ジェイソン・ステイサム主演のクライム・アクションと、西部開拓時代に実在した男装の女性ガンマン“カラミティ・ジェーン”の少女時代を描いたフランス製のアニメーション。実はステイサムの映画の方もフランス映画のハリウッド版リメイクだったりする。

 

文中でそれぞれ内容について触れますが、『キャッシュトラック』はストーリーを知らないまま観た方が絶対に楽しめるタイプの映画ですので、未鑑賞のかたは感想をトバしていただいた方がいいと思います。(カラミティ』の感想へ

 

 

  『キャッシュトラック』

ロサンゼルスの現金輸送専門の警備会社ファーティコ警備に新しく入ったパトリック・ヒル(通称“H”)は、早速、輸送車を襲った強盗グループを返り討ちにして全員射殺する。彼の活躍ぶりは話題となって職場でも一目置かれるようになるが、“H”がこの会社に潜り込んだのには理由があった。

 

予告篇を観るといつものステイサム主演のアクション映画かと思うけど、監督がガイ・リッチーなので、たとえば「トランスポーター」シリーズや「エクスペンダブルズ」シリーズのように彼が超人的な格闘スキルで敵を次々と倒していく場面はなくてほとんどは銃撃戦だし、派手な撃ち合いが描かれるのは終盤あたりで、映画は時系列をいじって時間が戻ったり主人公“H”の側からもう一度物語が描き直されたりする。

 

そうやって、主人公の正体やそのもくろみが明らかになっていく、という作劇。

 

要するにガイ・リッチーがこれまで撮ってきた何本かの作品の手法を使っていて、期待を裏切らない面白さでしたね。

 

今年は6月にリッチー監督の『ジェントルメン』を観たばかりで、あちらもなかなか楽しい1本だったから、もしまだご覧になっていないのでしたらお薦めですが、やっぱりストーリーにひと捻りあるアクション物って鑑賞中に「面白さ」を実感できて満足感がある(その代わり、観終わったらあっという間に内容を忘れるが)。

 

 

僕は特に最近はアクション系の映画をそんなに多く観ていないし、ジェイソン・ステイサムのファンというわけでもないんですが、どこか気になる俳優さんなのは確かで、それは「ワイルド・スピード」シリーズに彼が初登場した時に盛り上がったように、明らかにスター性を感じさせるんですよね。見た目はハゲた無愛想なおっさんなのに。

 

その無愛想で喧嘩っ早いコワモテキャラのイメージを逆手に取って、エクスペやワイスピではちょいユーモラスなやりとりをしたり男子たちの「キャッキャ感」を出したりして役柄にヴァリエーションを持たせてもきたんですが、この『キャッシュトラック』ではほぼノー・ユーモアで、たまに吐く憎まれ口を除けば今回笑いの要素はほぼなし。

 

ステイサム演じる主人公の“H”は最初から何か裏があるような雰囲気で、劇中でエディ・マーサン演じる警備会社の社員が「彼はサイコパスかも」と不審がるほど人殺しに躊躇がない。

 

ちなみにアクション映画でしょっちゅう悲惨な目に遭わされてるエディ・マーサンは、今回は無事でした(^o^)

 

ジョシュ・ハートネットを久しぶりに見たんだけど、これまでいろんな作品で主役を務めてきた人にもかかわらず、この映画ではほんとに脇役の一人で、それもわりと口だけのヘタレ系という(前もって知らないと、もしかしたら彼だと気づかない恐れさえある)、これはあえての配役なのか、それともジョシュ・ハートネットさんは最近はこういうポジションに落ち着きつつあるんだろうか。主人公のバディ(相棒)役ですらないんだもんなぁ。

 

 

 

 

 

