昨日は関西の中学入試の始まりですね。
大阪星光学院中学の紹介です。
今回は問3のあみだくじの問題。
規則性さえみつかれば、あみだくじをたどることなく問題は瞬殺です。
(1)図1の結果を使うと、あみだくじをなぞることなく42135とわかります。
(2)1,3,4は3回でもとに戻る。2,5は2回で元に戻るので2と3の最小公倍数の6個
(3)2の場合は2個で6回移動すると元に戻るので、50÷2×6=150回。
1の場合は3個でもとに戻るが、3回、3回、2回の順番。
したがって16往復+2回なので(3+3+2)×16+(3+3)=134
この問題のポイントは「もう1回あみだくじの道順を考える必要はない」ということでした。
5つの数字の並び順全体ではなく、「それぞれの数字の動きに注目する」し、「一つひとつの変化」に注目することです。ある操作を繰り返すことで複数のものを変化させる、という問題は珍しくありません。そのような問題で、変化全体の規則を見つけようとすると、非常に見つけにくかったり、時間がかかったりする場合があります。
困ったときには一つひとつの変化に注目し、「それぞれの変化の組み合わせによって全体ができている」ととらえると、解決することも多くあります。
【中学入試2024】独断と偏見の良問紹介シリーズ
①一番早い2024年度入試(12/16)海陽中特別給費生入試の算数を解いてみた
②一番早い2024年度入試(12/16)海陽中特別給費生入試の算数を解いてみた
③【追記あり】一番早い2024年度入試(12/16)海陽中特別給費生入試の算数の結果
【②中学入試2024年栄東東大特待Ⅰ】問2(反射),問3(2回切断)
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