こんにちは!

キャリアコンサルタントのjuncoですニコニコ

 

日頃は、高校生のキャリア形成支援や若年者の就労支援

福祉就労をしている方の利用フォロー(週に1回登場するので、"Juncoさんの日"を確立中笑)などをおこなっています。

カウンセリングやキャリア研修実施・企画運営などおかげさまでいろいろ経験をさせていただいていて感謝飛び出すハート

その他、就労支援にまつわる実務は多々ありますがここでは割愛します。

 

さて、

本日は『厚生労働省編 一般職業適性検査(GATB)』のお話です。

 

 

皆さんは、

職業興味検査や職業適性検査を受けたことがありますか?

 

就活中の学生さんや今の仕事に悩んでいるとき

転職活動中、再就職に向けて、、、地域若者サポートステーションを利用している方、ハローワークを利用している方など

これからの仕事でふと悩む瞬間におのずと目にする機会が多くなるのではないでしょうか。

 

▶検査を受けるきっかけと目的

検査を希望される方の多くは下記をきっかけに実施することが多いです。

・自分の向いている仕事を知りたい

・自分の得意なことを見つけたい

・自分PRできるところを知りたい

 

私は、

”通信制高校に通学するお子さん”

”終日自宅で過ごす時間が多い方(お子様~)”

”就活中・転職中の方々”に実施させていただくことが多く

GATBは、

受検者自らが能力や適職を把握するためにするものなので

本人の希望が大前提!今後に活用していただくために受けてもらっています。

 

継続してキャリアカウンセリングを受けてくださっている方には

「こういうの(職業興味検査や適性検査)はあるよ~」とは伝えていますし、

興味があれば検査概要の説明もしてタイミングはお任せしています。

\1年経過したのちに、突然、あれ受けてみたい!/と言われたことも^^

 

企業が採用時に実施する適性検査は、

応募者が企業の職務に適性があるかを判断することなのでGATBとは目的が違いますね。

 

 

▶GATBで測れること

9つの「適性能(知的能力、言語能力、数理能力、書記的知覚、空間判断力、形態知覚、運動共応、指先の器用さ、手腕の器用さ」を測定できます。

 

▶対象者

中学生~成人(45歳程度)

 

▶検査内容

所要時間

紙筆検査(45~50分)

器具検査(12~15分)

※状況によって、そして、器具検査は練習時間を含めると上記より長くなります。

 

▶特徴

制限時間内にできるだけ早く正確に回答する最大能力検査。

個別でも集団でも実施可。適性のうち、能力に関する特徴を把握可能することができます。

概要は、こちらを見ていただいた方が早いかもしれません。

 

 

▶結果から見えること

 

・点数の高さの良し悪しではなく

 自分の中の得意・不得意の傾向を知るためのアセスメントツール

 自分が就きたいと思う職業への適性が高く出たときには自信を持って!

 低く出たとしても、その職業の中でもあなた自身の能力や強みを活かせる業務

 が必ずあるはず!

 企業研究や職種研究と自己分析を丁寧におこなうと自己PRできる部分も見えて

 きます。

 

・自分が希望する仕事に向けて必要とされる能力の理解が深まる

 

・視野を広げるきっかけになる

 想定外の職業の適性が高く出たとしたら、視野を広げるチャンス!

 その職業に含まれる具体的な業種や企業を改めて見直し、興味が持てそうか、  

 今一度検討してみましょう

 

▶検査する際に、大事にしていること

 

やってみたい仕事がでてきたらならば挑戦する気持ちを応援します!

ご本人次第!

もちろん、目標が高ければその分、近づくための工夫や努力も必要になります。

 

もしかしたら、

状況によっては、どこかで理想を下げた方がいい場合もあるかもしれません。

どうして挑戦したいのか?その思いに秘められた価値観も一緒に教えてほしいな。

 

不思議なことに現代は、

10年前にはなかった職業があるし、きっとこれからも出てきます。

時代が早い~!!いろいろな可能性を秘めていますね!

 

私が実施させてもらう方の多くは結果返しで、

職業一覧の中にある職業について基準を満たしているものがないため

<該当なし>が出てくる方もたくさんいます。

 

比較的、GATBを実施する際は、

職業レディネス・テストやキャリアインサイトと

テストバッテリーを組むことが多いので多面的に一緒に探っていきます。

結果の形から見えること、働き方について考えていくことも大事です。

 

単に適職を見つけることが大事なのではなく、

適性のある職業はどういった能力が必要とされているのか?

また、希望する職業と現実の適性の差があるならば、

どう対処することが可能なのか考えてみることもOK

日常生活でも思い当たる節を一緒に思い描けるよう伝えたらいいな!

 

場合によっては、

結果返しのときに、検査の中ででたような計算をしてみることも。

採点するときに、正誤の特徴が見えることもあります。

(足し算、引き算、割り算は比較的できるのに、掛け算がどうしても…×とか)

工程が多くなると短時間の中で、不注意と

記憶を保持することが不得意なんだろうなぁとか。

もし、製造業で働くなら

一人で複数台の機械のオペレーターをするよりも

任された作業をこなす方が得意かもしれません。

 

\環境調整もひとつ/

 

コミュニケーションに関しては、ジョハリの窓を使って説明してみたり。

本人さんの了承のもと、同席される方にも一緒に結果返しをすることもあります。

グループワークみたいなことをしている場合もあります。

 

新規の方などは、話している途中で

ご持参されたキャリアインサイトやGATBの結果を

見せてくださる方もいらっしゃいます。

一緒に

振り返りさせていただくこともあります。

 

(検査を受けたHWでは、もちろんのこと

丁寧な振り返りをしてくださっていると思いますが

一度聞いただけだと忘れちゃうこともありますよね)

検査の結果によって

WAIS-Ⅳを受けてみてもいいのかもしれない…と思うことはありますが、

本人の状況とタイミングかな。

(※ちなみに私はWAIS-Ⅳは実施できません。)