スキージャンプ週間
シベリアから東風が吹いて、冷え込んでおります。
サッカーも冬休みに入ったところで
ウィンタースポーツがグッとクローズアップする季節。
冬しか見ないので(当たり前か)
一年の3分の2以上ご無沙汰するジャンル
興味も薄れ、顔ぶれも忘れかけてる。
でもシーズンが始まると
テレビ中継やニュース・新聞で盛り上がるもので
ついつい私も後を追ってしまうのだ。。
ノルディックスキーからアルペンからスケートなどなど
連日テレビ中継も目白押し。
その中でも、冬休みのハイライトの一つは
ジャンプのVierschanzen Tourneeでしょう。
こちらでは通称Vierschanzen Tournee(4大シャンツェ・トーナメント)、
日本ではジャンプ週間っていうんですよね?
(日本にいる頃は全く知らなかった。ジャンプは見てたけど
大倉山のNHK杯とかだったもんで)
毎年
12月29日 第一戦 オーバーストドルフ(ドイツ)
1月 1日 第二戦 ガルミッシュ・パルテンキルヒェン(ドイツ・元旦ジャンプ)
1月 4日 第三戦 インスブルック(オーストリア)
1月 6日 第四戦 ビショッフスホーフェン(オーストリア)
で繰り広げられる一大イベントなのだ。
すでに始まっているワールドカップの一環でもありますが
この4戦の総合優勝はまた特別の栄誉で
各選手とも気合の入れようも違ってくるらしい。
今日はこれから第一戦目。
昨日の予選も結構な盛り上がりようでしたね。
今年は目下ワールドカップの首位をいくスイスのSimon Ammanと
18歳の天才少年Gregor Schlierenzauer(オーストリア)の対決とともに
他にもたくさんいい選手がいて、接戦になるかと思われます。
今が旬のお二人さん、輝いてます。
ドイツは・・というと
数年前までのブームがすっかり消沈していましたが
今年はいかに??
なんたって元ワールドチャンピオンのMartin Schmittが
30歳にして復活かっ?ってくらい何年ぶりかに調子がよいので、
ドイツの人々ったらすぐにその気になってしまうのよね~。
ま、あの子はどん底の時期にも
明るく冷静に賢い態度で頑張ってたし
もう一花
咲かせてあげたい気もするわ(・・と保護者の気分で)。
そうそう、日本選手が活躍するとやっぱりうれしいもの。
最近の子達はどうなのかしら?
予選では36歳の最年長選手・葛西がなかなかいいジャンプしてた。
こちらの方もチェック。
そんなわけで
ジャンプ週間の様子も
折々報告していきたいと思います。
Met 蜂蜜酒
冬場クリスマス市などでお馴染み飲み物といえば
グリューワイン(Glühwein)ですが
甘くて熱々なら蜂蜜酒(メート=Met)もいい勝負。
ワインやビール醸造がまだ一般的でなかった昔
公の儀式で家庭で
蜂蜜酒が好んで飲まれたそうです。
北欧ゲルマン神話でも神様たちが飲んだくれてた?のは蜂蜜酒なのだ~。
その後
北国にもローマ人のワイン醸造技術が伝わり
中世には飲酒人口もかなり落ち込む。
それでも、細々と生産はされ続けたのでしょうね。
昨今の中世ブームでお目にかかることも多くなったような気がします。
![]()
この間ヴィクトゥアリエン市場のハチミツ屋さんを覗いた際に
私も一本仕入れてきました(5.70ユーロ)。
ハチミツ専門店 Honighäusl
これを熱燗にして飲もうってわけ![]()
Honighäuslオリジナルの蜂蜜酒を ちょっと和風に湯飲み茶碗で
黄金色の蜂蜜酒(アルコール分11%)
ボトルを開けると
ハチミツ独特の甘い香りがホンワカ・・・
滋養たっぷり、暖まるし
風邪引きさん(=我が夫のことよ)にもぴったりかと思われます。
ゲルマン神話でお馴染みの飲み物とあって興味津々だった息子は
