日本最大の災害
先日の東北地方大地震でスペインでも連日のようにトップニュースで取り上げられています。
何度も映像を見ていますが、正に地獄を見ているかのようです。
街の外を歩いていても、知らないおじさんおばさんに声をかけられ大丈夫か?など心配してくれたり、多くの知人からも電話などで心配する連絡が入ってきます。
先程も近所のおばあさんが心配して家まで安否を気遣いに来てくれました。
改めて日本で起きた大惨事に衝撃を受け、毎日悲痛な思いで映像を見ています。
ツイッターでは連日のように貴重な情報が掲載され、日本国民が一丸となって救済に当たっている様子がスペインにも伝わってきます。
現場はレスキューなどの特殊部隊で人命救助など行われ、一般人はボランティアで食糧の配給や、有力な情報の提供、個人個人が意識して携帯電話の自粛など役割分担が的確で、やはり日本人は素晴らしい人種なんだなあと思いました。
こうして普通に携帯で話ができる事、電気の下で過ごせる事、サッカーができる事、凄く贅沢に感じます。
ここスペインで今自分ができる範囲で、被災地への募金や、励ましのメッセージを送り続けたいと思います。
被災地の方々は現在、国内外からたくさんの人達に支えられています。
必ずすぐに元の街に復興するので、今は励まし合って前向きに助け合う事を願っています
最後に被災に遭われた方・お亡くなりになられた方へ深く哀悼の意を表します。
来季に向けて
3月はリーグ戦も折り返しの後半になり、試合と練習の疲れから怪我人も増えてくる時期でもあります。
ここで無理をして80%の力でやるか、我慢して怪我を治し100%の力でやるか来季に繋げるには大きな差が出てきます。
我慢をしてプレーする事は忍耐強く根性があると思われがちですが、試合で怪我をかばって100%のパフォーマンスが出せなければ、選手や監督からの評価・信頼としてはかなり悪いイメージになりかねませんね
確かに来季に向けて1試合1試合アピールが大切な時期ですが、無理してプレーする事は選手も監督も決して望んではいないし、自分の根性を評価してはくれないので怪我はしっかりと治し体調万全で望みたいですね
日本人の忍耐強さは正に侍魂です
レアルマドリッド財団
こんにちは
今日の午前中は、レアルマドリッド財団と話合いをしにスタジアムに行きました。
以前はスタジアムの中にレアルマドリッド財団とFCレアルマドリッドがあったのですが、現在レアルマドリッド財団のオフィスは隣のショッピングセンターのレアルショップだった場所に移転されました。
スペインのビッククラブは、勝利・成績を追求するFCクラブと、運営資金を集めたり、地域活動をする財団で成り立っています。
バルセロナやレアルマドリッドなど主にスクールを運営しているのがこの財団にあたり、トップチーム及びカンテラと呼ばれる所謂エリート選手はFCに所属します。
このレアルスクールは世界規模で活動をしている為、とてもイメージを大切にします。
過去には刑務所や貧困国でスクールをしたり、とにかくサッカーを通じ多くの人達が健全になって欲しいという思いがあります。
つまりサッカー選手にもそういった子供達に夢を与える振る舞いや、イメージが日常的に求められるのです。
ビッククラブの選手になればなるほど、そうした内面性が特に重要となります。
やっぱり一流のプロ選手というのはプレーも、人間性も素晴らしい選手でなければダメなんですね
良い選手=良い指導者!?
今日ナチョ(元レアルの選手でS級ライセンス取得)と食事がてら日本食屋で話をしました。
以前からの要望で、どうしても日本食屋で箸を使って寿司が食べたいという何とも我儘な願いで、仕方なく叶えてあげました
スペイン人にしては珍しく、結構見た事のない料理でも何でも挑戦するから連れて来た甲斐があったなあってなもんです。
さて、食事していても話題になるのがサッカーの話。
システムの事や、レアルの下部組織育成についてなど色々と聞かせてもらい、なるほどって思う事ばかりでした。
けれども一つ納得いかなかったのが、ナチョは良い選手でなければ良い指導者になれないという事。
僕は「いやいや、そんなの絶対に関係ないよ。良い選手でなくとも良い指導者はたくさんいるから」と言えば、
良い選手とは高いレベルでプレーした選手の事を指して、そこのレベルでプレーした選手でしか指導できない経験的な指導方法があると反論。
確かに高いレベルでプレーしていたという経験は貴重だけれど、だったらアマチュアで終わった選手が優秀な指導者・監督にはなれないのか!?
