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Coca-Cola Tokai Classic 2008

2008東海クラッシック先週の日曜日、雨の中、コカ・コーラ東海クラシックを観に行ってきました。

トップと1打差。最終日最終組とあって、急遽応援に駆けつけましたゴー

この日はあいにくの雨でしたが、木曜日からの3日間は晴天続きで、嬉しいことにボクの分身サングラスサングラスがお役に立っていたようです!うへ

(サングラスを掛けた試合で成績が良いと正直ホッとします。)

いろいろなサングラスを試される中、このサングラスが一番気に入っていただいているようでアオキラデザイナー冥利に尽きますね。

今回ラウンド観戦していて、また新たにサングラスに取り入れたいエエこと思いついたので、これもまた活かして、晋呉さん用に新作ゴルフサングラス早くつくらなければあせる


そうそう、それと!

前回お逢いしたときに晋呉さんと金魚さんにお渡ししていた、枻出版社のゴルフ誌“EVEN(イーブン)”とファイテンのコラボネックレスぴーす

今回金魚さんから、「ボクも晋呉さんも気に入ってつけています!次のモデルできたらまたお願いしますね!」と、とても嬉しいお言葉(嬉)

また、「晋呉さんのファンの方の間でも、つけている人いますよ。」との嬉しい情報も!

金魚さん、いつもありがとうございます。喜

右金魚さんのブログ>>Click!

右EVEN×ファイテンコラボネック>>Click!



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ゴルフ界で芹沢といえば!

2009iOFT

先週はIOFT。

ボクは山本光学のスポーツビジョンセミナーに芹沢プロが講師に来るということで、このセミナー目当てに木曜日に行くことに。

早く着いたので、まず受付を済ませてット。

思ったほど人が集まっていなかったので、受付の人に確認。

「今日、芹沢プロが来るんですよね。」

しずかちゃん「ハイ、芹沢名人が来られます。」

冗談??聞き違い?・・・

いやいや、そんなはずはない、ない。

まぁとりあえず一番前の席をゲット。

待つこと20分・・・

● ● ● 来られたのは、ハイ、芹沢信雄プロのお兄ちゃん。やっぱ芹沢名人おいおい。

(さっきのは冗談でも聞き違いでもなかったんだ…)


気がつくと会場は立見が出るほど満席になるも、言うまでもなく、思いのほか会場は盛り上がらず…欲かいて一番前に座ったもんだから、笑って場を盛り上げなければあはは・・・ と焦り。

でもでも、ボクの笑い声の甲斐あってか、中盤から場は盛り上がり、最後に話題が今年改定されたルールの話しになって、当然ボクが見事回答!!当たり エエもんもらって帰ってきました!

それと、意外に(失礼なこと言ってすみません…)いいお話しが聞けたので、終わってみれば大満足スポンジ・ボブ

芹沢名人!ありがとうございましたビックリマーク


で、IOFT。

基本は大受注会のようなイベントですが、メガネの文化振興の意味合いも大いにあり、年に一度このときにだけ北海道から九州のまでの小売店の方々や、メーカーの方々が顔をあわせるといった祭典で、とても楽しいイベントです。

これから景気が悪くなると眼鏡も買い控えるだろうとか、レーシックに圧されて眼鏡人口が減るだろうとか、いろいろと後ろ向きな意見が多いのですが、ボクの見方はちょいと違います。

「おもしろき、こともなき世におもしろく」。

来年はボクの出展ブースでお逢いしましょう! (※2009/10/27(火)~29(木))





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ダーウィン展 ~生命の樹(Tree of life)~

種の分岐系統樹ダーウィンが「種の起源」を発表したのは149年前。

それまで「すべては神の創造」と、数千年もの間“神”を崇め続けてきた宗教界にしてみれば、そらぁびっくりだったことでしょう。

でもでも、それから150年余りの時を経て、進化論が科学的に解明されているこの場においても、未だに「生命は神の創造」って真剣に思っている人がたくさんいて、ボクはそのことにびっくりします。

(まぁまぁ、人それぞれですからねあはは・・・


ダーウィンは「サバイバル・オブ・ザ・フィッテスト」(適者生存)という自然選択よって進化は起きると理論をたてたのですが、その109年後にこのダーウィニズムの理論を補う学説をたてたのが日本の木村資生(きむら もとお)。