熱でアルコール分がムッときたのか
やっぱり諦めてました。
ま、もーちょっと大きくなったらね~。
そういえば
前に紹介しました中世クリスマス市にも
蜂蜜酒を飲ませてくれる出店がありました。
そこでは、素焼きのマグカップでしたが
ゲルマンの勇者などはワイルドに牛の角から
ゴクッゴクッと飲み干したんでしょうか・・・。
グリュンヴァルトで腹ごなし散歩
よく
ドイツ人の国民的趣味は散歩(Spazierengehen)と言われますが
食べ続けのクリスマス連休には
腹ごなしにお散歩する人間がさらにグッと増えるみたい。
いや、あれだけ食べた後も
テレビでも珍しくいい映画や音楽番組も多いので
ついついグウタラしてしまう・・・
ここ数日だけでも
ルイ14世とリュリの交流を描いた”Le Roi danse”
(”カストラート”の監督&ブノワ・マジメル主演)とか
トーマスマン一族伝記テレビ映画”Die Manns"とか
チェチリア・バルトリのバルセローナでのコンサートに
かぶりつき。
さてさて
それでですね、座敷豚
になってはいかん!っと
快晴の昨日、気分転換にグリュンヴァルトまで足を伸ばしてきました。
グリュンヴァルト(Grünwald)
はミュンヘンの南に隣接した
お金持ちの住むお屋敷街ナンバーワンの町で
有名人(芸能人やバイエルンミュンヘンのサッカー選手とか)が
好んでここに居を構えます。
町のはずれから続く広大な森(森といっても人工林=Forst)
の入り口に車を停める。
昨夜降った雪で一面が真っ白になった中を
眼下にイザール川が望める崖っぷちまでズンズン進む。
ここは古代ケルト人の砦だったという。
雑木林に半円形の土手が何層にも造られ
その一番先はその昔見晴台だったと思われる小さい広場になってます。
しばし景色を眺めてから折り返し
駐車場に向かって歩き出すと
他の腹ごなし仲間がずいぶん増えてきたみたいだった。。。
急斜面の崖の下にイザール川が流れ 針葉樹林の森に陽光が低く射し込む
クリスマス・イヴ
夫たち3人兄弟のうち、フランクフルトに住む末弟家族が欠席だったので
総勢8名のディナーパーティでした。
子供(孫)たちがティーンエイジャーとなった今
昔のように教会にミサに行ったり
子供たちの楽器演奏に合わせてクリスマスソングを歌ったり
”Christkind(クリストキント=御子)が置いていった”プレゼントを
ワクワク心待ちにしたり・・という「儀式」がかなり緩くなってしまったのは残念。
ま、そこは子供時代の体験が
本人たちが大人になって親になったときに
また甦るだろうと期待して。
彼らはいつ頃までプレゼントを持ってきてくれるクリストキントを
信じてたのかしら・・。
小学校低学年では確実に・・・
息子と同い年の従姉のほうが早くに
「クリストキントはいない」と公言(?)しておりました。
息子の方も口には出さないだけだったのかもしれませんね。
それでも
クリスマスにちなんだお話を義母が朗読するのだけはかろうじて生き残り
子供たちは調理やテーブルセッティングのお手伝いに
結構役にたっておりました。
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カンパリオレンジで乾杯
プレゼントの交換
ディナー
刺身のお造り
(わたくし担当)
サラダ2種
(義妹)
子羊肉のロースト
シュペッツレ*添え(義母&息子)
ローテグリュッツェ**&バニラアイス
ガトー・オ・ショコラ(姪っ子)
みんなが大好きローテグリュッツェ(Rotgrütze)
アルコールはラングドック産白&赤ワイン![]()
(特に”クリスマスワイン”と称した今年物ムスカデが
フレッシュ&フルーティで美味!)