僕はプロになった事はないからプロの人がいう指導論は自分の教える事ができない領域を教える事ができると思うが、選手はメンタルで成長すると思うから一概には断言できないと思います・・・
でも世界の優秀な指導者・監督を見ても、殆どが元一流選手だったりするからちょっと自信損失気味
指導・監督業も官僚の世界と同じなのかなあ
ヒューマン遠征③屈辱そして別れ・・・
あっという間のヒューマンスペイン遠征。
イジェスカス戦には相手の倍以上走ったのに完敗させられ、挙句の果てその惨敗ぶりを聞き付けたタラベラからはユースと試合してくれと言われ・・・しかしこのユースにスペイン代表の選手がいてこちらもケチョンケチョンにされちゃいましたあえなく撃沈
いやー、でも最終的に6人でよく戦ったなと思いましたよ。
走力ではどのクラブよりも勝っていた!
まずはマツは左利きでスピードとテクニックを持ち合わせた良い武器をいっぱい持っている選手だと思いました。
個人的にもっともっと勝負して欲しかったなあ。ラモンが気に入ってたぞ
モリは一見大人しそうに見えるけれども、ピッチに入ると豹変し仲間をサポートする動きだとか、ディフェンスの強さや効果的なパスなどメンバーで一番伸びた選手だと思いました。
カタはジョアンのクリニックで言われたことなど学習能力が非常に高く、ゴール前でのディフェンスのポジションや、ゴール前でのスライディングシュートなど要所要所で必ず絡んでくる選手でした
ユウスケ足の怪我もあり思う存分できなかったのが残念だったけれど、誰よりもベンチで声を出して応援し、勉強熱心でまだまだ伸びる選手だと思ったけれど、メンタルがね・・フィクソやるか
ヤスいやー、職人だね。かなりプロフェッショナルな精神力を持ち合わせていて、この先ゴレイロとしては絶対に成功すると思わせる強さがあった。でも、まさか数年前までラケット振ってたなんて・・・
ユウタは一言で言うとカリスマやね。プレーヤーに活力を与え、観る者を惹きつけるそんな選手でした。全てを擲ってここまで頑張ってきたし、ホント素質あるから絶対にプロ諦めないでね
最後はちゃんと一人ひとりの名前と、特徴を覚える事ができて本当に日本に帰ってもこの屈辱やら感じた事を日本に伝えて欲しいことと、個人的にもっと上を目指し日本代表を背負う選手となって欲しいと思いました
ビッグニュース!!
今日ビックニュースが届きました
フットサル世界最高峰リーグと言われるスペインの1部に若干19歳のゴレイロNARUこと小石峯君が、1月の冬の移籍期間でタラベラ1部と見事契約する事ができました
「選手履歴」
名前 コイシミネ ナルヒコ
2009年にフットサル留学でタラベラ2部とイジェスカスと渡り歩き、ピント1部のプロテストを受けました。
しかし、高い評価を得て契約寸前まで行きましたが、イジェスカスもピントもクラブの財政難で解散して契約することができませんでした。
そして、2度目のチャレンジで去年の秋くらいに1部に昇格したタラベラにテスト参加しました。
当初監督からは1部の経験があるゴレイロとベテランGKが2人いるなど、第3GKにしてもかなり難易度が高いと言われていましたが、ついに去年の12月に第3GKとしてプロ契約を結び1月に正式にタラベラの選手として登録されたのです。
第3GKとはいえ、19歳にして世界の最高峰リーグ1部のクラブと契約した事は、この先の日本フットサル界に大きな影響を及ぼすことでしょう。
1試合でも多く出場し活躍して欲しいですね
ヒューマン遠征②惨敗から学んだこと・・・
ヒューマンスペイン遠征②
17日午前中はジョアンのクリニックが行われ、数的有利不利の練習をしました。
3部の首位イジェスカス戦で活かせたらと思います!
