Commentarii de AKB Ameba版 -35ページ目

Commentarii de AKB Ameba版

AKBとかその周辺とか

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Tags:季(夏)、サヨナラ

 K2の2曲目。「Everyday、カチューシャ」のところで触れたばかりの曲だけど。

ラジオから流れてる/あの夏のFavorite song
強い日差しと波の音が/記憶のドアを叩く

 不意に甦るあの夏の思い出。

 思い出が歌と強烈に結びついていることがあって、そのメロディーが流れると、当時のことが目の前に甦ってくる。楽しい思い出ならいいけど苦い記憶のドアが開いちゃうことだってある。頭の鉢が割れちゃうというか。曲には何の責任も無いんだけどさ。「ノルウェイの森」もそんな始まりだっけ。

 この歌の「現在」は、あの夏から何年経っているのだろう。
 秋元康がつねづね力説するように、時間はどんな時もありがたい「消しゴム」だから、季節が何度も過ぎていけば、いつかは「それ」も忘れることができるようになる。
 余談だが、若い頃は体の傷の治りは早く、心の傷の回復は遅い。年を取るとそれが逆になる。
 余談の余談だが、秋元は自分の失敗を忘却する能力に長けている。それが彼の最大の長所かもしれない。
 
 この歌の主人公はあの夏の歌を、いまだに痛み無しに聞くことができない。
 なのに相変わらずハッピーなメロディーだよねえ。日本語を解さない人が聞いたら、幸せなラブソングだと思っちゃうかもだよね(そう思って歌ってるメンバーは、いない、よね? よね? うーん、大丈夫かしら)。
 
 ところで、この曲の主人公って、男の子? 女の子?
 おなじみの「『僕』の歌」の雰囲気がすっごくするんだけど、詞には「僕」という一人称は出てこないんですね。いろいろ考えてみると、これは女の子が主人公であるとした方が落ち着きがよろしい。

 お互いに気になっているんだけど、まだ友達の2人。バスで海に行って、一日遊んでたらもう夕方になっちゃった。日の長い夏、気がついたら結構遅い時間。やばいやばい。
 慌ててバス停に駆け込み、女の子が時刻表を調べている。その表情を見ていたら、急にわき上がった愛しさと衝動。
 不意打ちのようにキスをする男の子。

 これ、衝動でなくて計画的だったら、相当な上級者だよね、Funny faceのフレッド・アステアみたいに。僕こどもの頃これを見て、大人になったらこんな風にいきなりチューができるんだって思って、いいなあ、早く大人になりたいなあ、オードリーみたいなべっぴんさんとチューしたいなーと思ったもんだ。
 
 まあそれは置いておいて、この2人。
何でなのかな? もうちょと寝かして置いてから次の段階に進めばよかったのに、結果論になっちゃうんだけど、うまくいかなかったんだねえ。残念。

うん、そういうことはある。
でもまあ、秋元的に言えば、やらずに後悔するよりやって後悔しろってことなわけだ。

ごめんねと/一言 言い残して
部屋を出た/自分が 許せなかった
ずっと

やっぱりうまくいかなかった恋のほうが、心に刻まれるのは仕方ないことなんだろうね。



 




 
よにこも! 第8回

 放送開始の興奮もさめ、平常運転が続いている「よにこも!」。
 いろいろコーナーも生まれ、ふつうのラジオ番組になりつつある。
 アイドルが送る、ゆるい笑いがあって、固定のリスナーもついて、安心して聞ける、生暖かいバラエティ番組。

 Dは誉めてくれるてるんだろう。
 「いいよー亜美菜チャン今回もよかったよー」。
 アイドルちゃんがやってるにしては上出来。時々Dに突っかかってくるのはご愛敬。

 確かにそこそこ面白く聞ける。もちろん「AKB48 Team Bの…」という下駄を履かせての面白さではあるのだが、どんなに下駄を履かせても苦笑いしか残らない何とかハイスクールに比べれば、十分合格点のプログラムだ。
 放送第8回を迎え、ここまでのところみんながハッピー。


 佐藤(亜)を除いて。


 兆しは第2回放送のころからあった。
 番組の冒頭第一声、「今日のタイトルー『モロヘイヤ-』」。台本冒頭にDが書いた「つかみ」のつもり。
 脈絡のない単語をコールして、「ね、オモシロイでしょ」と言わんばかりのDに、佐藤(亜)はいきなり噛みついた。そんなの面白くない。もうやりません。

 それがガチなのが、ブック通りなのかはわからない(まあ生放送でない時点で、調整が済んでいるのは言うまでもないが)。ひとつ言えることは、佐藤(亜)は、初手から「予定調和」を壊してきた。

 彼女が何を望んでいるのかは、わからない。わかるのは、佐藤(亜)が「これではない」と強く感じた、ということだけである。
 「これは私がやりたいラジオ番組のオープニングではない」ということ。

