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札幌FP・お金と家計の相談室~まりりんのマネーバランスルーム~

保険・教育資金・住宅資金・老後資金・資産運用・ライフプラン すべてを総合的に考えバランスをとるマネーバランスFPです。そして、家計決算のできるFPです。皆様の人生においてお金に困ることがないようサポート致します!

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こんにちは。大雪で除雪に追われている札幌のFPまりりんです。
雪国の皆様、雪害での事故にお気をつけくださいね。

今日は

  「満期保険金を受け取って扶養から外れるかも」

というお話しをします。

そう!
貯蓄タイプの保険を

・満期時に一括で受け取ると一時所得
・満期になってから毎年年金で受け取ると雑所得

・満期を待たずして毎年一定額が受け取れる外貨建ての保険もあり、これも雑所得

つまり所得になるのです。
受け取った金額が丸々所得に加算されるわけではありませんが
特別控除や必要経費を引いて計算された一時所得や雑所得が発生したことで
(扶養に入っている方が保険金を受け取ると)
配偶者の扶養から外れてしまう可能性があります。

特に

①パート収入が扶養の範囲ギリギリの方


②受け取る保険金がかなり多い場合

 

は、扶養から外れる可能性大です。

外貨建ての保険の場合
為替差益によりかなり増えてしまうこともあります。
(増えるのは嬉しいですが)​

保険の契約をした時には
【保険金を受け取っても扶養から外れない想定】だったとしても
自分の働き方や世界経済や社会情勢の変化によって
想定が変わってしまう可能性も充分あります。

専業主婦だった方が扶養の範囲ギリギリで働くようになるのは、よくあること。
2022年のようにたったの半年で30円ほども円安になったという驚きの変化もありました。

扶養の範囲ギリギリでパートをしている方にとっては
扶養から外れて国民年金保険料と国民健康保険料を支払うことになったら
保険で増えた分以上の支払いになる可能性もあり一大事です。

 

扶養に入っている方は、貯蓄性の保険への加入はよく調べてからにしましょう。
保険の担当者が税金に詳しいとは限らないですし、税金の専門家ではないですから。

そもそも扶養の範囲内で働いた方が良いのかどうかはまた別のお話し。
そこもしっかり考えてくださいね。

 

  「新NISAで運用した場合はどうなるの?」

と思った方はいませんか?

NISA口座内で生じた利益(譲渡益や配当金等)があっても非課税ですし、課税対象の所得ではありません。
扶養から外れる心配はありません。
扶養している側の配偶者控除や扶養控除などの判定に影響がありません。

特定口座(源泉徴収あり)はどうでしょう?
こちらも、いくら利益が出たとしてもその利益を受け取る時点で税金が引かれるため、課税対象の所得ではなくなります。
確定申告の必要もないので、扶養から外れる心配はありません。
扶養している側の配偶者控除や扶養控除などの判定に影響がありません。
 

 

  金融商品は自分に合わせて選択すること 


必ずしも投資の方が自分に合っているとは限りませんので
どの金融商品でお金を増やすのが自分に合っているのか考えるのが良いですね。

家計に合わせる
自分の理解度に合わせる(勉強する気があるかどうか)
今後の管理や維持ができるかどうかに合わせる
課税面で自分に合っているか
など踏まえて金融商品を選択しましょう。

ライフプランは必須アイテムです。
私のお客様は

「ライフプランがないなんて、もう考えられない」

とおっしゃいます。


ライフプランは人生の
・設計図
・デザイン

・ものさし
・羅針盤
・MAP

あなたは、どんな言葉がしっくりきますか?

