時代が変化してきてる感じがする。
それは獣医療にも影響していて
今まで獣医の学会やセミナーでは
正しい治療の話だったけど
今は動物のことを考える話も
増えてきてる。
その子の状況に合わせた
治療になりつつあるのさ。
例えば、今までは腎臓病は
タンパク質を制限して
療法食でコントロールしていく。
療法食以外は食べてはいけない
と言う正しい治療の話だったけど
最近のセミナーでは
「皮下点滴する時にイヤがるなら
ちゅーるなどのおやつで
ご褒美を与えながら
皮下点滴をするといい」
って講師の先生が堂々と話をしてた
ちゅーるはささみがベースになって
いるから腎臓が悪い子に
タンパク質を与えることになり
今までは腎臓によくないと言っていたけど
食欲が落ちて療法食も食べないなら
そもそもタンパク質が1日必要量は
足りていないので
ちゅーるをあげたってタンパク質の
過剰摂取になって腎臓に負担を
かけることはないと話してた。
セミナー講師の先生がそれを堂々と
言うなんて時代が変わってきたな
って思ったのさ。
その子に合わせた治療の話が
あってうれしかったんよ。
まさにそうなんだよね。
療法食どうのこうのの前に
食べなきゃ死んじゃうんだから
食べることが大事でしっかりと
食事を食べるなら療法食でも
いいけど
食べないなら食べるものを
与えないと体が維持できない。
腎臓が悪いから療法食じゃないと
ダメなんて動物の体のことを
考えてなさ過ぎる。
食べなきゃ食べるならなんでもいい
とぼくは思ってる。
人の食べ物だろうが
多少味が濃かろうが
体に悪かろうが
食べなきゃしょうがない。
その子が食べなきゃ腎臓病の前に
栄養不良になるし、筋肉落ちるし
体維持できないし、エネルギー不足
になる。
その子その子の状況に合わせた
治療が動物のための治療だと
ぼくは思う。
正しい治療があってそれは
ゴールドスタンダードな治療として
どこの病院に行っても同じ治療が
できるものとして必要だけど
それができない子、合わない子には
その子その子に合わせた
治療をするのが現場の役目
だと思う。
目の前にいる子を実際に診て
触って肌感や顔色、血色を
確認して
飼主さんから話を聞いて
それを総合的に判断して
その子に合った治療を
ぼくはしたい。
確かに正しい治療があるけど
そこから外れている治療をしてる
からと言って診てもいない人間が
どうこう言うことじゃない。
正しさを武器に振り回して
「それはおかしい」なんて
正義を押し付けるのは
現場を診てもいないのに
言うことじゃないと思うのさ。
その子に合わせ治療が
正しい治療から外れるとしても
現場でその子を診てそれが
その子にとっていいと判断
したならそれがいい治療だと
ぼくは思う。
獣医療も今までは動物の治療
と言うより病気の治療が
メインだったけど
動物のための医療に
変わりつつある。
うれしい変化だ。
今日もありがとう
人間より動物好きの獣医
シワ神シワ男
治療に関する話
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