 佐藤(亜)の拒絶に対して番組のDは、インカムに「ボクはまだまだ書き続けます」。
 Dとパーソナリティが番組中で会話するという新機軸&「パーソナリティとDが構成を巡ってバトル勃発」という、メタ構成っぽさが面白いかな、と思った。
 第3回ではこの件を巡って「(Dが書き続けるなら、私は)戦い続けますから。どっちが折れるか勝負ですよこれは…。」と煽る。その後読んだり読まなかったりをしてたら、Dがあっさり引き下がっちゃった。

 そうじゃないだろ、ここは佐藤(亜)vs. Dの疑似バトル継続だろ。それをアウフヘーベンするのがDの仕事じゃんか。
 せっかく「『今日のタイトル』をコールするのかしないのか」って聞かせどころになりつつあったのに。
 これじゃ単に「パーソナリティがDに逆らって構成を変えた」だけじゃん。

 
 台本に「今日のタイトル」を書かなくなったDに対して、佐藤(亜)もちょっと切れ気味。

いやいやあ、「今日のタイトル」をね、復活させないから、ディレクターさんが怒ってね、まっちろですよ、原稿が。
ちゃんと仕事して下さいよ。お金貰って仕事してるんだから。ちゃんと原稿書いて下さいよ…

 その後も佐藤(亜)とDは噛み合わない。今週から募集の新コーナー「言い訳Baby(仮)」にいきなりダメ出し。BGMがオープニング(「言い訳Maybe」)と被ってること、タイトルが安直すぎること。

こんなに安直なタイトルを考えるディレクターさん、なかなかいないですよ、逆に。はーいじゃないっすよ

 業を煮やしてコーナータイトル、BGMをリスナーから募集することにした佐藤(亜)。
 ここでDが余分なこと言ったんでしょうね、佐藤(亜)ぶち切れですよ。

何でシャ乱Qさんの「いいわけ」とかなんか、そういう適当なこと言わないでくれますかホントに。

 インカムにフォローを入れるD。それを振り切って言い放つ佐藤(亜)。

 もうやめて下さい、だからもう、いいんです。
 もう私はリスナーの皆さんを信じるから。みんなを信じてるから。だから是非、送ってきて下さい。
 トランボンもね。送ってこいよ!

 キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!!  トーラーンーボーンー!

 まだタイトルが決まっていなかった第1回放送で、「名前は読まれるがネタはスルー」というプレーをいきなり受けたトランボンさん。その週の佐藤(亜)が出演したANNでは、他局ながら名指しでネタ投稿をリクエストされたトランボンさん。

 しかしその後「よにこも!」でトランボンさんのネタはおろか、名前を呼ばれることもなかった。その間トランボンさんネタは、ANNではコンスタントに採用されていたのに。

 トランボンさんが投稿してなかったのか、佐藤(亜)が選ばなかったのか。
 はたまたANNのお客を名指しで呼ぶことを「よにこも!」側が憚ったのか。
 真相は藪の仲だが、とにかく1ヶ月半に渡って「ノートランボン」が続いた。

  
 しかし、ここに来てもうDは頼れない。佐藤(亜)が呼ぶのはリスナー、そしてトランボンさんの名前。



 トーラーンーボーンー、カムバーーーック!
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Tags:季(夏)、片想い、「僕」の歌

 昨日K2をじっくり見ようなんて言ってたくせに、いきなりの寄り道。
 いつもは季節が とっくに過ぎたネタを扱っているのだが(なにしろ2006年とかの話だもんね)、たまには旬のテーマで。

 まあ新譜発売のご祝儀ということで。
 あ、もちろん投票は済ませましたよ。2票だけど。誰に投票したかはナイショ。
 
 「Everyday、カチューシャ」。AKB48通算23枚目(メジャー21枚目)のシングルCD。
 誰が略したか、人呼んでエビカツ。うまいもんだ。

 季節は初夏。「僕」と「君」はまだ友達の間がら。
 「僕」は「君」を、海に誘う。バスに乗って。

太陽が昨日より/眩しく照りつけ始めたら
真っ白なTシャツに/今すぐ着替えて
君を誘いたい

 別冊月刊カドカワでも論考されていたけど、典型的な「男子が片思いの女子について考えている曲だ」。拙ブログのTagで言えば「『僕』の歌」。

 「片思い」「海」それから「バス」。

 秋元の詞にはよく出てくるテーマだ。
 ねえねえ、秋元クンたら、高校の時そういうデートしてたんじゃないの? 

 最近だったら、去年の今頃の「ポニーテールとシュシュ」。この歌の「僕」は教室で「君」の斜め後ろに座ってるんだね。授業中いつも見ている「君」のポニーテール。
 好きな女の子のアレって、引っ張りたくなる衝動に駆られるよね。
 アレを称して「恋の尻尾」とは言い得て妙。引っ張っちゃまずいけど。
 
 去年は、

青い海/波打ち際で
君と会いたい/裸足の水しぶき

 と誘いたい気持ちはたっぷりだったのだけれど、ポニテに見とれるのが精一杯で、一緒にバスに乗るどころじゃなかった。

 で、1年経って、エビカツでリベンジ。
 彼女、今年はシュシュでまとめたポニテじゃなくてカチューシャを使ってるんだね。
 で、何とか誘い出すことには成功。バスで海に行く。

海沿いの国道を/まだまだ空いてるバスに乗り
潮風を追いかけて
誰よりも早く/夏を探すんだ

 よかったよかった。去年よりは一歩前進だ。
 でも

寄せる波/避けるたび
二人の足跡消されてしまった

 うわ、せっかく一緒に来たのに、うまく行かなそうな予感。始まる前に消えてしまうの?

