トランプ関税
トランプの思惑は外れた。
米国の黄金時代が始まると豪語してたけど、たった1週間で3兆円もの投資資金が米国市場から海外に流れた。
市場は、トランプ関税なんて、夢ものがたりだと、投資ファンドなどは、完全に、見限ったということなんやろう。
だいたい、ランチに3000円もかかる国の製造業が、いくら投資を集めても、世界との、ものづくりの世界での競合に、勝てるはずがないやないの。
冷静に、考えて、政治力で、関税をいじって、有利にしようなんて、古典的な貿易戦争の作戦。古すぎるのやないのか。
米国が得意なのは、非製造業。
ソフトウェアや金融、IT、AIなど、優位な分野で金を稼げばよいのにね。
高い人件費を生み出せるのは、その分野しかない。
今は、製造業は、国際的な協業が主体となっている。
ところが、この分野で、富を独り占めしようなんて魂胆をみえみえにするから、おかしなことになる。
米国の息のかかった台湾や日本で、株価の大暴落が起きて、香港やら、ドイツ、メキシコ、上海などで、株価が急上昇したり、下がったりしている。
特に、相互関税なんて、国としての、相手国の意思を無視するような事、下手すりゃ、人種差別的なことまで、正当化されたんじゃ、やってられないってなる。
米国のトランプ関税、相互関税は、ただのわがまま関税政策に過ぎないのやね。
他国まで自分たちの思い通りにさせたいという、驕った考え方に、世界が、ドン引きしていること。
トランプさんは、知らないとあかんやろうね。
いつまでも、米国が世界一の国だと、思い込んでいたら、米国の世界での経済シェアは、どんどん下がり続けている。
この現実を直視せず、いつまでも前時代的な妄想政策に溺れていると、中国やら、ロシアを利することになるってこと、気づかないのやろうかな。
改革保守
アメリカのトランプ大統領のやっていることって、荒唐無稽に見える人が多いと思うけど、本当の目的は違うのやね。
一言で言えば、アメリカと言う国を、一から立て直そうとしている。
全世界からの輸入品に関税をかけて、いくら批難されても、これは譲れないというのやね。
米国は自由主義政策で失敗した。
貿易を自由にすれば、安い外国製の製品ばかり入ってきて、国内の製造業が空洞化した。
白人の中産階級の仕事が無くなって、雇用が消えたことが大きい。
トランプは、鉄鋼やアルミ、半導体など、安全保障上に必要不可欠なものを含めて、万が一戦争になっても、国内で武器や戦闘機、空母や戦車が作れるようにしておきたい。
これが本音なんやろうね。
そのやり玉に挙がっているのが、中国などの国家的な国有企業などへの優遇や。
あるいは、日本の消費税など、輸出企業だけに有利な非関税障壁もズルいと考えている。
それに、開発途上国が、安い労働力を武器に、安い製品を作ることすら、アンフェアであると考えているというのやね。
つまり、一国の中で、経済が完結し、他国に貿易赤字と言う、富が奪われるのを避けたい。この発想なんや。
ひいては、中国が全世界の経済をひとまとめにしてしまうのを警戒し、米国とその同盟国、というか、米国の我儘に付き合ってくれる国を増やして、どちらに属するのか。
世界に踏み絵を踏まそうとしている。これがトランプ関税での本音なんやね。
さて、日本は、中国に付くのか、米国に付くのか。
どっちつかずなことばかりやってきた日本には、辛い選択枝になると思うけどね。
アメリカの新しい改革保守論。
日本にも見習うべきものはあるのかもね。
猫なで声
アメリカのベッセント財務長官が、関税をめぐる交渉で、日本は非常に早く交渉に名乗りを上げたので優先させると発言している。
これ、交渉術のイロハやで。
猫なで声を出している相手には用心せんと。
もともと、米国の狙いは、日本の非関税障壁を、取っ払わせる事。
役所の手続きが遅い事やら、米国にとって、不利になっていることを、並べだすで。見ていてみ。
日本なんて、片手でちょいと捻れば、何とでもなると、バカにされているのやね。
アメリカ産の牛肉の関税下げろ、米国産のコメをもっと買え。
もっと高級な戦闘機やミサイルを買え。アメリカ産の自動車や機械をもっと買え。
日本の金融が閉鎖的過ぎる。アメリカ企業の進出にも補助金出せ。
