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so what(だから何なんだ)

人生のバックパッカーのブログです。
暇はあるけど体力と金と気力がない。
そんなお年頃。
68カ国で止まったまま先に進みません。(;^_^A

・・・・・・・っということで、ルクセンブルクの一番いい季節でしょう。


暖かく穏やかな朝です。


こうやって鳥の声を聴きながら、アドルフ橋を眺めています。



パック旅行では絶対に味わえないない贅沢な時間だよねというと、カミさんが「アナタはいつもそうやって比較する」だと。


いい気分が一気に吹っ飛んでしまいました。




・・・・・・・っということで、今日もトラブルが待っていた。


ホテルから北駅まで浮浪者が多く歩くのがイヤだとカミさんが言うので、1駅だけ地下鉄で行くことにした。


ところがその地下鉄の入り口の案内が何処にも見当たらない。


欧米での不親切掲示板のアルアルである。


駅の係員に聞くとそこのエスカレーターを登れと素っ気ない。


上がるとやはり何もない。


仕方ないので北駅まで歩いたが、反対側の道は治安が悪くなくて良かった。


ちょっと横路にそれますが、ブリュッセルの街路は一つ裏に入ると極端に殺風景になる。


人で溢れる賑やか通りと1本隔てただけで、浮浪者しか寝ていない閑散とした通りになるのです。


これは日本では考えられない光景です。


話をもとに戻して、ルクセンブルクに行く途中で乗り換える必要があります。


買ったキップにもグーグルマップにもそう書いてあります。


難なく乗り換え駅に着きました。


乗り換え時間が短いので次の電車を探します。


次の電車がないんです。


同じ発車時刻の列車はルクセンブルクには行かないことを確認。


待合室の掲示板を見たら?


ルクセンブルク行きは「バス」と書かれているではないか。


ねっ?焦るでしょう?


バス停はどこ?


バス停はあったが、ルクセンブルク行きは無い。


出発時間は迫るばかり。


ねっ?焦るでしょう?


そんなぼくらを見て一般人から「あなたたちルクセンブルクに行くのでしょう?バス停はあっちよ」と教えてくれました。(親切)


道の向こう側にバスが2台停まっていて、人の列も出来ている。


まだ間に合うと、カミさんのバカでかいスーツケースを引いて猛ダッシュ。(ちなみにカミさんは超軽いぼくのスーツケース)


まだ乗客が残っているのに無情にもバスが発車していきます。


残された人に聞いたら定員オーバーで次のバスを待てと言われたとのこと。


じゃあ次のバスは何時?


1時間後です。


がぁ〜〜〜〜ん


何でぼくの旅行はこんなにトラブル続きなんだ!


無言で列に並ぶカミさん。



ほうほうの体でホテルに着いたらそこでもまたトラブル。


3時過ぎにようやくありついたラーメン。



1杯4000円です。


ホテルに戻ってカミさんが発した衝撃的一言。


そうだろうなぁ〜


正直な気持ちだろうなぁ〜


でも、その一言がぼくの気持ちをどんなに傷つけるか気付いていないのが悲しいなぁ〜。


明日はルクセンブルク観光です。




・・・・・・・っということで、思いがけず苦行の連続だったワーテルロー観光からブリュッセルに戻り、街中を散歩しました。


外せないのがワッフルです。


昨日大行列が出来ていたのに空いています。


雨だからかな?



ぼくはピスタチオのトッピングで、生クリーム盛り盛りです。

とにかく甘い。

これをフォークで食べるのは苦戦します。


ゴミ箱の横で苦戦中のカミさん。


昨日一人で歩いたので迷うはずがないのに、気付いたら小便小僧でした。

昨日より多い人だかり。

カミさんはこの像のことよく覚えていました。

今度は迷わずグランプラスへ。

セルクラースの像にタッチして幸せを願いました。


カミさんはこの有名な広場のことを完全に忘れていて、感動していました。

雨が上がって青空ですからね。


いちどホテルに戻って休憩したあと、ディナーに繰り出しました。

目的はムール貝。(新婚の時の思い出ですから)