 でもとにかく今年は海に来たことででいっぱいいっぱい。

確かなことなど/何もほしくはないよ
無邪気なままで来年も海に来られたら

 確かなことって、何かな。たとえば、キス?
 
 帰りに、バス停でキスしちゃおうか? 

バスを待ってた/夏の停留所で
急に黙る2人/風が通り過ぎる

 次の瞬間キスをしたのは「チョコレート」。

 でもそんなことしちゃったら、来年は一緒に海に行けなくなっちゃうかも。

海沿いのバス停で/夕暮れに急かされ
時刻表を見てたとき/ふいにキスをされたね

 そして次の年の夏には

友達のままで/バスに乗ってたら
今年も一緒に/あの海に行けた

 と苦い後悔を噛みしめる「ビーチサンダル」。

 だったら友達のままの方が、よかったかなあ。

 せっかく一緒に海辺にいるのに、どうしたらいいかわかんなくなって、遁走しちゃったのが「ごめんね、Summer」。

僕はおどけながら/スニーカーを脱いで
ふいに逃げ出すように/全力で走る

 おーい、どこまで行くんだ?
 バスは出てこないけど、PVでは、松井Rが振り返るバス停が印象的だった。

 さて、たとえ恋が実っても、終わりが来ることもある。今は友人の彼女になってしまった、かつての恋人をバスで誘ってしまったのも、海。

どうしても来たかった/真冬の海辺へ
ガラガラのバスを降り/凍える風の中

 思いを断ち切るため「今日だけ」の二人。
 愚かな愛につき合ってくれてありがとう。
 でもつき合ってくれるってのは、ちょっと脈残ってるぜ、おっさんのジャッジメントだと。

 いろんな恋が海には落ちているわけだ。
 
 ああ、でもやっぱり

君が好きだ/言葉にできないよ
君が好きだ/僕のこの気持ち

 「君」を目の前にしたとき、何も言えなくなる永遠に未熟な「僕」。
 その若さ/未熟さの痕跡に、秋元の海の歌は少しだけ染みる。
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Tags:Greeting、B1

 というわけで、これからしばらくTeam Kのステージをじっくり見る。
 公演デビューしたばかりの「Kチーム」は、A1と同じセットリストを演じた故に、「多くのバッシングを受けた」。

 秋元曰く「今思うとかわいそうでしたね。常にチームAと比較されて云々」。
 思うことは思うのね、秋元センセイ。でも思うだけで、その後も、今でも同じことを続けているのね、秋元センセイは(A1=K1=S1、A2=B2=KII1、A3=N1、K2=B1=N2、B3=E1、S2=KII2)。
 「比較されてかわいそう」だけど「先輩チームと同じセットリストで鍛える」やり方は当分変えないおつもりのようです。
 
 で、Kがやっともらえたオリジナルのセットリスト。メンバー一同感涙にむせんだと聞く。
 
 その劈頭を飾る曲にして、セットリストのタイトルでもある「青春ガールズ」。
 これからとっても楽しいことが始まるよ、と聞く人をワクワクさせるために作られた特別な歌。
 連歌で言えば発句。座のひとびとに挨拶をすると同時に、場の空気を整えるために、とびきりめでたくなくてはいけない。

 ん? どこかで聞いた? はい、A1の最初、「PARTYが始まるよ」からコピペしてきました。

 すなわちこの曲こそは、KにとってのA1の第1曲と同じ意味合いを持つ。
 借り物じゃないあたしたちのパーティーソング。

 幕開け、メンバー板付き。後方からのスポットライトに照らされ、ポージングした少女たちのシルエットが美しい。
 歌い出し、ゆっくりとしたアカペラ、ちょっと荘厳とも言える雰囲気。ライブで見たらぞくっとしそう。同じセットリストを使ったB1はK2よりさらにテンポを落とし声も柔らかい。

 アカペラが終わると明転。イントロは加速、メンバーはいっせいにヴェストを脱ぎ、ネクタイを緩める。

Go! Go! GoI/ We're crazy girls.
Come! Come! Come!/You're lazy boys.

 曲調は明るく詞はあくまでの能天気。

さあこれから一気に熱くなろう!
汗をかいて発散しちゃおうぜ!Yeah! Yeah!
もう ここで弾けるしかないのさ/嫌なことは 全部 忘れるんだ!

