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foo-d 風土

自然や芸術 食など美を 遊び心で真剣に

おへそば 再々訪

 自販機で食券を買い自分で蕎麦をテーブルに持って行くセルフの店だが、地元の阿木産の安岐そばを十割蕎麦で食べられる。

阿木川ダムの近くの製麺所で製粉した50メッシュの十割そば粉をこねて、 手打ちではなくノズル式機械で抽出したそばで、蕎麦の麺線のエッジは微かに丸みを帯びている。
(以前手打ち蕎麦家で蕎麦のエッジが甘いのでこれは機械抽出ですかと聞いたら、手切りだと嫌な顔をされたことがある😆)
この様にノズル織でも手打ち蕎麦屋の手入れをしていない包丁と同じレベルにはできるという凄い機械の進歩です。

きちんと手打ちをする蕎麦屋とは味わいは比べられないですが、結構レベルの高い機械で、下手な手打ち蕎麦屋よりも随分と美味しい。
手打ち蕎麦ならもっと香りと味が乗り、もっと美味しくなるが、職人なしの経営なので、これもありですね。

蕎麦屋の味の決め手はそば粉だが、この店は中津川市阿木地区の安岐そばを使用。この安岐そばは結構旨みがあり良いれべるなので、これで助けられている。
 (随分前に調べたところ、先祖は信州の信濃2号でした。信濃2号は長野県中心に広く使われていますが、なかなかレベルの高いそばです。)
 最近、十割の方が美味しく思えるのか、十割蕎麦を売りにしている店が増えていますが、きちんとしたそばの実ならともかく、どうでも良い十割よりもきちんとした二八蕎麦の方が圧倒的に美味しいです。 その点、安岐そばは実自体がけっこう美味いので大丈夫です。

 私は基本的に手打ちの蕎麦しか食べないのですが、ここは味が良い阿木産のそば粉であり、機械打ちでも許せる味に仕上がっていますし、自宅から3.6km 7分の近場なので普段使いに時々訪問しています。

 昨年12月に行った時はまあまあ美味しかった。
 1月に行った時は蕎麦の味が少し落ちていた。
 3月に行った時は更に落ちていて4月も5月も低め安定。

それ以来 蕎麦粉が変わるまでちょっと間をおこうと行かなかったのですが、
 試しに8月1日に行ってみました。
注文したのはかき揚げおろしそば1100円

 


残念ながら辛味大根ではなく普通の大根おろしでしたが、大根おろしも蕎麦つゆも別に出していただけるのは、好みでそのままでもミックスでもできますから嬉しいですね。

まず、何もかかっていないところの蕎麦だけを味わってみましたが、いいレベルの味がして安心しました。機械ですから、手打ちよりは弱いですが、蕎麦の旨みも甘みもありマズマスの味。
待った甲斐がありました。

同じ機械で、同じ製麺所の同じ粉ですから、同じ味でも良さそうなのですが、どんな地方の製麺所でも、自家畑のものでも味は変わります。

たくさんの畑から収穫された蕎麦の実が集まってきますから、南向きの畑なのか北向き、土壌の違いなどで、同じ蕎麦の種類でも、味がおおきく異なります。 特に蕎麦は蕎麦粉と水だけなので素材の味が素直に出ます。
 
今回はその辺にある並の手打ち蕎麦屋さんよりいい味がしていました。

 何十キロかの単位で蕎麦粉を仕入れられると思いますが、次回はどう変わるかわかりませんが、今の粉はいい線を行っていますから、あるうちに食べてみられたらいかがでしょう。

おへそば
岐阜県恵那市東野171-5
090-8237-0888
営業11時~14時 水曜定休

染めと織の万葉慕情69

 妹が手本を離るるこのごろ

   1983/08/05 吉田たすく

 

 毎朝三十分から一時間自転車で郊外を走る事にしている。

 今朝は道ばたで”へくそかづら” を見つけ持ちかえり、鉈(なた) さやのつり花入れにさしたらしてたのしんでいます。

 この “へくそかづら"は山野の草木にからんでのびるつる草で勢力の強い草です。 夏にさくのです。 小指の頭くらいの小さな朝顔形の白い花でその奥にほんのりピンクの紅をそめた優しさは、たくましいつるに似ず可憐そのものです。 そのつるをちぎると青くさいので»へくそかづら"といういやらしい名がついたのでしょう。

 万葉にこの草の歌が一首あります。

 さうけふに

  はひおほとれる

    くそかづら

  絶ること無く

   宮仕へせむ

 " さふきふ" という灌木にはっておおっているくそかづらのように、絶える事なく長く長く宮仕をする事である。

 横道にそれましたが"手本”「たもと」の歌にかえります。 妹の手本を巻いてとは、二人寝の事をいうのですが、万葉歌ではそのような事があったとか、今は夢に見るだけといった歌い方で恋情をあらわしています。

