【フルーツの誤解】糖質

   【糖質】
「フルーツは糖が多いから・・・・」
よく耳にすると思います。
医師や栄養士の方の中にもそうおっしゃる方がいます。

下のグラフを見てもらえば分かる通り、フルーツは、菓子類やパンに比べて、糖質は少ないです。

　　　主な食品の糖質量（％）

日本食品標準成分表2015(文部科学省)より作成

また糖質といっても、種類も性質もさまざまです。
　糖の分類

ちなみに熟れたフルーツの糖質は、消化負担のほとんどない糖類（ブドウ糖、果糖、ショ糖etc）なのに対し、菓子類や穀類はデンプンです。

デンプンは、ブドウ糖がたくさんつながってできたものです。唾液や腸内の消化液の働きによって、ブドウ糖に分解され、小腸で吸収されます。パンやご飯などの糖質のほとんどがデンプンです。
 

一方、一般清涼飲料水は、およそ１０％以上の糖類（ブドウ糖、果糖、ショ糖）が含まれています。

500mlペットボトル1本飲めば、50g以上の糖類を摂取することになります。
WHOは、フリーシュガー（主として加工食品に含まれる、または添加された糖類を指す）は1日25g以下を推奨しているので、一般清涼飲料水500ml1本で、推奨量の倍以上になってしまいます。

糖質の摂りすぎを言うなら、お菓子（デンプン系、糖類添加）や、一般清涼飲料水についてまず注意すべきです。　
　※WHOとフリーシュガー

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