 「PARTY…」同様これもまあ見事なほど内容が無いよう。

 いやいや、「PARTY…」でみられた反知性主義、反大人主義、刹那主義、享楽主義に、さらに磨きがかかっている。

人間の価値なんて/偏差値だけじゃ決められないでしょ

 とか、

学歴だったり 職業だったり/どうだっていいよね?

 とか。
 
 詞はちょっと俗っぽくわかりやすすぎ。
 臆面もなくこういう詞を書けるのも作詞家の才能のうちで、これが発展すると後の「渦巻き主義」に大進化するわけだ。
 もちろんこの時点ではまだまだまだ。将来の  コバヤシカナ大王陛下もこの時はただの小林。

 ところで冒頭のクレイジーガールズとレイジーボーイズって誰だ?

 クレイジーガールズはすぐわかる。クレイジーの「ク」は、Team Kの「K」だもんね(by Kuizu Aidoru←お、栴檀は双葉より芳しか)。

 レイジーボーイズは誰? 
それもすぐわかる。だっていかれちゃった女の子たちが、ステージの上から"You're lazy boys" と指をさしているもん。
 すなわち今このシアターでいかれたあたしらを見ているあんたたち。文字通り仕事を忘れた=レイジーなボーイズ。

 曲のはじめに、メンバーがヴェストを脱いでネクタイを緩める。
 それはジャケットを着てネクタイを締め、ニッポンのインダストリーを支えているインダストリアスなボーイズが、レイジーなボーイズに変身するメタファー。 

みんなと盛り上がれたら/それだけでも しあわせさ

 ってボーイズ。

たいていの人たちは/燃えるものが見つからないんだって…

 と、世間の人と違って「燃えるもの」が見つかった幸運を喜んでいるボーイズ。おっと、「萌えるもの」も可。 

 でも「lazy=怠けもの、仕事嫌いな」って、秋元さんお客を捕まえてえらい言いようじゃないですか。
 で、その中には数年後にDVDにかじりついて過去の映像を眺めながら仕事の〆切りを伸ばし伸ばししてる人も入るんですか? 

 はい、入りますね。仕事して来まーす。

忘れないように
 A2を見終わったところで、K1についても少しだけ。

 K1が始まったのが2006年4月1日。
 当初、見巧者達の評は、おおむね辛口であった。

Kチームのステージは400円程度の価値だと思う。

 

ダメだ。これは A チームが 4 ヵ月歌い踊って来たステージとは全然違うものだ。

 

「A チームに出遅れたファンのために用意された劣化コピー」

 それまでAKBといえば「Aチーム」も「Kチーム」もへったくれもなく、「板野宇佐見浦野大江折井…」の21人のことでしかなかった。
 彼女たちが文字通り汗と涙で客をかき集め、ファンと一緒に作り上げてきたステージがA1「PARTY」公演だったわけで、情の強いファンほどKに対して厳しい見方になってしまうのは仕方ないことだったのだろう。

 「Kチーム」の名誉のために言えば、御両所ともステージを重ねるにつれて評価が上がって行った。毎日シアターで舞台に立つことがいかに効果的かってことだろうし、遅れてはじまったA2の影響もあったのだろう。

 その後AとKはライバルとして競いあって行く。それぞれのファンの間に軋轢が生まれたり、運営が融合を図ってうまくいったりいかなかったり、長いナイフの夜だかがあったり、Team Bが難産だったり、最後は「組閣」の名の下に全Teamが解体される日までいろいろ続くことになる。
 それらは今や「歴史上の出来事」に属するのだが。

 それはさておき。

 K2を初めてDVDで見たときには僕も結構違和感があった。A1のDVDを、何十回も見て慣れちゃった目には、いいとか悪いとかではなく、違いが目立って仕方なかった。

 いっそオペラの舞台みたいに、見た目が全然違っていたら逆に違和感はないのだが、なまじ同じ演出、同じ音源でおなじようなフリだから、違いが際立った。A1を忠実になぞろうとすればするほどそう。

 だから「クラスメイト」のくらい見せ方を変えて来たほうがすぐに楽しめた。
 A1では中西のしっとりとしていながら透明な声が印象的な歌い出しだったが、K1の歌い出しは奥&小野。最初に見たときはこけそうになった。手を繋いで出てくる2人、小野がちょっと行き過ぎて、奥がおいおいと引っ張る細かい演出。A1にも増山がいたが、大人っぽさを出そうとしていた。でもここでの2人、声も仕草もまんまこども。中学生のクラスメイト。あ。そのものか。


 その後、見慣れていくうちに、むしろ今でも馴染みの顔が多いだけあって、違和感は消えていき、いろんな感想が浮かんできた。


 大島(優)はやっぱり表情豊かだよなあ、とか、大堀と野呂はその後のことを知っているだけあって味わい深いなあ、特に「キスだめ」、とか、小野が映ってるとつい目が行くなあとか、奥はこのころから怒ってるな、とか。

 秋元(オ)はそびえ立つようでガーリーな衣装な衣装は最初っから少しキツメだったなあ、とか、宮澤ってむしろかわいいよなあ、とか、梅田の八重歯よかったのになあ、とか、小林(大王即位前)って今よか存在感あんな、とか。