私はなぜか・・・・・・「ものさし」なんです(笑)
「ものさし」なんて普段使わないし

もしかして死語なんじゃないかって思うほどなのですが

FPとして開業したばかりの時に色々指導してくれた師匠が
「ライフプランは幅の太いものさし」
「幅が太いんじゃからブレてもいいんじゃ」
的なことを教えてくれたので(言葉は違うと思うけど)
すごく印象に残っています。

あなたの人生がより豊かになりますように
「人生のものさし」を活用してくださいね。
    

 

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40歳で老後の資産作りを考えた方が良い理由をインスタのリールに投稿しました。

下に貼りましたので良かったら見てね♡

50歳で資産ゼロだったら間に合わない、資産があっても全部教育資金でなくなってしまう方がほとんど。

50代でお子さんにお金が最もかかる時期を迎えて、資産形成どころじゃなく、むしろ取り崩しが発生する。

40歳なら、教育資金と老後資金を同時に準備しながら住宅ローンを払っていく理想的なバランスがわかる。

40歳なら間に合うんです!!

あ~、私は40歳じゃないからもう無理だ・・・

と諦めずに、「今日が一番若い日」

何歳でも老後の資産作りを考えること、始めましょう。

お金に困らない人生を送りたい方は、なりたい自分になるライフデザインコースへご案内します。

ご興味のある方はメッセージを送ってくださいね。

お待ちしていま~す。

お問合せはコチラ

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リールはコチラ



あなたのキャッシュレス比率はどれくらいですか?

 

※キャッシュレス比率=支出全体の中でキャッシュレスで決済している割合のこと
 

日本のキャッシュレス比率は経済産業省が算出した2022年のデータによると36.0%で
韓国の93.6%、中国の83.0%、イギリスの63.9%(2020年のデータ)と比べると日本のキャッシュレス化は遅れており、2025年までにキャッシュレス決済率を40%にすることを目標に掲げています。

キャッシュレス化を進める理由は主に次の3つ

 

1.人手不足解消・生産性向上のため

2.現金決済に多大なコストがかかる・偽造紙幣や現金強盗の減少の期待

3.訪日外国人の決済の利便性と拡大

キャッシュレス決済を多用しており、財布を持ち歩くのをやめた私のキャッシュレス比率ってどれくらいなんだろう?と気になって調べてみました。
 

今年私が支払った金額のうち現金で支払ったのが11.8%、それ以外のキャッシュレスが88.2%でした。
日本のキャッシュレス比率とかけ離れていますね。

でも、よくよく調べてみたら今まで発表されていた日本のキャッシュレス比率には「銀行口座振替」が含まれていなかったんです。銀行口座振替もキャッシュレス決済ではあるのですが。

今年、NIRA総研研究開発機構という公益財団が発表した個人の消費支出額におけるキャッシュレス決済比率は70.6%でした。
銀行口座振替も考慮した調査だそうです。

 

 


ですよね~~~。いくらなんでも36%は低すぎると思いました。
日本では口座振替が普及しているので、韓国や中国とは事情が違います。
口座振替を含めたキャッシュレス比率で比較しないと比較にならないですよね。

ただ、口座振替を含めても韓国・中国よりも13~23%低いので、まだまだ普及の余地があるということですね。

 

  個人におけるキャッシュレス化

 

私が家計を診させていただいているお客様たちは、状況に応じてキャッシュレス化を進めてきました。

クレジットカードに慣れていなかった方は、下記の支払いから始めました。
 

キャッシュレスにしたことにより支出が増えることには繋がらないものです。
(キャッシュレス化スタート項目)
・生命保険や自動車保険などの保険料
・水道光熱費

・通信費(固定電話、携帯電話、新聞、NHK)

・ガソリン代やその他の車維持費


食費のキャッシュレス化は注意が必要です。
食費が高すぎるから減らしたいという場合に、キャッシュレスだと減らすことが難しいのです。
現金で予算を守れるようになってからキャッシュレスに移行しました。

これからの時代は今更現金で払うなんて・・・という感じでもあり
「予算オーバーしない為に一度現金払いでやってみて、予算を守れるようになってからクレカ払いにしましょう」
と言えなくなりますね。


ますます支出管理と予算を守るということが重要です。

 

  キャッシュレス化できるのは何歳まで?