 かくばかり

  恋ひむものぞと

    思はねば

  妹が手本(たもと)を

    巻かぬ夜もありき

 こんなにも恋い苦しむものとは思わなかったので、妹のたもとをまいて枕にして寝ない夜もあった。

 二上(ふたがみ)に

  隠らふ月の

   惜しけれど

  妹が手本を

   離(か)るるこのごろ

 二上山に月が隠れるようにあなたも行ってしまい惜しい事だ。共寝をした妹の手本も離れてしまったこのごろのわびしさよ。 またこの歌のスタイルとよく似た歌があります。

 世のなかに

  恋繁けむと

   思はねば

  君が手本を

  まかぬ夜もありき

 恋心がこんなにも、はげしいものとは思わなかったので、あなたのたもとをまいて寝る事のない一人寝の夜もあった。

 このように大変よく似た歌が万葉にはよくあります。今でいう”変え歌"のたぐいかもしれません。

 次の歌もそのような歌の二首です。

 現(うつつ)にも

  今も見てしか

   夢のみに

  手本まき寝と

   見れば苦しも

 現にと

  思ひてしかも

   夢のみに

  手本まき寝と

   見るはすべ無し

 現実に今、妹に逢いたい。 妹とたもとを巻いて寝る夢だけ見るのは苦しいの。もうひとつは、現実にと思いたい、夢にばかり妹ともとを巻いて寝る夢だけ見るのは何ともたえがたいものよ。

 どちらの歌が初めにあってそれをまねた歌がどれなのかはわかりません。

 袖を巻く歌につづいて、手本を巻く歌をたくさんならべましたが、袖も手本も、共寝の表現に詠われた歌ばかりでした。

 私がこのような歌だけをさがしたわけではありません。あしからず。 これで袖と手本の歌を終わります。

       (新匠工芸会会員、織物作家)

 

 

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 屁屎葛(ヘクソカズラ)

オオイヌノフグリに負けず劣らず可哀想なな名前ですね。

古名はクソカズラ(糞葛・屎葛)で、平安時代にはもうつけられていた名でした。しかし、つけた人はこの花の可憐さが理解できないあまりにも下品で、可哀想な人ですね。

別名、ヤイトバナ(灸花)、サオトメバナ(早乙女花)サオトメカズラ。こちらは美しい名前でほっとしますが、こちらを正式名称にすべきだったと思います。

中国植物名では鶏屎藤(けいしとう)。中国でもひどい。

英語でも、Skunkvine(スカンクのつる草)

臭いの原因は、ヘクソカズラに含まれているメルカプタンという揮発性物質にあります。メルカプトンはガス漏れ検知のために、ガスの臭い付けにも使われています。 これは植物の食害防御策。

ほんの少し臭い感じはありますが屁糞って言われるほどではないと思います。

染めと織の万葉慕情68

  巻きて寝し 妹が手本を

   1983/07/29 吉田たすく

 

 

 今日は“妹が手本(たもと)に”詠われている歌を取りあげてみます。

 死にし妻を悲しび傷む歌一首

「作主詳(さくしゅつまびらか)ならず」と前おきしてはじまります。

 天地の

  神は無かれや

   愛 (うつく)しき

 わが妻離(さか)る

  光る神

   鳴波多少女(なるはたをとめ)

    たづさへて

  共にあらむと

   思ひしに

 情違(こころたが)ひぬ

  言はむすべ

   せぶすべ知らに

 木綿襷(ゆうだすき)

  肩に取り掛け

   倭文幣(しづぬさ)を

 手に取り持ちて

  なさけそと

   われは祈れど

 巻きて寝し

  妹が“手本”は

   雲にたなびく

 天地に神様は無いはずはないのに可愛いいわが妻は遠く死の国へ行ってしまった。 「光る神」は枕詞で鳴波多にかかり、波多少女の“はた"は地名であろうとも言う本もあり、ある本では解釈に疑問があるともいわれている。そこで私は“はた織りの乙女"と思っています。(まちがいかもしれま

せんが)

 そのはた乙女(妻)と手に手をとって共に暮らそうと思っていたのに、予期に全く反してしまった。何とも、言うすべもするすべも分らず。 木綿襷(ゆうだすき)。

 木綿と書いてありますが、万葉時代には今でいう木綿(コットン)は日

本に有りませんでした。麻とか楮(こうぞ)の事で、これらの繊維でつくった“たすき"を肩に掛けて、倭文幣(しづぬさ)

 倭文は(大陸から織物技術が移入する以前の日本古来の織物の事で) 古来織の神前にまつる“ぬさ”を手に持って、妻を離さないでと祈るのだけれど。

 巻いて共寝をした妻の"手本”の布は雲にたなびいてしまってもう帰っては来ない。

 この歌に反歌一首がついています。

 現(うつつ)にと

  思ひてしかも

   夢のみに

 ”手本”巻き寝と

  みるはすべ無し

 現実に妻と寝たいが今はなく、夢にだけ妻の手本を巻いて寝るのを見るのは、全く何ともたえがたい事ですね。

妻とのうま寝を思い出し夢にみる妻の手本に泣くのです。

「右の歌の二首。伝誦するは遊行女婦蒲生(あそびめかまふ)これなり」とあります。 はじめに書いたように作者は不明ですが、この歌二首を口伝えしていたのは、“あそびめ”の蒲生(かまふ)という女であったと書かれています。

 なき妻を思ふ歌をどうして、あそびめが伝えていたのでしょうか。 そのゆかりはわかりませんが当時のあそびめの情と教養がしのばれます。

         (新匠工芸会会員、職物作家)

 

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 倭文(しおり、しとり、しず)

「倭」名が使われている様に、天孫降臨以前からあった日本最古、日本人が造った最古の織物です。倭文織(しとり、しずおり)