 おや、とひっかかったこの泣き顔の子誰だ? と思ったら、残念辞めちゃった早野でした。


 CD音源も聞いてみたけど、増田と葛西の声はすぐわかるね、とか、全体を通して歌の上手い下手の差がでかいなあ、とか。


 などなど述べて、次はやっとK2に行くつもり。
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Tags:B2、KII1

 この曲は、間奏のところで、2人づつ挨拶をする演出がある。
 左右に分かれたメンバー、舞台中央で合流して、それぞれ趣向をこらしたフリを披露する。
 アンコールにとってもつきづきしい演出だ。

 A2のDVDだと、夏場の収録だったのだろう、メンバーがロゴの入った浴衣で登場する。浴衣のせいか動きがやや制限されちゃっている感じはあるが、とても楽しそう。
 ちなみにこの浴衣でアンコール、記録によれば2007年7月12日以降。23日にはこの浴衣で花やしきにも行ってる。

 B2とKII1では、本来の演出通りTシャツ+ジャケット。
 みなさんそれぞれ工夫してます。ペアごとに打ち合わして、投げキッスをしたり、2人の手でハートをつくったり、腕を組んで踊ったり。アイーンとかデューク更家ウォークとか、小ネタもあります。

 B2の最後のペアは浦野と平嶋。二人が駈け寄り舞台中央でハグ。
 CinDyはジャンプしてなっちゃんに飛びつく。抱き留めたなっちゃんはCinDyに頬ずり。ぎりぎりまで抱き合ってて、ダッシュで間奏切れに間に合わせる。

 ほんの短い間のできごと。時間にして5~6秒なのだが、抑えきれない二人の感情が弾け出たようなシーン。毎回こうやって抱き合ってたのかな。初日はこんな感じ

2人挨拶。ラストのシンディ&なっちゃん。
先を争うようにステージ先頭へ。そしてなおも争いながら、ピースを出し合いしたり。客、沸く

 だったみたいだけど。

 抱き合う二人を見ていると、こっちも胸がじんとしてしまう。
 うんうんCinDyもなっちゃんも、苦労したもんね。もともとはたいして仲良くなかったんだってね。それなのに一緒に「左遷」されて、ゼロからTeam づくりをして、中三管理職とか言われたり、学校とレッスンの両立にあきらめたり、エースだけど年下の後輩に公然と「平嶋のバカ」と言われたり(これはまだ未来の話。「未来の扉」だけあって)。

 さらに言えば、もっと「未来」のことも僕は知ってるわけだ。
 菊地の解雇、佐伯の脱落、AX2009(第0位は「くるくるぱー」)。
 そしてTeam Bの解体と浦野の卒業。

 時間的空間的に遠く離れたところに立っている僕でさえ心穏やかではいられないのに、その時々の事件にリアルに関わった人々はどうだったろう。

 売り物が見つからなきゃ、涙を売らせる。
 秋元康って、ホント鬼だよね。

 でもこれは彼がはじめた「PARTY」だし、みんなその「PARTY」が大好きで、涙でも何でも買っちゃうんだから仕方ない。鬼を使嗾しているのは僕らなわけだ。
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Tags:B2、KII1

 昨日に引き続き「未来の扉」(ってか昨日はほとんど「未来の扉」にふれてないよねえ)。

誰もみんな/その胸のどこかに
明日へと続く出口がある

 その扉が、誰の心の中にもある「未来の扉」ということらしい。

 その扉の向こうは、

風がそよぎ/花が揺れて
愛に満ちた新世界/古い足跡はどこにもない
 (中略)
どんな悲しみも/置いて行ける
 (中略)
鳥が歌い/木々が踊り
青い空はどこまでも

 なのだそうだ。

 うーん、どこだそこは。
 僕の心の中には、そんな「どこでもドア」はないぞ。「誰もみんな」って言うけど、それって標準装備なわけ?

 どんなにつらい状況でも、全て解決。誰もが持っている「出口」。
 出口の向こうは「風、花、愛、鳥、木々、青い空」。そして悲しみの無い世界。まるで天国。
 
 天国。
 
 ふと、気がつく。
 なるほど、「最後の出口」ってわけですか。

 「扉」、それはすなわち「死」。

 これなら誰でも標準装備しているし、どんな問題も解決。その向こうは文字通り「天国」なわけだ。

 ちょっと妄想がかってる? うん。妄想がかってるね。でもそれ以外に歌詞の意味にあう「扉」を思いつかないんだよね。ただそうすると、次の歌詞がすごく怖い。

もし 歩き出す道に/思い悩んだら
その扉 開けてみて

 「うまく行かなかったら、死んじゃえば」って意味にも取れるものね。秋元さん、そんなおっかないこと言うかな。

 うん。彼は時々、さらっとおっかないことを言うんだよ。

死ぬ気で歌おう/死ぬ気で踊ろう

 

僕らは生きているか?/命無駄にしてないか?

