動物が終末期になったとき
動物が苦しまないように
イヤがるムリな治療はしたくない
とぼくら飼主が願うのと
治療しないからと言って
死んでもいいとは違う。
今の獣医療では
死んでほしくないなら
治療するしかない。
「うちの子がイヤがって
いるのでムリな治療は
したくないんです」
って飼主さんが言うと
獣医に「じゃ好きにして」
「治療しないならやることない」
「治療しないなら死んでもいい
って言うことだよね」
って言われる。
ぼくら飼主からすると
そうじゃないんだよね。
動物を苦しめるイヤがる治療は
したくないだけであって
治療しないなら死んでもいい
ちゅうことじゃない。
現状だと動物がイヤがる治療を
ムリにでもするのか
しないなら死を受け入れるのか
の究極の2択みたいになってる。
動物がイヤがるムリな治療を
しなくてもできることはあると
思うのさ。
通院をイヤがるなら在宅で
できることをすればいいし
飲み薬を受け付けなくて
注射ならできるなら注射
してもいいし
痛みがあるなら痛みを
コントロールするような
ペインコントロールをするとか
食欲が落ちているなら
食欲増進剤をするとか
不安になってるなら
抗不安薬をやるとか
現代医療でもできることは
あるし
統合医療なら
漢方薬を使うとか
鍼灸をするとか
オゾン療法するとか
ホモトキシコロジーをするとか
いろいろできることはある。
在宅でのケアとして
マッサージするとか
灸をするとか
ツボ押しをするとか
関節を動かすとか
撫でるとか
声かけるとかいろいろある。
病気の治療をすることだけが
動物病院じゃないと思うのさ。
病気の治療をしなくても
よりよく生きることも
楽しく生きることも
楽に旅立つことも
サポートすることはできる。
ムリな治療をしない選択を
しても旅立つまでの間
つらくないように
苦しまないように
日々を過ごせるように
サポートしたり
旅立つにしても
苦しまないように
眠るように楽に旅立つ
サポートをすることはできる。
これは病気の治療じゃないけど
獣医としてできることでもある。
生きとし生けるもの必ず訪れる
旅立ちを最期までサポートできる
のも獣医の仕事だと思う。
今日もありがとう
人間より動物好きの獣医
シワ神シワ男
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