考慮。

リフト:7.6㎜

吸気排気の位相角:取り敢えず伏せておきます。

まあ、レーシングと言う事でかなりの作用角とリフトですね~!!!でも吸気と排気の位相角は結構現実的です。弊社のU20用のスーパーハイカムと同じ位相でした。いいですね!!!

この吸気と排気の位相角を変える事で、バルブのオーバーラップ量が変わってきます。4気筒はオーバーラップデカすぎると中速域で谷が出てしまい全く走りません!4気筒の可変動弁を持てないシングルカムの位相ってかなり難しいんです。私的には作用角より吸気と排気との位相の方が大切だと思っています。

因みに6気筒とか8気筒は余り気にしなくても点火が多いので良いと思います。

と言う事で、このカムの反転マスターカム取っておきました!

 

と言う事で今回ここまで!!

 

ゴルディーニ 腰下 続けます。

 

BLOCK上面研磨する際プッシュロットとの干渉痕があります。

こんな感じ!

 

BLOCK干渉痕 詳細!

 

 

と言う事で、プッツシュロッドもチェックしていましょう!

やはり干渉痕ありますね!!

プッシュロットの傾きの強い吸気側の長いプッシュロッドがBLOCKと干渉してます。

この後ご紹介しますが結構リフトの高いカム使ってますんで、プッシュロットの傾きが増えたんで干渉したのか・・・もしくはプッシュロッドの剛性不足で運転中撓んで干渉したのか・・・プッツシュロッド径がφ5.5㎜しかありませんので!!!因みにNISSAN A型のプッシュロッドですらΦ6.3㎜有りますので、ゴルエンジンは圧倒的に剛性不足です。下記記事参照。

 

OHVエンジンは動弁系の剛性が高回転化の肝なんで本当はプッシュロッド径太くしたいですが・・・まあ取り敢えず今回はこのままのプッシュロッドで行きます。

BLOCKの干渉部はリューターで拡大して組みます。

 

次にクランクシャフトです。

ジャーナル・ピン共に爪引っ掛かる傷あるんで研磨します。

 

研磨用のメタルクリアランス計測します!!

こんな感じで計測します。

現状STD→0.2㎜アンダー化します。

ちょいと気になるのは、通常メタルってキャップ合わせ側に行くにつれてメタル肉が薄くなっていくレモン型の径になるんですが、この支給いただいたフランス製のメタルはレモン型になってないですし・・・クラッシュリリーフも無いっす・・・国産と結構ちがいますね・・・

まあ、このまま問題ないのであろうと言う事で寸法出しします。

メタルクリアランスはジャーナル:0.05~0.06㎜ ピン:0.04~0.05㎜でクランク研磨します。

クランク研磨は外注様なのでちょい待ち!

 

次はHEADに行きましょう!・・・次回から紹介しますね~~!

 

 

 

 

 

相変わらず昭和なエンジンにお世話になり続けております。

今回はL28 N42 BLOCKです。

以前にHEADを仕上がてあった腰下分を仕上げさせて頂きました。

 

こんな感じですね~~!

内容は!

1:ボーリング、ホーニング…亀有さんΦ89.5ピストンで仕上げました

2:上面修正面ケン

3:オイルリリーフ弁抜き取り

4:オイル溜まり前部に変更

てな内容です。

 

まあ、良くやる内容ですが・・・4:オイル溜まり前部に変更で、ちょいと一言アドバイスというか、注意点です。

前溜まりに変更したBLOCKで油圧が上がんない!!!てな不具合が稀に起こる様でたまに補修する事がありますのでちょいと紹介します。

 

前溜まりに変更するに当たり加工する内容は、1:オイルストレーナ―取付部の穴開け、M8ねじ切り 2:後ろ溜まり用のレベルゲージパイプ抜いて~メクラ!ストレーナー穴のメクラ 3:前溜まり用のオイルストレーナー用穴開けねじ切り 4:オイルレベルゲージパイプ用の穴追加 5:オイルレベルゲージ圧入 こんな感じの加工工程になります。

んで油圧が上がらない!!てな問題となるのが、上記加工工程の4と5に起因する事がほとんどです。

下記写真は前溜まりに変更が完了しましたオイルレベルゲージ写真です。

問題となる原因説明します。後ろ溜まりから前溜まりに変更すると、レベゲ(レベルゲージの略)パイプは吸い上げのオイルラインの中を貫通する事に成ります。はじめて加工した時は本当にこれで良いのか!!!と思ったもんですが・・・どうしようもないんですね!!

