■浜松市緑の基本計画 市民フォーラム
合併による浜松市の新しい「緑の基本計画」策定のための公聴会として、
11月30日に浜松商工会議所マイカホールにて市民フォーラムが開催されました。
会場には約200人の市民が集まりました。
フォーラムのテーマは「みどり生活を愉しむまち・浜松」。
この「みどり」がひらがなであることがポイント。
基本計画策定委員会長は前東京農業大学長の進士五十八先生です。
鈴木康友市長のあいさつの後、水野公園緑地部長により、「浜松の『みどり』の現状」の報告がありました。
この『みどり』は、公園や緑地だけではなく、山や川、湖や海など大きな自然もひとくくりにして
『みどり』として取り組んでゆこうというものです。
そして、基本計画について進士先生の基調講演がありました。
都市緑地法による「緑の基本計画」は都市計画区域における
緑地の保全や緑化の推進等の計画をするものですが、
この新しい浜松市の基本計画は、天竜の森林地帯も含めた市の全域を対象とし、
『みどり』の範囲が自然や歴史・文化的な緑にまでおよんでおり、たいへん画期的な計画だと思います。
この計画が目指すものは、天竜の森林、天竜川、浜名湖、佐鳴湖、遠州灘、田園、公園、庭園等々、
多様な自然=『みどり』を保全し、もっと利用・活用して市民の生活を楽しく豊かにすると共に
地域の活性化を行おう!というものでしょう。
自然の保全というと利用を控えるように考えがちですが、自然は思いのほかタフであり、
もっと自然の中で遊んで楽しむことを薦めています。
また21世紀のニューライフスタイルは「緑地生活」と名付けられ、色々な活動が紹介されました。
基調講演の後、パネルディスカッションがあり、鈴木市長もパネラーとして『みどり』について発言されました。
今後は計画案がまとまったところでパブコメが行われ最終案を作っていくそうです。
と以上 みどりのフォーラムご報告 HM@Park
■浜松合同庁舎ユニバーサルデザイン見学会
10月18日に浜松合同庁舎の見学会に行ってきました。
場所は、東街区シビックコア地区内です。
シビックコアは、県総合庁舎や裁判所など官公庁施設をひとつのエリアに集中させ、市民の利便性を図ると共に賑わいを創るねらいもあります。
文化芸術大学誘致と同様、中心市街地活性化施策のひとつですね。
総合案内板が充実していました。英語とポルトガル語も表記してありました。
もう少し字が大きいほうがいいかなあと思いました。
また、インターフォンがあって困ったときには係員が対応してくれるのでしょう。
このようなサービスや人びとの思いやりによる「心のユニバーサルデザイン」もハード面整備とともに大切です。
公共的な施設のトイレには、男女のほかに必ず多目的トイレが設けられるようになりました。
合同庁舎の多目的トイレにはベッドもありました。
また、人工排せつ口を持っている人用のオストメイト対応トイレも設置されていました。
合同庁舎の屋上には太陽光発電のパネルがズラッと並んでいました。
また、お隣の裁判所の屋上緑化も見ることができました。
このほか、省エネ・省資源など地球環境に配慮した官庁施設を「グリーン庁舎」と言うそうです。
ちょうど18日と19日の両日、アクト通りと東ふれあい公園で「浜松花と緑の祭2008」が開催されていました。
「花と緑のまち・浜松」として行われているイベントです。
都心の賑わいづくりのひとつでもあります。ただ、ちょっと公園の樹木が寂しいですね。
と以上 見学会のご報告でした。 HM@Park
■河川愛護会 第2回活動報告
9月27日 河川愛護会の活動を行いました。
天気も良く、さわやかな朝の風の中、
ヒトモトススキの周りの草刈班と、湖岸のゴミ拾い班に別れて作業をしました。
園路を歩く方々と挨拶を交わしながら作業しました。
中には、「ご苦労さま」と声をかけて下さる方もいて、素直にうれしかったです。
次回は12月の開催予定です。
シビルセミナー2008奮闘記
静岡県建設コンサルタンツ協会 第4回技術研究発表会
「シビルセミナー2008」の奮闘記
SH922i
第1章 突然の出来事
4月の中旬、静岡県コンサルタンツ協会技術部研究部会に参加していAS部長と所属部署のH部長から
いきなり、「今年の技術研究発表会に決まったからよろしくね!」と。
最初はなんのことか分からなかったが、よくよく話を聞いてみると
今年の技術研究発表会「シビルセミナー2008」の上下水道分野での発表者に選ばれたとのこと。
思わず「エー」と声を上げてしまった。
確か、今年の応募はしていなかったが・・・?