義父母が夜9時からの教会のミサに出かけた後も
数時間ゲームしたりおしゃべりしたりして過ごしました。
BGMは息子がゲットしたステレオで
Die Toten HosenとかLinkin Parkとか・・・とってもクリスマスのムードだ・・・![]()
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*Spätzle
はシュバーベン地方名物パスタの一種。
極小スイトンって感じかな。肉料理に添えたり
玉ねぎと炒めてチーズをかけたケーゼ・シュペッツレも美味。
**Rote Grütze
はお馴染みのデザート
赤いベリー各種(ラズベリー・イチゴ・スグリ・サクランボ・・・何でもOK)
赤いジュースとお砂糖と一緒に火を通し
片栗粉でとろみをつけたもの。
生クリームやバニラアイスをのせて食べます。
ルーツは北欧だそうです。
Viktualienmarkt 食べ物市場
Der heilige Abend(聖夜=クリスマス・イヴ)が明けて
今日は飲みすぎ食べすぎで頭がボーっとしています・・。
我が家では伝統的に(?)24日が家族全員集合ディナーの日ですが
25日が本番のご家庭も多いことでしょうね。
とにもかくにも・・・皆さまへ
Frohe Weihnachten メリークリスマス!![]()
イヴの日は
夕飯のためのお魚を買いに
午前中早い時間に町に出ました。
目的地は市庁舎のあるマリーエン広場から徒歩2~3分の
Viktualienmarkt(ヴィクトゥアリエンマルクト)。
元々マリーエン広場に立っていた市場も
徐々に手狭になって、こちらに引っ越してきたのが19世紀初頭。
その当時ブルジョア化の進む市民の間で
何事ラテン語で表現するのが流行ったそうだ。
で、新しい市場もViktualien(ラテン語で食料品)と命名されたという。
今では
青果・花・肉・魚・乳製品・ハチミツ・パンなど
食料品が何でもそろうミュンヘン一の常設市場です。
立ち食い店やビアガーデンもあって
いつも結構な賑わいなの。
観光名所でもあり場所柄もあってお安くないのですけどね![]()
珍しいものも手に入るのでたまに通りかかったりします。
市場のあちこちに立つ泉の一つ・カールファレンティンの泉 四季を通して賑わうヴィクトゥアリエン市場は必見ね
この日はお魚屋さんにまっしぐら
3~4件並ぶうち、よく利用するPoseidon というお店へ向かう。
ここだけじゃないのですけど
お寿司ブームの昨今では”寿司用鮮魚”が手に入るのがうれしい。
早く着いたつもりだったけど
お魚屋さんの前には買い物客が列作ってる~。
24日は伝統的にお魚を食べる習慣があるせいでしょうね。
(そういえば、数年前の狂牛病騒ぎの際にはかなり多くの人が魚に殺到しました。
あの時の行列に較べれば、この日など可愛いものだわ・・・・)
ここで鮭とマグロ
を仕入れる。
日本と違って、こちらでは鮭のお刺身が常連さんなの。
脂がのってトロのような美味しさ。
こうして収穫品を手に地下鉄に戻るまえに
そうだっ!あそこに行こうっと思いついたのは・・・
市場と道を挟んだ一角にある揚げパン屋兼カフェFischhut
(Prälat-Zistl-Str. 8, 80331 München)。
家のものに手土産に買って帰ろう![]()
その場で揚げたてをテイクアウトしてもよし、店内のカフェで頂くのもよし
揚げパン(=Schmalznudel)というと
カーニバルの頃の名物クラプフェン(Krapfen=ジャム入り揚げパン)が有名ですが
このお店ではなんといっても
バイエルン名物Ausgezogene(アウスグツォグネ)が
一番のお薦め。
熱々の出来たてをハフハフしながら頬張るのが最高ね!
ちなみにAusgezogeneという名前は
ausziehen(引き伸ばす)の受動態形容詞ausgezogenから発展して
お団子サイズの生地を円盤状に引っ張って伸ばした形のことを言います。
ドーナッツに似てるけど真ん中が薄い生地でつながってるのが違いかな。
そもそもは朝の早い市場の人々のための
早朝から昼過ぎまで営業してるお店でした。
今では普通に7時(土曜日は5時!)~18時(17時)だそう。
冬場寒~い日など、ぜひここに立ち寄って揚げパンを一つ(1.5ユーロ)お試しあれ!