彼のたてた理論は「サバイバル・オブ・ザ・ラッキエスト」すなわち、たまたま幸運に恵まれたものも残っていくという学説。当時は批判を浴びたようですが、のちに文化勲章、国際生物学賞、ダーウィンメダルも授与されています。

(はい、ボクもどっちかといえば「ラッキエスト」の部類ですか。レミー

生命の樹
この木村資生氏の「中立進化説」の発表と時を同じくして、万博「太陽の塔」。


太陽の塔内部には、ダーウィンが「I think」と表題に書いた生命の樹(Tree of life)をモチーフにした岡本太郎作の“生命の樹”。


<<< ベラボーでブラボー!>>>ビックリマーク




「太陽の塔-万国博に賭けたもの」展!

太陽の塔図面

『構想にとりかかる前から、私は「ベラボーなもの」をつくると宣言した。日本人は勤勉で純粋だが、底ぬけの豊かさに欠けていると思うからだ。どんなに経済成長しても、うまく立ちまわっても、それだけではつまらないではないか。ふくよかな、幅のひろい人間的魅力がほしい。象徴的に「ベラボーなもの」を突きつけたのはその意味だ。』
(文献抜粋)

生命の樹

『人類の進歩と調和』。調子がよくて、ていさいのよいテーマだが、万国博ではおよそ進歩したものを否定してかからねばダメだ。ほんとの調和とは、徹底的に対立し、戦うことによって、もっと高いところに生まれる。
(文献抜粋)

太郎の塔


ベラボー!

<<< オー! ベラボー! >>>



松本紀生さんのフォトライブ

まずは、松本紀生さんのオフィシャルサイト>>http://matsumotonorio.com:80/をご覧ください。

一年の半分をアラスカでたった一人で過ごされるという凄い写真家のお話し&フォトを拝見してきました。

夏の3ヶ月間は無人島でテント生活しながら周りの海の生き物や山の生き物の写真を撮り、

冬の3ヶ月間は大雪原の中、自らがつくったかまくらで単独生活しながら、オーロラ待ち。

過酷な自然条件の下で、何ヶ月も一瞬を待つ。命知らずというか、「正気ですか?」といいたくなります。

まぁでも、その撮られた写真が得も言われぬ美しさ!

ライブ中には動画も見せていただけるのと、なんせ松本さんの体験談がオモシロイ。また、松本さんが冒険家のイメージとはほど遠く、どちらかというとやさしいお医者さんといった感じの人で、そのギャップも魅力のひとつ。

夏場は野生熊の住む森でテント生活。叫び 「熊の方も人間を怖がってるから距離を置いて生活していれば大丈夫。」と松本さんは言いますが、普通は無理でしょ。

冬は冬でー50℃の世界で3ヶ月。ドクロ 「かまくらの中は-20℃だから暖かいですよ。」って…寒い

しかも1ヶ月で晴れているのは3日ほどとか・・・外は常に猛吹雪くるくる

いくらオーロラが観たいからといっても、ボクにはゼッタイに無理です。

良いお話しが聞けてほんとうに勉強になりました。松本さんありがとうございました!

またまた、こんなに近くで世界一の人と出会うことができて感謝です。Mr.Happy 

神戸女学院中庭


今回の会場は、神戸女学院大学内のめぐみ会館。

日本一美しい学校といわれる構内はさすがでした!


仲秋の名月+

仲秋の月+一週間前になりますが、仲秋の名月を観にいつもの場所に!

まぁなんやかや忙しい日々を送っていて、この日も日曜日でしたが、朝から晩まで現場で指示あせる

仕事を終えて大阪を出たときは曇っていたのですが、着いたらみごとなお月さんが顔をだしてくれました。花札-芒に月

地球にいるボクたちにとってお月さんは、太陽の光を光源にした最大で最高の間接照明。光を偏光させながら宇宙空間を抜けて、大気圏を通って地球にいるボクたちの目に届くのです。

この月との距離感と足元で聞こえる波の音は最高です。

光は基本的に横波の波動ですが、反射光はとくに大きな横波となり、音は縦波の波動なので・・・

まぁ、難しい話しは抜きにして月明りに照らされる浜辺と波音が疲れを癒してくれました。


大浦街道



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はかるくん

ボクは“水石(すいせき)”という鑑賞石を少々師事していまして、いずれこのブログでも紹介させていただくつもりなのですが、今日は水石以上に知られていない(知らないほうがいい?)石の持つ癒しパワーのお話し。

先日うちに来た友人との会話。

nipa*「最近のイッセイさんのマイブームは何ですか?」

ドラえもん「ん~、マイブームっていうほどではないけど、ここ一年ぐらいは放射能かな。」

?*「・・・」!

