庚申（こうしん）により眠らず
大河ドラマ「光る君へ」で
寝ないで夜を明かす
庚申の日の夜の様子が
描かれました。
これは、中国から伝わった
庚申の日の夜に眠ると
人間の身体の中に住んでいる
『三尸（さんし）』という虫が
体から抜け出し、
その人の悪事を天帝に報告して
寿命を縮めさせるので、
三尸の虫が出てこないように
庚申の夜は身を慎み、
眠らずに過ごす
という中国の道教の
教えに基づいた行事です。
『枕草子』をはじめ、
平安時代の貴族たちの日記にも、
庚申の夜についての記述が
多く残されています。
貴族たちは、
この夜は外出することなく、
慎み深く過ごしながら
朝が来るのを待ったんですね。
庚申（こうしん）とは
十干（じっかん）と十二支（じゅうにし）を
組み合わせた60種類で構成される
干支（えと）のひとつ
庚申（かのえさる）
のことです。
ほら、2024年は
『甲辰（きのえたつ）』の年でしょ。
2025年は乙巳（きのとみ）
2026は丙午（ひのえうま）
というように60種類あって、
これが、
年では60年に１度
月では60ケ月に１度
日では60日に１度
巡ってくるんですね。
因みに
庚申の年がくるのは
2040年です。
（前回は1980年）
慎み深く過ごしていた
庚申の夜も
時代が下るにしたがって、
碁や詩歌、
管弦などの遊びを催して
酒が振る舞われるなど
庚申本来の趣旨から外れた
遊興的な要素が
強くなっていきました。
室町時代になると、
次第に仏教的な色彩を帯び、
僧侶によって
『庚申縁起』がつくられ、
『庚申板碑』が
造立されはじめ、
庚申の夜の徹夜は
『庚申待（こうしんまち）』と
呼ばれるようになりました。
1582年５月、
織田信長は庚申待の夜、
柴田勝家ら重臣たちとともに
酒宴を催した際、
小用に立った明智光秀に
「なぜ中座したのか」と激怒し、
光秀の首筋に槍を突き付けた
と『義残覚書』『柏崎物語』「続武者物語』に
書かれているそうですが、
史実かどうかは不明です。
この話は不明でも
武士たちも庚申待を
やっていたことは
確かのようです。
一般庶民の間に
普及したのは江戸時代です。
天皇、大名、
武士、農民、町人
全ての人々が
庚申待を行いました。
この庚申の日の風習は
今でも各地の催事として
残っています。
京都の八坂庚申堂、
浅草庚申、
天王寺庚申
が日本三大庚申といわれ、
日本全国に
有名な庚申信仰の社が
たくさん残されています。
八坂庚申堂の本堂では
今でも護摩焚きや、
無病息災を願う
こんにゃく焚きが
行われています。
庚申の申は
干支の申と
この信仰が結びつき
昔から
猿は『厄が去る（猿）』
という語呂合わせで
縁起の良い動物
とされてきました。
四柱推命では、
庚申（かのえさる）の女性は、
サッパリとした性格で、
クールな中に
愛らしさが垣間見える
多くの人を惹きつける
魅力的な女性です。
クールビューティ♡
東スポWEBの写真お借りしました
大河ドラマのまひろ役、
吉高由里子さんそのもの
ですね♡
ですが、
実際の吉高由里子さんは
戊寅（つちのえとら）さんです
日柱に庚申を持っているのは、
安倍なつみさん、
本仮屋ユイカさんです。
ドラマでは、
道長とすれ違ってしまった
まひろの残酷な庚申の夜は
静かに過ぎていきました。
一氣にお酒を飲み干すまひろ…
切なすぎて…もう
涙があふれるシーンです。
2024年の庚申の日は
２月26日（月曜日）
４月26日（金曜日）
６月25日（火曜日）
８月24日（土曜日）
10月23日（水曜日）
12月22日（日曜日）
です♡
徹夜をしなさいと言っている
わけではありません(*^-^*)
自分の生まれ持った星を知って、
自分を大好きになって、
楽しみながら
自分らしく
自由に豊かに
自分の道を進んでいきましょう
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最後までお読みくださり
ありがとうございました♡