いつもありがとうございます。
ハッピーダイエットの船田です。
タマゴサンドは、昔は添加物が危険だと言っていた。ところが最近は、タマゴサンドは卵じゃないから危険だと言うしかない。
タマゴサンドもそうだけど、タマゴ加工品は、何を食べているのか分かりません。
食べて、美味しくなかったら、もう食べないほうがいいです。なに入っているか分かりません。
最近の加工食品は本当にマズい。
吉野敏明さんの記事からシェア
コンビニの卵サンドのタマゴは加工食品だ。食品の添加物表示のうち表示義務のない添加物がある。
コンビニの弁当などは元をたどると本来は何十種類もの食品添加物入っているが、中間加工の時点で入ったものは表記義務が無い。
厚労省の言い訳は『最終食品では効果を及ぼさないから』だ。消費者には見えない。
日本の食品表示ルール上は
①加工食品の原材料になる食材の製造や加工で使われたものであること
②加工食品を作るときには使われない食品添加物であること
③できあがった食品に食品添加物そのものの効果をほとんど発揮しないこと、
以上の3点を満たす場合、①で使われた食品添加物の表示が免除される。
コンビニで売っている卵サンドの茹で卵の様なものは加工食品なので食品添加物が入っているが表示義務はない。
あれは卵をかまぼこの様に加工した『加工食品』だ。だから、白身だけの卵がなく全部同じ大きさなのだ!
昨年末から始めた「卵の裏側」キャンペーン、第3弾は「卵サンドの裏側」です。
第1回→知らないと本気でヤバい! 「卵」の裏側
第2回→"ゴミ"が復活!? ヤバすぎる外食の「卵」食品
卵については、前作『スーパーの裏側』でも30ページにわたって詳しく述べましたが、私に言わせると、日本の卵業界は「ごまかし」が多すぎる。「すべての偽装は『卵』に通じる」というのが、私の持論です。
中でも「偽装の代表例」と言えるのが、「卵サンド」です。
「卵サンド」は、サンドイッチの中でも定番&人気商品です。N君(担当編集者、35歳)のように、ランチや朝食に食べる人も少なくありません。
しかし、実はみなさんが買った卵サンドが「添加物で着色した、白身100%の『偽装サンド』」だったとしたら、どうでしょう? そして「本物とニセモノの卵サンド」を見分ける簡単なスキルがあるとすれば、知りたいとは思いませんか。
みんな大好き「卵サンドの裏側」を早速、紹介しましょう。
N君:定番の卵サンドでは、パンの間にスクランブルエッグのような卵が挟まっていますよね。そもそも、この卵はどう作っているんですか?
河岸:まず「ゆで卵」を作って、それを潰してマヨネーズなんかを混ぜて作るの。だから、原材料の表示は「ゆで卵」じゃなくて「卵サラダ」になっているでしょ?
N君:ホントだ! 「卵サラダ」と書いてあります。
河岸:この「卵サラダ」というのが曲者(くせもの)で、これにどんな添加物を使おうと表示をする義務がない。
N君:「食品に使った添加物」は明記する必要があるけど、「食品の原材料に使った添加物」は書かなくてもいいという、いわゆる「キャリーオーバー」といわれるやつですね。
河岸:そのとおり。「卵サンドに使った添加物」は明記する必要があるけど、「卵サンドの原材料の『卵サラダ』に使った添加物」は、最終商品(卵サンド)に影響がなければ書かなくてもいい、というわけ。
N君:全部書くと長くなるから「はしょりたい」事情はわかりますが、何が入っているかわからない。そこは完全に「ブラックボックス」ですね……。
河岸:そのとおり。ブラックボックスでいえば、外食やパン屋さんなど「対面販売」だと、そもそも表示がいらないからね。そういうカラクリを利用して、本来の「卵サンド」はゆで卵を丸ごと使って作るけど、「ニセモノ卵サンド」は100%白身だけを使って作るわけ。
N君:なぜ、わざわざ白身を添加物で着色してまで「黄身に見せかける」んですか? 普通に卵を丸ごと使ったらいいじゃないですか。
「黄身に見せかけて白身を売っている」のは卵サンドだけ
河岸:以前の連載で解説したけど、食品業界では卵の黄身のほうがニーズが高いんだ。卵の白身は全体的に余りぎみで、値段も安い。
N君:卵の10個に1個はマヨネーズの原料に使われる、でも家庭でいちばん人気のマヨネーズは「黄身(卵黄)」しか原材料に使わないから、大量の「白身(卵白)」が余る、その「余った白身」が、卵焼きやハム、ハンバーグなどの「増量」に使われるという話でしたよね。
河岸:そう。ただ「増量」以外にも、完全に「偽装」に使われるケースもあるということ。その典型例が「卵サンド」。白身だけで作ったほうが、本物よりもコストを下げられるからね。
N君:「黄身に見せかけて白身を(偽装して)売っている」食品は、ほかにありますか?