 

キャッシュレスに伴うリスクもあるので、「ずっと現金主義だった方が70代で初めてクレジットカードを使う」というようなことは積極的にはお勧めできません。
うちの両親はクレジットカードを一度も使うことなく現在90歳と89歳。
これからクレジットカードを作ることもありません。

個人差があるので何歳までなら大丈夫とは言えませんが、私のお客様は60代~70代でもキャッシュレス化が進んでいます。

●60代から少しだけお買い物で使っていた70歳のAさん
家計状況も家計管理も素晴らしく、クレジットカードの請求明細もしっかり確認できます、危機管理能力も高いと感じたので、キャッシュレス化スタート項目はクレカ払いにしました。
ネットショッピングにも慎重にチャレンジしています。

●若い頃からクレカ払いになれている72歳のBさん
ご主人がBさんのクレジットカードの家族カードを練習で使っていましたが、ご主人名義のクレジットカードを作成しました。
Bさんの預金が減りすぎるのでご主人の口座から毎月資金移動していた手間がなくなりましたし、どちらかが先に亡くなった後もクレジットカードを使い続けると考えると自分名義のクレジットカードがあった方が良いからです。
90歳になってからクレジットカードを作るのも大変ですよね?

このように、70代のお客様もしっかりとキャッシュレス化が進んでおりますよ。
 

  結局は管理が大切

 

キャッシュレス化のリスクをできるだけ避けるためには結局のところ管理が重要です。

・家計管理をする

(クレカなどの明細のチェック含む)

 

・キャッシュレス化の利用媒体を少な目にする
(クレカの枚数を少な目に、電子マネーやバーコード決済も最小限に)

 

・スマホのパスワードや顔認証設定、アプリの2段階認証を使うなど

・パスワードの使いまわしをしない、複雑なパスワードの設定

(お金に関するものについては自分でも記憶できないパスワードを設定して、パスワード一覧を作っておく)

 

・クレカやキャッシュカードの暗証番号は誕生日や電話番号、車のナンバーなどと違うものにする

(推測されにくいものにする)

 

・怪しいメールを開かない、URLをクリックしない

などなど・・・

家計管理をしていれば、不正利用にもすぐ気づきます!

すぐに対処すれば被害を被らずに済むことも多々あるので、大事ですね。

時には家族内での不正利用が・・・・な~んてこともあるかもしれません。
こちらもマメにチェックしていれば、すぐに気づきますね。


クレジットカードや預金口座の数を減らしておくことは若いうちからしてほしいことですが、60代以降は特にそうしておいてください。

モノは少ない方が管理が簡単。
いつか亡くなった時に家族に負担をかけない為にもモノは減らしていきたいと思います。

あなたのキャッシュレス率は何%でしょうか?
わかったら是非教えてくださいね。



 

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家計の金融資産過去最高、2100兆円超え

 

日銀がが9月20日に発表した2023年4〜6月期の資金循環統計(速報)によりますと、2023年6月末時点の家計の金融資産は前年同期比4.6%増の2115兆円で過去最高を大幅に更新し、初めて2100兆円を超えたそうです。

株高が主な要因で株式や投資信託の保有残高が拡大したとのこと。
 

投資をしている方なら今年の株高にはお気づきでしょうから、昨年から今年にかけて増えたというのは理解できますよね。

でも、日本全体で・・・となると

少子高齢化・人口減少が続いているのにそれでも金融資産が増えるのね~?

