治療に関する質問をもらうことが
多くなってきた。
「腎臓が悪くて皮下点滴してる
のですが、この量でいいので
しょうか？」
「西洋医学の治療より漢方薬で
治療したいのですが、漢方薬を
送っていただけますか？」
「統合医療ではどのような
治療をするのでしょうか？」
などのLINE@やDMでの
問い合わせが増えてる。
動物って大きさも違えば
犬種、猫種でも違うし
年齢も性格も体型も
みんな違う。
人間みたいに体重も測らずに
薬を出すことはまずない。
その子に合わせたオーダーメイドの
治療になる。
犬なんて、40kgぐらいの子もいれば
1.5kgの子もいる。
チワワでも1.5kgの子もいれば
7kgの子もいる。
同じ犬、同じチワワでも全然違う
同じ薬の量にはならないし
同じ薬を使うとも限らない。
腎臓病でもいつからなのか
どのくらい経っているのか
体重がどのくらいで
筋肉量がどのくらいで
BUN、Cre、P、SDMAは
どのくらいなのか
尿比重はどのくらいで
腎臓の大きさ、形はどうなのか
腎結石、尿管結石はあるのか
腫瘍はないのか
脱水はどのくらいなのか
飲水量はどのくらいで
尿量はどのくらいなのか
何歳で発症してるのか
食事は何を食べているのか
などなど
それらを確認してその子に合わせた
皮下点滴の量を決めたり
点滴する中身を決めたり
食事をどうするか決めたり
尿比重をどのくらいにするか
考えたり
ホモトキシコロジーを選んだり
漢方薬を選んだり
灸を自宅でやってもらったり
してる。
漢方薬はこの病気だから
この漢方薬じゃなくて
体の状態がこうだから
この漢方薬を使うから
同じ慢性腎臓病でも例えば
体が冷えてる子と熱い子では
使う漢方薬が違ってくる。
だから「慢性腎臓病なんですけど
漢方薬を送ってもらえますか？」
と言われても送ることができない。
統合医療は特にその子の状態に
合わせた治療をする
ホモトキシコロジーとオゾン療法の
組み合わせとか
鍼灸とホモトキシコロジーを
組み合わせるとか
その子の状態に合わせて
治療をするので
診てみないとわからない。
LINE@やDMで治療に関する
質問をいただくんだけど
「診察してみないと
わかりかねます」と言う
返答ばかりして申し訳ない。
人間の診察みたいに
簡単じゃなくて
触りもせず、データだけ見て
体重も測らず薬だけ出す
ってわけじゃないのさ。
もちろんゴールドスタンダードな
治療としてこの病気にはこれとか
心臓病のこのステージにはこれ
と言った決まった治療もある。
それでも体重によって薬の量は
違うし、状態によっても違う。
治療はその子に合わせた
オーダーメイドの治療なのさ。
今日もありがとう
人間より動物好きの獣医
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