ドラえもん「あっ、そうか。放射能って被ばくとかのイメージあるし怖いよね。ゴメンゴメン。」「放射能っていうのはね、放射線を出す能力を持つ物質のことで、放射能漏れっておかしい言葉で、実際は放射線漏れが正しい。」

n?*「いやいや、それはどっちでもいいですけど、イッセイさんは放射能の何に興味を?」are?*「ん!放射能って言うことは放射線を出す能力を持つ物質ってことですよね。」

ドラえもん「スルドイ!」

shock*「いやいや、鋭いとかじゃなくて、まさかここにそんなもんがあるって出さないでくださいよ。」

ドラえもん「自分ほんまにスルドイな、わかる?」「用事思い出したから帰る言うんやろ。」「まぁ、もうちょっとおりいな。」

ドラえもん「これが“はかるくん”いうて放射線の量を測る機械。」

はかるくん?*「なんで、そんなもん持ってますん・・・」

ドラえもん「文部科学省が貸してくれるねん。正確には日本科学技術振興財団の《はかるくん係り》に申し込むんやけどな。」「自分も借りる?教えたろか?」「いろんなものが出してる放射線を測る。特に石。」

ehhen*「い、いやいいです。」

ドラえもん「あ、そう。」

ドラえもん「その後ろの石あるやろ、やっぱり俺が思った通り、はかるくんで測ったらそこそこ放射線出してた。」「大丈夫、大丈夫。身体に悪い影響を与えるような放射線違うから。」

kachin#*「大丈夫ちゃいますねん、もう帰らせてください。」汗

ドラえもん「そんなん言うけどな、じつは外に出ただけでも放射線って浴びてるんやで。」ドラえもん「自然に癒されるって感じるやろ、そらぁ空気が良いとかもあるけど、放射線もじつは大きく関係していて、ホルミシス効果って言って、身体を癒す効果があんねんで。」ドラえもん「温泉はその最たるもんやし、岩盤浴もそう。」ドラえもん「もっと言ったら食べ物にも入ってるよ。」

黒猫「・・・?」

ドラえもん「ダークエネルギーや、放射線のことがもっと解明されてくれば、未来のデザインに関係するってわかるやろ。」

ピカ「ダークエネルギーって?」

ドラえもん「ほ~ら、興味湧いてきたやろ。」

ということで、興味のある人は詳しく調べてみてください。

※キーワード検索(初級編)【放射線】【ホルミシス効果】【岩盤浴】【煙水晶】など。
※キーワード検索(上級編)【宇宙放射線】【ダークエネルギー】【ダークマター】など。

※はかるくん借りたい人は⇒はかるくんWeb>>Click!



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☆GOODDESIGN EXPO2008☆~未来が見えるイベント~

2008_G_01このイベントに参加して今年で5年目ですが、2年前の50周年を節目にグッドデザイン賞は大きく変わったと感じています。

今まではデザインといえば、モノの売れ行きを左右する付加価値という考え方でしたが、今はデザインの捉え方が違ってきていて、ここに来ると次の時代に必要なものが見えてきます。

2008_G_02



消しゴムから工事作業車両まであらゆるモノが展示されています。
2008_G_04

「消しゴムや工事作業車両がGマーク獲って、なんか売れ行きに影響あるんかいな?」

と言ってるあなた!

どうやらものの本質が見えていないようで… (><;)



2008_G_06



それにしても、工事作業車両のデザインがカッコイイ!!
<<マニアック>>男


2008_G_07
なんと!会場に来ていた一般の女性がこのブルドーザーを見て、「乗ってみた~い」。と言って一目散にブルドーザーに乗って、友達に撮影してもらっていました!!
<<マニアック>>女


※決して工事作業車両の展示会の会場風景ではありません。


※今年のノミネートデザインの紹介はこちら>>Click!

毎年恒例の「デザインの祭典」なのですが、ただのお祭りと違うのは、高ぶるのは感情ではなくて感性なのです。祭




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世界のひのき舞台で日の丸を掲げる超偉人!