“H”に関しては、相手が強盗とはいえあんなド派手に殺しまくってニュースになったらさすがに面が割れるんじゃないか、とか、ギャングのボスがあんなふうにごく普通の家庭を持ってるものなの?など少々疑問を感じるところはあるし(そもそもステイサムがギャングのボス役というのがピンとこないし、あんな唯我独尊みたいな人物に人がついてくるだろうか^_^; そういえば、部下の一人を『DUNE/デューン 砂の惑星』でティモシー・シャラメに瞬殺される先住民役のバブス・オルサンモクンが演じていた)、何よりも彼の息子を殺した強盗グループの面々はアフガニスタン帰りの元軍人という設定だけど、「年金にする」などと言ってあんな強盗を繰り返していればいずれは正体がバレて捕まるだろうし、そうなったら強奪した金をすべて失うばかりではなく大切な家族だって路頭に迷うだろう。あまりにリスクが大き過ぎるんじゃないか。

 

戦場で経験した命を懸けた仕事の興奮が忘れられなくて、という理由付けはされているし、アフガン帰り、というのがまた偶然ながら妙なリアリティを醸し出してはいますが。

 

非情な犯罪者たちが普段は妻子もいるごく普通に見える生活をしている、というのは、『凶悪』や『イコライザー2』『アイリッシュマン』などでも描かれていたけれど、自分の家族は大事にするがそれ以外の他人の命はなんとも思ってなかったり、金儲けのためなら業務的に殺人をこなせてしまうような文字通りのサイコパスの要素をこの映画の登場人物たちも多分に持っていて、主人公“H”こそがそういう類いの人間の筆頭。

 

自分の息子を殺した犯人を捜し出して復讐するためならば、部下たちに目星をつけたギャングや犯罪者集団を片っ端から襲撃させて残酷な方法で口を割らせようとする。

 

“H”が警備会社の仕事中に最初に惨殺した強盗たちも、息子の殺害には無関係だった。

 

およそ好感を持ちづらい人物像だし、実際、観ていて劇中のエディ・マーサン同様ドン引きしそうにもなるんだけれど、いつも以上に目の据わったステイサムの顔は「怖いもの見たさ」な好奇心を刺激されるし、一応謎解きの要素もあるストーリーに引っ張られて思わず見入ってしまう。

 

ジェイソン・ステイサムの目って凄みがあるけど、この映画での彼の目は「ほんとに怖い人」のそれに見えるんですよね。

 

ハリウッド産ドンパチ・アクション映画の中に出てくる記号化された悪役よりももうちょっと現実の人間たちに寄せた人物造形、人物描写が勧善懲悪のヒーロー映画とは異なる生身の人間同士の命のやりとりを絵空事で終わらせずに、血溜まりの中で脳漿が飛び散った強盗の一人が一瞬映し出されたり、人が殺される様子がアクション映画のお約束だけで処理されてなくて、観終わったあとにもじんわりとした余韻を残す。

 

まぁ、ラスト近くではステイサムは「ワイスピ」シリーズ並みに不死身になっちゃうけど。

 

強盗の最中に“H”の息子“ダギー”(イーライ・ブラウン)を殺すアフガン帰りの兵士ジャンを演じるのはスコット・イーストウッド。

 

 

 

最新作『クライ・マッチョ』が来年公開予定のご存知クリント・イーストウッドの息子さんだけど、親父さんの鋭い目つきに比べると優しげな目をしていて少々頼りなさげではあるものの、口髭を生やすとさすが親子といった感じでよく似ている。

 

顔つきや外見はよく似ていながらも父クリントのようなタフガイになりきれない人物を演じることが多いように感じるんだけど、この映画で彼が演じるのも金に目が眩んで仲間を裏切る男。

 

悪役、と呼ぶには小物過ぎるしステイサムの対決相手にすらならない。

 

続・夕陽のガンマン(いい奴、悪い奴、汚い奴)』の主演俳優の息子が金に汚い小悪党を演じてステイサムに退治されるというw

 

なんか、でも頑張ってる感じが伝わってきて応援したくなるなぁ。

 

アンディ・ガルシアがFBIの偉いさん役でちょこっとだけ出てたけど、この人も『アンタッチャブル』の頃から出世したよね。ギャングのボス役もやればFBI役もってことで、今では名バイプレイヤーになってますね。彼が出てるとなんとなく作品が締まる。

