【日本の常識は世界の非常識】フルーツの食べ過ぎに注意!?
●公的機関が勧める毎日のフルーツ摂取
国内外の公的機関が、健康のために、健常者の毎日のフルーツ摂取を勧めています。
毎日およそ200gのフルーツ摂取を推奨(厚生労働省・農林水産省)
健康のため、毎日200g以上のフルーツ摂取を推奨(農林水産省)
●先進国最下位、東アジア最下位の、フルーツ摂取量
日本の国民一人当たりへのフルーツ供給量(摂取量+廃棄量)は、140gです。
先進国(OECD加盟34ヶ国)で、最下位です。
世界平均203g、アジア平均181gも大きく下回っています。
東アジア(日本、中国、韓国、北朝鮮)の中でも最下位です。
●日本人のフルーツ摂取量
過去40年、野菜の摂取量はほとんど変わっていませんが、フルーツの摂取量は、年々減り続けています。ジャムや果汁類を含めても 日本人は一人当たり、112g/日だけです。生フルーツだけでは 100g/日しかありません。1975年には 194g/日・人あったので、40年で約半分になりました。
●フルーツは食べ過ぎに注意!?
「フルーツは食べ過ぎてはいけない」とおっしゃる方がおられますが、日本人は決してフルーツを食べ過ぎているわけではなく、むしろ食べなさすぎなのです。
●ただし、下記の方は、必ず医師とご相談ください。
①腎疾患の方
腎機能が悪い方は、高カリウム血症を起す恐れがありますので、野菜や海藻類などの高カリウム食品の摂取に注意が必要です。果実では、アボカドが多めです。医師とご相談ください。
カリウム量
カリウム量
②糖尿病の方
日本糖尿病学会は、フルーツはビタミン・ミネラル補給に大切なので、糖尿病患者でも、フルーツを80kcal/日を目安に食べることを推奨しています。ただし食べる量、食べ方などに制限があるので、医師とご相談ください。
③降圧剤服用の方
降圧剤を服用されている方は、薬の種類によっては、グレープフルーツの摂取に注意が必要です。降圧剤が効きすぎて、血圧が下がりすぎる恐れがあるからです。かかりつけの医師とご相談ください。
④重度のフルーツアレルギー(発疹、吐き気など)のある方
一時的に、口や唇や喉などがイガイガするのは、OAS(口腔アレルギー症候群)と呼ばれる、軽度の食物アレルギーです。食品に含まれるタンパク質がアレルゲンとなるので、該当食品(野菜、フルーツ、豆・ナッツ類)を加熱により抑えられることがあります。
また花粉症やゴムアレルギーなどのある方の中に、アレルゲンの構造が似ているため、野菜やフルーツなどを食べて、アレルギーが起こす方がいらっしゃいます。
また花粉症やゴムアレルギーなどのある方の中に、アレルゲンの構造が似ているため、野菜やフルーツなどを食べて、アレルギーが起こす方がいらっしゃいます。
ごくまれに食後5~15分で発症し、重度のアレルギー反応(じんましん、吐き気、喘息など)を起こす方がいらっしゃいます。アナフィライキシーショックと言います。危険な状態なので、すぐに医師の診察を受けてください。
161115一部改変
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・先フル (東洋経済オンライン160424)
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★果実しか食べない理由(週プレNEWS 160921)
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