んでもって、まずはBLOCKに上記の様なレベゲパイプ用のオイルラインを貫通した穴を追加加工施します。

んで、純正のレベゲパイプを打ち込みます!

そうすと、ほぼほぼ油圧が上がってきません!!!

なぜか!!!

実は純正レベゲパイプはBLOCKに圧入さるる圧入部の長さが短くて、オイルラインを貫通した圧入穴の下側を塞ぎ切れなんです。要はレベゲパイプの圧入部の長さが短か過ぎるんです!

この状態だと、吸い上げオイルラインが塞ぎ切れていないので、エア吸ちゃってオイルを吸い上げないてな状態になってしまうんです!それと、これは基本ですがパイプ圧入の穴径はしっかり圧入代を確保した真円かつ精度の良い穴径が必要です。なのでドリル穴での仕上げは当然NGです!しっかりリーマー通した精度の良い下穴が必要なのは言うまでもありません!!

 

上記の様な理由から、弊社はちょいとひと手間掛けます。まず、レベゲパイプを旋盤に加えて圧入部を5㎜長くなるように加工しています。更にBLOCK側の加工終わった穴にレベゲパイプの太くなっている部分が当たる所にC3程度の面取りを施しています。

ここまで加工されたBLOCKに、加工が終わったレベゲパイプをしっかり圧入して~吸い上げオイルラインのエアリークないかチェックして、オイル溜まり加工完了となります。

 

何気にオイル溜まり変更は簡単と思われがちですが、何気に落とし穴が潜んでいます。

ご確認をお勧めします。

 

では、では!

 

 

プレチャンバー ソケット 最終品 やっと完成しました。

問い合わせ多数頂いていて、整理出来てなくてすみません!!

必要な方は、誠に申し訳ありませんが再度メール下さい。

前回ご紹介した内容は下記参照。

 

 

と言う事で、最終品出来ましたので、ご紹介してい行きます。

 

こんな感じの2種類での販売になります。前回もご紹介しましたがシールワッシャーとかさ上げ用アルミワッシャーのセットとなります。

《左側》

BPプラグ用ソケット(M14 対面幅20.8㎜ リーチL=19.0㎜)

《右側》

BKプラグ用ソケット(M14 対面幅16㎜ リーチL=19.0㎜)

 

共に

材料:SCM440H(調質)

表面処理:塩浴軟窒化

とすることで、十分な肉厚が取れないので、高強度材料の採用、表面軟窒化による疲労強度の向上と防錆性能の向上させております。

それと、BP-Hプラグ(リーチ12.7㎜品)に使用したい場合は、別途5.0㎜のかさ上げスペーサーを用意しております。

 

と言う事で!

BPプラグ用プレチャンバーソケット 8600円/1個(税別)

BKプラグ用プレチャンバーソケット 8240円/1個(税別)

での販売とさせて頂きます。

※:BP-Hプラグ用は別途申し付けて下さい。スペーサー用意いたします。

 

 

 

 

でこいつにCプラグを差し込むと!

こんな感じのプレチャンバーソケットになります。

 

これ火炎噴出のΦ2.0㎜の穴!!

このソケットに推奨するプラグは、というかいままで使ってみたプラグはCR7EBとか・・・CR5HSAとかです。・・・正直弊社もこれ!と言うのは無く色々試している最中です。

かなり燃料絞って使う分にはCR5HSAが良い感じがします。・・・多分リーンな状態での着火性は低熱価の方が良いからでしょうか・・・無難なのはCR7EBな感じです。

 

その辺にあった4A-Gに差し込んでみました!

 

これ、かさ上げワッシャー使ってない状態でのBK用ソケットです。

 

プラグの燃焼室への出代は各エンジンによってまちまちなので本当はヘッド状態で確認して頂いてからの装着がベターです。

それと再三になりますが、点火時期は早くさせすぎない様に!と点火系は壊れる時は壊れますので使用は自己責任でお願いいたします。

 

では!!

使ってみたい!!ってな好奇心旺盛な方の挑戦をお待ちしております。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ルノー ゴルディーニ  アルピーヌ チューニング エンジン続編いきましょう!!!