 まだ、絹や綿、麻などのもたらされない時代で、コウゾやカジノキ、シナ、藤など野山の植物で織られた幻の布です。

古くから神様の服(神御衣)として『延喜式祝詞』に記載された祭りの中で登場しています。

 その布を織る専門の織工集団は大和朝廷の重臣要職八色姓の第三位で『倭文部(しとりべ』と呼ばれ、首長は宿弥(すくね)の位でした。

 その氏族の祭る神社を『倭文神社(しとりじんじゃ)』と言い日本各地にありますが、その中で一番社格が高いのが伯耆国一ノ宮(鳥取県湯梨浜町の 東郷湖沿い)の倭文神社であり、倭文部として最大のものであったと考えられます。

 また、伯耆一宮の倭文部=織物集団は、古代入江であった東郷池の浅津(あそず)(「津」とは港のこと)から西の出雲へ船で農産物を出荷していたとみられ、大和王朝系ではなく、元々は出雲王朝系と思われます。

 静御前が源頼朝の前で義経を偲んで「しずやしず しずのおだまき」と今様で歌った「しず」は、この倭文織から来ており、この今様の本歌の平安時代、在原業平の伊勢物語を最後に倭文織の文献は出てきていませんから、倭文織は平安時代末期には消えていった幻の布となります。

 どこかに痕跡や資料が残っていないか探していますし、最近研究者も少し出てきていますが、現存するものが無く、幻だと言われていたのですが、1996年3月、天理市下池山古墳(古墳時代初期)から、大形の和製鏡に付着した珍しい縞織物の小さな切れ端が発見され、これがもしかしたら倭文織ではないかと言われています。

染めと織の万葉慕情67

  たもと巻き変へ

   1983/07/22 吉田たすく

 

 

 袖の歌のつづきになりますが、手本(たもと)の歌をひろいました。衣生活の移り変わりによって現代では、「たもと」という言葉はほとんど耳にしなくなりました。 戦前派の私達は男子でも着物を着用していましたので、たもとから手を出してとか、たもとに物を入れて、などはごく普通の会話に使ったものですが、今の洋服生活では物を入れる 「たもと」などありませんので、「たもと」は死言になってしまったのです。

 袖のすそが袋状にたれ物を入れる事も出来るような形になったのは、室町時代の小袖があらわれて、和服のスタイルが出来あがった後の事で、着物の袖の事です。 室町時代よりもずっと昔の万葉時代の袖は、大陸の服のスタイルですから筒袖で、今の洋服より少し広い袖でしたから、物を入れたりする事は出来ませんでした。

 万葉には袖の歌と同じような「たもと」の歌がかなりたくさんあるのです。

「手の本」と書いて「たもと」とよび、袖のビジのあたりをさしているようです。 山上憶良の歌に若い頃をしのび、今はもう年をとりみにくくなった老人の悲哀の歌の中に次のように詠っています

 

乙女らが

 乙女さびすみ

 唐玉(からたま)を

  手本にまかし

   同盟児(よちこ)らと

  手たづさわりて

   遊びけむ...

 

 舶来の玉(いまでいうブレスレット)を”たもと”にまいて友人と遊んだというのです。

 

 続いて男子の様子も詠われているので読んでみましょう。

 

 大夫(ますらを) の

  男さびすと

   剣太刀(つるぎたち)

  腰に取り佩(は)き

   猟弓(さつゆみ)を

  手握り持ちて

   赤駒に

  倭文鞍(しづくら) うち置き

   はい乗りて

    遊びあるきし...

 乙女らが

  さ寝す板戸を

 押し開き

  いたどりよりて

 真玉手の

  玉手さし交(か)へ

   さ寝し夜の・・・

 

 男子は男子らしく太刀をはき、弓を持って赤色の馬に倭文鞍(しづくら)を置いてそれに乗り(しづくらとは、大陸から織の技術の入って来る以前の日本古来の伝統的織物の布で作った鞍のこと)遊びあるき、乙女の寝ている家の板戸を押し開いて、床にたどりつき、玉のような美しい手と手を交わして寝た夜もあったというのです。

 

 先週までの袖の歌では「真袖さし交え」というところでしょうが、「手を巻く」と「袖を巻く」とは同じ意味で、「たもと巻くとも同じ事なのです。

 万葉には袖を巻く、たもとを巻くと詠っても、二人のうま寝の様子を詠った歌はなくて、さきの歌のように若いときはああであったとか、今は想うだけで出来ないが、彼女(彼氏)と袖やたもとを巻きたいものだとか、夢に見たいものだとか、願望や悲哀の歌が多いのです。

 

 現(うつつ)には

  またも得(え)言はじ

    夢にだに

   妹がたもと

    まき寝とし見ば

 

 現実ならばさらに何もいう事はないのだが、せめて夢にだけでも妹のたもとを巻いて寝ているところを見たならば仕合せだのになあー。

袖もたもとも二人のうま寝を現わす言葉に使われていました。

       (新匠工芸会会員、織物作家)

 

 暑くジメジメとした梅雨が明けましたが、暑さはこれから

 少しでも涼しく感じていただきたいと思いつつ生けてみました

 

 

〈花材〉

オンシジウム

トクサ

竜胆

ガーベラ

玉羊歯

 拙作花器 銘 「双龍」

 

 

 

 一昨日 野に出かけましたらもうひぐらしが鳴いていました

 