河岸:いや、それはないと思う。「卵サンド」だけだね。
N君:そうですか……。やっぱり「白身100%の卵サンド」は味も落ちるんですか?
河岸:当然そうだよね。卵本来のふわっとした感じがまったくない。全体的にボソボソしていて、卵のおいしさがまるでない。卵のおいしさはやっぱり「黄身」にあるから。
N君:つまり、卵の「黄身らしい味」がしないってことですか?
河岸:そのとおり。中身はあくまで白身だから、「目玉焼きの白身みたいな味」と言えば、わかりやすいかな。食べたら、食感でわかることもあるよ。
N君:なるほど……。
河岸:味が落ちるから、卵サンドには「ゆで卵を丸ごと」使っても、ミックスサンドに「白身を着色した卵」を使っている店もある。卵サンドだとバレやすいけど、卵が具の一部になっているミックスサンドだったら、バレにくいでしょ。
N君:なるほど、でも、そういう「ニセモノ卵サンド」が売られているのは、安い外食や小規模のスーパーだけでしょう。
河岸:いや、そんなことはないよ。みんながよく行く大手スーパーやコンビニでも「偽装卵サンド」は売られている。
N君:えっ? マジですか?
大手スーパーやコンビニでも「偽装卵サンド」は売られている
河岸:もちろん、大手スーパーやコンビニの卵サンドが、すべてニセモノってわけではないよ。本物が売られていることも多い。だけど、中には「偽装卵サンド」が売られているのは事実。
N君:でも、どの商品を見ても「卵サンド」と書いてありますよ。
河岸:そこが問題だね。まじめに作った「本物の卵サンド」と、白身を着色して黄身に見せかけた「偽装卵サンド」が、同じ「卵サンド」という表示で売られている。
N君:普通の感覚では、おかしいですよね。
河岸:百歩譲って「余った白身」を使うにしても、それなら「“卵風”サンド」などと表示しないといけないよね。以前の連載で取り上げたマヨネーズだって、本物は「マヨネーズ」と称していけるけど、そうじゃないのは「マヨソース」「マヨネーズ風調味料」「マヨネーズ風ドレッシング」と、名前を変えて売っているじゃない。せめて、それに習うべきだよ。
N君:コンビニのサンドイッチに使われているものには「マヨソース」と書いていますが、それと同じことですね。
河岸:そのとおり。「マヨネーズ」と称するためには、全卵、または卵黄を使うことのほか、決まった材料以外は使えないという条件があるからね。
N君:なるほど……。では、いったいどうすれば「ニセモノ卵サンド」を見抜けるんですか?
河岸:さっきも言ったように、白身100%の「偽装卵サンド」は、あくまで白身っぽい味がして、卵のおいしさがない。だから、食感でわかることもあるよね。
N君:表示ではわかりませんか? たとえば「カロチノイド色素」という着色料の表示があるものは「偽装卵サンド」とか。
河岸:いや、そうじゃない。普通にゆで卵を使っても、「より黄色いほうがおいしく見える」という消費者が多いから、添加物で黄色を足していることも多い。だから、残念ながら表示ではわからない。
N君:もっと簡単に、「見た目」でわかるスキルはないんですか?
黄身の部分を指で潰すと、本物かニセモノかわかる
河岸:残念ながら「見た目」でもわからない。だけど、簡単にわかる「秘訣」があるの。それは、卵の「黄身」の部分を軽く指で潰してみるの。

卵サンドが本物かどうかは、指で押してみれば誰でもわかる
N君:本物の黄身なら、黄身はふわっとしているから、簡単に潰れますよね。ゆで卵の黄身の部分を触っても潰れますし。
河岸:そのとおり。逆に、もし「白身100%のニセモノ」なら、指で押しても、弾力性があってなかなか潰れない。白身だから当然だよね。
N君:なるほど、黄身の部分を指で軽く潰せばいいんですね。これなら簡単、誰でもできそうです!
河岸:もちろん買う前の商品はダメだよ。あくまで売り物だからね。でも「見た目」では見抜けないから難しいところだよね。
というわけで、「みんな大好き『卵サンド』の裏側」は以上です。
本文では「サンドイッチのパン」の説明までできませんでしたが、「パン」もサンドイッチのおいしさを大きく左右します。
同じサンドイッチでも、商品によって「パンのふわふわ感」がまったく違います。もちろん、ふわふわしたパンのサンドイッチがおいしく、そういう店は売り上げも伸びています。一度、「軽く触り比べ」「食べ比べ」してみてください。
また、自宅で「おいしいサンドイッチ」を作る場合は、焼きたてのパンより、1日経ったパンのほうが、しっとりしておいしくできるもの。ぜひそちらも試してみてください。