 

前に倒れろ!/夢を見ながら…
それが正しい死に方だ/生きる者よ

 ね。

 ただの歌詞だって? うん。ただの歌詞だ。でもおっさんの目は笑ってないぜ。

 これはもちろん自分で死ぬことを勧める歌ではない。
 彼は自殺非推奨の歌も作ってる。最初は隠喩で、次に直喩で(しかしこれだけストレート(「死んだらダメということ」)に言わなきゃ伝わらないってのは、「詩人」としてはつらいものがあったろうね。でもマスに訴えかけるというのは、そういうことなのだろう)。

 自ら死んではいけない。
 だが命をかけなければ実現しないことも人生にはある。だからこの歌に出てくる呪文、
 ”夢は叶うもの” の前には、「死ぬ気になれば」という語句が隠されている。

 あ、この「死」は象徴的な「死」であってもいいんです。文字通り「死んだ気」。そうすることによって扉が開かれ、「新しい人生」が生まれる。文字通り「死と再生」ですね。

 意識しているかどうかは別として、秋元は「死と再生」を思い起こさせる歌も書いている。たとえば、これ

明日は明日の君が生まれるよ
長い夜を越え/陽が昇るように

 読みようによってはこれもそうだ。

どんなしあわせも/どんなふしあわせも
24時間で/リセットされるよ

 この曲が舞台にかかった2007年4月には、引用したこれらの歌はこの世には生まれていなかった。だから後方視的な解釈になってしまうのだけれど、僕には「未来の扉」が、そういう歌に聞こえる。

 あ、CinDyのジャンプと、なっちゃんの頬ずりについて書きたかったのに書けなかったよ-。
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Tags:B2、KII1

「会いたかった」公演の12曲目。前曲までが正規のプログラムで、ここからはアンコール。

 アンコールは3曲で、この曲の他は「スカひら」「AKB48」。どちらも「PARTY」公演中の曲だがら、アンコールでは「会いたかった」公演オリジナルはこの曲だけ。

 DVDでは11曲目がDMTか「花びら」だが、A2の実際のステージではこの他「PARTYがはじまるよ」「毒リンゴを食べさせて」「青空のそばにいて」も歌われ、計4曲でローテーションしていたらしい(とわかったのは今日というか、たった今なんだけどさ。ソースはやっぱりメモリスト。お世話になってます)。

 ということは、B2も同じローテーションをしていたなら、前に書いたAKB全Teamの「共通記憶」の楽曲として「PARTY」「毒リンゴ」「青空」を加えてもいいのかな。もしそうなら、「PARTY」公演の全員曲(+「スカひら」)全部ということになる。ちょっと調べてみよう。

 …ということで、メモリストをざっと調べてみたところ、B2ではA2であったような、4曲のローテーションの記載はありませんでした。
 まあTeam Aにしてみれば、どれもA1でおなじみの曲だから、やれと言われればすぐにできるけど、Team Bの場合はそうはいかないものなあ。

 なんかちょっとがかーり。勝手に期待しちゃったのに、がかーりしたらTeam Bに失礼でしょ。ごめんなさい。

 それはそうと、今度はなんで「PARTY」公演の曲を正規のプログラムの最後にして、オリジナルの「未来の扉」をアンコールに回したんだろう、という疑問がわくよね。「みんなの知ってる曲」「日替わりもあり」の曲の方がアンコールっぽいのにね。

 それも考えると気になる。
 
 おい、なかなか「希望の扉」にたどりつかないぞ。

 うーん、続きは明日にしよ。今日は思いついたことだけ。

 「希望の扉」は「死と再生」を意味する。
 スカひらセブンと言えば、AKB482枚めのシングル、「スカート、ひらり」のPVで、ソロパートを与えられた7人のことで、千代田区あたりだとだいたい中学くらいまでには教わるよね。
 
 でもA1もK1も(あとS1も)、「PARTY」公演で「スカひら」が歌われた時って、5人ユニットだった。いわば「スカひらファイブ」。
 A1の「ファイブ」は、セブンから板野、中西を除いた5人。
 K1の「ファイブ」は、Team Bの年長組(秋元、大島(優)、梅田、宮澤)+小林(即位前)。
 S1の「ファイブ」は、鰹、新海、高田、平田、松井Jと思われる。Team S辞めるの早すぎ。

 それがいつから「セブン」になったのだろう。

 昨日も書いた通り、「スカひら」は「会いたかった」公演のアンコールでも使われている。A2、B2、KII1共通のアンコール曲である。

 DVDで見ると、B2、KII1の「スカひら」では、7人のメンバーが制服に着替えて登場する。この曲の前はアンコール2曲目の「AKB4」(もちろんKII1では「SKE48」)で、この時はTシャツ+ジーンズ(パンツまたはスカート)で全員おそろいなのに、この後わざわざ7人が制服に着替えるわけ。

 A2のDVDでは、アンコールは全部浴衣だったので、7人が制服だったのかどうかは確認できなかった。だがこういう時はメモリスト。2006年4月15日、A2初日のメモから。