と、ちょっと不思議に思います。

 

 

家計の二極化

 

貯蓄ゼロ世帯が増え、令和3年の調査によると全年齢の平均では22%が貯蓄ゼロ世帯です。
老後に不安を感じている人も増えています。

その反面、日本の家計の金融資産が増えていて

・投資をしている人の資産が増えた

・投資をしている人は家計にゆとりがある(方が多い)

 

と考えると、ますます家計の二極化が進んでいると感じます。

 

実際のところ、日本の超富裕層・富裕層・準富裕層は10年間で約1.4倍になったそうです。

(2011年350万世帯くらい→2021年470万世帯超)
 

また、高齢者層の資産は一般的には取り崩しされていくので減っていくのですが
資産が多くて投資効果が高ければ、取り崩す以上に投資効果が出ていて資産が減らない方もいらっしゃるということですね。

 

 

お金の知識と管理能力の二極化

 

私たちFPのお客様は、

・収入UP

・支出削減

・運用効果UP

を模索しながら笑顔で生きていくための資産形成をしていらっしゃいますが、その過程で徐々に身に着けていくのが

 

・お金と家計についての知識

・家計管理の仕方

です。

 

お金の知識と管理能力も二極化が進んでいます。

これらがないと、なかなかお金を貯めたり増やすことができません。

また、大きな収入や資産を手にした時に、お金の知識や扱い方を知らなければ、お金なんてすぐになくなってしまいます。
騙されることもあります。
資産を増やすためにも
守っていくためにも

知識と管理能力はとっても大切。

自分の暮らしに合ったある程度の収入はもちろん必要ですが
その収入の中で、上手くバランスをとって暮らし、お金の勉強や管理をして増やしていく。
これを長く続けていくことで、あなたとご家族が笑って生きるための金融資産を作れるのです。

お金の知識・家計管理能力を身に着けて損をするわけがない。

お金は一生使うもの
何もしない人と、お金と向き合う人の差は一生涯で数千万円から数億円の差にも広がるでしょう。


暮らしを守ることや楽しい使い道を沢山イメージして、お金をしっかり使っていきましょう。

60歳を過ぎて十分な資産形成が進んでいるお客様と

こんなことに使おうか、あんなことに使えると相談するのがとても楽しいです。

笑って生きるためにはお金も必要♪
あなたはお金を向き合っていますか?

 


 

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物価上昇で家計に不安を感じる方がとても多いと思います。
あれよあれよという間に、色んなモノやサービスの値段が上がっていますよね。

私はいつも800円で食べていた外食メニューが1200円くらいになり、思わず電卓を出して計算してしまいました。
5%も上がってる!!

スタバのコーヒー(ショート)は2002年262円、2019年319円、2022年350円となりました。

2002年から33.5%上昇
2019年から9.7%上昇

6月の消費者物価指数は「前年同月比3.3%上昇」でした。
モノによって値上がり率が違うので個人によって開きが出ますが、家計支出が年間500万円のご家庭では約165,000円の出費が増えたのかもしれないということです。

 

 

  あなたは物価上昇への対策をしていますか?

 

「収入」や「資産」は前年比で3.3%以上増えていますか?


色んなWEBニュースを見ていると
物価上昇への対策として効果的なのは

 

1.節約
2.資産運用

と書かれています。


物価上昇への対策として資産運用を始めた方がどれくらいいるのかわかりません。
そして、始めたとしても月々5,000円や10,000円ではインフレ対策と言えるかどうかわかりません。
ただ資産運用をすれば対策できた・・・・というわけではないですよね。
年間500万円の支出が3.3%物価上昇したことを資産運用でカバーするなら、500万円の資産運用をして年利3.3%以上で増えなければ効果が得られませんから。

 

それなりの元本と金利が必要

給与も3.3%以上上がっていなければ、給与が物価に対して目減りしたことになります

節約だけで乗り切るのは難しいですね

 

  物価上昇は、年金生活者の皆さんにも大きく影響します。


生命保険文化センターの「令和4年度 生活保障に関する調査」によれば、老後にゆとりのある生活を送るための1ヵ月あたりの平均生活費は約37.9万円です。

 

毎年物価が2%ずつ上がっていくと、支出は
10年後 46.1万円(月額)