アプフェル・シュトゥルーデル
一家揃って2週間の休みに入ると
食事の時間があっという間にやってくる気がする。
何だか四六時中献立を考えてるみたい。
そこで、たまには気分転換に
アプフェルシュトゥルーデル(Apfelstrudel)
を作ろうと思い立った。
甘いものを夕飯のメインに食べることに
いまだに抵抗があるので、つい避けてしまうのですが
リンゴをいっぱい買っちゃったし・・・
クリスマス~大晦日とお肉を食べる前に・・・
ベジタリアン!といきました。
(理由はなんあれ)
出来合いのシュトゥルーデル用の生地でもOKだけど
今日は皮から自分でトライしてみようと
義母にレシピとアドヴァイスを仰ぎ・・・
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生地:
小麦粉(強力粉) 250g
温水 125ml
塩 ひとつまみ
サラダ油 大さじ1
酢 大さじ2
フィリング:
リンゴ(酸味のあるもの) 1キロ
レモン汁 大さじ1
レーズン ~100g
ラム酒 適宜
砂糖 50g
シナモン 適宜
アーモンドプール 50g
サワークリーム ~200g
溶かしバター 50g
仕上げ用:
生クリーム又は牛乳 適宜
10分ほどよぉ~くこねて
丸くまとめてサラダ油(別途)を薄く塗り
ラップかけて最低30分寝かせます。
お休み中の生地 その間にフィリングの用意・・・
その間に
リンゴは皮をむいてからイチョウ切り。
レモン汁をからめておく。
レーズンをラム酒に漬け込む。
シュトゥルーデル作りの重要点であり、ネックでもあるのが生地伸ばし作業。
清潔な布巾に
小麦粉適宜をまぶしてから
生地を麺棒で延ばします。
そして、両手の甲を生地の下に入れて、やさしくやさしく薄く延ばしていくの。
布巾の模様が透けて見えるくらい薄くと言います。
フィリング材料を一面にちらし
ロールケーキの要領で生地&フィリングを巻き上げます。
(布巾の両端を持って、向こう側に転がしていく感じで・・・)
しかしっ
あらら~伸びがイマイチだ・・
2時間も休ませてあげたのにぃ。
もぉっ
堪忍袋の緒が切れて(いけませんねぇ~)
私は結局最後まで麺棒のお世話になってしまいました。。
どうにかバターを塗っておいた天板にたどりついたら
あとはこっちのモンだ。
シュトゥルーデルに
生クリーム又は牛乳を薄くかけて
180℃中段で約40分。
とにかく
出来上がったものは
お味はシュトゥルーデルだったのでいいことにしよう。
パイのような薄い生地が作れるようになるまで
修業に励みま~す。
ちなみにフィリングは
リンゴの他
フレッシュチーズの一種・Quark(Topfen)を使ったものも有名ね。
野菜を入れて甘くないシュトゥルーデルもグー。
粗熱取れたら、切り分けてバニラアイスやバニラソースを添えましょう
(あらぁ~またカロリーが・・・)
第四アドヴェント~冬至
昨日
アドヴェントクランツのロウソクも
ついに4本目
に灯がともりました。
かなり乾燥してきました・・・・火の元に注意だわ。
そして今年は同時に冬至=Winteranfangでもあったんですね。
一年間で一番夜が長い日・・・
でも、どっちにしても
ここ数日はみぞれ&雨のどんより暗いお天気なので
あんまり気にもなりませんでしたがぁ。
とにかくドン底に達しましたから
これから日一日また明るくなる~っと思うと
やっぱりうれしいな。
聖バルバラの日に切って花瓶に生けた連翹も
この通り、花開きました。
ちょっぴり春の気分。
明後日は
クリスマスディナーのために
ヴィクトゥアリエンマルクトのお魚屋さんまで
気合を入れてお刺身用鮮魚を買出しに行ってきます。
(きっと長蛇の列だろうな・・・あ~いやだ)
イヴの日は午後からお店もぜ~んぶ閉まってしまうので
みなさん、最後のお買い物に血眼なんですよね。
たった2日半とはいえ、
クリスマス一色で全てが膠着状態に陥るドイツゆえ、
とにかく食いっぱぐれないように、食料品補給に燃えるのでした。
(これが私の最大の心配事!)