 ひぐらしの

  鳴く山里の

   ゆふぐれは

  風よりほかに

    とふ人もなし

     〈読人知らず〉

 

 海賊船

初めて乗ったのは18のころ

 ロープウェイを降りて

    湖畔を散策し

  どちらが言い出したわけでもなく

 乗った

 頬を撫でていく風が

    そっとキスをした

  芦ノ湖

 

 


11時に到着 七組17名が待っていて私の前で満席

 

大阪府枚方市駅から線路沿いに5分歩いたところにある。駐車場はすぐ近くのコインパーキング

 

大阪でソバと言えば凡愚だが、凡愚で修行の後、独立して出店

 

 凡愚は30年くらい前大阪に商談で行くと時々お邪魔していた。特に大きな看板が異様だったな・

 

 天笑は、全国からその年の一番よい素材を使ってそば粉から製造しているという手打ちそばは、あのミシュランで星を獲得した逸品。そばは細切りと粗挽き、そばがきの3種がある。名物の「そばがき(950)」は、もちもちとした食感で、かみしめるとそばの香りが口から鼻に抜ける。各種日本酒も揃っているので、ぜひ合わせていただきたい。と書かれていた。

 

 

11時45分ようやく席へ

 

 

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壁の造作が良いね

バンタジが決まっている

 

お品書き拝見

 

注文は

●蕎麦がきと酒とそばのセット

(そばがき(小)・日本酒1合・漬物と丸干し・細切りそばか粗挽きそば) 2800円

●細切りそば1200円

お酒は醴泉とみむろ杉の二種から選ぶので。瓶を見せていただく。

みむろ杉

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みむろ杉 ろまんシリーズ

Dio Abita
ディオアビータ

日本酒というより綺麗な酸味と甘みのあるサラッとしたジュース

甘くフルーティな酸味の効いた日本酒らしくない味

お昼時に飲むには良いね

 

 

蕎麦がき 20メッシュ位の粒子

甘い 良い味だ

 

練り方が少なく粘りが少なめで、箸でサッと切れる

こういう風だとあっさりと感じて夏場には良いかも。

 

蕎麦掻きを 海苔に巻いて食べる

これがまたうまいんだな

 

 

久しぶりの丸干し 美味しい

浅漬け

茗荷 人参 胡瓜 茄子 セロリ

塩分少なめで旨みが出ていて丁度良い感じ

 

 

丸干しが旨い

 

細打ち

大根三種 鰹節付き

蕎麦一口分取りその上に鰹節と辛味大根を乗せて

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粗挽き

17本切り 15メッシュ位

甘くて旨い蕎麦

 

 

蕎麦湯

備前だね 良い器だ

 

 

打ち場

 

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そば切り 天笑

枚方市岡南町10-30
072-846-7166

名古屋から勝川駅までJRで18分 勝川駅からシュバルブランまで徒歩2分という好立地にあるフレンチレストラン

 

 勝川は私が昔住んでいた街です。現在は開発されて駅前も都会の街の様になっていますが、当時はどこにでもある寂れたような田舎でした。

大昔、一宮市郊外に住み名古屋駅前で仕事していた頃、毎晩の様に名古屋の錦三丁目(中部地方最大の歓楽街)等で飲んでいました。時々終電に遅れそうになるのと自宅までちょっと不便なので、錦三丁目から自宅までタクシーで2000円くらいで帰れる場所は無いかと、地図にコンパスで引いてみた。名古屋市緑区、名東区、瑞穂区などあるが、地価が高く安サラリーマンにはちょっと無理。名古屋市で多少でも合いそうなところは通勤に地下鉄とバスを乗り継いだりと不便なところばかり、更に毎日空気の悪い地下鉄に乗るのは嫌だ。名古屋市以外含めてJRや名鉄の駅まで徒歩で行けて地価が高くないところは無いかと探したら、穴場があった。勝川だ。 守山区の隣、春日井市の中でも最も名古屋に近く、JR名古屋から勝川駅まで18分。古い駅舎と古い駅前商店街、畑のある忘れられた様な場所。更に私の見つけたのは勝川の中でも一番名古屋よりの場所で、準工業地区で畑の中に小さな工場が点在するような田舎だが、錦三丁目から11kmタクシーで20分 2000円で帰れる。勝川からは直通バスが名古屋空港(当時はセントレアがないので海外へ行く時もこの空港でした)へも出ていて、海外出張も時々あったので、どこにいくにも便利過ぎる場所だと購入して住む様になりました。

 

 

勝川駅を降りるともう別世界。 あの平屋の汚い駅舎も忘れられた様な勝川商店街も跡形なく無機質な都会の駅の様相です

しばらく歩いているとシャトーっぽい感じの柱を持つビル

 

シュバルブランの入っているところです。

 

 

 

通路を奥に

 

 

店内は結構ゆったりとして白に統一されている

 

 シュバルブランの山本シェフは6月に箱根で行った日本最初のオーベルジュを開いたオーベルジュ・オー・ミラドーの勝又氏のところで修行されている。そして、名古屋のグルメな友人おすすめの店なので、期待のもてそうなお店です。

 案内には『目にも鮮やかな正統派の味わいをフルコースでご堪能あれ 旬の素材をふんだんに使用し、手間暇かけて味わい深いフランス料理へと昇華』とある。ワインにも特にこだわりがありペアリングを特に押されている。

 ディナーは15000円と22000円のフルコースがあり、15000円のと10000円のペアリングをお願いしてある。

 