どうやら過去の応募の中から再度審査して選ばれたらしい。
正直、少し戸惑いましたが前向きな姿勢で受けました。
第2章 提出論文作成
これからが大変です。
まず、協会に再度発表内容の概要を書いて送付し、
最初の山場である論文データの作成に取り掛かかりました。
論文の作成は、ゴールデンウィーク明けから始めたのですが、業務と並行しながら進めなければなりません。提出期日は6月最初の月曜日ですから、作成時間はおよそ半月。
論文の作成にあたり、設計当時の報告書や関連資料を倉庫や棚からかき集めました。
そして、自分ひとりでは心もとなかったので、同僚で下水のスペシャリストのAi氏に協力をお願いしました。
Ai氏も発表事例の付近で類似の設計を行っており、事情も分かっていたので、心よく引き受けてくれました。
最初に論文の構成をどのようするか話し合い、私が論文の骨格を作成し、
Ai氏には論文中に入れる図表の作成をお願いしました。
そして、事例個所の工事写真を施工業者から提供していただけるように手配しました。
そうして出来上がった論文を、社内のベテラン技術者数名に添削を依頼し、提出期日までに完成させました。
第3章 発表用データ(PowerPoint)の作成
論文をベースに、発表用データの作成に取り掛かりましたが、
発表データの提出期限まで2週間しかありません。
その間に、作成・社内評価・修正をしなければならないので、大急ぎで作成に取り掛かりました。
PowerPointを本格的に使用するのは始めてで、少し不安を抱いていたときに、救世主があらわれました。
入社2年目、イケメンNm君が大学の卒論でPowerPointのデータを作成したということで、
彼に色々とアドバイスを受けました。
ある程度作成した段階で、論文作成のAi氏とNm君に感想を聞いたのですが、「見にくい」との評価でした。
思っていた以上に酷評を受けたため、気合を入れて作り直しました。
ちょうど土日を挟んだので、自宅の部屋に引きこもり、作成に励みました。
提出3日前に完成したので、発表の訓練と内容の確認を兼ねて、ベテラン技術者に披露しました。
その後少し修正を加えて、何とか期限までに発表データを提出できました。
第4章 当日までの苦難
データを提出してから発表までは、まだ2週間弱あるし、当日にデータの差し替えも出来そうなので、
気になるところを直し始めました。
そして、3日前に自分の発表の訓練と部署内の発表も兼ねて会議室でシミュレーションを行いました。
ところが、ここで大失敗をしてしまいました。
データ作成でPowerPointの互換ソフトを使用したため、ハイパーリンク設定がすべて飛んでしまいました。
突然の事でパニックになって、肝心の説明がうまくいきません。
そのため説明がうまく伝わらなかった上に、配色やアニメーションの不適切さなど、辛口の評価をもらいました。
正直、ヘコんだというよりも脱力感が沸いてきました。
しかし、ここで諦めるわけにはいかないため、数人に改善点を聞いてまわり、修正作業に取り掛かりました。
もう時間が無いため、徹夜で修正作業をしました。
オーソドックスな配色にし、アニメーションも少なくしました。
翌日、数人に再度確認してもらったところ、だいぶよくなったとの評価だったので、
あとは誤字の修正と微調整でいけそうだ、と一安心です。
第5章 発表日
当日は、朝早く目が覚めました。
いつもなら時間ぎりぎりまで寝ているのですが、なんとなく緊張しているようです。
会場に入ると、すぐに下見をして、発表データを入れ替えました。
発表予定時刻の午後2時頃までは、他の発表者の発表を聞きながら、自分のプレゼン用のメモに目を通し、
「ここはあー説明して」、「これはこう説明して」とそわそわしていると、5分ほど遅れて順番がまわってきました。
第6章 発表
いよいよ、発表です。
発表席につき約260名を前にドキドキしながら挨拶をして、発表に入りました。
メモを見ながら説明するつもりだったのですが、最初のあいさつの一文だけメモを見て、
あとはスクリーンとパソコン画面を見ながら発表していきました。
緊張すると早口になってしまう癖があるため、いつも以上にゆっくりしゃべるように気をつけて説明をしました。
最初のポイントが、タイトルの次の本文1ページ目のアニメーションです。
説明文と同時にアニメーションを見せるほうが効果あるため、1つ1つ確認しながら操作をしていきました。
思った以上にうまく出来たため、調子よく進んでいけそうです。
1/3くらいにある表の説明も無難にこなし、リズムよく進んでいきました。
この辺から、緊張はしつつもなんだか気持ちよくなってきました。
後半の工事写真も難なく説明し、最後のまとめにさしかかってきたとき、
タイムキーパーから「もうそろそろ時間です」とのお知らせがはいりました。
確かに少し押していたので時間を気にしながら説明していたのですが、
話し出したら気持ちよくて時間を忘れてしまいました。
最後は大急ぎで話してしまいました。(反省・・・)
なにはともあれ無事終了しました。
席に戻ってもなんとなくまだ体が興奮状態です。
ミネラルウォーターを飲んでいたらやっと気持ちが落ち着いてきました。
「終わった」と感じた瞬間です。
第7章 おわりに
今回の静岡県建設コンサルタンツ協会主催の技術研究発表会「シビルセミナー2008」への参加で得たことを、
今後の仕事に生かして生きたいと思います。
同時に協力して下さった多くの方々に感謝いたします。
■河川愛護会活動します!