ブリクサ・バーゲルト
音楽番組が多い。
今夜は
ドイツはベルリン(西)のパンクバンド
Einstürzende Neubautenのリード、
Blixa Bargeld(ブリクサ・バーゲルト=って名前も今だから笑っちゃう芸名~)
のバイオグラフィー。
今年で50歳という彼、
私は80年代に雑誌(「音楽専科」とかぁ)ではよく目にしてたけど
はっきり言って、ドイツのパンクバンドに興味がなかったのよねぇ。
そこいくと、夫はやけに懐かしんでおりました。
メランコリックな大きな青い目に当時の面影を残してますが
髪の毛ボウボウ・ガリガリ痩せだった青年も
昔を語れる大人になったってわけでしょうか。
バンドは今でも続いてるし
その他にも演劇・朗読・パフォーマンス芸術家・・など
多彩な顔を持つという。
昔の映像を見ながら、私たち自身の青春時代をも
思い出しちゃったりした一時間でした。
Nick CaveとのデゥエットでThe Weeping Song
で、ブリクサの悲しい青い目が終わった後は
ガラ~っと打って変わって
Juan Diego Florezの
11月にあったバーデンバーデンでのコンサートの様子。
今年のCD、Bel Canto Spectacularから歌いまくっておりました。
明るいテノールにしばし聞惚れましょう・・・。
Ah mes amis (ドニゼッティ la Fille du Regimentより)
サラコノリーファンクラブ 年末特集

会員番号001レイネさまからのリクエストにお答えします
今年唯一(当然ですが・・)のコノリー様生体験であった
3月のオルフェ&ユリディース (グルック/ベルリオーズ版@バイエルン州立劇場)の様子を
遅ればせながら、年末の締めとして報告したいと思います。
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3月8日の座席は出遅れでギャラリー(最上階席 13ユーロ)。
15日はバルコン(2階席 54ユーロ)の中々いい席。
(こっちは新聞のプレゼント抽選当たっちゃっの~なんてラッキー
)というわけで
短期間の間にコノリー・オルフェを2度も聴けて神様に感謝!
一応ミュンヘン・デビューしてるとはいえ
いつまたお目にかかれるか分からないですからね・・・。
それから
同じ劇場で同じ演出の「オルフェ&ユリディース」のDVDで予習済みとあって
映像上のカサロヴァ様と生のコノリー様の違いもよく分かりそう。
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劇場に向かう途中も
久々にミーハー心が復活してドキドキものだった

初日の印象は・・・:
歌いこみ・・というか演じこみが足りない気がしたのは
カサロヴァの颯爽としたオルフェに慣れてたせいかしら?
特に、一幕目最後のアリアAmour viens rendre a mon ameなどは
コロラテューラふんだんの軽やかなモーツァルトっぽいアリアですが
カサロヴァ・オルフェのがすごくカッコいいので・・。
総体的に(この作品に限らず)コノリー様は好んでテンポを落として歌いますね。
じっくり聴かせるタイプの曲で魅力全開かと思います。
それだけに
一番有名なアリアJ'ai perdu mon Eurydice(ユリディースを失って)での
叙情たっぷりの歌いっぷりに感動したわ~。
ところで
DVD版では美青年風カサロヴァ・オルフェと
ローズマリー・ジョシュアのきかん気の強そうなユリディースですが
今回はもっと落ち着いた雰囲気のコノリー・オルフェと
お相手のアガ・ミコライというポーランド人ソプラノ。
2人ともおっとりした感じで、声も似たような柔らか系なのが
いいんだか悪いんだか微妙かな・・。
この演出では
オルフェはタキシード姿という井出達の上に
長身でしっかり顔のコノリー様、髪型はセミロングで真ん中分けで
英国紳士風に決まってました~。
残念ながら写真がないのですが
5月のバラの騎士(ENO)の際のオクタヴィアンで
想像してみてくださいませ。

髪型は5月のオクタヴィアンの時とほぼ同じでした
15日(最終日)では
身のこなしもスムーズでしたし
全てが初日よりずっとずっと良かった!
「ユリディースを失って」を歌い終わった後は
ブラボーの拍手の渦でしばし演技が中断したほど。
美しいメロディーにのって悲しい気持ちが観客にも
強く伝わってきた名歌唱だったと思えます。
私はこの幸せな時間がずっと続いて欲しいと願っていた・・・。
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後日彼女のホームページ上にこんな一言が書いてありました。
Two weeks later singing Gluck/Berlioz Orphée in Munich with Ivor Bolton
on an unfamiliar stage, in a new role, on two and a half days rehearsal.
