いまのしゅんかん
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100マイルウルトラレースの行方

彼は今130人中27位、絶好調、、、と言いたいところだが、実は去年と比べてタイムはよくないのである。関門時間までものすごく余裕があるわけでもなく。

今年はいつもより雪が少ないと言われてて懸念していた通り、トレイルの状態はかなり最悪らしい。

リタイヤも今のところ64人、、すでに半分近く。完走率がいつもより激減するかもしれない。

 

今日は悪魔の門に行ってきたのだが、、、

 

 

いつも雪渓があるのにまったくなかった。

まぁ3月に来たときにあまりの雪の少なさにショック受けたほどで。私は山スキーがほとんどできなかったし。

 

1年前、ほぼ同じところから撮った写真。

 

暖かくて上でゆっくり寛げたのでよかったが。

 

彼の完走を祈るばかりである。

様々な変化

100マイルレースに参加している彼は順調に進んでいるようであり、今のところ130人中44位。すでに49人がリタイヤしているそうだが、サバイブしている中でも真ん中あたりにいるのがすごい。

 

 

3年前のレースと比較すると、なんと53人しか参加してなかった。

今年初めて定員150人近くまでサインアップがあったという。17人のキャンセルがあったが、スタート地点まで移動するボートも三艘アレンジしたそう。

フルマラソンも今は激戦でサインアップが年々厳しくなっているそうだが、より過酷な100マイルレースの人気が増えているのも驚き。

 

面接を受けた会社でも走る人が多いが、コロナ禍でランナーが劇的に増えた印象があるという。

確かに、、、私がアウトドアのアクティビティが増えたのもコロナ禍である。彼の移住のタイミングに重なっているからなんとも言えないけど、コロナ禍でインドアよりアウトドアを好むようになったのは間違いない。

 

******

 

Lofotenに行く前日に面接があり、5-6人のリファレンスのリストを送って欲しいと言われ、5人にメールを出して、返事を待たずに会社にリストを送ったが、幸い5人全員から好意的な返事がきて、一人は別件もあって電話してくれてかなりポジティブに話してくれたとのこと。

本当にありがたい。

 

、、と思ったら、今その会社から、3ヶ月の短期契約だけどオファーもらった!

この会社にとってかなりクリティカルになると思うので頑張る。

 

******

 

解雇された会社のボスニア人のラボテクニシャンからメッセージがきて、どうも本当に会社がドラスティックに変わって、アクティビティのほとんどがユトランドの支社に移り、彼女一人でさみしく働いているという。

実は解雇されるときに、あなたが定年退職したらラボを閉鎖すると聞いたよと書いたら、彼女も工場長にそのことを聞いたと返ってきた。

 

正直それを聞いてちょっとホッとしたというか、私の解雇は本当に会社のリストラの結果だったんだと理解できた。

ボスニア人にとってはショックだったようだが。

でも、そこはアクティビティも減ってきてたし、新工場もどれだけ売り上げになるのか未知だし、まぁ仕方がない。。

 

今度会って話そうよ、と提案したら、是非!との返事。

俺っていい奴だなーーー解雇されたのに残留の人を慰めるって。

 

******

 

牧師さんからメールが来て、なんとご自宅を売りに出し、アパートに引っ越すとのこと。

引退されてからもだいぶ甘えてしまったけど、もう70代。テラスハウスとはいえ、結構大きな家だし、高齢者が維持するのは難しいのもよくわかる。

黙想会もなくなるのかもしれないけど、、、これ以上甘えるわけには。

 

 

自分のことばかりになってたけど、、、

皆それぞれ色々あるよね、とつくづく。。。

ソロ登山

彼が100マイルレースに行ったので、一人でハイキングに行くことにした。

 

3月の山岳スキーレースのコースで、少しだけ壺足で登ったところをさらに先に進んでみたいと思い、昨日下見に行ったのだが、

 

 

地図では沢に重なってたけど、意外に乾いてて大丈夫そうだったので、今日ハイクしてみることにしたのだった。

 

いつもルートファインディングは彼に頼ってて、初めてのトレイルを迷わずに行けるか不安で、地形をたたみこみ、ノルウェーのハイクルートアプリも使えるようにしておいたが、マーキングはほとんどないけどトレイルははっきりしている上、沢に沿った谷のトレイルで地形もわかりやすく、アプリで確認することはあまりなかった。