15年後 51万円   (月額)

20年後 56.3万円(月額)

となっていきますが、公的年金は物価上昇についていけません。
物価に対して下がっていく年金では、生活が厳しくなるばかりです。

老後資金を預貯金で持っていた場合には、物価に対して資産(預貯金)の価値が下がっていきます。

先ほどと同じく物価上昇率が2%だとすると
100万円の預金の価値は20年後には67万円に目減りするのです。(預金利息を0.017%と仮定)
100万円で購入できたものは20年後に148.5万円になっているので、48万円分増やして初めて資産が減っていないということになります。

・支出が増え

・年金は物価上昇に追いつかず

・預貯金は物価に対して目減りする


 

  そう!この大変な状況を乗り切るのは、簡単なことじゃない!

というわけで、やはりマネーバランス対策が必要ですね。


1.ライフプランを作ること(人生とお金の計画)
2.家計管理をして、必要な黒字を生み出すこと

3.生み出された黒字額を元手に、長期的に資産運用をすること
4.毎年家計決算をして振り返りをし、対策を検討し実行すること
5.それらを継続していくこと

どれも必要です。

お金や時間を使っても対策を講じることの大切さを、あらためて感じていただけると幸いです。


最後に
日本経済新聞と英フィナンシャル・タイムズ(FT)が共同で、家計ごとのインフレ率を試算するツールを作ったそうです。りましチャートの左側に項目ごとの支出額を入力すると、あなたのインフレ率が表示されますので、ご興味のある方はやってみてください。
コチラです。

 

 

 


 

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こんにちは。札幌のファイナンシャルプランナー・お金と家計の相談家FPまりりんのブログにようこそ。

ついに!2023年4月1日より給与のデジタル払いが解禁されました。

給与のデジタル払いとは、スマートフォン決済アプリや電子マネー口座に給与を支払う仕組みのことです。
 

今月からデジタル通貨で給与を受け取る人がいるのか?・・・・というとそれはまだで、
解禁されたのは「資金移動業者がデジタル給与を取り扱うための申請受付」で、申請受付後に厚生労働省で審査が行われます。

この審査には数ヵ月かかることが見込まれているので、本格運用は夏以降になりそうだとか。
みなさんがお勤め、もしくは経営する企業では導入を検討していますか?

現在(4/4)時点で PayPay・楽天Edy・楽天ペイが厚生労働相に指定を申請済みで、他5社が参入の検討中とのこと。

  政府が給与デジタル払いを推進するのはなぜ?
 

 

そもそも政府が給与デジタル払いを推進しているのはどうしてなんでしょう?
・キャッシュレス決済の普及や送金サービスの多様化の観点から
・給与の受取手段を増やして外国人労働者が働きやすい環境を整え、他国からの人材受け入れを増やす狙い

だそうですよ。

※2023年2月時点で公表されているルールでは、デジタル給与の受け取りには資金移動業者の口座のほかに銀行口座の登録が必要です。
銀行口座を作ることが難しい外国人や何らかの理由で日本の銀行口座を保有していない人の場合、デジタル給与は利用できないのです。

 

  全額デジタル給与で受け取りたい人

 

個人としては金融機関に足を運んだり、デジタル通貨の残高にチャージしたりする手間を省けるのがメリットとは言うけれど、給与を全額デジタル通貨でもらいたいと思う人がどれくらいいるんだろうか?
そんなにいるとは思えない!!
と思うでしょ?

マネーフォワードのアンケート調査では給与を全額デジタルマネーで受け取りたいと回答した人が
2021年冬 10%
2022年冬  8%
でした。

意外と多いと感じました。みなさんはどう思いましたか?
※マネーフォワードは個人向け・法人向けに金融系のウェブサービスを提供している日本の株式会社
マネーフォワードの利用者は平均的な日本国民よりもマネーリテラシー(金融知力)が結構高いと思います。

給与の一部をデジタルマネーで受け取りたいと回答した人は
2021年冬 16%

2022年冬 17%

 

こちらも含めるとそれなりの割合ですね。
年代によって感想が違うところかと思います。
私は電子マネーは使いますが、チャージせずに使っているので必要性がないですね。
それ以前に、給与所得者じゃなかった(笑)

 

  週給制度が増えるかも?