15日3部バルガスと、16日は4部モーラと対戦しました。
長旅の疲れもあってか・・・バルガス戦は惨敗でした
一人ひとりの選手を見るとかなり良い選手もいるのですが、何にせよ即席チームなので戦術とチームワークがバラバラでもう少し時間をかけてチーム戦術をしっかりやれば面白いチームになるのになあと思いました。
翌日のモーラ戦も、おっさんばっかりのチームで勝てるかと思いきや、腹出たおっさんがやたら上手くて舐めてかかったらスコーンってやられるなど、この日も形ができて徐々に良くはなってはいるものの個人技と言った感じでしたね。
代理人パブロとバルガスGMラモンいわく、即席チームにしても、基本的な個人戦術の理解が低すぎてユースとやっても負けるだろうと言ってました。
生命線である中央を使ってやられる機会が多く、フィクソだけではなく両アラの絞り、ピヴォの下がりと絞りなど個人的な課題が見つかったので次に繋げれたらと思います
ヒューマン遠征①
今日から約1週間日本からヒューマンがフットサル遠征しに来ました
長旅ではありましたが、皆はつらつとして元気がありました
しかし今回はメンバーが助っ人合わせて8人とかなり厳しい戦いを強いられそうです。
対戦予定はバルガス(3部)、モーラ(4部)、イジェスカス(3部)、タラベラ(1部)です。
午前中は、元スペイン代表ワールドカップ優勝メンバーのジョアン選手のクリニック、ジョアン双子の兄弟アンドレウ選手の特別クリニックがあります。
週末はレアルマドリッド試合観戦とフットサルのインテルの試合観戦があります。
短期間でかなりの強行日程ですが今から楽しみですね
無意識の世界
こんにちは
昨日留学生の試合が重なったので、前後半で両方見に行ってきました
まずユースのノブの試合が前半から先発出場で良い流れが彼に来ているので、絶対に何かをしてくれると思っていました。
案の定携帯をイジっている最中にノブが先制点を取った
いやいやちゃんと試合は見てましたよ。
ただ均衡して落ち着いていた時間帯でアプリダウンロード中に、まさかここでくるとは思っていなかったので・・・
そして、同じく別会場ではヒロキ兄貴の待望のゴールが生まれた
兄貴は1対1外すのが職人みたいになっていてそれがずっと続いていたから、ホント2人ともここで決めてくれて自分のように嬉しかった
その週にナチョのクリニックが効いたかは良く分からないけれど、何かしらの作用はあったんじゃあないかなと思いナチョにも報告して喜んでくれました。
1点を決めれば自然と2点3点・・・と取れる。
でもその1点の壁がまずは大きくのしかかる。
特にビックチャンスを外せば外すほど、次決めるのが難しくなると思います。
この外すにもちゃんと理由があり、何事も原因があっての結果だと思います。
ある人の話で、意識には制限があるけれど、無意識は無制限状態であり、宿業が形成される場所が無意識の世界だとか・・・意味分からん
要するにこの無意識の世界はイメージの集合体で、全脳細胞の中に生まれてから今日に至るまでの体験イメージが全て詰まっているとか。
よってこの部分がどうなっているかによって人の幸、不幸が決まります。
それが、お母さんのおなかにいる時の体験から、自分のおとうさんやおじいさん、そのまた先祖まで何千年前までのイメージを受けついで入っています。
それが遺伝子なのです。
無意識の世界もイメージがどういう状態になっているかで、その人の人生が決まります。
例えば事故の遭い方。
交通事故に遭う人はしょっちゅう遭いますし、遭わない人は殆ど遭わないのは、その良く遭う人の過去を調べていくと、その先祖も必ず交通事故に遭っています。
病気も同じような病気で死んでいることがあり、離婚する家系はいつも離婚し、寿命も先祖10代くらいを遡って調べても平均値が殆ど同じだとか。
それはイメージを受け継いでいるので、無意識のイメージが状態が一切を決め、あと何年生きるとか、どんな事で悩みどんな事で苦しむか、どんな人と出会うか、全部無意識の成せる技だそうです。
これを読んで、じゃあ何も変えられないじゃないかっとショックを受ける事もありません。
その無意識の世界に業として刻まれたイメージを変えていくには、無意識の世界を左右する右脳が最も喜ぶ言葉を言えばいいのです。
それは「ありがとう」っと言う感謝の言葉。
人間にとっての一番基本的な心情が「ありがとう」であり、心の底の無意識の更に奥にある世界は「幸せで幸せでどうしようもない」という状態になっているそうです。
だから神様にもそうですが何かをお祈りする際に左脳を使って「お願いします」じゃあなく、右脳を使って「ありがとう」という嬉しいありがとうという姿勢で祈らなければいけません。
・・・?ですよね。
右脳を使うという事は3段階あり、まず1つ目は感謝するべきことを感謝する。
今まで過去に自分が色々な事に感謝するべき事があったと思います。
人に出会った事、良い事があったとか、今のおかれている状況、どんな小さなことでもとにかく一つ一つ全部感謝しちゃう。
2つ目は、感謝できない事にも感謝する。