 

 

しかし山岳スキーのコースと思えないほど急登で、よくこんなところをスキーで登れたな、と。

 

 

峠の直前で緩斜面になるが、岩だらけで急登のトレイルはいかにもノルウェー。

 


 

山頂まで行くにはキツイかなと思ってたが、細尾根も意外に難しそうではなかったので、登ってみることに。

 


 

Tuva山頂に到着。

標高477mと思えないほどの高度感と絶景だった。

 

 

骨折して初めての夏登山、意外と獲得標高あったし、足場が悪くて、常にどう歩くか考え、結構登山した感が得られたかも。

下りも大変だったし、疲れた。

でもこんなに気軽に登山できるのはいいなぁと思う。

Lofoten


 

彼の100マイルのレースの付き添いでLofotenに来た。

 

5月に来るのは4度目だが、徐々にお金をかけない旅行になってる。

 

2022年:9日間の滞在でNarvik空港からレンタカー、広いアパートで滞在

2023年:前年とほぼ同じだが宿を安めの部屋に変えた。

2025年:4日間の滞在で、Svolvær空港からタクシーで相乗り、ホテルに滞在。

 

そして今回は、荷物をTMBで使った大きなバックパックにし(彼は90L、私は65L)、なんと空港からの移動費もケチって、空港から1kmちょっと歩いて、1時間弱待ってバスでホテルまで移動したのだった。

タクシーだと250NOK、バスだと90NOKで多少節約になる。

 

 

バックパックだから歩くのも楽ちんで、バス停までの徒歩の移動も絶景を眺めながらだし、

 

 

バス停も絶景に囲まれているので待つのは苦ではなかった。なんだったら近くの岩を上ってみたり。

ちなみにこの山域で彼は山岳スキーレースをやったらしい。

 

青ポチが私たちが待ってたバス停で、青丸が写真の山域。


あ、確かにJomfrutindenの近くだ。

 

今回は、彼のレース中に、3月に壺足で登ったところをハイクに行きたいなと思っている。

 

100mしか登れなかったのでもっと先に行ってみたい。

初めてのジョブインタビュー

明日から旅行なのだが、バタバタの1日だった。。。

なんと昨日、ガスのボイラーが正常に動かなくなり、リセットして点火してもすぐに火が消えてしまい、祝日なのでサービスに来てもらうこともできず、暑いからラジエーターは不要だけど、基本温水も使わないようにし、シャワーを使う時だけ、入っていない人が頻繁にリセットを繰り返して温水を作り、ぱぱっと浴びる、と苦し紛れの策で凌いだ。

 

今朝早速ボイラーサービスに電話したら、なんと8時半頃には来てくれて見てもらった。

半年前だかチェックしてもらったばかりだったし、ボイラー自体は故障してなく、排水が詰まっているためにエラーが出ていることがわかり、排水はサブスク外なのでそのままで帰ろうとしたところを引き留め、その分払うのでとお願いして排水チューブの詰まりを直してもらい、無事ボイラーが復活して、改めてシャワーを浴びることができたのだった。

1年くらい前も故障して部品を交換してもらってたし、いざとなったら新しいボイラーを買う必要もあるかも?と戦々恐々としていただけにホッとした。

もしかしたら1年先に売りに出すかもしれないのに、高額のボイラーを買いたくはない。。。

しかしボイラーの排水で詰まることがあるんだ、、、というのも驚きだった。今後は彼がメンテしてくれそうだが。

 

そして、お昼頃家を出て、ジョブインタビューに向かった。

 

実は、デンマークで初めてのジョブインタビューだったので、滅茶苦茶緊張していた。

完全にオープンなポジションに応募して面接まで至ったことさえ、修士の新卒枠の時しかなく、今回も厳密に言えば、コネから来たチャンスではあったけど、それでも、パーソナルチェックと技術面接、従業員面談とトータル2時間かけての面接は初めてだったので、不安が大きくナーバスだった。

それに、課題をやってて思ったけど、これを逃したら、これほど自分のクオリティにマッチするポジションなどないのだなと思うと、余計に緊張した。実際、今まで面接に呼ばれたこともないし。

