犬猫って治療用の食事の療法食を
食べないことあるよねー。
病気になったりすると療法食で治療を
したりするけど、
食べなくて飼主さんも心配したり、
困ることあるね。
療法食って昔よりおいしくなったけど
それでも食べない子はいるね。
犬猫が慢性腎臓病になったら、
まず最初にやる治療が
腎臓病用の療法食に切り替えることが
最初にやることだね。
腎臓用の療法食を食べることで
腎臓の負担をなるべく減らして
腎臓を守っていくんだけど、
腎臓病用の療法食を食べない子もいる。
飼主さんは何とか療法食を食べてもらいたいと
思うけど食べない子は食べない。
他の病院から回ってくる飼主さんで
「腎臓用の療法食を食べなきゃダメだって
先生から言われるんですけど食べないんですー」
「やっぱり、食べないとだめですよね」
って言われることもあるんだ。
確かに慢性腎臓病の時に療法食を食べることは
エビデンスに基づいた治療なんだけど、
食べないものは食べないし、
慢性腎臓病によくても食べなきゃしょうがない。
食べないなら食べるものを食べて
他にできる治療をすればいいと思うんだ。
療法食を食べないことで慢性腎臓病の
進行が早くなっても
それは療法食を食べないことを
選択をしている犬猫を尊重してあげたい。
よく、おじいちゃんとかが「病院のめしなんて食えるか！」
って言ってるのと同じで
犬猫だってプライド持って「こんなめし食えるか！」
って言ってるかもよ。
犬猫が療法食を食べないことを飼主さんが
受け入れることも大事なんだ。
療法食を食べないと飼主さんが不安になったり
何とか療法食を食べてもらいたいってがんばる
気持ちもわかるんだけど、
それは飼主さんの気持ちの問題で
犬猫の気持ちを無視して、
人の都合を犬猫に押し付けるのは
違うと思うんだ。
それでも犬猫を病院に連れてくるのは、
人なので人の気持ちもあって、
オレも手を替え品を替えて
じゃあれやってみましょうかと
これやってみましょうかと
いろいろやってもやっぱりダメなら
さすがに飼主さんも療法食を諦めて
犬猫が食べる物を食べさせてくれる
ようになるよね。
療法食は食べれば使える治療だけど、
いくらいいものでも食べなきゃどうにもならないし、
食べくなくて弱っていったら元もこうもないから
療法食を食べないなら食べる物を食べて
他にできる治療をすればいいから
療法食を食べなくても心配しないでね。
今日もありがとう
人間より動物好き獣医
シワ神シワ男
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