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今回はこちらの2つの記事に関係する話です。
 ↓
 
 
卑劣な罠をしかけてきた役員ママ達を
ソッコーで撃退できたのは
ロンドンから帰国して就職した際に

他人の私物をうかつに預かるのは危険
どういう事件が起こるか分からない
注意を怠る事は自殺行為

ということを学んでいたからです。
 
 

例えば、某ファッションブランドで働いていた時の事。
 
 
これは私が経験したことではなく、
私の同僚(先輩)の身に起こったことです。
 

ある日、とても品のいい金持ち風の女性が来店して
店内の服を色々と物色し始めました。
 
 
 
 
しばらくしてワンピースを手にしたその女性が私の先輩に
「これ試着してみたいんだけどいいかしら?」
と声をかけてきたんです。
 

先輩が「こちらにどうぞ」と言って試着室に案内した時その女性が
「ちょっと私のコートを持ってて頂けます?」
というので、何の疑問も持たず
「かしこまりました」と、そのコートを受け取ってしまった先輩。
 

まさかそんな事が事件になるとは
夢にも思っていなかったのです。
 
 
 

試着を終えた女性が
「気に入ったからコレいただくわ」といって
試着を終えたワンピースを先輩に渡し、
先輩からコートを受け取ると一緒にレジへ。
 
 

すると・・・
 
 

あら?ないわ!?
 

お客様、どうかなさいましたか?
 

コートに入れておいたお財布がないのよ!
 
 
 

え!?
 

あなたに渡すまでは間違いなく入っていたのよ!
 

お客様、バッグの中に入っているということはございませんか?
 

いいえ!!そんな事絶対にありません!!
ほら、見てごらんなさい!
入っていないでしょ!?
(と言ってバッグの中を見せる)
 

わたくしはお客様から預かってずっと腕にかけていただけで
コートのポケットに手を入れるような事は一切しておりません。
 

でも実際にこうやって無くなっているじゃないの!?
ちょっと責任者を呼んでちょうだい!!
 
 

女性客と先輩の両方から話を聞いた店長とフロアマネージャー。
 
「なるほど。そうですか」と、かなり落ち着いています。
 
「これは完全に詐欺。こちらを脅してお金を要求するつもり」
ということが分かったんだと思います。
 
 

店長らがもっと慌てふためくと予想してい女性客は
「どうにかしてもっと脅さないと」と思ったんでしょう。
 
 
今すぐに財布を返してくれるか
財布の中に入っていた10万円を返してくれれば
私ももうこれ以上騒ぎ立てる気はありません!
でも「財布も返さない、お金も返さない」というなら
警察に被害届を出しますから!

 
と言ってドヤ顔。
 
 
 
でもそれを聞いた店長は・・・・
 
 
どうぞ、構いませんよ。
こちらも警察にきちんと捜査して頂いた方が助かりますので。
 
 
警察が来たらただでは済まなくなるわよ!?
この店の信用も地に落ちるのよ!?
それでもいいの!?
 
 

地に落ちるかどうかは警察の捜査次第だと思います。
それよりお客様、ご存じでしたか?
 

何よ!?
 

つい最近なんですが、当店は事件・事故対策で
店内に防犯カメラを設置したんです。
それでウチの店員がお客様のコートを腕にかけて立っている姿が
あちらの防犯カメラに全て映っているんですよ(といってそのカメラを指さす)
 

それを知った瞬間、サッっと顔色が変わった女。
 
 

もういいわ!あせる
何なの!?この店は!あせる
本当に不愉快!あせる
もう結構です!あせるあせる
 

そういって逃げようとしたんですが
 

お待ちください
もう間もなく警察が到着しますので
それまでここを動かないで頂けますか?
 

 
店長・フロアマネージャー・警備員に取り囲まれる女。
さすがに観念したのか、ガックリとうつむいていました。
 
 
 
結局その女は詐欺の常連だったことが判明。
 
百貨店・スーパー・専門店などを狙って
詐欺行為を繰り返していたんだそうです。
 
 
 
そしてその後
 
お客様の私物は安易に預からない
預かっていいのは〇〇な場合
預かる時は必ずこういう手順をふむこと
 
といったマニュアルができたのでした。
 
 

でもこうやって考えてみると
やっぱり人間って失敗やトラブルや困難から多くの事を学び
その経験を活かすことによって強く賢くなっていくものだという事がよく分かると思います。
 

もちろん世の中には騒ぎ立てず
穏便に済ませてしまった方がいい事だってあります。
 
でもそれも時と場合によってです。
 
何を言われても言われっぱなし
何をやられてもやられっぱなしという
「事なかれ主義」では
いつまでたっても何の解決も何の改善も見込めませんし
いつまでたっても何の成長も何の進歩も期待できませんから。
 
 

YOSHIKIに感謝するならまず日本に感謝すべき!

 

 

 

 

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