プレゼンを技術で科学する プレゼンデザイン研究所の植田です。
別のエントリー「オススメの矢印図形」で、オススメの矢印として、「矢羽矢印」を紹介しました。
イオンモールで見るおなじみの矢印です。
※とはいっても、私が見たイオンモールはかなり地域が限定しているので、コレとはちがう矢印が使われているかもしれませんが。。
この矢印、パワポデフォルト矢印にない形で、頂点変形しようにもちょっと、難かしいです。
そこで、パワーポイントを使った簡単な矢羽矢印の超簡単な作図例を紹介します。
※すいません。。Office365に限定です。
イラストレータを使うと、もっと簡単に精密にできますが、有料ですし、なにより、操作を覚えるのが面倒です。
パワーポイントでスライドに投影したり、せいぜいA4に印刷する場合はこの程度の精度で十分です。
では、まずパワーポイント(Office365です)を開きましょう。
白紙のスライドを作成し、以下の要領で作っていきます。
簡単です。
- 長細い四角形を3つ、コピーして作って、45度、90度に回転して、右端を揃えます。
これで、矢印の原型ができます。
この図解では、わかりやすく、枠線を別の色にしていますが、本番では同じ色にしてください。 - 補助線として円を描き、それに水平の中心線合わせて、a, b, cの接点を合わせます。
- cの接点から平行にカットすれば出来上がります。
- カット方法は、
Office365を使っていれば、①と④を選択して、「書式」のメニューから「図形の結合」→「単純型抜」を選択すれば、スパッと切れます。②の部分のカットも同じ要領です。 - ①、②、③を「書式」のメニューから「図形の結合」→「接合」で画像として合成します。
- 不要な円は削除します。
一方、CADやイラストレータでは、このようなやり方が各種図形を合成してたのですが、いちいち書き出して、変換しての作業が結構面倒でした。
Office365の登場で、イラストレータ無しでこれができるようになりました。大変便利な機能です。
パワーポイントはそもそもCADやイラストレータとは用途が違うのです。
この作業をすると、嫌というほど味わいました。
ほんの少しの加工で、こんな矢印もできます。
これは、道路標識にも使われています。
真ん中に白線を入れただけで、デザイン性が一段上がって、矢印としての機能性もアップします。
デザインの多くは、このように基本図形を切ったり貼ったりでできていきます。
家紋の作図がいい例です。
絵心がない私は、このように、直線とコンパスでしか絵を描かないようにしています。
フリーハンドでは絶対に描きませんし、そもそも描けませんし。。。
まず、自分で簡単な例を自分でやってみて(この例くらいが丁度いい)、
わからない場合、疑問点を持った上で、書店でイラストレータの本を軽く立ち読みして、またやってみると徐々に自分の技になっていきます。
ネットでピンポイントでしらべるのもいいかもしれません。
又は、イラストレータを使っている人に聞いてみるのも手です。
具体的な疑問点や課題を持たずに、調べたり本を買ったりすると時間とお金の無駄です。
本を買う場合は、ブックオフなんかで、古いバージョンのイラストレータの使い方辞典を買ってくるといいでしょう。せいぜい1000円くらいなので、持っておいて損はありません。
--- いろいろな記事に続く