例えば今悩んでいる事で、一生治らない病気だとか、最悪の人間関係だとかに、「病気になってありがとう、これで自分の宿業が切れました」と心から病気になった事を感謝し、今近くに意地悪されるお爺さんがいたとしても、「お爺さんありがとう」、友達と上手くいかなくても「友達ありがとう」ってその事に感謝する。
これによって、自分の何千年という過去の宿業が自分の段階で切れるありがとうございますと感謝する。
3つ目は、未来を感謝する。
具体的に「何年何月何日この問題が解決するというイメージを作る」
もう治らないと言われた病気も関係ない。
自分で「何年何月何日に治る」と決める。
もっというと「治りました!」という過去形にすること。
治ったとイメージして「ありがとう」って感謝する事が大切。
病気だけでなく、水虫も、花粉も、人間関係も、シュートでゴール決められないも、ダイエットもイメージして、1年後何キロだとか、リーグ終了までにこの試合とこの試合・・などで10ゴール決めるとか、成功のイメージする事。
監督や先輩と上手くいかない人間関係も同じように感謝し、仲良くなるイメージを持つ。
なぜなら自分の無意識は相手の無意識に繋がっているから、自分が祈られていなくても無意識化し数日後その人が変わってしまう。
とにかく明日以降の未来をイメージする事が大切であり、例えば明日も嫌な先輩、先生、仲間に会わなければいけないとしても、具体的に楽しい会話や楽しく過ごしているイメージを作り、「そうなりました」って感謝し過去形にする。
それを何回もイメージしてやると必ず変わっていくそうです。
レギュラーになれない人、いつもチャンスあるのに得点を決められない人、大事な試合でいつも怪我や病気する人、まじめに練習やらないなど仲間に恵まれていないひと、努力しているのに監督に認められないなど・・・
相手と過去は変えられないけれど、自分と未来は簡単に変える事ができる。
すると相手も変わっていく。
今の状況を変えたい人は是非やってみては
メンタルの定義?・・・
んん~、色々な人の意見を聞きたいです
よく耳にする「あの選手はメンタルが弱い、この選手はメンタルが強い」など、メンタルが強いとは具体的にどんな状態を言っているのかな?
メンタルが弱いというのは何となくわかるのですが、ではその弱いメンタルを強化していく為にどうしていけばいいんだろうか?
そもそもメンタルが強い選手の判断の仕方ってどんなんだろ・・・って最近良く考えます。
そこを解明していかなければ具体的にメンタルを強化できないですし、ただの忍耐力で終わってしまう気がします。
例えば良く耳にしたのが、A選手は長距離が得意、B選手は長距離は苦手。
そこで、夏の日に1時間走らせて、やはりA選手は最後まで全力で走りきりましたが、長距離が苦手なB選手は途中でスピードが落ちA選手に比べ何周も差がついてしまいました。
この時A選手をただ単にメンタルが強いから走りきったといえるのでしょうか?
我慢する部分のメンタル(忍耐力)だけが強いだけで、決して総合的にメンタルが強い選手だと言えない気がします。
もしこれでメンタルが強い選手というのであれば、どんな試合でも緊張しずに高いパフォーマンスを常に維持して発揮できるのでしょう。
未だに日本人の考えが「強いメンタル=忍耐力」という考えが少なからずあると思います。
僕の強いメンタルを持った人っていう判断材料は、「何かに全力で楽しんでいる」人だと考えます。
つまり、楽しむ事は向上心が生まれ、向上する為には努力を惜しまないし、楽しい事をしているのだから多少の辛い事も難なく乗り越えてしまう。
結果、プレッシャーのある本番(試合・仕事)も緊張もプレーの波もなく、最高のパフォーマンスを出せるようになると思います。
でも「それ」を楽しめない人は向上心も無いわけで、練習が苦行となってしまう。
それが「選手にとってはつまらない強制させられている練習」だと思います。
選手は好きで自主的にサッカーを始めたのだけれど、監督の強制的でつまらない練習になって、頑張る事ができなくなって嫌になってしまい、結果メンタルが弱ってしまいます。
だからメンタルを強化する場合、まず監督自身が変わる必要があります。
選手にサッカーを楽しませることから入り決して強制する練習はさせない事で、自然と選手はやる気が出てちょっと厳しい練習や叱責を浴びても乗り越えていけると思います。
楽しませる事は遊ぶ事ではないし、笑い声がある練習でも無い。
楽しむ事は自発的に「真剣」になる状態をいいます。
監督は選手の能力を把握していなければいけないし、それにあったメニュー作りが不可欠となります。
選手は練習のメニューで楽しむ事ができれば自然と真剣になり、上手くできたことで満足感を得て更に向上心が湧いてくる。
そして徐々にレベルを上げていき、それが形となり、やがて誰にも負けないという自信となり、結果メンタル強化に繋がる。
いきなりバルサの高度な練習を取り入れても選手に強要しているだけで、やっている本人達の半分以上はつまらない練習だと思う。
なんでも楽しんで取り組む奴は、本当にメンタルが強いんだと思います。
スペイン人やブラジル人などラテンの人達は遊びでも何でも真剣に楽しむので、そこに強さの秘訣があるのではないでしょうか
だから人生楽しくもっと色々と遊びましょうね