シャンパーニュ

 テルモン

シャルドネ43%、ムニエ37%、ピノ・ノワール20%

トロピカルフルーツを焼いた様な風味に酸がやや立つ感じで 夏の暑さにはいいね。

 

渥美半島 カリフラワー とうもろこし はまぐり バーニャカウダ アンチョビソース

 

バーニャカウダと聞くと いつもちょっと拒否反応が出る。というより 大丈夫かな?っと思う。

バーニャカウダはピエモンテ語で「バーニャ」は「ソース」、「カウダ」は「熱い」の意味で、オリーブ油、アンチョビ、にんにくで作った熱々のソースに野菜をつけて食べる料理です。

アンチョビはカタクチイワシの塩漬けですが、多くのアンチョビが古い魚の嫌な生臭みがするのです。海の近くで新鮮な魚しか食べないで育ったので、古い魚特有の匂いは全く苦手で、安いお店では怖いので絶対に注文しません。それ以外の店でもなかなかいいいものがすくないので、心配していましたが、このお店のものは特に臭くなく美味しくいただきました。

 

次のワインは

フランス ニースの近く小さなワイナリーのビオワイン

ル・クロ・サン・ヴァンサン  ル・クロ ロゼ 2015年

これも良い味のロゼでした

 

●タルタル

 

ニュージーランド

オーラキングサーモン

信州サーモン

信濃ユキマス

ビーツ

赤玉ねぎ乳酸発酵

 

赤玉ねぎ乳酸発酵が結構美味しいので聞いたら、

赤玉ねぎをヨーグルト漬けしただけと言われた

 

 

カダイフ

オマール海老

穴子

 

下の黒いのは黒舞茸

 

ドメーヌ

 

蝦夷鮑と白鮑のハイブリット

グリーンアスパラ

 

 

 

ブルゴーニュ

サン-ロマン2015 

シャブリ

 ブルゴーニュ地方でシャルドネ種から造られる白ワイン

柑橘系の辛口


 

料理の合間合間にシェフとお話ししつつ進んでいく

 

千葉金目鯛

上にパプリカ桜海老九条葱

下はズッキーニ

 

 

グレ・バイ・コス・デストゥルネル2015

ぶどう品種:メルロー60%/カベルネ・ソーヴィニヨン40%

ボルドーのフルボディ

ドライフルーツっぽい奥行きの深い味

 

メイン

渥美の和牛

上に名古屋コーチンのムース

エリンギを半日乾燥させ旨みを閉じ込めたもの

 

渥美の和牛 美味しい 柔らかく脂の旨みが十分ありすごく旨いが、一切れ、少なめで十分 お腹がいっぱい 

 

エリンギも美味しい

 

 

ここで、チーズはいかがっと 勧められ

ほんの一口づつくださいっと。

どれも美味しい

これらチーズに合うワインをお願いします。

 

持ってこられたのは やはり、ポートワインだった。

 

クローン コリェイタ・ポート2007

 

まったりと濃厚でチーズによく合う おかわりしたいぐらいだった

 

 

デセール

 

ヨーグルトその上パッションフルーツその上ブルーベリー

パッションフルーツ

 

コーヒーのメレンゲ

カヌレ

美味しいカヌレでした。

 

 

ご馳走様

まだ明るいうちに入店し 外に出ると満月が輝いていました

 

6時に入って10時に退店 4時間もの間 美味しい料理とお話し好きなシェフと会話しながらとても長い時間お邪魔してしまいました。

予想以上に良いお店 また日を改めてお邪魔したいと思います。

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シャブリとは、

フランス・ブルゴーニュ地方でシャルドネ種から造られる白ワインのことです。フランス・ブルゴーニュ地方といっても縦に長く広い地域ですが、シャブリ地区は一番北部ヨンヌ県という場所で造られています。シャブリ地区は、冷涼な気候と石灰質な土壌が特徴的。フレッシュな酸味とミネラル感を味わうことのできる、辛口の白ワインです。

シャブリワインの特徴

生産される産地は、「シャブリ地区」

シャブリが造られるシャブリ地区は、キメリッジアン土壌から出来ています。キメリッジアン土壌とは、石灰岩と泥灰岩で小さな牡蠣の化石をふくんでいる特殊な土地です。また、遅霧に悩まされるほど冷涼な地域であることも、ワインの味わいに大きく影響してきます。

格付けで大きく変わる値段

シャブリ地区では、畑それぞれに格付けが付いています。上のランクから、
・グラン・クリュ(特級)
・プルミエ・クリュ(一級)
・シャブリ
・プティ・シャブリ
計4つのランクに分けられ、グラン・クリュはシャブリの中でも最上級ワインです。

グラン・クリュには、7つの畑があり、プルミエ・クリュは40の畑があります。シャブリのグラン・クリュは、生産地域も合計で100㏊ほどと狭く、希少性も高く、ブルゴーニュ地方の中でも高級ワインのひとつ。

 

 

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春日井 レストラン シュバル ブラン

春日井市 (Japan・愛知県)春日井市柏井町1の75ポンプルムース1b
0568-37-2417

 

 

 

勝川 シュバルブラン ミシュラン⭐️1

先回、オーベルジュ・オー・ミラドー①で ボルドーのシャトーを思わせる荘厳な建物「パビヨン・ミラドー」とバリ島をテーマにした「コロニアル・ミラドー」をご覧にいれましたが、今回は、テラスダイニングへ案内されてのディナーについてお話しします。