輸出企業に補助金やら、助成金を出しているのはフェアやない。
日本の法人税は低すぎるのはズルい。
円ドル相場に介入するのは止めろ。米国債をもっと買え。
米国への投資をもっと増やせ。
際限なく言ってくるで。
そして、他の国に、日本のように、従順になれと、お手本にする気、満々なんやね。
私、相互関税を言うのなら、こっちが関税0の項目は、米国も0にするのやなと、言うべきやと思うのやね。
相互主義とは名ばかりで、好き勝手な関税率を並べている態度は、世界から反発を食うだけだと、安倍さんなら、言っていたやろうにね。
石破さんに、それを求めるのは、酷なのかも知れないけどね。
トランプがいなく成るのは4年後やけど、石破さんは、今年の7月の選挙に惨敗して居なくなる。多分ね。
交渉に熱も入らないわな。
石破さんのウルトラCは、考えにくいからね。
経済鎖国
それにしてもトランプ関税で、世界のマーケットはボロボロになっている。
トランプショックに近いわな。
米国っていうのは、安い輸入品に支えられて、豊かになってきたのにね。
バカ高いアメリカ人のサラリーで、廉価な衣類やらの製造は米国内では無理やわな。
付加価値の高い、ITやらAIやら、金融で経済を拡大させてきたのに、その恩恵を否定して、全世界に関税をかけて、米国民がそれに耐えられるかどうかの社会実験をやっているようなものに近い。
フランスなんかは、米国への投資を計画している企業は、即時中止をと、呼びかけだしている。
人と物と金が集まらなくなると、米国の繁栄は終わるのやけれどね。
一見、よく考えられているように見えるトランプ関税のリスト。
でもね、非関税障壁が有ると主張する相互関税のデータは、至極ええかげんなものが多いのやないか。
24%の日本への関税も、その倍の48%も日本には非関税障壁があると、酷く乱暴な計算の半分なんやという。
その根拠を問われると、貿易赤字の金額から、計算したそうやけど、これ、気分次第で、決めているフシがある。
米国の本当の友好国の英国への関税は、わずか10%。EUが20%やから、酷く恣意的やね。
米国の言うことを聞くところは、低くして、反対の国には高くしている。
何かね。勝手なリストやで。
米国に安く入ってくる商品を制限して、もともと安く買えるものをバカ高くするだけになるのやないかな。
当然、あまり売れなくなるから、米国向けの商品を、米国には売らずに、他の国に売ろうという傾向が上がるわな。
そうなりゃ、米国経済はひどく内向きな鎖国状態に近くなる。
自国の中で安く調達出来ないものは、外から買うしかなくなる。
このあたりは、トランプさんの老人的な頭の固さと、自分の政策が間違っていたと認めない頑固さが邪魔をするのやろうね。
もう、世界は、どうせ4年後にトランプは居ない。
それまでは辛抱だという空気感が流れてることを知るべきやろうね。
今、米国は、世界はアメリカだけを中心にして回っているわけではないと言う事を、思い知るべきなのかもね。
関税不況
今度のトランプ関税は、実は前回のトランプ1.0の時のように、米中対立における日本企業の生産拠点移転作戦では、逃げられない問題が含まれているのやね。
前回は、中国に生産拠点を置いていた日本メーカーは、東南アジアに生産拠点を移すことによって、米中貿易戦争からの回避を狙っていたのやね。
ところが、今度のトランプ2.0では、全方位に関税をかける。
税率の根拠も、至極、おおざっぱで、乱暴や。
だから、日本企業の移転先は大変や。
その規模は大きくて、カンボジア、ベトナム、タイ、インドネシア、マレーシア、フィリピンなど、多岐にわたる国の工場が行き詰まる。
今までは、このおかげで東南アジア各国は、雇用が膨らみ、産業が育ち、国が豊かになってきたのにね。
これが、今回のトランプ関税で、完全に誤算となったのやね。
東南アジアやら、メキシコ、カナダまで、高率の関税をかけられたんじゃ、迂回輸出の道が途絶えてしまう。
大体、不器用なアメリカ人に精密機器のマンパワーの必要な製造業は不向き。
米国に生産拠点を移すなら、大幅にラインをロボット化して、省力化が必要になる。
そうなりゃ、米国じゃ、雇用が増えない。
製造マシーンに税金はかけられないからね。
となりゃ、富が米国に落ちない。