 

前回はアルピーヌのライナーを紹介しました!今回は弊社でライナー作ったので紹介していきます。それとPISTONとリング等々の腰下の対策内容をご紹介していきます。

 

ライナー製作しました!!

写真の下側4本が今回製作したライナーになります。

まず何に拘ったか!!!

1:ちとマニアックな内容ですが・・・スキッシュエリアが気に入らないので斜めスキッシュ化したライナー形状としました。

2:ホーニング仕上げ!!にしたい!!!と言う事でホーニング加工しました!

 

スキッシュエリアが気に入らない!内容の詳細!と対策!!!

下記写真の右半分がアルピーヌのライナーとPISUTNとの関係を表しています。判り辛いですがライナーの上鍔とピストンとの間の狭いスキッシュ部に混合気がおいやられノッキングが発生しやすくなっています。それならば対策として斜めスキッシュ採用してやろう!!と言う事で写真左側の様な斜めスキッシュで対策する事にしました。今回はライナー製作するので上鍔の部分を斜めに加工してやる事とPISTONのTOPランドを斜めに加工する事で斜めスキッシュ化する事が可能になります。

 

斜めスキッシュ ライナー詳細!

右側が今回製作した斜めスキッシュライナー!左はアルピーヌ ライナー!

 

ピストン加工!

左側斜めスキッシュ用加工済PISUTN、右STD PISTON。

ピストントップのランド形状が斜めに落とされているのが判ると思います。

 

と言う事で、斜めスキッシュ化できました。

 

次にホーニング加工です。

こんな感じでホーニング加工で仕上げましたよ!!

やり方は基本は手ホーニングで仕上げました。

まずライナーを旋盤に加えて、先に鍔部分の下側20㎜程度を手ホーニングで仕上げておいて、オーバーストロークさせなきゃいけない分を先に仕上げておいたわけです。その後ホーニングして仕上げた訳です。ちょいと面倒ですがまずまずの精度で仕上げりました。

因みにPISTONクリアランスは、コーティング後5・6/100㎜で仕上げました。

 

と言う事で斜めスキッシュライナー完成!!!

 

次にPISTON ASSY詳細説明します。

PISTONは焼き付き品を再利用します。

PISTONはスカート部焼き付痕をペーパーで落としていますので、スカートをモリブデン・フッ素複合コーティングしました。このコーティング結構長持ちします。本田が行っているコーティングと同です。

因みにTOPランドは斜めスキッシュ加工します。

 

次にリングです!

こんな感じでリング摺動面ガリガリです・・・さすがにリングは再利用出来そうありませんでした。なので国産リング探します。さすがにリング厚みが結構あって、最新のリングは使えそうもありません!なので、リングメーカーさんに相談です。弊社はリングメーカーさんとも仲良くて80年代の車で使えそうなものがでてきました。圧縮リングとオイルリングは別車種になってしまいましたが、何とか使える組み合わせができました。

こんな感じ!

 

リング合口も0.2㎜で完璧!

とこんな事でPISTON ASSYも完成!!

 

次いきましょう!!

鍔付きライナーを組み込むためこんな事が必要になります。

まずゴルディーニ エンジンはライナーとBLOCK上面との段付きが必要なエンジンですので、まずはBLOCK上面の面出し!!

平面研磨で精密面出し!

これベース面になります。

 

次にライナーにPISTON with CON-RODを入れます。

因みにCON-RODはピンとのガタが大きくブッシュ入れ替え仕上げしてあります。

さ~~ここまで来たらBLCOKにライナー入れいちぃましょう!!

 

ライナー圧入してます。

液体パッキンを塗っての圧入です。締め代は2/100㎜程度です。BLOCK元穴が変形していますのであまり大きな締め代付けるとライナー側に変形量が出ちゃう為に締め代はその辺考慮して緩めとしています。ただSTDの圧入していない構造よりは随分剛性上がるとおもいます。

 

圧入後はこんな感じのライナー固定治具で抑え込みます。

このままちょいと液ガスが乾くまでと、圧入が落ち着くまでちょいとね変えましょう!!!

 

フランス車いじってる方は判ると思いますが、フランスってミリネジでも、奇数なんですよね!!!M7 M9 M11・・・なんで奇数なんだよ!!!意外とこんな所もフランス車めんどくさい^^

 

 

では、ここまで!!!