「企業にとっては銀行振込に比べ手数料が減り、振り込みを週1回や隔週にする余地が生まれ、デジタル払いが普及する米国では週1回が4割を超える」
と、4/1の日経新聞(デジタル版)に書いてありました。

へ~~~!デジタル払いよりも週給制度が普及していることに驚きました。

今の自分の価値観の「当たり前」は「当たり前」ではなくなること、よくありますよね。

 

  デジタル通貨って何?

 

実は私が一番気になったのは、給与のデジタル払いが始まることではなくて
そもそもデジタル通貨って、具体的に何を指すんだろう?ってことだったので、あらためて調べてみました。

デジタル通貨とは(明確な定義はない)
・現金(貨幣・紙幣)以外に通貨として利用可能なデジタルデータ
・貨幣価値をデジタルデータで表現したもの
 

デジタル通貨の代表例を挙げると、以下の3種類です。

  • 電子マネー
  • 仮想通貨(暗号資産)
  • 中央銀行発行デジタル通貨(CBDC)

なるほどですね。
上記の定義だとクレジットカードは含まれないのです。
 

 

 


さて、みなさんはデジタル給与を受け取る日が来るでしょうか?
私は事業所得者なので受け取ることはありませんが、デジタル年金を受け取る可能性は無きにしも非ずでしょうか?

世の中がめまぐるしく色々変化するので、理解するのも大変ですね。
皆さまの理解が少しでも深まっていたら幸いです。



 

 

こんにちは。札幌のファイナンシャルプランナー・お金と家計の相談家FPまりりんです。
 

ついに、パート・アルバイトの方も扶養に入れなくなる!!

そんな日が来るかもしれません。

 

かも・・と書きましたが、私は実際にそうなると思っています。

2016年より社会保険加入対象者の適用拡大が進められています。

扶養に入っていた妻(夫)がパート・アルバイト先で社会保険に入ることになる、そういう方が増えていくような法改正が進んでいるということです。

まずは大企業のパート・アルバイトから適用拡大されていきました。

大企業にてパート・アルバイトをしていて所定の基準に合致すると、ご自身で社会保険に入らなくてはいけなくなったのです。


2016年10月からは501人以上の企業に適用拡大
賃金月額が8.8万円以上(年収106万円以上)

週の所定労働時間20時間以上
雇用期間が1年以上見込まれる

学生でないこと

2022年10月からは101人以上の企業に適用拡大

しかもこのタイミングで、雇用期間が1年以上の見込みから2か月超の見込みで適用になりました。


2024年10月からは50人超規模の企業に適用拡大が決まっています。

と、どんどん対象者が拡大されていくのです。


対象となる方たちは自分のパート代から社会保険料が引かれて手取りが減るので嬉しくないと思いますが

自身で社会保険に入ることで老齢年金・障害者年金が増える

健康保険に加入することで傷病手当金の対象者となるなどのメリットがあります。

そして・・・・・・・・

 

政府は全労働者を社会保険に加入させるかどうか検討をしています。
・給料、労働時間関係なく全労働者が社会保険に加入

・年間55万円以上の収入があれば社会保険に加入
ということを検討しているとのこと。

年間55万円以上の収入がある方は社会保険に加入しなくてはならないとすれば、相当な数のパート・アルバイトの方が当てはまってきますね。

いつから適用されるかわかりませんが、パート・アルバイトの方は扶養に入れなくなると思っておいた方が良いですね。
ライフプラン(人生設計)を作る時にも、そのことを頭においておきましょう。
今までは年間60万円のパート収入があった方が同じ手取り額を得ようとするなら、年間70~80万円くらいの収入にした方が良い、そのようなイメージで収入を増やすこともご検討ください。