 

僕はこれまでガイ・リッチーの映画を特に好んで観てきたわけじゃないんだけど、『アラジン』以降、今年観た2本の監督作品がどちらも満足度が高かったので、次回作も観たいな、と思っています。

 

 

関連記事

『オペレーション・フォーチュン』

『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』

『アイス・ロード』

『ナイトメア・アリー』

『パシフィック・リム:アップライジング』

 

 

 

 

 

  『カラミティ』

西部開拓時代。マーサ・ジェーンは父と幼い妹弟たちと旅団の一員として幌馬車でオレゴンへ向かっていたが、途中で父ロバートが怪我をしたため彼女が代わりに働かなければならなくなる。馬に乗ったり作業するのに邪魔なスカートをズボンに穿き替え、やがて髪も短く切るマーサ。ピューマに襲われそうになって第三騎兵隊のサムソン少尉に命を助けられたマーサは、目的地までの正しい道のりを旅団のみんなに伝えて彼女には馬の手綱の操り方も教えてくれるサムソンを尊敬の眼差しで見るが、ある理由から旅団を離れざるを得なくなる。

 

ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん』のレミ・シャイエ監督の最新作。2020年作品。

 

 

これまでにもさまざまな媒体でエンターテインメントの題材となってきた「平原の女王」こと“カラミティ・ジェーン”、本名マーサ・ジェーン・キャナリーの伝説から着想を得て、10代だった頃の彼女を描いたもの。

 

 

 

 

マーサ・ジェーンの少女時代の記録はほとんど残っていないそうなので、このアニメーション映画で描かれていることはシャイエ監督による創作。

 

去年劇場で観た『ロング・ウェイ・ノース』の劇場パンフにシャイエ監督の次回作としてこの映画が紹介されていて、その時から楽しみにしていました。

 

前作はロシアや北極が舞台だったけど、今回はアメリカということで、ますます「世界名作劇場」っぽいんですが。

 

西部開拓時代のアメリカ人が全員フランス語を喋るという違和感をまたしても味わう(笑)

 

先日観たこちらは実写映画の『最後の決闘裁判』はフランスが舞台なのに出てるのは英米の俳優ばかりで使われてる言葉も英語だったけど、これはその逆パターン。

 

日本語吹替版もあるけど、でもこれは「フランス製」のアニメーション作品だから僕は原語版で観たかったので字幕版を選びました。

 

声の出演:サロメ・ヴルヴァン、アレクサンドラ・ラミー、アレクシス・トマシアン、レオアール・ルフほか。

 

東京では先月からやってたようですが、地方在住なのでこちらでは公開が始まったばかりで、小さなミニシアター(『ロング・ウェイ・ノース』もここでやってた)にはお客さんがわりと入っていました。

 

レミ・シャイエ監督の作品が「世界名作劇場」っぽいのは偶然じゃなくて、彼が高畑勲監督や宮崎駿監督の作品の影響を受けているからですが、もはや日本ではTV番組や劇場映画ではなかなか観ることがなくなったタイプの作品なんですよね。

 

ディズニーやピクサーなどの作品に見られる「魔法」とか、あるいはド派手なアクション、日本製のアニメのようなヲタク向けな要素というのがなくて、ハッキリ言ってしまえば実写でも作れてしまえるようなドラマ。

 

 

 

 

 

かつてはTVで海外の文学作品を原作にしたそういうアニメ番組をやっていたし、もしかしたら今でも児童向けに作られたそのような作品はあるのかもしれませんが、『ロング・ウェイ・ノース』を観た時にとても懐かしさを感じたんですよね。

 