 

しかし、とても皆親切で、実際にはあまり緊張せずに済んだ。

 

パーソナルチェックは、デンマークでは必ず聞かれるという、自分の強みと弱点、そして衝突が起きた場合にどう解決するかなどを聞かれたが、さすが色々経験してきているだけにあまり困らなかった。

それに、自分を知ったり、物事を分析するという意味で、ブログを書いてきたことも効果があったのかもしれない。

 

技術面接も、私のアイデアに対しいくつか質問はあったが思ったよりスムーズにいき、その後従業員二人と雑談をして一気に和んだ。

というか、こういう雰囲気が懐かしかった。ほとんど非デンマーク人のインテリ集団の雰囲気が。2019年まで大学のオフィスを間借りしていたから、長く国際的な環境で働いていたのである。

特に解雇された会社は純デンマークの会社でデンマーク語しか話せない人も結構いたから、彼の国際的な職場の話を聞いて羨ましかったこともある。

ただ、スタートアップだから、私の雇用には投資家の判断も入るかもしれず、雇われるかわからないし、雇われても短期間かもしれないし。その先の見えなさは、その彼らも感じているとのことであった。

 

最後に、リファレンスとして5ー6人紹介して欲しいと言われ、驚いた。

2人上司、2人同レベルの人、2人部下だと。

上司は、私のPhDの指導教官でプロジェクトマネージャーでもあった一番近しい元同僚と、私をデンマークに移住させるきっかけを作った元上司を選んだが、部下はいなかったし、ちょっと世話した学生はさほど近くもなく、残りの3人を、前職で隣の席にいた元同僚と、大学の准教授と、10年以上前に一緒にプロジェクトをやり、新しいプロジェクトで一緒に働くはずだったベトナム人を選び、家に帰ってすぐにその5人にメールを送り、会社にリファレンスをやってもらいたい人のリストを送った。早速3人から返事が来てありがたい。

 

明日の準備でカオス。
 
密かに懸念していた、前の会社からの給料の入金だが、給料日の前々日の今日、給料明細書が電子郵便で送られてきてホッとした。前回は給料日まで給料明細書が送られず、本当にストレスだったので。
 
決着も解決もしていないけど、家のことも、就職活動もひと段落したので、明日からの旅行を楽しみたいと思う。

3月のライオン

この連休は、ちょっとサイクリングしたり教会に行ったりしたけど、ほとんど家にこもって、明日のジョブインタビューのためのプレゼンの準備に時間を費やした。

もし入社したら、あるプロジェクトにどう取り組むかを具体的に示さなければならないので、調べるだけでなく、アイデアを出すのに考えて考えまくった。

簡単なプロジェクトではないので、先方が私がこのポジションに相応しいか判断するかはわからないけど、こんなのも久しぶりで楽しいなーと。正直、解雇された会社では、アイデアを出しにくい雰囲気にあったし、解決法を考え尽くすことはほとんどなかったように思う。

 

日本に行くちょっと前から読み始めた漫画にハマっている。

 

 
好きな作家さんだし、実は、映画を飛行機の中で観たことがある。
主役の神木隆之介はいい俳優さんだし、そのほか豪華なキャスト陣でいい映画だった記憶があるが、長期連載でなんとなく一巻から全て買い揃えることに食指が動かなかった。
でも14巻に大好きな前作のハチミツとクローバーのキャラクターが出てくることを知ってその巻だけ買ったら、ずるずると他の巻も読むようになり、結局全巻揃えてしまったという。。
 
最新巻の巻末で、作者が、「仕事と人生」をテーマにしていると書いてある通り、多分、無職になったばかりのこのタイミングだからこそ、今の私に突き刺さる内容になっているのだと思う。
前職での最後の1年間と、転職先での1年間の2年間、ここまで全力で仕事をしていただろうか、と。
コンサル会社でパイプラインが細くなり、持ってたプロジェクトにも興味持てず、需要ありそうな分野に飛び込もうと転職してみたが、私が期待していたような世界ではなく、ひたすらミスしないように気を使わなければならず、もっと勉強して深めていきたいと思うようなところではなかった。
 
