今日も、物欲で買ってしまったオシロスコープ付きトランジスターテスター

DSO-TC2のお話です。

 

 

オシロスコープも、LCRメーターも、低周波発振器も一応そろっている

んですが、何故か目新しいモノが出るとつい欲しくなってしまう。

 

 

今日は、オシロスコープ関連を中心に動作の確認をしました。

 

付属のワニ口付き測定ケーブルを本体のDSO?という端子に接続し

 

 

ワニ口クリップを低周波発振器の出力へ接続します。

メニューモードからオシロスコープを選び「←OK]を押すと

測定が可能になります。

 

 

実際の波形を出す操作は、本格的なH,Vの調整は面倒なので

 

AUTOボタンでほぼ表示することが出来ます。

 

このオシロの測定帯域ですが、

下の周波数は、40Hz以下になるとAUTOで同期が取れず、

測定電圧も誤差が増えて来ます。

(手動で合わせる方法が有るのかも知れませんが)

 

高い方は、定格では200KHzとなっています。

400KHzを入力してみると表示は可能ですが、

電圧値を周波数がかなり違ってきます。電圧値は、半分程度になっています。

 

 

1KHzの方形はの表示はこんな感じです。

 

この手のオシロスコープは、おまけみたいなものですから

オーディオ用で使えれば十分です。

 

 

更に、この商品にははPWMの発振器機能があります。

 

出力波形は、方形はのみです。

最低周波数は1.5KHzから9.99MHzまで出力可能ですが、

実際は1Mzにもなると立ち上がり、下がりのリンギングがひどく使えません。

 

周波数は、10KHz単位で可変出来て

Dutyも1%単位100%まで調整が出来ます。

しかし、立ち上がり、下がりでスパイクノイズ(リンギング)が400mVほど出ます。

 

また

直流電圧の測定もできるようになっています。  が・・・・

 

測定範囲は0~+16Vまでと狭く マイナス電圧は表示されません。

逆流防止のダイオードでも入っているんでしょうか?

 

 

 

 

もう一つ面白い機能に赤外線リモコンのコードが表示出来ることです。

 

東芝のテレビリモコンでは、しっかり表示されますが

 

どの赤外線リモコンでも表示出来る訳ではありません。

 

NECプロトコルのみに対応して

Panasonicのエアコンのリモコンでは流石に表示は出来ませんした。

 

 

 

細かい設定モードが分かりにくい点もありますが、

この値段とどこへでも持っていける携帯性と充電電池で使える使いやすさ

これは、DIYで電子工作を楽しむのには重宝します。

 

ただ、計測器としての信頼性からみるとどれも中途ハンバで

やはり物足りなさも感じることも否めません。

 

 

自分としては、物欲に負けても買って(勝って)良かった商品でした。

 

 

 

 

今日もご覧頂きありがとうございました。

 

 

TC2の後継機種がTC3です。こちらのほうが機能がかなりアップして

いて、価格もさほど高くないのでオススメです。