寺田陽次郎先生画像は、先日発売された自動車雑誌ENGINE(エンジン)の156ページの切り抜きで、“ミスター・ル・マン、寺田陽次郎の物語”という記事(6ページ)の最初のページ。

ボクが寺田陽次郎さんと始めてお逢いしたのはTALEXのショールーム。そう!わざわざ東京から大阪のショールームまでお越しいただいたのです!しかも何かのついでとかではなくて、お手持ちのサングラスのレンズ交換のためだけにTALEXのショールームに来られたのです!!

そのときに真三さんからお電話いただいて、即ショールームに飛んで行き、お逢いすることができました。

最初は寺田陽次郎さんのその行動力に驚いていたのですが、お話しをお聞きしていると「自分が使うものは、世界のどこにあろうが自らの目で見て決める。」と、行動範囲は世界!ボクの次元とは遥かかけ離れていました。

ショールームでレンズの機能の説明を受けられて、持ってこられたサングラスに、「じゃ、このフレームはこういうときに使うからこのレンズにしよう」。と、TALEXのレンズカラーにはすべて機能的な意味があることを一瞬で理解されていました。

プチ自慢始まり。>>>

当然持ってこられたサングラスは、やはり世界の一流品ばかりでしたが、ボクのデザインしたオズニス・スクエアのプレゼンをさせていただいたら、なんと気に入っていただけて、「サングラスも自分に合ったチューニングをされるのは心地いい、今日はこれを掛けて帰るから、持ってきたサングラスは送っといて」。と、“超一流”の方が最終的に選ぶのはやはりオズニス?!

このことがきっかけで今掛けていただいている寺田陽次郎さんのサングラスをボクがデザインさせていただくことになったのです!(その後のいきさつについては、ここからすごいドラマがあるのですが、長くなるので今回は割愛させていただきます。)

ちなみに、このサングラスを超える機能を持ったサングラスは世界中どこを探してもないと思います。軽いのにフィットして、汗をかいてもズレないムレない、フレームはタレックスの高性能なレンズをひずませない設計で、目に優しくて、視界が広くて、その上、ファイテンのファイルド加工が施されているので目や頭がリラックス。はなまる

<<< プチ自慢終わり。

ENGINE0809ボクのこのブログで寺田陽次郎さんの記事のことをご紹介させていただくことをおこがましく思ってしばらく躊躇していたのですが、皆さんにもこのENGINEの記事を読んでいただいて、寺田陽次郎さんのことを知っていただきたいのと、来年から始まる“アジア・ル・マン・シリーズ”を応援していただきたく思い、ご紹介させていただくことにしました。

世界のひのき舞台で日の丸を掲げるこんなにもスゴイ日本人がいることを知っていただいて、みんなで“ミスター・ル・マン”寺田陽次郎さんを応援しましょう!

少しル・マン24時間耐久レースについて紹介しておくと、このレースは、文字通り24時間でどれだけ長い距離を走れるかを競い合う世界最高峰の耐久レースで、インディ500、モナコグランプリ(F1)と並ぶ世界3大自動車レースのひとつ。また、24時間耐久レースという響きからは、油臭い「男たちの戦い」のようなイメージを受けますが、じつはF1モナコグランプリ同様、ドレスやタキシードで観戦されるような貴族階級のイベント。

第1回の開催が1923年という、とても歴史のあるレースで、この世界最高峰のレースに、寺田陽次郎さんは今年でなんと通算29回目の出場を果たされ、現役レーサーでは最多出場回数となり、これはル・マンの歴史上3番目の快挙で、今もなおその記録を更新されているのです!

※寺田陽次郎さんは61歳!現役バリバリのレーサー!!目

それと、日本ではあまり知られていないのですが、2003年にル・マンの主催者A.C.O.の要請で、外国人としては始めてのA.C.O.の理事に就任され、2006年には日本人初の「スピリット・オブ・ル・マン」を受賞されるという、フランスでは超有名な英雄なのです。キラキラ

また、昨年の2007年にはA.C.O.の100%子会社であるアーセオ・ジャパンの代表取締役という重職に就任され、2009年から開催される「アジア・ル・マン・シリーズ」を引っぱって行かれることに!