■河川愛護会活動します!
CSR(Corporate Social Responsibility)として我社の有志が集まり、
河川愛護会を結成しました。
まずは、平成19年度に公園計画の業務をした
佐鳴湖公園東岸の小薮地区の清掃活動を行います。
活動に当たっては、静岡県浜松土木事務所とリバーフレンドシップ制度、
浜松市とはアダプト制度によって活動の支援をしていただけるようになりました。
第1回目は6月21日の午前中です。
■活動場所(地図はこちら より)
活動場所は、佐鳴湖公園でも自然環境が最も豊かな区域のひとつです。
愛護活動を通じてその自然環境の保全に貢献していきます。
■活動区域に生育している貴重な植物
○ヒトモトススキ(カヤツリグサ科)
主として海岸に生える強剛で壮大な多年生の草本で、以前は佐鳴湖の周辺には沢山ありましたが、
周辺の整備と環境の変化によって減ってしまいました。
活動区域には大きな群落があり現在の佐鳴湖では大変珍しいです。
昔の海岸線が佐鳴湖付近であったことの証拠として、また、佐鳴湖の昔の景観を取り戻す植物として、
保護・保全が必要です。
○ダンチク(イネ科)
暖地の海岸に生える常緑の多年草。
関東地方以西の本州~南西諸島、台湾、中国、インドから地中海にまで分布し、暖地の海岸域に生育する
大型の多年草です。
その昔、佐鳴湖が海岸であった名残りとして特徴的な水生植物群落です。
合同ガイダンス参加します。
2009年春大卒採用も大詰めです。
昨年10月から採用活動を開始して、今年2月から会社説明会、選考を行ってきました。
今回の採用活動では、いわゆる就活サービスを利用しています。(マイナビ2009
)
おかげさまで、たくさんの学生さんたちからエントリーをいただき、多くの学生さんたちと会うことができました。
先週末も、会社説明会と一次選考を行いました。
そして、6月11日には、静岡新聞社主催の合同ガイダンス
に参加します。
来春の大卒採用に関しては、最後の合同ガイダンス参加になると思います。
まだ就職活動を続けている学生さん。
社会資本整備に興味のある学生さん。
是非、当社ブースに来て下さい。
総務部 tamiでした。
土木設計部 現場見学会
5月23日に土木設計部で現場見学に行ってきました。
毎年恒例となった、春の土木設計部イベント『自分たちで設計した完成後の現場見学会』は
今回で5回目となり、1日をかけ浜松から焼津まで出掛けて行きました。
設計中の苦労話しや本人の自慢、『ここを見てくれ』など当事者ならではの会話も弾み、
チームワークや今後の活力の向上に一役買った見学会になりました。
焼津市の橋梁
水位が高い堀込河道なので仮設等設計は苦労したようです。
水道管本管の水管橋も当社上下水道部で設計。なかなか立派です。
先輩の作品に関心!いつか私も・・・。
施工中に法面が崩壊!苦労しましたがようやく完成しました。
どこがどうなったか説明。当時は冷や汗もんでした。山をなめらたらあかんぜよ!
無茶をすると必ず山は牙を向くので慎重に。
富士山静岡空港の展望台でお昼です。ターミナルも形になってきました。
滑走路も急ピッチで工事をしています。いつかあんな設計がやれれば・・・。
富士山静岡空港連絡道路の箱型擁壁です。多数アンカー式補強土壁も施工が始まるそうです。
箱型擁壁を見て、構造を改めて確認して・・感動です。
春の心地よい風の一日でした。
土木設計部 A.S.