たった3日の上演とはいえ、
初めての役をリハーサル2日半でこなさなければならなかったとは・・
なるほど初日の「まだ完璧にオルフェにのめり込んでない」印象が肯けました。
そういえば、何かの記事で彼女は役に馴染むまで時間がかかるタイプとか
読んだこともあったな。
次回はいつミュンヘンに来てくれることか・・
もっと頻繁に聴いてみたいサラ・コノリーなのです。
Orphee et Eurydice
(Christoph Willibald Gluck)
Conductor: Ivor Bolton
Production: Amir Hosseinpour , Nigel Lowery
Choreography: Amir Hosseinpour
Orphee - Sarah Connolly
Eurydice - Aga Mikolaj
Amor - Talia Or
ユリディース役のアガ・ミコライが
最近、東京でのドンジョヴァンニに出演してたと
アルチーナさんが報告なされてたのにちなんで
書いてみましたが
なんともまとまりのない報告書でゴメンナサイ。
お口直しとして(?)最後に
DVDよりカサロヴァ・オルフェの「ユリディースを失って」をどうぞ・・・
クリスマス市の印象
先週積もった雪が
しばらく残っていましたが
今日も一日中どんよりとした空からチラホラと降っています。
アドヴェントも後半に入りました。
例年だとクリスマスの頃には
寒が緩むといいます。
今年はどうだろう・・・?
ちょっとだけ積った雪が陽光に輝く日もあれば・・・ この日はどんより・・代わりに?窓に折り紙星を飾りました
今日は
ミュンヘン市内
ほぼ各地区毎にあるかと思われるほど
数多いクリスマス市(Christkindlmarkt)のうち
2,3紹介しましょう。
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週の初めに街に出た時に
市庁舎周辺マリーエン広場のクリスマス市が
思いのほか(?)いい感じだったので
恥ずかしながらササッと携帯カメラでパチリ![]()
マリーエン広場・市庁舎の向こうに見えるは聖母教会 こちらは市庁舎裏側・マリーエンホーフ
こうしてみると
新ゴシック様式の建物が
なかなか素敵に見えますね。
賑やか・キラキラカラフルな出店がちゃんと写ってないのが残念。
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この後
王宮の中庭で開かれてる
クリスマス市Das Weihnachtsdorf im Kaiserhof
もちょっと覗いてみました。
子供向けの余興もあるし、
マリーエン広場の雑踏の中に較べたら
小ぢんまりしてて、のんびりと見て回れる雰囲気がよい。
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オデオン広場からちょっと横に入ったところの中世クリスマス市
Mitterlatermarkt も一味違ったムードで面白いの。
(とにかく昨今は中世ものが流行りのドイツなのだ)
今年はまだ行ってないのですが
みなさん中世の井出達で、すっかりなりきり状態。
出店もハチミツ酒(Met)や串刺し肉などワイルド?な食べ物屋や
革製品・子供向け騎士&お姫様グッズ・鍛冶屋さんの作品・蜜ロウソク・・・
賑やかい道化師や火吹き男の芸当も
キリスト教の敬虔なお祭りのイメージから程遠い
下世話な感じも楽しいんです。
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森の中のロマンチックなクリスマス市がご所望の方には
市民の憩いの大公園・EnglischerGarten(英国庭園)内は
中国の塔(ChinesischerTurm)のがお薦めね。
通常ビアガーデンとして人気のここは
繁華街の喧騒から離れて
静かでほのぼのとしています。
園内を回る馬車やそりすべりの子供たち・・・
散歩の後にグリューワインで体を暖めて幸せ気分にひたりましょ。
クリスマス市だって、ニュルンベルクやドレスデンが有名だし
レーゲンスブルクのも素敵です。
ミュンヘンもちょっとだけ頑張ってるかな~?数では負けてないはず。
もしお越しの際には、是非クリスマス市のハシゴしてくださいまし。

