どうするのやって話にならないか。
アメリカ国内の消費はバカ大きくて、その多くは輸入品に依存している。
逆に米国から輸出しているのは、小麦やら、大豆、肉類、航空機、医療品、エネルギー製品、機械、自動車など。兵器もあるわな。
これを全部集めても、莫大な輸入品の方がはるかに多い、貿易赤字大国なんやね。
これから、世界が孤立主義に向かうとすれば、製造業は、現地で生産しないといけなくなるのかなぁ。
輸出で食っている香港、シンガポール、ジプチ、ベトナム、アラブ、なんかが、不利になってくる時代になっていくのかもね。
交易で富が公平に分配されてきたのに、そのルールを一方的に変えてしまう我儘政策は、世界に悪影響が起きて、その規模が大き過ぎる。
歴史に残る悪政で、世界は大不況に陥るかも。
自分一人さえ良かったらいい。
この態度は世界では受け入れられない。
米国を経済的にパスするような計画になっていくのかも知れないね。
壮大な社会実験
株をやっている皆さん。お元気ですか。私はボロボロですわ。
もう、証券会社のサイトを見るのも嫌になるぐらい。
株は暴落した時が買いと言うけど、どこまで下るか分からない株を買う勇気と資金力のある人は稀やしね。
私ね。トランプ関税って、壮大な社会実験やと思っているのやね。
一国至上主義が通用するのは、自国の中だけで、生きていくことが出来る大国に限られる。
輸入と輸出に頼らなければならない国は、貿易関税を好き放題に、操作されたら、対抗策が無いのやね。
いくら、日本は他の国と比べて、外需の依存度が低い国やと言われても、12.7%の外需に依存している点は、間違いがない。
この数値は、OECD加盟国36か国中、何と35位。
1位は米国だから、米国以外では、世界一、外需に依存していないのが2位の日本ってことになるのやけれどね。
ただ、GDPの数値の伸びっていうのは、日本の場合、内需が足踏みしているから、外需が支えてきた。
つまり、国民総生産が伸びないってことになる。だから、株が落ちている。
日本がもし、米国の真似をして、全世界からの輸入品に30%の関税をかけるぞと、言っても、日本は大インフレになるだけ。
つまり、持ちこたえられる財力がそこまであるかってことになると思うのやね。
確かに、日本の対外債権の保有は世界一かも知れないけど、これを為替でチャラにしようと、海外は仕掛けてくる。
米国債を売って、米国の債券相場をガタガタにするぞっと脅すカードは、有るのやけどね。
日本は、そんなこと、ビビッてようせんやろうけどね。
関税は最高にビューティフルと言い張って、憚らないトランプに、一泡吹かせられる知恵はないものかね。
自由貿易の恩恵に預かり続けてきた日本に、生き残る術はあるのか。
今が、正念場かも知れないね。
司法が強すぎる
韓国っていう国は、摩訶不思議な国やね。
三権分立って言うけど、国民に選ばれてはいない裁判官が、国民に選ばれた大統領を罷免することが出来るって、どうなんや。
もともと、韓国の司法の世界には、北朝鮮にルーツを持つ人達が多く潜んでいる。
親北の裁判官が、大統領の権力をはく奪出来てしまうのやから、イデオロギーが民主主義より強いってことになる。
尹大統領の罪は、非常戒厳令を出したから。
出すべきでなかったのに、出して、いたずらに国民を困惑させたから罪になるって。
大統領の罷免は、実は、朴槿恵大統領に次いで、2度目なんやね。
国民感情が政治を上回ってしまう、情治国家と、批判される韓国やけど、この国の本質は、なかなか変わらないね。
これで韓国は60日以内に大統領選挙が開催されて、新しい大統領に代わる。
いつものパターンなら、ともに民主党の左派政権になる順番なのかな。
もし、この代わりばんこの、政権交代パターンが終われば、韓国も変わることが出来るのかもね。
小粒上場
誰もが、ビジネスの世界に身を置く人たちが、夢に見るのが、自分の会社を株式市場に上場することかもしれない。
広く世界から、自分の会社に投資してもらえる資金を集めるために、企業は、株式を上場して、成長資金を調達しようとする。
ただ、東証のグロース市場というところは、こんな小規模のまま上場し、企業価値が伸びない企業が実に多い。