「3月のライオン」では、家庭との両立に苦心した棋士もいれば、あまりにも将棋にフォーカスしてしまったために恋人と別れ今も独り身を貫いている棋士もいる。主人公は、恋人を得たばかりだが同時に棋士としての自分を発展させようともしている。
 
心が痛い。。。
大学4年生で研究にハマり、自力で学費を稼いでも大学院に進学したのに、社会人3年目で妊娠し、結婚のために退職、移住をし、地方で子育てをしていたが、やっぱり研究を諦められなくて家庭を捨ててまでデンマークに移住した。
幸いにし、エンジニアとしてデンマークで好きな仕事を続けられたが、結局迷走して無職となった。
今回のプレゼン作りで、過去のプロジェクトを振り返り、いろんな後悔が巻き起こったりもしている。やっぱり私は仕事に集中できていなかったのでは、とか。
 
また本気で仕事をやるつもりがあるのか、試されるためにこのジョブインタビューの機会を与えられたのだとも思う。
 
繰り返しこの漫画を読みながら、私自身に問いかけているような気がする。

左派中道連立政権の成立見込み

 

3月下旬にあった国政選挙から2ヶ月経ち、政権成立まで記録的な長さに及び、デンマークに移住して23年間にして初めて、交渉人が途中で交代したのを見たが、二度変わって、現暫定首相のMette Frederiksenが再び交渉人に指名され、社会民主党、社会国民党、ラディケーレ、穏健党4党の連立政権が成立する見込みになった。

 

一度目の王-党首個人面談で、Mette Frederiksenが交渉人の多数指名を受け、社会民主党、社会国民党、ラディケーレの3党での連立政権を目指したが、左派政党だけでは過半数には達さず、2週間前に中道政党の穏健党がいきなり、右派政党のベンスタ党首Troels Lund Poulsenを交渉人に指名したいと言い出し、左派グループの交渉はストップ、二度目の王-党首個人面談を経て、右派グループの話し合いに移行したのだった。

そしたらこの月曜日に交渉人Troels Lund Poulsenがベンスタ、保守党、自由同盟党の3党で右派政権を作ると宣言し、これまた左派グループよりも少ない少数政権なので、穏健党の支持は必至であったが、昨日、穏健党首のLars Løkkeはこの右派政権を支持しない旨交渉人に伝え、Troels Lund Poulsenは緊急記者会見で右派政権の成立を断念したことを発表、その後、王様に報告しに行き、今日、3度目の王-党首個人面談が行われ、Mette Frederiksenが交渉人になったのだった。

 

右派グループも左派グループも過半数には達してないので、中道政党の穏健党がどちらを支持するかがキーになっていたが、穏健党は前政権のように中道政権の成立を求めており、第一ラウンドの交渉で、穏健党は政権に入れないこと、また極左政党であるEnhedlistenの影響を看過できないとして、左派政権の支持を示さなかった。

しかし、第二ラウンドで、右派グループは国際支援の予算を大幅に減らすこと、また右派政権の支持政党であるデンマーク国民党党首Morten Messerschmidtが、支持するための条件として穏健党は政権に入らないことと、ムスリム人口を絶対増やさないことを挙げ、ムスリムの国会議員がいる穏健党は右派政権を支持できないと表明したのだった。

 

デンマーク国民党よりEnhedlistenの方がマシとまで言ったので、よほどデンマーク国民党への嫌悪が大きかったのだろう。 

 

明日から三度目の交渉ラウンドが始まるのだが、すでにMette Frederiksenは穏健党と一緒に政権を成立させると表明し、Enhedlistenも穏健党も今度は互いに譲歩したいと言っているので、まだしばらくかかるかもしれないが、左派中道政権が成立する見込みである。

 

実は、私たちを警察に通報したコムーネの学生バイトを調べたところデンマーク国民党の支持者であることが示唆され、移民嫌いのバイアスで当局の権力を用いて圧力をかけるという脅威を感じていたし、そもそも党首のMorten Messerschmidtがデンマークでは珍しくトランプとのコネクションを報じられており、ますますデンマーク国民党への嫌悪感が増している時だったので、正直、こういう展開になって心底ホッとしている。

ベンスタや保守党はまだまともでいいけど、それ以外の右派政党や極右政党はキワモノすぎて嫌だ。

 

それに、私が投票したラディケーレが政権に入る見込みになったのも嬉しい。

 

