老い=無価値じゃない!人生で老年期こそもっとも創造的な時間だ! | 心と体を健康にするダイエット法

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いつもありがとうございます。

ハッピーダイエットの船田です。


今回はダイレクト出版のメルマガより、

東北大学名誉教授のご論考を紹介します。


私も以前記事にしましたが、特に日本では歳を重ねた人を意図的に貶めているように思います。


これは政府の洗脳だと思うのです。


人間は歳を重ねると身体機能は衰えて来ますが、頭脳と精神は輝きを増すことが出来ます。


特に創造力は歳を重ねた人の方が優れています。

昔は日本でも老人は人生の知恵袋として尊敬されていました。


今の日本は老人を邪魔者扱いです。

これは医療マフィアの薬漬け詐欺と一体の価値観です。


本来は人間が歳を重ねると経験と知恵が増えるのです。


これを知っていれば、歳を重ねたからといって、若い人を羨む必要などありません。


 そして精神だけではなく、肉体的にも美しく生きることが出来ます。


美しさというのは、お肌がツルツルな事ではありませんし、形のことでもありません。


ある思想家の先生が言っていましたが、最近テレビでよくみるAK○48等のアイドルグループは、見ているとメダカの学校に見えると。


私もそう思います。


確かに彼女達はキレイでかわいいと思いますが、やはりメダカに見えます。大きな鯉や、鯛には見えません。


やはり人生経験と風格が無いんですよね。


本当の美しさは精神的な輝きからにじみ出すものだと思います。


知っている方も多いと思いますが、下の写真はイギリスの女優、ヘレン・ミレンさんです。


この写真は75歳の時です。シワは多いですが、私は美しいと思いますね。


あなたはどう思いますか!?




 
出演作品

 



船田の記事。


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突然ですが、
あなたは「老い」について
どう思いますか?

退屈や不健康、
コミュニケーションや
人間関係の希薄など、

ややネガティブなイメージを
お持ちではないでしょうか?

しかし、東北大学名誉教授の
田中英道先生はこう言います。

「老年こそ、人生で最も創造的時代」と。

若き頃よりも、
老年は可能性に
満ち溢れているのだと。

一体、それはどういう
ことなのでしょうか?

ここでは、田中先生が
「老年」の素晴らしさについて

語っていただきます。
それでは、続きをお楽しみください…

 
*****


From:田中英道(東北大学名誉教授)