『ロング・ウェイ・ノース』も『カラミティ』も必ずしも「児童向け」に作られたわけではないかもしれないけど、ある程度の年齢以上の子どもが観ても内容はわかるだろうし、映像もとても綺麗なので、こういう作品を親子で観る機会があってもいいと思う。単館系の映画館、それも上映される時間帯や回数も限られているところに子どもさんを連れていくのは難しいでしょうから、まぁ、ソフト化されたり(『ロング・ウェイ・ノース』はジブリのレーベルで発売されています)配信されたらぜひどうぞ。

 

TVでやってるようなアニメ以外にも、世界にはもっといろんな種類のアニメーション映画があるんだってことを子どものうちから知っておいてもいいんじゃないかな。

 

確かに『ロング・ウェイ・ノース』も『カラミティ』も物語は実写でも描けるものだけど、この監督さんの作品の魅力はまずはその「絵」にあるので、そこはやっぱりアニメーションならではの独自性と素晴らしさがある。

 

 

 

 

ほんと、1ショット1ショットがそのままポストカードにしたくなるような、絵として部屋に飾っときたくなるような美しさなんですね。

 

懐かしさを感じさせるのは、その色合いのおかげもあるかもしれない。ちょっと、わたせせいぞうの絵の配色を思い浮かべたり(だいぶ違うけど)(^o^)

 

カラフルだけどどぎつくはなくて、目に優しい。新しいけど懐かしい。

 

もっとも、内容に関しては、それこそ「世界名作劇場」の総集篇を観たような感覚があって、特にマーサが一人で旅に出てからの展開がなんだかずいぶんと駆け足な印象でした。

 

最後に仲間たちのところに戻ってきたのが「4ヵ月ぶり」と言われてて、えっ、そんなに経ってたの?と。

 

せいぜい数週間か、下手すりゃ数日間のようにも思えたので。

 

「世界名作劇場」が30分の番組を全40何話ぐらいで描いていたように、マーサの旅はそれぐらいのヴォリュームで描かれてよかった。4ヵ月もかかったんだから。

 

上映時間は82分だけど、もうちょっと延ばしてでも中盤以降のエピソードをさらに描き込んでほしかったなぁ。

 

ピクサーアニメの『アーロと少年』は一種の西部劇として描かれていたけれど、二人の子どもがいろんな人との出会いや出来事に巻き込まれながら旅をして友情を育んでいく物語で、感想ではあれこれと文句も言いましたが、ロードムーヴィーとしては手堅く作られていました。

 

『カラミティ』もせっかく美しい風景の中を旅するんだから、マーサが自然と向き合ってそこから影響を受けたり、金鉱で女手一つで事業を続けるムスタッシュ夫人とのエピソードなんかももっと詳しく描いた方がよかったでしょう。

 

4ヵ月ぶりに家族のもとへ帰る、というのは凄いことなんだから。

 

旅先で出会った少年ジョナスとともに食事を分けてくれた先住民の三人組からロバを盗もうとして捕まって、鎖でジョナスと繋がれたまま捨てられてしまうマーサ。一緒に鎖で繋がれた状態でどのくらいの間旅を続けていたのかわからないけど、用を足す時なんかどうやったんだろ。ちょっと前に観たフランスの実写映画『トムボーイ』でも主人公の女の子が男装してたけど、トイレの事情についてはちゃんとやってましたよ。

 

なんとなくそういうところで急にリアリティが後退してしまった気がした。

 

その前にはマーサはジョナスの荷馬車を暴走させて、それを引いていたロバを崖から落として殺してしまうんだけど、それをさらっと流して描いてたのもスゴく疑問に感じたし。

 

あの当時は道徳観や倫理観が今とは違っていて盗みや動物の命が軽く見られていた、ということを語っていたのかもしれないけど、でも馬や牛が大切にされている描写はあるわけだし、ロバだって簡単にその命を奪ってもいいなんてことはないでしょう。それに人の恩を仇で返せば人としてダメなのはあの当時だって変わらないんじゃないのか。

 