 

その案内文

 『伝統的なフレンチと和の技法を融合させた、新たなフレンチの境地を開拓

オー・ミラドーの料理のテーマは 「西と東の融合」。40年以上フレンチの最先端を走り続けてきた技術と経験をベースに、伝統的かつ繊細な和食の技法をも取り入れた、日本における 地方でしか作ることができないフランス料理 を追求しています。一皿ごとに出会う、食材と調理法の組み合わせの妙、そして、繊細さと大胆さが融合したアートフルな一皿一皿は、「勝又流フレンチ」の集大成であり、ここ箱根の地でさらに進化を続けています。その料理は国内だけでなく世界の料理人や著名人のお客さまに高い評価を受け、数多くの食通の方々にも絶大な支持を受けています。』

 こう書かれており、期待感がふくらみますが、さあどういう料理が出されるのでしょう楽しみです。

 

 

 

 

 

★アペリティフは、まずシャンパーニュ

 パニエ・ブリュットセレクション

 シャルドネ、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエ ヴィンテージ NV 

シャンパーニュらしい細かな気泡。綺麗なミネラル感のある香りに上品な酸。ちょっと強めの酸だがなかなかバランスの良い味わい。

 

 

 

Menu de Gala" HAKONE"

箱根ガラメニュー 

(Galaとは、特別な催し)

 

⚫︎アミューズ・ミラドー

左から

鯛のソーセージ

パン

キッシュ

マグロ入りミルフィーユ

この子供の世界のような不揃い感が なんとなく可愛いね

 

手前の両サイド

左は

紅鱒のスモークに茗荷の傘

茗荷がうまく生きていて おいしい

なかなか良い使い方ですね。

 

右の木の株は魚のムース

少し生臭

 

⚫︎魚卵のビスケット

甘味を抑えたビスケット

カップの中は鯛のアラのスープ

微かに生臭だが濃厚なスープ

美味しいが

 木の芽の味と微妙に喧嘩する感じ

 

 

次の飲み物

★白ワイン

 アラン・パレ コート・デュ・ローヌ ヴァルヴィニエール

ヴィオニエ100%

 ヴィオニエはフランス南部ローヌで生産される白ブドウ

シャルドネに似て香りは豊か、旨み酸味のバランスはまあまあの辛口 並の味

 

 

⚫︎フランスアスパラと ばしょういか

 アスパラに、干した芭蕉イカのスライスをまぶしたもの

 

バショウイカとは、静岡県の沼津地方で呼ばれるアオリイカのことで、体の形が芭蕉の葉に似ているからだそうです。

黒いソースはイカ墨ソース

香りは生臭いが食べてみるとそうでもない。

 

(生臭いと言ってもフレンチの魚の生臭さですから普通ですが、和食屋の新鮮な魚の匂いとは微妙に違う、普通の方は感じないレベル。偶々私が海に近い所で生まれ育ったので、魚の生臭さに敏感なだけで、味には関係ありませんが、個人的に気になるだけです。)

(魚の生臭というものはたくさんあるんです。言葉では「生臭い」としか表現しませんが、獲りたての生きている魚の生臭さと、死後数時間経った魚の生臭さ、数日後の生臭さ、 煮たものでも、極新鮮なものを煮た場合、内陸部で多いちょっと古い魚を煮た時の生臭さなどが、魚の種類により変化して様々な臭いがなんとなく感じます。)

 

クロワッサン仕立てパンがすこぶる美味い

キノコかカタツムリに見える

上は固く株は柔らかく味はバターが効いたクロワッサン

 

⚫︎天城黒豚、海の幸

 

木のプレート

 

ファグラ

 微かな苦味

 

天城黒豚

(黒豚のいろんな部位)

 

発酵レモンクリーム

日向夏、海老などどれも伊豆や地元のもの

 

次のワイン

★赤 ブルゴーニュ

フィサン ルージュ2018

 ジャン・ミッシェル・モラン

ピノ・ノワール 100%

花を思わせる香りに少しミネラル感、バランスよく、いい味わいの良いワイン

 

⚫︎契約農園野菜、 オランデーズ

(オランデーズとはバターとレモン果汁と卵黄を使用して乳化し、塩と少量の黒コショウまたはカイエンペッパーで風味付けしたもの。)

赤玉葱

泡の下は北海道じゃがいも

 

ひろかわのうえん新人参

塩茹で 甘味が無く 辛い

人参って甘いものなのになぜ?