あゆ姉「今日は嬉しい報告があります。6月7日にスカートひらりが発売されることになりました。 辛いレッスンでしたが、みなさんに背中を押してもらえてがんばれました。これからもがんばりますので よろしくお願いします」客、拍手

アンコール3曲目:
スカートひらり
たかみな、あっちゃん、まいまい、リサ、こじはる、ともちん、りなは制服。
他はさきほどと同じジーンズ&Tシャツ。

 うーん、やっぱり頼りになるメモリスト。A2初日に「スカひら」発売のお披露目があり、遅くともその日までには「セブン」が登場したわけだ。


 そこには、5名だったユニットに2人足した7人は、残りのメンバーとは違う扱いにする、という意思が表れているようでもある。5名のままだったら、「もともと5人のユニット曲だったしね」と受け流すこともできる。でもわざわざそれに2人足すことによって「選ばれたセブン」と「その他大勢」がはっきりと分けられたような、印象が強い。

 つまり、「今度発売されるCDでは、この7人をプッシュします。選ばれた者、その他の者は自覚を持って下さい。お客さんもそのつもりでよろしく」というマネージメントの意思表示みたいな。

 追記:カギ氏よりご教示。A1 2006年2月19日からのユニットシャッフルでファイブ→セブンの増員があったとのこと。メモリストで確認。その後も、メンバーが「休んだので6人」等の記述があり、A1後半では「セブン」が標準であったみたいです。カギさんありがとうございます。
 さらに追記:妄想ブログにもきちんと記述がありましたね。大変失礼しました。
 板野と峯岸の「弾んで」いたステップは、KII1のジャンプに近かったのですかね。「ひらり」割り増しのジャンプ
 さらにさらに追記:「48現象」峯岸のインタヴューチェック。たった一日だけだった「スカひら」のエピソード。・゚・(ノД`)・゚・。
 あと「中三管理職」平嶋。ちょっと後になるけど、1000回記念公演でちょっとAに里帰りして、泣き虫に戻るエピソードと読み合わせるとさらに・゚・(ノД`)・゚・。

 なおK1の初日がA2初日の2週間前で、この時までに「スカひら」は「セブン」で行く、という話はあったのろうが、でもここでは前述の通り「スカひらファイブ」。

 これを見ると、細かな演出を含めてA1を忠実になぞる、という基本姿勢があったのかな、などと思う。一度そう決まると、その後も、新しくできたTeamが、センパイのTeamのセットリストを舞台に上げる時は、なるべくオリジナル通りにやる、という道筋ができたのかもしれない。

 もっともTeam Kのメンバーは一人も「スカひら」にピックアップされてないわけだから、わざわざ「セブン」にする必要はないか。

 かと思うと、B2公演ではTeam Bではアンコールで「Team B 版スカひらセブン」。
 でもアンコールでわざわざ着替えてくる意味ないよね?
 この7人をプッシュする、という必要もその場所もないんだし。 

 これも、「できるだけセンパイTeamのオリジナル通りやる」という、ある意味「伝統」のなせる技だったのかも。

 で、Team Bの「スカひらセブン」は、多田、柏木、片山、菊地、仲川、平嶋、渡辺。
 これってつまり、後のワロタ+柏木(フレンチ・キス)+片山(MINT)に発展していくメンバーだったんですね。

 あと、AにいたときのPVでは「その他大勢」だった平嶋が、「セブン」の一員として堂々と歌っている姿は、ちょっと嬉しかった。この後「もういっちょー!」って言うし。

 当然KII1でもアンコールでわざわざ着替えての「スカひらセブン」は踏襲されております。
 こちらのメンバーは、ちょっとー同定できないよ-。
 えーとね、高柳、向田、石田はわかる。あとはちょっと… 勉強し直して参ります。
 追記:二人わかった。古川と山田でしょ。でしょでしょ。でもあと二人…。

 あと、KIIのみなさん、ちょっとスカート、ひらりっとしすぎじゃないですか? 飛びすぎじゃないですかちょっと。
 A1のおねいさんたちは、これくらいでした。それでも文句言われたんですよね。
 
 あ、でもKIIの「スカひら」、けっこういけてるかも。
 Sよか好き、かも。

 あと、

時をリセットして下さい

 のフリが、昨日細かく見た「桜の花びらたち」の「開くこと」のそれと同じということに気づいちゃった。
 
 あ、今日は敬愛する
コバヤシカナ大王陛下のなんと20歳の御降誕記念日ではあるまいか。
 我ら渦巻き主義臣民は須くネギをぶんまわして陛下の千秋万歳弥栄を祈念すべし。
 「会いたかった」公演の第11曲目、「だけど…」の次の曲。
 A2は「DMT」。B2KII1では「桜の花びらたち」。
 このあとA2ではアンコールで「未来の扉」「AKB48」「スカひら」が歌われる。
 B2では先に「桜の花びらたち」が歌われたので、「スカひら」のあとがDMT。
 KII1もB2と同じ構成だが当然「AKB48」の代わりに「SKE48」。あと「スカひら」の後「River」のおまけがある。