奈良時代の日本においてすでに、
100歳・90歳・80歳以上の齢は、
 
めでたいものではあるにせよ、
決して珍しいものでは
ありませんでした。

日本人の平均寿命は、
14〜16世紀で15歳程度、
18世紀で30歳代半ば、

明治13年(1880年)時点の調査で
男36歳/女38歳、

平均寿命が50歳を超えたのは
昭和22年(1947年)頃です。

江戸時代はもちろん明治時代も、
ほとんどの人は40歳になる前に
死んでいるのか、

などと考えてしまう人が
多いのですが、
これは勘違いです。

からくりは、
乳児の死亡率にあります。

時代を遡れば遡るほど、
医療技術は未熟だったため
乳児の死亡率が高く、

これが平均寿命を
押し下げているだけなのです。

現代において、
100年をどう生きるかを
考えるのと同じように、

100年をどう生きるか、
奈良時代の人々も
ちゃんと考えていました。

「人生100年時代」は
新しいテーマでも何でもなく、
ずっと考え続けられてきている
テーマであることは、

かつて長く生き、
素晴らしい創造性を持った
人々が少なくなく存在し、

同時に彼らもまた
老人の人生を語ってきたことで
証明されています。

ところが現代は
「人生100年時代」という
単なるキャッチフレーズに
任せ切ってしまい、

身体的健康だけを追って、
無自覚に年をとるということを
推奨しているように見えます。

まるで、
人間の思慮などというものは
忘れてしまえ、

あるいは、

思慮というものを含む創造力
などというものは失ってしまえ、
と言わんばかりです。


これは、人間そのものにとって、
非常に危惧すべきことです。

現代人はどうやら、
長く生きるためにどうするか
ということだけを
考えぎているようです。

“寿命が延びる”
ということだけに
価値が置かれ、

生きることの精神的な問題、
あるいは心理的な変化、
そして、その人の思考、

つまり、思想の展開というものが、
まったく無視されているように見えます。

“身体的健康が時間的に延びた”
ということで、万事良しと
されているようです。

私は、そういうことで
あってはならないと思っています。

ここでは、
大局的な視点に立ち
先人たちの美術作品を見ながら、

老人論を建て直して
いくことにしましょう。

まず私がお見せするのは
こちらです。


ウェキペディアより


有名な老人像の「鑑真」です。

鑑真(688〜763年)は、
日本に5度の渡航を試み、
6度目に日本にたどりつき、
帰化した長老です。

日本に着いた時にはすでに盲目
だったと言われており、

その盲目の表情が非常に美しく
像に表現されています。

この鑑真の像に見られるように、
老人像が作られることによって初めて
人間の個人の姿が表されるように
なったということが重要です。

老人が描かれるということは、
そこには“文化”があり、

しっかりとした社会が構成されている
ということを意味します。

長老がいることによってはじめて
社会が安定することの現れ
でもあるのです。

世界には、“偶像崇拝禁止”という
宗教的文化を持つ地域
あるいは歴史があります。

そのために、イスラム世界や
5〜15世紀東ローマ帝国の
ビザンチン文化では、宗教上の理由から
人間像をつくりません。

しかし一方で、
日本とヨーロッパは
人間像をつくってきました。

特筆すべきなのは、
そこにおいては老人像が
たくさん描かれた、
ということです。

“老人像は美しい”、
“老人は美しい”という、

現代が失ってしまっていると
言っていい別の指標があるのです。

続いてレオナルド・ダ・ヴィンチは、
30代の終盤、ミラノにいた時に
自らの肖像画を描いています。

非常に有名な自画像で、
トリノ王宮図書館に
収蔵されています。

40歳頃の時の自画像ですが、
作品を見れば一目瞭然、
ダ・ヴィンチはまさに
老人の像として自らを描いています。

(出典:Wikipedia)

つまり、ダ・ヴィンチは、
老人であることを衰えである
とは考えていないのです。

彼の天才性は
モナ・リザのように
美を若さに求めない点です。

これはやはり、
成熟こそ描くべき対象であり、
老人、老年がいかに素晴らしいものかを
自らに写して表現しているのです。

私は、老年こそ、
人生で最も創造的時代と思っています。

体を色々気づかうことも、
その創造に関係しています。

現代、心理学者の間では
“主観年齢”というものが、
注目されているようです。

自分は75歳なのに、
60歳だと考えることの
心理がどのようなものか、
と分析しています。

私は、年齢など気にしない老年時代が、
理想だと考えています。

85歳は85歳でいいのです。

そうした正直に年代を認めることこそ、
創造に取り組むにふさわしいのでは
ないでしょうか。



<このメルマガ著者紹介>

東北大学 名誉教授
日本国史学会 代表理事
ボローニャ大学・ローマ大学客員教授

田中 英道

 

1942年生まれ。
東京大学文学部卒業。

海外旅行すら珍しい時代、
24才で単身ヨーロッパへ留学し、
西洋美術の研究に没頭。

以来50年以上、
レオナルド・ダ・ヴィンチ、
ミケランジェロ、フェルメールなど、

数多くの有名美術家に関する
国際的な新説・新発見を次々と発表。

フランス語や英語で書いた論文は、
一流学者が引用する国際的な文献となり、
「西洋美術史の第一人者」と呼ばれる。

作品の形や模様などから、
芸術家のもつ思想や哲学、
宗教的背景までをも読み取る、
「形象学(フォルモロジー)」
という独特の学問手法を体得。

その観点から、
日本美術の世界的価値に着目し
精力的な研究を展開している。

さらに日本独自の
文化・歴史の重要性を指摘し、

「日本国史学会」
「新しい歴史教科書をつくる会」
の代表を務めるなど、

真実の“日本通史”を国民の元へ
届けることをテーマに研究をしている。