この店は評判通りおすすめです。

味はもちろんですが、ボリュームがあって安い。


ここで大失態。

ムール貝をオーダーしたはずなのにスパゲッティが出てきた。

メニューで確かめると、ぼくのミス。

ムール貝を食べに来たのに。(T_T)


カミさんもスパゲッティ。

ベルギー風ステーキ、付け合わせのポテト、サラダ大盛り。

これにムール貝は食べられません。

実際に食べ切れませんでした。(^^ゞ

でも美味かった。

満足満足。

ビールも飲んでこれで99ユーロ。(計算してみてください。(^^))

明日はルクセンブルクに移動です。




・・・・・・・っということで、42年前の願望を叶えるべくワーテルローに行きました。


ご存知ナポレオンがウエリントン率いる連合軍とこの地で戦い、敗北した有名な古戦場です。


どうしても訪れたかったのですが、そんな所に新婚旅行中にわざわざ行くことなど出来るはずないですよね。


ようやくその願いが叶いました、それもカミさんを連れて。


こういう願いはあっさり叶うものではなく、なかなか実現できないよう、さまざまな妨害工作が仕掛けられているものなのです。


(先ず最初の妨害)

乗車するブリュッセル北駅が思いのほか遠く、着いたときは発車まで時間がなかった。


しかも発券機前でもたつくヤツ多数。


車内でも買えることに賭け、飛び乗ります。


ちょうど車掌がいたので聞くと、大丈夫との返事。


到着駅が近づいたころ検札が来たので、無事クレジットカードで切符が買えました。


車掌が車内で買うと高くなるんだよというので確かめたら、3倍近くの値段でした。


(次の妨害)

バスに乗り継ぐのですが、50分以上待たなければいけない。


駅の待合室に引き返し、そこにあった券売機で帰りのキップを買うことに。


操作がすっげぇ〜分かりにくい。


どおりで券売機の前でもたつくヤツが多いはずだ。


それでホッとしたのか、二人ともバスの出発時間に気が付かず、慌てて走り出す。


目の前をバスが去っていく。


次は1時間後。


(さらなる妨害)


ワーテルローには人工の丘があり、そのてっぺんにフランス軍から鹵獲した大砲を溶かして鋳造したライオンの像が建っています。


それを遠くから眺められればぼくは満足とカミさんに伝え、近くにバス停がある他の路線バスがないか調べると・・・あった。


タイミングよくバスが来たのでクレジットカードで払おうとすると、運転手は現金じゃなきゃダメと言うではないか。


予想外だったので困った顔をすると、どこに行くんだ?ライオンヒルか?と聞くのでそうだと答えると、いいから乗れととタダで乗せてくれました。


下車する停留所は先だと思ってグーグルマップに夢中になっていると、バスが停まって運転手がわざわざぼくらの席まで来て、ここがライオンヒルだと伝えてくれたのです。


指さす方向にはライオンヒルが間近に見えます。


ベルギー人って本当に親切なんだと夫婦揃って感涙にむせぶのでありました。



整備中でライオン像は足場に囲まれていました。


それでも、この平原に立つと何かを感じます。

レプリカの大砲を前にご機嫌なジジイ。


何の変哲もない草原ですが、両軍合わせて30万人以上の兵士が埋め尽くした光景が目に浮かびます。

兵隊たちの怒号、パラパラという小銃の射撃音に混じって大砲が響き渡リます。(観光用に大砲で空砲を撃つ実演もあります。)


ああ満足満足。

カミさんは興味ないのと足を痛めているので、記念館と登頂はしませんでした。


雨の中、帰りのバスを待つカミさん。


これが(最後の妨害)かな?