 

⚫︎本日の磯魚

相模湾スズキのソテー

 トリュフ、シャンピニオン

パセリ その下マッシュルーム

鱸の塩麹漬け

 

鱸が塩辛い

 

水用のグラスの一部分が生臭い

 魚を触った手で1ヶ所触った様だ。

 こういうことは様々なレストランでよくあるんですよね。特に忙しいお店の方が発生しやすい。お店の方は厨房でそういう匂いの中にいるからわからないからよっぽど注意をしていてもグラスや茶碗に匂いが移ってしまう。

 ダイニングにいるとこんな弱い匂いも感じてしまう。客とは怖いものです。

 

日曜の夜は箱根あたりの客は帰った後か 客は2組 

でもホールサービス担当の方は3名も。

 ちょっと申し訳ないような感じ

 

パンがすこぶる美味しい

 

⚫︎天城黒豚、 ジューンベリー(6月実るベリー)

赤キャベツ

クレープ大根

 

天城黒豚の脂にジューンベリーの酸味が良く合い美味しい。

でも脂部分が特に多いので 脂部分を外して切って食べる、

油を外すとその部分は特に美味しい

もう少し脂肪層が少ないと満足度がとても上がっただろう。

 

 

 

 

メインディッシュを終えた所で

 

「お好みでチーズはいかが」とテーブルの横にズラリ。

こうくると チーズに目がないので頼んでしまう

お腹はいっぱいなのでほんの一口づつくださいと好きなものを注文

 

そして、おいしそうなチーズだと、それに合うワインも頼んでしまう

こういうときは甘いワインが常道、貴腐ワインだね。

ソーテルヌの貴腐ワイン

Ch. Lamothe Guignard

シャトー・ラモット ギニャール2018

 

フランス ボルドー ソーテルヌ

セミヨン 90%、 ソーヴィニヨン・ブラン 5%、ミュスカデル 5%

 

貴腐ブドウの甘さが生きた焼き林檎に近い味わいでなかなか美味しい

 

 

本当に一口づつ

  口はもっと欲しいのだが、腹一杯で、ちょうど良い量だ。

 

ウオッシュ2種類

ブリー

 

しっかり熟成し沢庵に近くなった香りのウオッシュ

 

イチジク等ドライフルーツ

 

どのチーズも良い味だがやはりウオッシュがいいね

 

貴腐ワインのまったりとした味がよく合いすぎる。

 

日本酒の貴醸酒のいいものの15年以上寝かせたものならよく合うだろうな。

 

 

⚫︎ピスターシュ(ピスタチオのこと)、りんご

 

クッキーの上にhピスタチオアイス

ココア味のスティック

リンゴドライ

 

 

 

⚫︎小田原の小梅を乗せた梅のタルトと花梨のチップスのアイス

 

タルト すごく美味しいが甘味をもっと抑えたら最高だろうね

 

抹茶のフラン ( +500yen)

 

プチフール

 

 最後のデセール 6種類

今箱根で満開の紫陽花をメインに

  箱根のお花畑のようなデセール

 

 

小さな赤いものはパプリカのジェリー

クリームは人参 ブラック胡麻

包んだものにも胡麻

飴細工

抹茶ホワイトチョコ

胡桃のヌガー

キノコ風味のメレンゲ

コーヒーはいつものようにエスプレッソのダブルです。

 

美味しい

 

 

 どの料理もきちんと手が入り上品ですが場所柄少しカントリー風なアレンジメントがされ素晴らしいと思いました。

味もそれぞれの料理ごとに完成を目指してあり、そつのない味で、とても美味しく素晴らしいんですがまんまるに近い味で、尖ったところのない味。 というか、クセのない優等生の味というかグッとくる味というのとは違うおいしさでした。

 そういう丸く完結した料理がコースで出されていくのですが、例えば塩分濃度などは同じ様な感じで、一品づつ食材ごとに薄味でも、同じ様な濃度が満遍なく続くと少しづつ舌で感じる濃度が増してきますし、変化が欲しくなります。

 これはどんなコース料理のお店でも感じることですが、それぞれの料理は丁寧に作ってあり素晴らしいのに、交響曲のピアニッシモやフォルテッシモ、速さもラルゴ、アンダンテ、アレグロなどのようにコース料理の中に優しく 強く 流れる様になどという作り方があまりされていないんです。

 

 せっかくのコース料理です。

とても難しいことですが、

盛り付けも含めて、味の中にも、序章 アンダンテ ピアノからフォルテに入りピアノからピアニッシモ フォルテピアノ フォルテッシモなどが旋律と共に滔々とながれていく。 そんな素晴らしいコース料理が食べてみたいと思います。

 

また余談に入ってしまいましたが、

 

ゆったりと贅沢な美味しいディナーで 楽しいくいただきました。

 

夜9時をまわり もうすぐ10時 4時間ほどゆったりと贅沢な時間

 シャトーも 眠りにつく時間

闇夜に輝くボルドーのシャトーを思わせる荘厳な建物「パビヨン・ミラドー」、

バリ島をテーマにした「コロニアル・ミラドー」、一番歴史のある館で、もっともフランスらしいしつらえの「本館」3つの建物にそれぞれの世界観 素敵なところでした。

 

 さて、これから車で5分ほど

  今日とっておいたホテルへ戻ります。

このシャトーと比べると素泊まりでも5分の1以下で、今日のワイン代の半分位、素泊まり5500円でおそらく箱根でも一番安いホテルですが、おそらく売却されたホテルをリニューアルしてオープンしたけっこうゆったりとした温泉のあるいいホテルです。

   クロークにとてもキビキビと的確に動く日本語の上手すぎる可愛いインドの女性がいて安心感もあり

     ゆったりとした温泉のあるホテルでけっこう綺麗でとてもリーズナブル。

 

 まあどんなホテルも寝てしまえば一緒ですからね。

旅行では、建物と一体で楽しむ以外は、その地方の食を大切にするので、ほぼどこに行っても露天風呂か大きなお風呂のある安宿に素泊まりで、その分その地方で一番美味しそうなお店に行っています。

 

