犬猫の治療でもエビデンスに基づいた治療を
しましょうって言うのがある。
エビデンスに基づいた治療をすることは
とっても大事だけど、
犬猫の状態がよくなるなら
エビデンスがない治療でもよくねーって
思うんだけどダメかな。
オレは西洋医学や現代医療だけじゃなくて
東洋医学や代替医療もやってるんだけど
国家資格を持った獣医師がエビデンスがない
治療をするのはプロ意識に欠けてるって言われる。
診療をしてると西洋医学や現代医療だけでは
限界があって、どうにもならないことも
あるんだよね。
西洋医学や現代医療しかやってなくて、
どうにもならなくなった時、
「もうできることがありません」
と言わざる負えないこともあるの。
それをどうにかできないのかと思ってた時に
巡り合ったのがホモトキシコロジー療法という
ドイツの治療方法なんだ。
それから、鍼灸や漢方薬などの東洋医学や
サプリメント療法だったり、オゾン療法とか
レーザー治療とかもやるようになったんだ。
どれもやり始めた当時はエビデンスがない治療
ばっかりだった。
今は、漢方薬とか鍼灸治療はエビデンスがある
治療になったけどね。
西洋医学や現代医療でどうにもならなくなった時に
東洋医学や自然療法などの代替医療だったら
やってあげられることがあるし、
治らなくても状態がよくなること
もあるんだ。
犬猫の状態が悪い時にエビデンスとか
言っている場合じゃなくて、
犬猫の状態がよくなるならエビデンスが
ない治療でもいいじゃんって思うんだよね。
実際、慢性腎臓病で西洋医学や
現代医療ではどうにもならなくなって
他の病院で「もうどうにもならないから
家で看取ってあげてください」言われた子でも
当院で代替医療によって、治りはしないけど、
状態がよくなったり、食べてくれるようになったり
することも多々あって、やってよかったと
思う時もあるんだよね。
確かにエビデンスは大事だと思うけど、
それよりも目の前で苦しんでいる犬猫たちを
少しでもいい状態にして、
食べることができて、動けるなら
自然療法などのエビデンスがない
代替医療でもいいんじゃねー
って思うんだ。
医療の限界が来た時に
目の前で苦しんでる子たちに
「何もできることがありません」って言いたくないんだよね。
なんかできることをやってあげたいんだ。
それはオレのエゴなのかもしれないけど
ちょっとでも動けるようになったり
ちょっとでも食べられるようになったり
ちょっとでも気分がよくなるようにして
あげたいんだよね。
それがエビデンスがない治療でも
ちょっとでも動けるようになったり
ちょっとでも食べられるようになったり
ちょっとでも気分がよくなるんだったら
いいんじゃねーって思うんだ。
逆にエビデンスがない治療は
体に優しかったりするから
最期までやってあげられることがあるんだよね。
医療は科学的根拠に基づく治療をするのは
大前提でそれはとっても大事だと思う。
それがないと医療は暴走して何でもいい
って言うことになっちゃう。
そうならない為にはエビデンスはクッソ大事。
ただ、目の前で苦しんでる子が少しでも状態が
よくなるならエビデンスがない治療でも
いいんじゃないかなって思うんだよね。
今日もありがとう
人間より動物好き獣医
シワ神シワ男
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