今までは

「自分が夫の扶養でいる為には年収をいくら以下にすればいいの?」

「扶養を超えて働いたら損ですか?」
などの質問が多かったですが、これからはそんな質問が出てこなくなる時代になりそうです。
ほとんどの方が扶養から外れて、自分のパート先で社会保険に入れてもらう、そういう方が増えていくことでしょう。
 

「年金なんてもらえないんでしょう?」

「自分が65歳になった時には年金がもらえるとは思わなかった」
という声をよく聞きます。

そうならないようにするために、色んな改革が行われており
加入者を増やすというのもその1つなのです。
色々と厳しい時代になりましたね。

だからこそ、若いうちから将来のことを考えて人生設計をし
沢山の変化に対応しながら乗り切っていってほしいです。

 

 

 





 

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札幌のお金と家計の相談家・ファイナンシャルプランナーのFPまりりんです。

先日、10年前からのご縁【マンダラ手帳カフェ講座仲間】

別名・変顔倶楽部の合宿に行ってきました。

15年前にFPとして開業した私は、いつも「人生100年時代」を意識しているので
マンダラ手帳というちょっと変わった8マスの人生手帳で
「100歳までどう生きるか?」から逆算して「今どう生きるか?」に落とし込んでいくようなところが
「これぞライフプランを具現化できる手帳じゃないか~~~!」と気に入って手帳を紹介しているセミナーに行ったことがきっかけで、講師のさとうゆきえさんとのご縁が繋がり

あれよあれよという間に5人でゆきえさんのマンダラ手帳カフェセミナーを受講することになりました。

人生100年時代をマンダラ手帳でデザインしたい方は
ゆきえさんのブログ をご覧ください。

 

 


その後人数が増えすぎてカフェでは開催できなくなったこともあり
今や幻となったマンダラ手帳カフェセミナー。
とても大切な思い出となっています。

そして今でもご縁は続いていて毎年秋に食事会をしているのですが、なんと今年は初のお泊りっ!!

一番若いメンバーのお子さんが中学生になったこともあり、お泊りしやすくなった半面
一番上の二人(私も含む)は親が寝込んだり入院したりで、参加できるかどうか直近まで微妙だったという状況。
二人とも絶妙なタイミングで参加できることになりました。
そんなところにも10年の歴史を感じます。

(今回は4人での合宿となりました)

人生って色んなことがあるけれど
このメンバーは、色々あっても前を向いて乗り切ってきたと思う。
向上心の高い皆だから趣味とか生き方が全然違っても会話は楽しくて仕方ないし、最高に盛り上がりました。

あ~このご縁が繋がって良かった~
あ~このご縁が続いて良かった~
これからも繋がっていたいな
繋がってもらえる自分でいよう

と思いました。

人生100年時代、それを考えたらもちろん資産形成は超重要
でも、お金以上に大切だと感じているのは「ご縁」です。
ご縁はお金では買えないし
誰と出会うかで人生は豊かにも貧しくもなりますから。

そして私がこの10年で成長した証として
「変顔ができるようになりました」(笑)

これは奥が深いですよ。
ちょっと殻をやぶれたってことなので。

定山渓の一棟貸し切りタイプのお宿
なかなか良かったです。
食事が結構おいしかった♡

室内の様子などはゆきえさんの記事でご覧ください。

 



人生100年時代を生き抜くための
・ライフプラン作り
・家計改善
・資産形成
を考えたい方はFPまりりんのHPをチェックしてね。

 

 

 

 

 

 

 

 

定山渓にはカッパさんがいらっしゃる

 

定山渓神社までお散歩

 

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こんにちは。札幌のファイナンシャルプランナー・お金と家計の相談家FPまりりんです。

