動物が病気になると
「がんばって治療しましょう」
ってつい言ってしまうことがある。
病気って闘病とも書くし
病気に勝って戻ってくるとか
病気と闘って克服するとか
言うことが多い。
治療して治らなかったら負け
よくならなかったら負け
みたいになっちゃう。
病気って勝ち負けじゃないし
闘うものでもないし
がんばるものでもない。
日本人ってがんばるのが
美しいみたいな
がんばって克服すると
いいみたない風潮がある。
テレビでもよく闘病の末
病気を克服したエピソードが
感動物語として伝えられる。
がんばらないのはダメ
がんばることはいいこと。
がんばって治ると勝ち
治らないと負け
そんな単純なことじゃない
とぼくは思う。
動物が病気になって
治療することを選択すると
一緒に生活してる家族も
「がんばって治そうね」
「がんばってよくなろうね」
って動物に声をかける。
犬友や猫友、近所の人、友人も
「がんばってね」って言う
治療をしない選択をした
飼主さんには
「治療しないはおかしい」
「がんばらないのはおかしい」
「がんばってみるべきだ」
と言われる。
治療をしない選択をするのは
病気に負けたみたいな
感じになる。
そんなことは絶対にない。
治療しなくても負けたわけじゃないし
勝ち負けじゃー決してない。
治療しなくても生きてる以上
死ぬまでは一生懸命生きてる。
動物は決して敗北感になったり
しない。
病気と言っても未知の生物に
侵されていてそれに闘いを
挑んでいくわけじゃなくて
自分の体の1部の障害だし
自分の細胞だし
病気も自分の体なんだから
自分の治癒力もあるし
バランスを取る能力もあるから
病気とうまくつきあっていくのも
ありだと思う。
病気=すべてが悪
じゃないこともあると思うんだよね。
(19歳で旅立ったうちの猫ね)
特にハイシニアになると
全く病気がない子は少ない。
何かしらどこかしら問題がある
ことが多くなる。
生物である以上老いていくもの。
その中でどう折り合いをつけながら
共に生きていくのか。
老衰で旅立ったら勝ち
病気で旅立ったら負けじゃーない。
病気であっても日々どう生きるのか。
中身の方が大事だと思う。
今日もありがとう
人間より動物好きの獣医
シワ神シワ男
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