テレビにYouTubeボタンがついてからテレビの電源をオンする時には地上波ではなくYouTubeを選局するようになりました。
それで最近はアメリカ在住の日本人の動画チャンネルをよく視聴しています。
トランプ2.0の前から悪くなっていましたが、今は急激にあらゆることがひどくなっているようです。
少なくとも動画ではそんな様子ばかりが語られています。
一人のユーチューバーだけでなく複数の人が似たようなことを言っているので、それほど違っていないと思います。

まず普通の人の生活がとても苦しい。
年収1万5千ドル、現在の為替レートで日本円にして2千万円超える人たちでも決して楽じゃないと。
子どものいる家庭が住んでいる広さの家の賃貸料やローンが月額80万円とかするわけです。
年収の半分近くが家賃でとんでしまう。
日々の食費も高騰していて一人暮らしでも平均して月額10万円前後かかるらしい。
家族持ちだったら自炊しても2倍以上でしょう。
電気やガス等の使用量も高いし、医療費も民間保険に加入していても手術などは高額。
日本と違って原価の上昇はすぐに末端の価格に転嫁されますからあらゆるものが得あがりしているそうです。
賃金の上昇はそれに追いついていないと。
中間層の恵まれた収入のある人たちでこうですから、下位の人たちは推して知るべし。
吹き荒れるレイオフによる失業者の激増に伴うホームレスの増加。
移民排斥による労働力不足による倒産もあります。
オバマケア終了による大量の医療難民発生。
トランプ関税による小規模企業の倒産や廃業の増加。
さらには若者の勤労意欲と学習意欲の低下もあります。
頑張って難関大学を卒業しても就職口がない。
残るのは高額の学費ローン。
アメリカでは大学の学費は自分でなんとかするのが一般的だそうです。
現在の中高生は勉強して大学を卒業しても働き口がないなら勉強する意味がないと考える。
アメリカ人は現実的な利益を重視するのでそう考えるのも当然。
だからなのか小学生や中学生の学力低下が惨憺たるものらしい。
時計が読めない、文章が書けない、計算ができない。
およそスマホでできることは自分でできなくても困らないから?
テキストは読み上げてくれるし、計算もしてくれる。
AIが作文もしてくれる。
アメリカ人教師が嘆いている動画がたくさんあります。
アメリカは中間層から下の学力は大したことがなくてもエリートがずば抜けていたので、これまでさまざまなテクノロジーを生み出して世界をリードしてきました。
けれどもトランプがエリート層を敵視して大学に圧力を加えて、その力を大幅にそぎました。
世界中から優秀な学生を集めて、彼らが卒業後にアメリカで職について発展に寄与していたのに、それができなくなるわけです。
さらに就労ビザの厳格化や手数料の高額化によって、優秀な人材をの流入も大幅に減少するでしょう。
むしろ開発拠点が海外に流出することが考えられます。
今のIT企業はインド人やアジア人に支えられていますから、この分野もアメリカの優位性が崩れるかもしれませんね。
アメリカの安全保障上必要な製造技術は国内に持つ必要は認めます。
けれどもトランプのやり方での実現は難しいでしょうね。
儲かる職業、つまり金融関係やITに人が集中して、製造業やそれを支える生産技術・工作機械等の産業のすそ野がやせ細っていますから。
むしろ世界的なサプライチェーンが中国はずしをしているように、長期的にはアメリカはずしに動くことも考えられます。
iPhoneですらアメリカ国内で作れないのにどうするのでしょう。
そういえばトランプファミリーが発表したトランプ印のスマートフォンも一向に発売される気配がありません。
中国製や東南アジア製を売りだしたら批判を浴びるからでしょうか。
さて、世界をリードしてきたアメリカの国力が低下する時に日本人はどう動いたらいいのでしょうね。
幸いにも日本の教育はまだ機能しているので、アメリカほどの人材の質の低下はないと思われます。
人の質の維持は重要です。
この民度の高さはなんとしてでも守らないと。
でも人口減少による労働力不足はいかんともしがたいですね。
今の飲食店でホール係の代わりにタブレットやスマホで注文しているように、人手をなるべく使わない方向にIT技術を使うのでしょう。
当然ロボットの導入も進むはず。
当面は人型ではなくファミレスの配膳ロボのような機能を絞ったロボットになるはず。
西欧諸国を見ていたら多くの移民を受け入れて労働力不足を補う方法は、治安の悪化や賃金の低下につながるのでやめた方がいい。
安全保障もアメリカだよりから脱却して、いろいろな国と条約を結ぶ必要があると思います。
アメリカも中国も影響力が低下するなら、世界は多極化あるいはブロック化するので、そうした時代に交渉力のある人材が求められるでしょう。
そうしたリーダー的な人も重要ですが、これからは案外当たり前のことを当たり前にちゃんとこなす一昔前の日本のあり方が見直される気がします。
みんながリーダー志向ではアメリカのようになってしまいますから。
ただ、これまでも日本は大きな困難にぶつかると、それを一丸となってはねのけてきたので、なんとかなるのではないかと楽観しています。
子どもたちは激動の時代に生きるわけですが、頑張ってほしいと思います。(羊)