興味ないのによく付き合ってくれました。



・・・・・・・っということで、ロンドン以降の予定は白紙でしたが、ブリュッセルで2泊することにしました。


42年前に新婚旅行中に訪れています。


ここを選んだのは、過去の思い出に浸りたい、ただそれだけです。


カミさんにはそんなことは言いませんですけどね。


ハイ、ブリュッセルに着きました。



ここからホテルまでかなり苦戦。


思いがけずカミさんが役立ちました。


やっぱり一人より、二人のほうが見逃しが少ないですね。


今回は奮発してヒルトンにしました。


なぜなら、それまでぼくの一人旅の基準でホテルを選んでいたからです。


その基準とは、「寝られればいい」でした。(^^ゞ


ランチはやっぱりアジア系のレストランがいい。


チャーハンです。(ビールが小瓶で700円に腹が立った)



疲れたカミさんを部屋に残し、一人で街を散策。

やっぱり一人旅のほうがいいかな?なんて考えてしまいました。

グランプラス方向に向かって散策開始。

イースターに合わせてだろうと思うけど、大規模な礼拝をしていました。

面白いことに、イスラム教徒であるはずの移民たちが押しかけていました。


ベルギーといえばワッフル。

多くの店がありますが、人気が偏っています。

↓この店はなぜか100m近い行列が出来ていました。


いよいよ世界一美しいと言われるグランプラス広場。


パノラマで北と南視点で撮りました。




人出が絶えませんが実に美しい。


広場の南の一角にある聖人セルクラースの像。


右手に触れると幸運がもたされるといわれています。

ワンちゃんもいっぱい撫でられていますよ。


↓これはショッピングウィンドから覗き込んだチョコレート屋さん。


おお、ブリュッセルの定番。


三大ガッカリの一つですが、人気はおとろえず。↓








・・・・・・・っということで、テートブリテン美術館はV&A博物館と同じ一角にあり、この場所にこの種の施設が集中しています。


テートブリテンはイギリスの絵画専門です。


っということは、超有名作品はありません。


但し、イギリスが誇るターナーの作品は充実しています。


こちらでも桜が満開です。


今年は日本で見ることができなかったので、これで我慢しておきましょう。



イギリスの文化施設はどれも重厚です。


ここも入場料はタダです。

パンフレットやマップをもらうとき、5ポンドの寄付が必要ですが、千円ですからケチります。(^^ゞ

一番知られている作品がこれです。

オフィーリアで、ハムレットが題材です。

気が触れて入水自殺し、流れていくシーンです。(ぼくは勝手にオフィーリアの川流れと呼んでいますが)


思いがけず見付けた絵で、知る人ぞ知るモデルです。↓

画家にインスピレーションを与えたらしく、様々な絵画でモデルを務めています。

馬丁の娘で全くの無教養でしたが、みそめた夫とバランスを取るために猛勉強して、フランス語やイタリア語も身に付けた頑張り屋さんです。

ぼくの中では魔性の女と理解されています。


↓カミさんが気に入った絵です。

珍しく提灯を持っていますね。


肝心のターナーは特別展を開催中で並ぼうとしたら、チケットはSold Outでした。

他の美術館でも観ているからいいや。

そんなこんなでやや早めにホテルに帰ってきました。

洗濯しなければならないからです。

コインランドリーのオバサンに両替してもらおうとしたら、これどこのお金?と聞き返されてしまいました。

そうだったここはユーロじゃなくてポンドだった。

旅行中初めてATMで20ポンド両替しました。

それでも4000円ですからね。

いろいろトラブがあったけど省略。

洗濯物を抱えたまま近くで評判のインド料理店へ。

もちろんカレーライス。

カミさんは辛くてほとんど食べられなかったけど、カミさんの分も完食。

南インド料理店だったけど美味しかったですよ。


ビールをオーダーしたらアルコール販売のライセンス持っていないから、隣のコンビニで買ってきてもいいヨと言われました。

・・・・・・・

今はブリュッセル行きのユーロスターを駅で待っているところです。

今日は土曜日何で道が空いていて、発車2時間半前に着いてしまった。

・・・・・・・っということで、今日はロンドンの最終日、明日はブリュッセルに向かいます。


ブリュッセルは新婚のときに行きましたから夫婦で2度目ですね。


時間があればブリュージュも再訪してみたいです。


ロンドンはまたまた美術館巡りです。


V&A(ヴィクトリア&アルバート)博物館は絵画というより装飾品、家具、彫刻が主です。


あまり興味のある展示ではありませんでしたが、ヴィクトリア女王時代のグレートブリテンの息吹を感じることができます。


↓エントランスホール。


ミケランジェロのダヴィデ???