政権成立まで時間がかかっているが、民主主義国家が避けられないプロセスだとも思っている。

失業者クラブ

 

昨日は、失業仲間である友達と飲みに行った。

 

前回は私が解雇されて間もない頃で、失業保険の話を聞けてだいぶ参考になったが、あれから違法建築騒動でバタバタしたこともあり、それに関するアップデートと、彼女は失業して4ヶ月目に入り、彼女のケースが失業保険基金から、コムーネの管轄に移行したので、その変化について聞くのも興味深かった。

 

失業保険基金のときは、週に1〜2件ジョブアプリケーションを送っていればそれ以上干渉されることもなかったが、コムーネの管轄になってからは、プレッシャーが大きくなり、ジョブセンターにもある求人にも応募すること、また失業して半年間経ったらインターンをやらなければダメだと言われたらしい。つまり無給でどこかで働かなければならないという。。

そんな話は聞いたことがなかったので驚いた。失業中の元同僚も、もし興味のあるポジションがなければ、失業保険が給付される2年間はのんびり過ごすと言ってたし。。。

 

なので、彼女はジョブセンターにあったレストランやカフェの求人にも応募するようになったそうだ。

だからと言って、面接に呼ばれることもないという。

彼女は厨房で働く経験があるにも関わらず、直近でオフィスワーカーとして働いていたので、その経歴が邪魔しているだろうとのこと。

 

そう、私も、エンジニア職だけでなく、ランクを下げて私にでもできそうな実験助手のポジションにも応募しているけど全く反応がない。十分なスキルがあっても、逆にover qualifiedでも興味持ってもらえないという。。。

 

本当にデンマークって、潰しがきかなくて嫌になる。

だからこそ、日本で大卒で働いた経験があっても、デンマークで教育を受け直し、看護士、介護職、保育士、調理師、事務員などの専門職に就いた日本人をたくさん知っている。最近では、アラフィフで専門学校に行き、大学で実験助手として就職した人がいるし、私より少し年上の友達は介護士の学校に入り、何もなければそのままそのコムーネで正式に就職するはずである。

二人とも、全然違う分野でデンマークで働いていたが、先のなさを認識して50代でも転向したという。

 

ワーホリでデンマークに来た姪が、デンマークでは本当に専門職ばかりで、カフェでさえ経験を求められることに驚いていたが、いや、本当その通りで、私なんかこのままエンジニア職が見つからなかったら、PhDも持っていて今さら教育を受け直すこともできないし、完全に詰みそうである。

 

デンマークでの職探し、本当に難しい。

光明その後

違法建築の件は、私が勘違いしていて、コムーネの警察への通報が、元々二つあった罰金の一つが取り下げられ、許可なしで違法に建てた罰金(週に5000kr)は無くなったが、締切を過ぎたのに合法に戻さなかった(25000kr)はまだ生きている、ということであるらしい。

弁護士曰く、割とすぐに二次建築物の規定外分を撤去したのに、通報自体を取り下げてくれないことがおかしいと。あまりにも軽いケースなので警察が罰金そのものを無くす判断をしてくれるだろうと期待できるが、罰金の具体的な規定はないので、逆により重くなる可能性もなくはないという。

しかし、警察から連絡が来るまでしばらく待たなければならないので、とりあえずここまでかかった弁護士代を精算することにし、彼が早速払ってくれた。

もう弁護士にお願いしなくてもいいかなと思ってたけど、逆に重くなる可能性を考え、警察から連絡があったときにまた弁護士の助けを求めようかなと思った。

 

ちなみに、弁護士代は20000kr、建築士代は14000kr。コムーネの訪問に同伴してもらったし、思いの外長引いたので、トータルで50000krを覚悟していたから正直この程度の請求でほっとした。

それでも弁護士は、ケースをクローズできないのに請求するのが心苦しかったのだろう。

でも、2月にコムーネから通知があった時は、二次建築物の面積は20m2以上規定外とあり、最初の弁護士とのミーティングで、物置とグリーンハウスだけでなく、ワークショップ横のガレージも取り壊すことを覚悟しなければならないかも、と言われていたので、建築士のアレンジをしてくれて、再度測定し直し、罰金は逃れられないかもしれないけど、元々いらなかった物置とグリーンハウスの撤去だけでコムーネも認める合法状態にできたので、それはそれで満足である。