上場から5年経過して、時価総額が100億円未満のままだった、小粒上場企業は、多く、上場時の時価総額を下回る企業は4割5分。
逆に企業価値を3倍以上にすることに成功した企業は18%しかないそうな。
上場から5年経って、企業価値100億円に満たない企業は、上場廃止にすると、東証は発表した。
4月1日現在で、この上場基準を達成できなかった企業は、420社と、全体の7割と多いね。
3割しか残らない。厳しい世界やね。
もともと、分不相応のところが多かった。
玉石混合の、石の方が多かったってことなんかな。
びびったトランプ
トランプ関税がスタートして以来、米国の株式相場は大幅な下落が続いている。
トランプは想定内だと強気やけど、たまには、薬なんて暢気なことを言ってられたのは、最初だけ。
米国の関税が世界経済の利益を下押しすることから、米国債が大量に売られた。
対ドル為替も大きく下げた。
米国債を大量に持っている国は、日本がトップで1兆988億ドル。
2位が中国の7686億ドル、3位が英国の7656億ドル、4位がルクセンブルグの4245億ドル、5位がケイマン諸島の3970億ドルとなっている。
つまり、1位の日本がダントツなんやね。でも、この数字、以前は確か中国が1位だったはず。
これって、中国が国家的に米国債を大量に売り逃げたってことやないのかな。
恐らく、トランプは、この債券相場の下落が予想外だったのやろう。
米国債の価値が下がるのは、恐ろしいからね。
相互関税を75か国限定で90日間延期なんて、スタート直後に言い出したのも、これにびびったとも言えるのやね。
もともと、トランプは、わざと大げさな数字を突き付けて、交渉を有利にするために、こんなしている事をしている。
ただ、それがただの脅しだと、バレてしまうのは困る。
この苦しい選択をしているのやろうね。
本当はこんなバカげた関税をするつもりではないのやないか。
ただの報復関税をするかどうかの踏み絵を踏ませたいだけ。
これが、ちょっと、バレちゃったね。
彼のディールの手は、使い古されたいつもの手でしかない。
でも、もし本当にされたら困るから、交渉台に上るしかない。
ここに、トランプの狙いがある。
でも、流石に、国債、株式、為替のトリプル安は、放置できない痛手になる。
だから、関税開始後、数時間で、慌てて90日間の延期を言い出した。
もう、関係者からしたら、こんなにコロコロ方針を変えられたのでは、対策を講じられないと、ボヤキが聞こえて来そうやね。
NO America
極端な政策っていうものは、往々にして、世の中の歪みを作ってしまう。
アメリカのトランプが、極端な自国優先主義を取るものだから、欧州各国には、米国製品を買わないでおこうという、No Americaの運動が広まっている。
なっ、こうなるやろ。
世界の国々は、お互いに依存関係にあるのやから、勝手なことばかりしていたら、世界から、つまはじきにされるで。
アメリカ人って、自分の半径10マイルが自分の世界だと、思い込んでいる田舎者の集まりなんやね。失礼ながら。
他国のことなんて、まるで関心が無い。
ようは、自分さえ良ければ何でもよいという、そんな考え方の人が本当に多くて困るのやね。
人を思いやる文化が薄くて、家を一歩出れば、銃を持たないと心配なんてところが、まだまだ、いくらでもある。
世界の警察を標ぼうし、世界一のお金持ちで、好き勝手出来ていた時代は、もう終わってきているのにね。
世界のGDPの中に占めるアメリカ経済の割合は、昔4割ほどだったのが、今は24.4%。
相対的に比率は下がってきているのやね。
なのに、まだ米国は昔のように偉大になれるなんてやっているのやから、言ってみれば、時代錯誤な部分があるのは否めない。
つまり、世界の協力を得られなければ、アメリカとて、今の豊かさを維持できない時代になってくるってことなんやね。
人口が2億だったのが今は3億になっているのも、移民がアメリカ経済を支えていると言ってよい。
米国経済は個人消費の一本足によって、支えられているのに、輸入品に高関税をかけて、インフレになって、ボロボロになるリスクを侵そうとしている。
そうなりゃ、もう、世界的な不況になる。
欧州の人々の、トランプにお灸をすえないといけない、という流れは、こんなところから、出ているのやろうね。