ちょいとずつすすんでます。

では!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

かなり猛烈に忙しくやっていてブログ更新出来ずすみません!と共に納期の面でご迷惑かけていて申し訳なく思っておりますが・・・何分一人で内燃機加工からカム研磨・・・その他部品製作・・・等々やりくりしている弱小企業なもので・・・納期の遅延ご了承頂けると幸いです。もし急ぎのお仕事であれば現在弊社ではお受けできませんのでこちらもご了承下さい。

 

ということで、ちょいと前からオーダー頂いておりました、SR311のFRブレーキ強化をご紹介いたします。基本お任せで!と言う事でやらせて頂きました。

 

(SR311 FRブレーキ強化内容)

●キャリパー・・・日産はNISSANでしょ!と言う事でZ32前期キャリパー流用。ただしちょいと加工必要です。後でご紹介します。

●ローター・・・SR311との相性の良いS15 NAローター流用。こちらも加工必要ですので後ほど紹介します。

●キャリパーステイ・・・SCM435H削り出し制作!+軟窒化処理

こんな内容です。

こんな感じです。

 

《キャリパー詳細》

Z32前期アルミキャリパー(SUMITOMO製)流用。・・・このデザイン一番良いっすよね!

これ表

これ裏

 

SR311流用に当たりキャリパーのフランジナットを素穴加工とフランジカット加工が必要になってきます。下記写真が加工部位です。

SR311はキャリパーステイ側にネジ切してあるのでこの加工が必要になってきます。

 

キャリパーは弊社と付き合いの長いブレーキ屋さんの外注様でO/Hを行っています。

O/H内容

●ブラスト処理

●ピストン磨き

●各シール・ニップル交換・ピンはメッキ処理。

●塗装

●圧力検査

こんな内容でしっかりとO/Hします。圧力検査までしてくれるのでとても安心な外注様です。

 

《O/H・シール部品ニップル部品費・フランジナット加工費》

12800円/片側(税別)

※キャリパー持ち込み価格です。・・・弊社で用意する場合は仕入れ時価が発生します。

 

 

《ローター詳細》

ローターはディクセルのS15 NA用を用います。

加工内容は、ハブ貫通中心穴の拡大。とPCD変更。を行います。

 

《中心穴拡大・PCD変更 加工費》

12000円/片側(税別)

※ローター持ち込み価格です。・・・弊社で用意する場合は仕入れ時価が発生します。

※中古ローターの場合はローター研磨費が別途発生します。

 

《キャリパーステイ詳細》

こんなステイ製作しました。・・・塗装がちょいと生乾きで梱包の新聞紙が付いちゃってるのはご愛敬としてください!!

《ステー詳細情報》

●材質:SCM435H(調質)・・・純正のSS400(当時CR40材)より大幅な強度向上!

●表面処理:軟窒化処理・・・耐食性と疲労強度向上目的!

この様なこだわりのステイを製作しました。

塗装がちょいと生乾きで梱包の新聞紙が付いちゃってるのはご愛敬としてください!!

 

《キャリパーステイ部品費》

74800円/1台(税別)

 

 

と言う事で、現車チェックいってみましょう!

●全体像

 

●ステイ取付写真

 

キャリパー取付写真

 

これアップ!しっかりキャリパーがローターの中心に来てますね!!

いい感じです。

 

と言う事で、このキット納品です。

 

この組み合わせだと、基本14インチ ホイールが径方向ではギリ行けます。但しホイールの形状によっては奥行方向でホイールスポーク部とキャリパーが干渉する可能性があります。その際はスペーサー等で調整して頂く必要があります。

 

本部品・加工はレース専用部品と言う事と、保安部品と言う事で、保証対象とはなりません。製造物責任(PL)法の適応外となりますのでご理解頂いた上でご採用ください。

 

では!

 

 

 

 

 

1970年代フランスのフォーミュラー ルノーで走っていたアルピーヌ ワークス チームの葉巻型フォーミュラーが、実は日本で走っていまして、そいつに乗っていたゴルディーニエンジンがオーバーヒートしてしまってO/Hしたい!!と言う事で入ってきました。

 

貴重なエンジンなのでブログアップしてよいっすか?と問うた所・・・OKと言う事で、私の分かる範囲でSTDのゴルディニエンジンに対して、アルピーヌの技術者がどんなチューニングを施したかを紹介していきたいと思います。

 

当時のアルピーヌの技術者と知恵比べしながらO/H出来るということで、このエンジンO/Hを楽しみにしていました!!!お時間ある方はお立ち寄りください。

 

エンジンは既にバラシてしまっています!

