2024年度入試で一番早い実施部類に入る海陽中等教育学校の特別給費生入試の算数を見てみました。筑駒、男子女子御三家を受験するお子さんの中には12月に都内でも受験できるこの特別給費生入試、1月に栄東と西大和の東京受験を腕試しに受験するようです。

 

力試しにはいい問題なので、解いてみることをお勧めします。

 

問題はこちらです。

海陽中等教育学校、特別給費生入試

解答

今年も大問4つの60分構成ですが、今年は難化したように感じました。

昨年は確かに易しくて100点満点で合格者平均81.9点、受験者平均58.4点と力の差がはっきりわかる試験でした。

 

今、さっと解ける問1,3,4を解いてみました。

問1が5分、問3が10分、問4が10分ぐらい。

でもこれ問題の構成は力がないと解ききれないと思います。

 

問4(3)がこの中では一番難しかったと感じます。390=220+170に気づけてすんなり解けましたが。

 

問1

あ 12^2×π×25×1/3=3768

い 15×20×1/2×14×2π=13188

う 90°+(90°ー26°×2)=128°

え 180°-(66°+64°)=50°

お 360°ー(130°+64°+90°)=76°

  180°ー(50°+76°)=54°

      90°ー54°=36°

 

「い」は円錐から円柱を引く解き方が王道だと思いますが、小学生でも知っているお子さんもいるかもしれませんが、パップスギュルダンを使って瞬殺しました。

 

問3

(1)4,7,6のLCMは84。84-1=83

(2)85×7-(3×21+6×12+5×14)=390

(3)10+20+10+5=45

 

問4

(1)(0,2,4)

(2)以下の3通り

上列(0,1,2,3)×左列(0,4)

上列(0,1,4,5)×左列(0,2)

上列(0,2,4,6)×左列(0,1)

(3)390=220+170、22×□+16×△=390を考えて、(□、△)=(17,1)(9,12)、したがって2通り

 

(4)答えを出すだけなら簡単ですが、以下のようにかたまりを意識したら解けます。

 

問2は後で別のブログであげています。

この問題は速さと平面、空間図形の融合問題でなかなかな難問で高校入試で出してもいいレベルだと思います。差がついた問題なのでは。

 

 

 

 

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