8月18日(金) より配信されている、
健康情報サイト『ヨミドクター』の
《賢い野菜の食べ方…食塩を取り過ぎず、カリウムを取ろう!》に、
不正確なため、読者に誤解を与える箇所を見つけたので、下記の通り、修正要望のメールをお送りしました。
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科学的根拠がない、または不正確であるため、読者に誤解を与える箇所を見つけました。
貴サイトは、健康意識の高い方が多く読まれていると存じますので、早急な修正対応を要望いたします。
【1】 カリウムは主に野菜類や果物類、海藻類などに多く含まれます。
カリウムが多い食品として、キャベツ、トマト、ほうれん草、ブロッコリー、キウイ、すいか、バナナ、メロンを挙げています。しかし、カリウム含有量は、海藻類の他、ナッツ類、ドライフルーツ、紅鮭(焼)の方が、上の食品よりも高いので、主な食品の例示として不適切です。
カリウムは、野菜やフルーツに限らず、ナッツや魚や肉にも多く含まれます。
同じフルーツでも、バナナとりんごでは、含有量について、3倍の差があります。 野菜も同じですが、「フルーツはカリウムが多い」と一般化するのは適切ではありません。
修正をお願いいたします。
○参考:食品のカリウム量
【2】 果物は糖分を多く含み、取り過ぎると「エネルギー過剰」となりますので、肥満や糖尿病の方は、果物の取り過ぎは避けてください。
①果物は糖分を多く含む
フルーツの糖質量は、お菓子やパンに比べてずっと少ないため、ことさらフルーツだけをもって、糖分を多く含むというのは不適切です。修正をお願いいたします。
○参考:食品の糖質量
②取り過ぎると「エネルギー過剰」となります
摂りすぎについて、科学的根拠を示して、具体的な摂取量の記述をお願いいたします。
○参考:フルーツのカロリー
③肥満や糖尿病の方は、果物の取り過ぎは避けてください
まず、根拠となる、出典の記述をお願いいたします。
また、何の具体的数値もなく、「果物の取り過ぎをさけてください」と書くと、読者の中には、フルーツを食べないようにしようとされる方もいらっしゃいます。必ず、具体的な数値を記述をつけてください。
○参考:肥満・糖尿病
『ヨミドクター』 は多くの健康意識の高い方が読まれているサイトですので、フルーツについて言及される際にも、科学的根拠に基づいた記述をお願いいたします。
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中野瑞樹の批評
本記事は、インタビューコラムとあるので、ライターが、自治医大の先生にインタビューした記事だと思われます。
にも書きましたが、本記事にも筆者の文責がありません。
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