こんな感じです。・・・バラス前はオーバーヒートにより、シリンダーライナーとPISTONががっつり、かじってまして、ま~~バラシすのも大変だったのですが・・・写真撮って無くてすみません!!何とかばらしました。

 

そんなんで、アルピーヌが行ったであろうチューニング内容と弊社が今後予定しているO/H内容をザッと紹介していきます!!

 

このエンジンの一番の特徴は、排気量ががっつり拡大されています。

STD ボア:φ73*ストローク:77㎜の1289㏄から、ボア径をなんと脅威の7.0㎜アップのΦ80とすることで1548㏄まで拡大されています。

これがどれだけ凄い事か!!ストロークいじらず約2割の排気量拡大!すごいっす!

 

ボア ピッチ85㎜のエンジンにボアφ80のピストンとウェットライナーを納めるって・・・どうにもフランス人いかれてます^^

 

どんな方策でここまでデカイPISTONを入れているか詳細に見てみましょう!!

 

これシリンダーBLOCK

 

これライナーの下側がドン付きになる押さえ部形状!!

ライナーの収まる穴径が呼び:φ83なんで、ライナーの穴間の肉は実測1.7㎜しかありません!STDは5㎜程度あったと思います。・・・まあ無理させてます・・・

拡大した写真!

ブロックのブリッジ部に全箇所クラッックが入ちゃってます。

まあしゃーないっすよ・・・1.7㎜厚だもん!!

これ溶接で直すの正直現実的ではありません。ブロック全体を赤くなるなるまで温めて溶接して・・・全てがグニャグニャになってしまいます・・・ラインも狂うし・・・面も狂う・・・全て修正する・・・現実的ではないっす・・・と言う事で今回はこのままで行きます。

ライナーの入る穴3/100程度クラックにより歪んでます・・・まーしゃーない!

今回ライナー製作しますので歪加味したライナーにします。

 

次に、PISTON と ライナー!!

当然ピストンもライナーも専用品です。

コンロットはSTDっぽい!

このライナーとPISTON凄いことしていて、

これライナーにPISTON入れた写真!

 

これライナー単品の上から見た写真!

 

これライナー下から見た写真!

判りますか???

なんとライナーの上側に鍔が付いています。

なんでこんな事してるの??・・・想像ですがΦ80のピストン入れちゃうとライナーの肉がMAX2.5㎜しか確保出来なくってHEADガスケットのシール面が確保できないんだと思います・・・それしか考えられん!そんでもってこんな鍔付けてSTDのΦ73用ヘッドガスケット使ってるんだと思います。確かにライナー式じゃメタルガスケット作ってもライナーの合わせの真ん中割れてるんで厳しいですね~~。なんにせよ無理してます。

鋭い方ならお判りだと思いますが、エンジンバラす時にこの鍔が邪魔してPISTONが上に抜けません!!どうしたか??PISTON with CON-ROD with ライナーごと引っこ抜きました!!シリンダーライナーがシリンダーブロックに刺さってる勘合部はBLOCKのクラックによる歪と経時劣化で頑固に固着してましたので、まあ~ひっこ抜くの大変でした!プレス機で押して何とか外れてきました。

当然組む時もPISTON with ライナーで組む必要があります!!

なんともメンドクサイ!!!先が思いやられる・・・

更にもっともっと鋭い方がいるかもしれませんのでかなりマニアックな内容ですが・・ちとご紹介!このライナー良く見るとホーニング目が付いてません!内燃機屋さんであれば直ぐに判るんですが、この鍔が邪魔してホーニング出来ないんです。ホーニング加工はホーンをオーバーストロークさせることで成立しています。鍔が邪魔してオーバーストロークさせられないので、切削加工だけでホーニングレスで仕上げてるんだと思います。

 

今回ピストン・ライナーが、かじってしまった為に、この鍔付きΦ80用ライナーとピストンセットを本国フランスにオーダーした所1年近くたっても部品出てこなかったとの事で、弊社でライナーを製作する事となりました。PISTONはアルピーヌ専用部品と言う事でこのPISTONを使いたい!!とのクライアント様の意向から、かじった部分を仕上げてモリブデン+フッ素の複合コーティングを施し再使用することとします。リングはさすがにギトギトで再利用出来ませんので、何か使用出来るもの探します。

 

今回はここまで!