現在の健康保険証を「廃止」し、マイナンバーカードと一体化した「マイナ保険証」に一本化する時期が【2024年秋】の予定と発表されて話題になっていますね。

マイナ保険証はマイナンバーカードが保険証として使えるだけではなく、スマートフォンに機能内蔵して利用できるようになる予定です。
Androidスマートフォンへの対応が【2023年5月11日】にスタートすることになりましたが、iPhoneについては未定。

マイナ保険証の導入が義務付けられる医療機関では
・新しいシステムの準備と対応

・セキュリティーの強化

・患者への説明や説得


などの対応が予想されており
高齢の医師が開院している小規模な診療所などでは、廃業に追い込まれる懸念もあるようです。

デメリットがかなり大きいという立場の人もいらっしゃるので、世の中にとってメリットばかりではありませんが
個人的には色んなものがスマホに集約できることがメリットだと感じています。

何故かというと、今年財布を卒業したので健康保険証を持ち歩いていないことと

少しでも持ち歩くモノを減らしたいですし、そもそもモノ自体を減らしたいのです。

コロナ禍にキャシュレス化が加速したことで、私が立ち寄るお店の95%はキャッシュレスで支払うことができるようになりました。

その中の6割くらいはスマホで支払い可能です。

数年前に手帳を卒業(Googleカレンダーに)
今年は財布を卒業(Apple Payに) したので
1サイズ小さいバッグに変更し、バッグが軽くなったことが嬉しくて仕方ありません。
 

お客様からも「バッグが小さくなったね」と言われています。意外と気づくものですね。

今は手帳型スマホケースに
①免許証

②クレジットカード1枚
③電子マネー1枚
④念のための1万円
を挟み
⑤Apple Pay(スマホ内のウォレット)にクレジットカードを3枚登録しています。


マイナンバーカードに運転免許証の機能を持たせる「マイナ免許証」の導入が【2024年度末】の予定とされていましたが、現在前倒しが検討されています。

もし、マイナ免許証もスマホに機能内蔵できるようになれば免許証を持ち歩かなくて良くなるので期待しています。

ということで
支払いはほとんどのお店でスマホ決済ができる世の中になり
楽天ポイントやTポイントはスマホのアプリで対応可(ポイントカードを持たなくても良い)
銀行振り込みもスマホのアプリでできますし(しかもログイン時は顔認証で簡単~)
友達との割り勘はPayPay(スマホ)でも対応可能
今後は健康保険証がスマホに入り
もしかしたらマイナ免許証もスマホに入ったりすれば


財布は忘れても良いけれど、スマホは必須!という時代になりつつあります。

今はまだ現金が使えますが、徐々に使えない店舗も出てくることでしょう。

今60代の方が平均余命まで生きるとすれば、あと20~25年ほど生きることになります。
60代までの年代であればスマホ決済に慣れておいた方が良いかもしれません。
もちろん70代以上の方にも余裕でスマホ決済ができている方がいらっしゃることでしょう。

今日60代のお客様が「コンビニで現金で払うのが恥ずかしい」とおっしゃっていました。
クレジットカードを持っているし、ネットショップでの買い物やガソリンスタンドではクレカを使っています。
コンビニでクレジットカード払いをするということにチャレンジしていないだけ、どのように支払ったら良いのかわからないだけだったので使い方をお伝えさせていただきました。

・コンビニでのクレカ払い
・コンビニでのクレカについているQUICPay払い(電子マネー)
の2つにチャレンジしてもらいます。

慣れてきたらApple Pay の使い方をお伝えすることになっています。

スマホさえあれば、ほとんどのことができる。
私が若い頃には想像もつかなかったことばかり。
これからも色んなことが進化していくのでしょう。

今までクレジットカードや電子マネーを使わなかったけど、これからは使ってみたいという方は
相談しているFPや、キャッシュレス決済に詳しいお友達に教えてもらってください。