さて、明日はまた箱根の美術館巡りです。でも箱根の美術館はどこも広大なお庭や大きな建物で見るのに時間がかかり、1日に2~3館が限度で、全部見ようとすると数日間滞在する必要がありますね。 大学に入った頃彫刻の森美術館へ来て以来何度も来ていますが、湖、大涌谷等 景色の変化も大きく沢山の美術館があり、次回は箱根に数日滞在することにしてまたじっくりと来ることにしましょう。

 

 

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オーベルジュオーミラドー 勝又登

 

神奈川県足柄下郡箱根町元箱根159-15

0460-84-7229

https://mirador.co.jp

 

「自然の中に身を置いて、料理の原点をさぐる。それが、私がここにいる意味です」と勝又登さんは言う。

1973年、フランスでの修業を終えた勝又さんは、東京西麻布に「ビストロ・ド・ラ・シテ」をオープン。それは、フランスの街角で出合えるような気取らないフレンチの店として、日本在住の欧米人や時代の流れに敏感な都会の人々に支持され、ビストロブームを巻き起こした。

端から見れば、順調そのもの。しかし、勝又さんの頭に浮かぶのは、自然豊かな地方に店を構えるフランス人シェフたちの姿。彼らはマルシェで顔なじみの生産者から新鮮な食材を買って、料理の腕をふるっている。勝又さんにとっては、その姿こそが料理人にとって最高の幸せと映った。彼らが作るのは、地元の食材を生かした最高級の料理。その味に引き寄せられるように人々が集い、地方が活性化し、発展していく。その様子は、勝又さんの脳裏に深く刻まれていた。

「ヨーロッパのオーベルジュは、食通や文化人が滞在して食を満喫し、その地の幸や歴史風土を楽しむ空間。そこに知的なニュアンスが生まれ、地域振興にも貢献することになる。日本にもそんな場所を作って、私のフランス料理を食べてもらいたかった」

 

 日本列島は北から南まで素晴らしい食材がたくさんあり、大都会には全国から美味しい食材が集まってくるので美味しいレストランがいっぱいありますが、現地でしか食べられない食材もたくさんありますし、現地の山々や環境の中でその地方の旬の食べ物を食べるということほど素晴らしいものはありません。

 

 オーベルジュ(Auberge)とは直訳すると「旅籠」の事で、”郷土料理を提供するレストラン付きのホテル”を意味するフランス語。

フランスの田舎に多い、料理を楽しむことを滞在のメインの一つにしている宿泊施設のついたレストランのことで、小規模のホテルが多く、料理だけでなく家庭的なサービスも魅力のひとつです。

 日本でも、レストランが自慢のペンションなどにこの名称を使うところが増えています。

 オーベルジュは、何と言っても、その土地ならではの食材を使用した本格的な料理が最大の魅力。

 日本にも昔から、地方に郷土料理を提供する有名な料理旅館があり地物の美味しいものを提供しており、現代でも京都・花背のつみ草料理 美山荘や、長野県下諏訪のみなとや旅館その他多数ありますが、「オーベルジュ」として日本で最初に、1986年箱根にオープンしたのがオーベルジュ・オー・ミラドーです。

 

 日本オーベルジュ協会会長で、農林水産省の料理人顕彰制度『料理マスターズ』の称号を受賞したオーナーシェフ、勝俣登氏による「西と東の融合」をテーマとした「地方でしか作ることができない地元食材によるフランス料理」のオーベルジュで、今回はこちらへ訪問。今回は泊まらずに食事だけ予約をいたしました。 避暑地であり、ドレスコードはスマートカジュアルです。

 

小田原から向かいましたが、箱根湯本迄車で15分思ってたより随分近いですね。過去に箱根から小田原駅迄何度か電車でおりましたが。そんなに近かったというのは忘れていました。

 

木々の香りに包まれた広大な箱根の森の中 到着したのは、

ボルドーのシャトーを思わせる荘厳な建物がパヴィヨン・ミラドー。

前庭に大きな噴水があり、ギャルソンが外で待機されています。

 

 

3つの館があり、ボルドーのシャトーを思わせる荘厳な建物「パビヨン・ミラドー」、バリ島をテーマにした「コロニアル・ミラドー」、一番歴史のある館で、もっともフランスらしいしつらえの「本館」があります。それぞれにダイニングがあり箱根ならではの温泉浴場も数ヶ所。

 

食事時間の少し前におじゃまして、宿泊棟などを案内していただきました。

 

本館のバー

まだ見せられないがと言われた用意しつつあるパーティや披露宴会場でも天井画がいいのでパチリ。

 

外に出て、

別館のバリ島をテーマにした「コロニアル・ミラドー」も見せていただきました。

 

 

 

仏像やエスニックの高級品などが所々陳列されていて

かつて何度か仕事で行ったバリや、バンコクで泊まったスコータイホテルに似た雰囲気です。

 

コロニアルツインルーム

 

今回は「本館」はクローズされていたので、

外に出て近道をして「パビヨン・ミラドー」へもどります。

 

 

この窓の中のテラスダイニングで食事をします。

 

脇の入り口

 

 

 

ここでお茶をいただきちょっと休憩。

「本館」は拝見できませんでしたが、とても広い敷地、これなら、何日でも滞在できますね。

 

暖炉サイドのダイニングを通り

 

左に折れてテラスダイニングへ。

 

さて、ここでディナーですが、次回に続けて書きますね。