こんにちは。
Megumi Piel(ドイツ在住) です。
今日は 少し趣向を変えて
「なぞなぞ」 をしてみましょう。(^-^)
44か国を旅するなかで出会った
無数の「???」謎場面から
今日は一つピックアップして
お送りします。
Q:
さて、下の写真は、
いったい何をしているところでしょうか?
写真:チベット ラサにて Lhasa, Tibet
ヒント:
写真やや下のほうにある
丸いものに注目してくださいね。
すぐ分かったかな?
ご存知のように
チベットは標高が高い地域。
土壌は鉱物質の岩肌が多い
痩せた土地で
そのうえ 寒冷地なので
あまり植物が育ちません。
電気が通っている地域が多いものの
一昔前の
電気が通っていなかった時代、
食事の煮炊きや 暖をとるための
燃料には、薪(まき)が
使われていたはずですが、
土壌の痩せたチベットでは
薪にできる草木の量が限られています。
そこで、このような
器具を使ってきたわけです。
さて、
前置きが長くなりましたが、
ここで 正解発表です。
正解は……
A:
お湯を沸かしているところ。
簡単でしたか?
(^-^)
これは太陽光を利用して、
反射板の光が やかんの底に
集まるよう設置して
太陽の熱だけで
お湯を沸かしているところ。
天然資源と環境に 負荷をかけない
代替エネルギーを
昔から当たり前のように取り入れていて、
素晴らしい 文明の利器ですね。
とはいえ
「こんな簡単な器具で
本当にお湯が沸かせるの?」
と 思いますよね。
私も思いました。f(^-^)
ところが、実際に
チベットの日差しはとても強く
この器具の優秀さもあって
やかんが蒸気を噴いて
グラグラ沸騰しているのを
目にしたことがあります。
そのときは感動しましたよね
このシンプルな器具で
高い熱エネルギーを集められるとは!
余談になりますが、
チベットは標高が高いので
水の沸点は100℃ではなく 90℃位
これも
自然現象の面白いところですね。
同じ地球上でも 環境が違うと
様々な現象の変化があって、
地球は 変化に富んだ
面白い星だと思います。
地球という素晴らしい場所に
私たちは生きていますね!
◆チベット関連の記事 by Megumi Piel
◉ダライ・ラマ14世と瞑想して感じたこと at チベット寺院
◉曼荼羅(マンダラ)になっている村 & 瞑想 in チベット
それでは
【6月のオンライン グループセッション】