今日は関西の中学入試の始まりですね。
灘中学と甲陽学院中学の入試の1日目が行われました。
今年の灘中の1日間は取り組みやすい問題ばかりという印象です。
問1の計算も例年通り逆算問題ですが、こたえは2240と少しだけ2024年を意識したのでしょう。
問7の回路の問題は正確に数え上げるのが結構難しいですね。
問12は立体図形が見えたら瞬殺ですね。
その中でも学習効果の高そうな問5、問6、問10を紹介します。
問5 11の倍数調べですね。
11の倍数は1つおきに飛ばした数の合計の差が0か11の倍数になることを利用して
①2024,2420,4202の3通り
②2046,2640,4026,4620,6204,6402の9通り
倍数判別法に関する記事
問6
中数の表紙問題のような覆面算の問題ですね。
どうやって絞り込んでいくかがポイントでした。
ABCDーDCBA=EFGHより桁ばらしをすると、999×(AーD)+90×(BーC)。
EFGHは9の倍数が言え、1~8の合計は36で9の倍数であることからDCBAも9の倍数とわかる。
ABCD、EFGHが9の倍数となるのは(9,27)(18,18)(27,9)だが1~8のうちの4つの数で9や27は作れないので
(ABCD,EFGH)=(18,18)と絞れる。
(ABCD,残りの数)=(8721, 6/5/4/3)、(8631, 7/5/4/2)、(8541, 7/6/3/2)、(8532, 7/6/4/1)
このうち(8532, 7/6/4/1)から8532-2358=6174であてはまる。
問10 正五角形の典型問題です。
ACとFHの補助線をひき、△HIFと△HDFが二等辺三角形かつ△ACD≡△HFD。
∠HIF=63°より∠FIA=27°。∠IAE=54°よりア=180°ー(27°+54°)=99°
【中学入試2024】独断と偏見の良問紹介シリーズ
①一番早い2024年度入試(12/16)海陽中特別給費生入試の算数を解いてみた
②一番早い2024年度入試(12/16)海陽中特別給費生入試の算数を解いてみた
③【追記あり】一番早い2024年度入試(12/16)海陽中特別給費生入試の算数の結果
【②中学入試2024年栄東東大特待Ⅰ】問2(反射),問3(2回切断)
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