CASTとありましたから、オリジナルから型をとったものです。

それでも存在感に圧倒されます。

今日はイースターホリデーで4連休らしく、家族連れなど多くの人出がありました。

隣りにある自然科学館?は数百メートルの入館待ちの列ができていました。

それに比べてV&Aはガラガラといっていいくらい。

こういう施設ではカフェが人気です。

待つことなく座れました。


次はテートブリテンです。



・・・・・・・っということで、イギリス史のなかでジェントリーは興味深い対象です。


元は荘園領主で広大な土地を所有していましたが、地位としては血筋の正しい貴族ではなく男爵以下の称号をを与えられていました。


地位は無くても、財力や支配力はありますから、地方の行政(警察力も含め)を委任されていました。


広大な土地から農業や商業などの収益を得ていましたので、後の産業革命による資本主義の基礎となりました。


ジェントルマンといえば教養があって礼儀正しい人のイメージですが、当時はちょっと今とは異なるものでした。


ですからイギリス人=ジェントルマンは違うと思っていたほうがいいと思います。


洋の東西に関わらず、金持ちが求める究極の贅沢は「庭園」に向かいますね。


現代だったら、自家用ジェットでしょうが。


イギリスを知る上で、マナーハウスを見たいとずっと思っていました。


こちらが南側。


広大な庭が前面に広がります。


ここに金持ち仲間を集め、庭を自慢し、馬に乗ってキツネ狩りを楽しんだのでしょう。


自然のままではなく、優秀な庭師によって緻密に設計されています。


大きな池は必須ですね。

スノードロップ?やスイセンが咲いていました。


犬を散歩させる人がとても多いです。

猟犬は血が騒ぐのか、池に飛び込んではしゃぎ回るのもいます。


イギリス人はあまり人工的なものを感じさせず如何にも自然のまま風が好みですね。


空が広く、ターナーの絵を連想させます。


さり気なくヘンリー・ムーアの作品が置いてありました。


お腹が空いたので付属のレストランでランチにしました。



建物の東にある質素な建物で、元は召使たちが住んでいたのでしょう。

ここからはロンドンの街全体が遠望できます。



残念ながら曇りがちで寒い日でしたが、日が射すと暖かく散策するにはうってつけの場所です。


帰りにカミさんが「世界一美しい書店」を見たいと言うので、立ち寄りました。



観光目的でくる人も多いのでしょう、結構賑わっていました。




世界一とは大げさかな?




・・・・・・・っということで、今日はロンドンの北、バスで2時間弱のところにあるケンウッドハウスに来ています。

 

目的はこのマナーハウスにフェルメールがあるからです。

 

フェルメールの作品は35点あって世界中に散らばっています。

 

その中でも、わざわざここまで来る人は僅かでしょう。

・・・・・・・

 

バスの2階席の真ん前に座りました。

 

 

 
ウエストミンスター寺院。
 

 
国会議事堂とビッグベン。
 

 

2回乗り継いでようやく着きました。

 

 
マナーハウスのマナーとは荘園の意味です。
 

 
北側が入り口。
 

 
絵画のコレクションを趣味にしていた誰かさんが、売りに出ていたところを購入。
 
壁じゅう絵を飾りました。
 
↓これは図書室。
 

 
確かその誰かさんとはギネスビールの創業者のはずです。
 
ほとんどがそれほど知られた作家のものではありませんが、ターナーの絵なんかもあります。
 

 
そんな中、アッと驚くレンブラント最晩年の自画像。
 
 
そして本命のフェルメール。
 
ギターを弾く女性だったかな?
 

 
 

 
この部屋はかつて食堂でした。
 

 
 

 
この絵を見るだけで、1日使いました。
 
そういう旅もあっていいでしょう。
 
・・・つづく。