トヨタが2010年にハイブリッドを引っさげてル・マンに乗り込むことを発表。そのためにはレギュレーションの変更が絶対条件となり、「アジア・ル・マン・シリーズ」に参戦する自動車メーカー含め、首をそろえて寺田陽次郎さんのもとに集結!

これから、寺田陽次郎さんの周りでなにやら凄いことが始まりそうで、なんだかワクワクしてきますビックリマーク

あ!記事の内容は本屋さんで今発売のENGINE買って読んでくださいね。

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ダーウィン展 ~22個のクロノメーター~

種の起源ダーウィン展は、ニューヨークにあるアメリカ自然史博物館(2005年11月~2006年8月)で開催されたのち、世界を巡回している展覧会です。

また、<南米・アジア・太平洋方面>と、<北米・ヨーロッパ方面>の平行開催で、

今は大阪市立自然史博物館と、カナダ・ロイヤル・オンタリオ博物館で開催されています。


もちろんボクは、先週土曜日から開催されている大阪市立自然史博物館の大阪展を拝観。

行く前までは、大阪市立自然史博物館の箱で、入場料1200円は高いなぁ~と思っていたのですが、内容には1200円以上の価値があり、徒歩10分という地の利もあるので、あと2回は行くつもりです。汗

行ってみて一番嬉しかったのは、小中学生(入場無料)がたくさん来ていて、キャプションに書かれている内容を熱心にノートに書き込んでいる姿。顔

大阪の「科学リテラシー」のシーズを見つけた気がしました。

大阪の前は東京上野にある国立科学博物館で2008年3月~6月の間開催されていて、観覧者数が20万人を超えたそうですが、大阪展もこれに近い数字の観覧者数を期待します。ビックリマーク

展覧会の内容については、皆さんにも足を運んでいただきたいのであえて書きませんが、何か関連する記事を連載してゆきたいと思い、今回はクロノメーター(正確な時計)のことについて少し書くことにしました。

ダーウィンといえば、今から約170年前(日本は江戸時代)に南半球を航海したことによって進化論を着想しているのですが、当時、ダーウィンが海難事故に遭わず正確に南半球を航海できたのは、精度の高いクロノメーターのお陰でした。しかも当時一隻に2個のクロノメーターがあれば航海できるとされていましたが、ダーウィンが航海したビーグル号にはなんと!22個ものクロノメーターが積まれていたのです。目

【クロノメーターの豆知識】
ダーウィンがビーグル号で航海するまだ100年ほど前の大航海時代、航行する船の位置を知るため、緯度は星の位置、経度は時計で割り出していたのですが、この時計の精度が甘い船は海の迷子となって、海難事故を起してしまっていました。この海難事故の多発を当時のイギリス国王ジョージ3世が遺憾に思い、懸賞金をかけて正確な時計を作るように命じ、この事がクロノメーターの歴史が始まるきっかけとなったのです。クロノメーターという名称は、ギリシア神話の時間の神“クロノス”に由来しますが、その名称は、ジョン・ハリソンが30年かけて作った時計に付けられた名称。のちにジョン・ハリソンが作ったクロノメーターの4号機、H4という直径5インチの懐中時計が、イギリスからジャマイカまでの81日間の航行で、5.1秒の遅れしか示さなかったそうで、国王から提示された条件を見事に満たしたということで、彼が高額の懸賞金を手にしたのです!

今でも高精度な機械式時計の精度を調べる公的な機関があり、この厳しい精度テストに合格した"ムーブメント"には、クロノメーターの称号が与えられ、時計のクオリティの高さが証明され続けています。ちなみに、現在の時計のクオリティの認定は、スイスクロノメーター認定協会C.O.S.C.(コスク)以外に、ドイツクロノメーター認定、ジュネーブシール、ブザンソン天文台検定、カリテ・フルリエ、GS規格などがあり、それぞれに厳格な品質基準を持っています。また、IWCという時計メーカーなどはそういった外部の認定を受けないで、自社の厳しい精度基準に自信を持っているブランドもあります。

時計のことを書き出すと止まらなくなるのと、ダーウィンからどんどん離れていってしまうので、今回はこの辺で。


※ダーウィン展にビーグル号の模型は展示されていますが、クロノメーターの展示はありません。

※ダーウィン展オフィシャルサイト>>Click!
※前売りチケットがお得です。>>Click!