町でマーサが第三騎兵隊の大佐に悪戯してジョナスと一緒に逃げながらそこら中の物を破壊しまくっていくのをスラップスティック調で描いていて、そのあたりも世界名作劇場風というかジブリ風ではあったんだけど、なんだろう、これはフランス人のセンスなのかそれともシャイエ監督個人のものなのかわかりませんが、ユーモアをちょっと勘違いしてるようなところがあって、笑えないんだよね。

 

アーティスティックな美しさには溢れつつも、ストーリーテリングの点では首を傾げるところがある。

 

前作はシャイエ監督作品初体験だったこともあって新鮮だったけど、たとえば主人公の女の子を見下す少年とか、途中で手助けしてくれる女性の存在、主人公に懐く犬など、前作と同じような配置のキャラクターたちには「またか」と思ったし、前作は雪と氷の中での旅ということもあって時間の経過はそんなに気にならなかったけど、今回はさまざまな風景が通り過ぎていく中を旅して、旅先で仕事を得たりするわけだから、そこはやっぱりもうちょっとじっくり描くべきだったんじゃないだろうか。

 

追ってきた大佐からマーサとジョナスをかばったムスタッシュ夫人が、出会ったばかりにもかかわらずなぜ急にマーサに対して親身になったのかよくわからなかったし、ジョナスはジョナスでサムソンを捜して彼が旅団から盗んだ物を取り返すのを手伝うと言っておきながら砂金を探す仕事に夢中になってそのままマーサとはお別れになるし、良く言えば先が読めなくてどうなっていくんだろうという興味を持たせてはくれるんだけど、どうも「物語」として未整理で、だから総集篇のように感じてしまったんですよね。

 

これだけの材料を1時間半足らずの映画に押し込めてしまうのはもったいない。

 

…なんだか後半は批判だらけになってしまいましたが、でも、この作品にはだからといって切って捨てるには惜し過ぎる魅力もある。

 

マーサはいわゆるアニメ的な「美少女」に描かれてなくて顔立ちも振る舞いも男の子っぽいし、その「男の子っぽい」彼女がドレスを着て女の子の格好をする時の不自然さとか、可笑しくも可愛くて、そういうジェンダーレスなところはいいなぁ、と思いました。

 

ジョナスがムスタッシュ夫人にマーサが本当は女の子だと告げられて驚きはするものの、その後も彼女に対する態度を変えなかったのは、旅団でマーサと一緒だったイーサンとの対比のためだろうか。イーサンはマーサを女の子として意識して何かとちょっかいを出したり、結局は彼のせいでマーサは旅団を離れて独りで旅に出なければならなくなったんだけど、帰ってきたマーサはもうイーサンに負けないぐらいたくましくなっていて、皆にも頼りにされて早速旅団の斥候になる。

 

 

 

年が近い少年から腕力やいろんな技能的な面をバカにされて奮起してハンデを乗り越えていく主人公の少女、というのは『ロング・ウェイ・ノース』でもやっていたことだけど、こういうテーマにレミ・シャイエ監督はこだわりがあるんでしょうか。

 

男子たちからだけでなく、同性である女の子たちからも(妹からさえも)無視されたり距離を置かれてしまうマーサの姿に『最後の決闘裁判』で描かれていたのと通じるものも感じます。

 

マーサはけっして品行方正な優等生ではない。熟考する前に行動する。それで失敗してまわりに迷惑をかけまくったりもする。

 

史実では、やがて軍の斥候としての任務に就いたり売春宿の主人になったり、自ら数々の伝説を捏造して“カラミティ(疫病神)・ジェーン”を名乗った「面白い人」だったんだよね。

 

 

 

そんな彼女に、ここでまた新しい“伝説”が生まれたわけだ。

 

エンドクレジットで流れる歌の歌詞にも、どれがほんとのことなのかわからない、というフレーズがあったように、紛れもなく実在した人物でありながら、彼女の存在やエピソードの数々が今を生きる私たちにいろんなものを飛び越えていく自由を感じさせてくれる、そんな女性なんだな。

 

さて、レミ・シャイエ監督は次はどこを舞台にした、どんな冒険を描いてくれるのでしょうか。

 

 

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