 これらは、みな「PARTYがはじまる」の楽曲で、Team AとTeam Kはどちらも本公演で経験している。
 でもTeam Bは「PARTYがはじまるよ」は演っていない。 
 Team Bは、最初のセットリストとして「青春ガールズ」、2番目のセットリストしてと「会いたかった」を舞台に上げているので、Team K、Team Aとは同じセットリストの体験がある。しかしA、K、B3つのTeam全てが演ったこのある公演はない。
 そんな中、全てのTeam が公演のセットリストの楽曲として歌った曲がある。それが、DMT、「桜の花びらたち」、「スカひら」、「AKB48」である。

 言ってみればこれらの曲はAKB全Teamの共通記憶ということになる(ついでに言うとTeam Sもこの4曲は公演でやってる、あ、「いとしのアキバは…」じゃなくて「いとしの栄は…」だが。Team Eの最初の公演は、「パジャマドライブ」なので、残念ながらこの4曲は歌われていない。まあ彼女たちにオリジナルの共通記憶を持つべきなのだろうが、1曲くらい何かあるといいなあ)。

 余談ながらここでいうTeamとは全て旧Teamね。
 僕の頭の中の現在はまだ「組閣」前、浦野平嶋渡邊が左遷された頃で止まってるのね。だからメディアなんかで「Team Aの片山陽加です」とか言われるとすごく違和感がある。片山お前Team Bの「スカひらセブン」だろうがあ、とか思っちゃう。

 で、DMTと桜の花びらたち。どちらも創世記の名曲だよねえ。

 DMT、最初は「耳にひっかかった」程度だったけど、今や大好き。あの少し腰を落として、両手を脇でぐるぐる(というかじたばた)しながら後ろに下がるの動きがすごくツボにはまる。
 あのイントロ、今でもジングルみたいに使われてるでしょ。no3bとかANNとかで。やっぱキャッチーなんだよね。

 「桜の花びらたち」はインディーズながら最初のシングルで、ある意味「会いたかった」よりAKBを象徴する曲かも。何しろ「卒業を織り込んだデビュー曲」なのだから。
 
 この曲のサビに、

新しい世界のドアを/自分のその手で開くこと

 という節がある。ここのフリがとてもいい。

 それを気づかせてくれたのは、カギ氏の記事

「桜の花びらたち」の「♪自分のその手で」の後、手を甲の方から身体の正面に出した後、「♪開くこと」で手首をくるっと返してから横に開き、扉を開くことを象徴するフリがあるが、(後略)

 うん。確かにそうだ。カンタンに見えるフリなんだが、きれいな人とそうでない人がいる。
 ちなみにこの記事の趣旨はTeam Kを叱咤することなのだが、特に小林について

まるで歌詞の意味を理解しておらず、動作としてのきれいさもない。

 とキビシイ。
 うえーんカンベンしてよー。小林は、この頃はまだ大王陛下として即位なさる前なのよー。

 それはさておき、上に述べたように、「桜の花びらたち」はAKB全てのTeamが公演で歌っているので、じっくり見てみた。ついでにSとKIIも見てみた(Sは「PARTY」公演で歌っている)。

 結果、僕が見てイチバンきれいだと思ったのは、B2だった。特に渡辺が美しい。
 
 柔らかく曲げた手の甲を前に向けて、すーっと伸ばす(ここは柏木)
 まっすぐに手を伸ばした後
 手の甲を前に向けたまま手をひらりって回して
 手のひらを返して、一瞬「ため」をつくる
 そこから向かって左に「扉」を開いていき
 大きく開く

 わずかこれだけの動作なのだが、実に軽やで優雅なフリだ。何度見ても、目がその手の動きに吸い寄せられてしまう。渡辺、すげーや。
 この「ひらり」の美しさは、A1でもK1でも見つけられなかった。

 ではダンスに定評のあるS1はどうか?
 それがね、フリがちょっと違うの。
 AKBのフリは、上にも書いたように胸元から手の甲を客席に向けたまま伸ばして手のひらを返すんだけど、Sのフリは胸元で手のひらを返しちゃうの。
 
 胸に手を当てた後
 手を伸ばす前に胸元で手のひらを前に返して
 それから腕を前に伸ばして
 伸ばしきったところで
 横に「扉」を開いて行く

 ね?

 まあSKEは別の組織なんだから、別の振り付けでもいいんだけど、渡辺の「ひらり」の美しさを愛でた後だと、うーん、ちょっとなあって感じ。胸元で手のひらを返すのが窮屈そうだし。
 
 じゃあKIIもそうなのかなーって思ってみたら、これがSとは違ってAKB風。

 胸元から
 手の甲を前に向けたまま伸ばして
 手のひらを返して
 横に「扉」を開く

 ね?

 いや、だから何だって言われたら別に何てことはないんだけどさ、ま、神は細部に宿るって話だしさ。こういう比較も楽しいもんですね、ってコトです。
 DVDでも楽しめるのだから、いわんやライブをや、ですね。