 

あと、よく言われるのが、前のオーナーや、不動産屋に責任を求めることはできないのか、ということだが、できなくはないが、これとは別途、民事裁判で完全な自己負担で先方を訴える方法しかないので、200万円以上かかるであろうコストを考えると、ケースの規模からして得策ではない。

だからこそ、家を買うときに合法状態かどうかをきちんとチェックする必要があり、実はその弁護士は二次建築物の面積が正しく登録されているかどうかを不動産屋に確認してくれてたし、そのことを私たちにも知らせてくれていたのである。こういうことが起きることを想定していれば、もっと念入りに行動していたかもしれないが、あくまでも結果論にすぎず。弁護士もこの程度のことで警察に通報することに驚いてたし。

 

***************

 

就職活動だが、来週の火曜日に面接するスタートアップの会社からそのスケジュールが送られ、技術面接は私のプレゼンだけでなく、与えられた9つの課題のうち3つを選んでプレゼンする、ともあり、思ったよりも準備が大変そうなので、とりあえず他のアプリケーションはストップし、今のところはその会社だけに注力することにした。

 

昨日は一日プレゼン作りと課題に取り掛かったのだが、こういうのが久しぶりで楽しかった。

入社できたら、これ全て着手することになるのかな、と思い、ほとんどやってみた。

 

採用されても週に3日だし、予算の関係上雇用期間も限定。それでもなお、ここまで厳しいプロセスを経なければならないのは、投資家に人を雇う要件として求められているからである。

 

ちょうど明日から連休だし、頑張って準備しようと思う。

森で野点

今日は、ものすごく準備にエネルギーをかけた、初めての森での野点に行ってきた。

 

私が亭主として茶箱の花点前を披露するため、その練習を繰り返しやり、拝見のために道具の由来も調べたりしたが、なおかつ、車で来るのは私だけだったので、荷物も一番多く引き受けることになった。

茶箱、お盆、建水のお点前セットのほかに、毛氈、熱湯の入った750mlの魔法瓶2本、茶巾を洗うためのボウルと水1L、キッチンペーパー、ゴミ袋、ウェットティッシュを持って行った。

森の中は車が入れないので、車から700mほど離れていて運ぶのが大変だったけど、これら全て持っていくのは正解だった。我ながらインフラなしの野営キャンプの経験値が上がっているだけのことはある。

師匠は普通のコーヒーを保管するためのサーモでお湯を持ってきたが、お茶に使うとぬるい。。。私は雪山に持っていくようなガチなサーモでお湯を持って行ったので、熱々のお湯で美味しい抹茶を点てることができた。

 

それに、毛氈は運ぶのが大変だから師匠は毛布で代用することを提案したが、毛氈を頑張って運んだ甲斐あった。毛布だと正座で移動するのが難しいし、道具が安定にのらない。

その代わり、私はランチにおにぎり二個だけしか持参できず、多めに持ってきてくれた他の方々のランチを、色々いただいてしまったが。

 

まず、乾いてて平らな場所を探し、ゴミ袋を切って下敷きとして敷き、その上に毛氈を敷き、茶箱セットを出し、抹茶を漉して棗にいれ、お点前をスタートした。

 

 
本を見ながら練習したので、だいぶ細かいことを師匠から指摘されたが(茶筅を茶筅筒から出す動作など)、練習の甲斐あって流れはだいぶ覚えていた。
森の中だし天気も悪かったので着物は着ず、長袖のトップスに着物の上着を仮紐と伊達締で着物っぽく着て、下にスウェットパンツをはいていたが、5月なのに寒くて、客が拝見している間はこの上にダウンジャケットを着て待機した。茶箱の拝見は道具が多いので時間も長い。
 
一昨日生成AIも使って不詳の道具を調べたが、、、

 

朱塗七宝蒔絵平棗?朱塗りで有名な加賀塗?

赤絵京焼振り出し?

 

客の時はこの格好。。。
ある方の手製の琥珀糖と市販の落雁。
師匠手製の柏餅。
 
森の中の野点は、運ぶのがちょっと大変だけど、鳥の声や風の音を聞きながらお点前するのはとても楽しかった。
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