// ----- >>* Initialize Division *<< //
// TimeLine:220204
// NOTE:
// ----- >>* Header Division *<< //
TITLE:
自分の意思の永続性。
SUBTITLE:
~ Mistake. ~
Written by BlueCat

// ----- >>* Body Division *<< //
//[Body]
220204
 
 過集中を起こしているとき、自動車を購入する手続きをした。
 まさかそれが悩みの種になるとは。
 
 当初予定していた色と異なる色で契約してしまった。
 
 いや。
 自分のしたことである。
 僕は多重人格ではないから、記憶も残っている。
 その記憶をたどれば ── 逡巡はあったにせよ ── 一定の基準に基づいて判断した結果、外観色を決定している。
 だからその結果について、それを導いた理由も、課程も、僕は知っていて理解することはできる。
 
 しかし当初の予定と異なる色で契約して帰ってきたことに、先日、ふと気づいてしまった。
 それから数日悩んだ末、色を変えて再契約することにした。
 
>>>
 
 これまでの人生で「何故そんな判断したんだろう」と思うことはたびたびあった。
 それがすべて過集中に伴う価値判断基準の齟齬によるものだとは思っていない。
 ただ価値観が異なる状態が(たかだか車のカラーリングといえばそこまでだが)実世界にきちんと影響を与え、それがきちんと自身にフィードバックされることを自覚したのは初めてだったので、ひどく驚いた。
 
 なんだかんだといって、仮想人格のすべては僕自身の内側「だけ」の問題であり、僕ひとりによって完全に制御できているものだと思っていた。
(無意識に位置している仮想人格系はその限りではないが、それらの形成や管理、運用についてはここでは触れない)
 
>>>
 
 僕はもともと、かなり怠惰な性格だったので、社会人になるくらいまでは「なぜそんなに判断を先延ばしにし続けたのだろう」と思うことは多かった。
 ありとあらゆる決断が出来なかった理由は単純で、僕は受け身にしか生きていなかったからだ。
 
 おはようからおやすみまで、一切合切について選択をする必要はなかった。
 与えられるものについて、およそ選択の余地もなく受け入れるか、可能ならばそれを拒否するか。
 拒否できないものは、ひたすらそれにまみれるよりない。
 
 環境は僕に選択肢を与えなかった。
 一番最初に自分にとっての何かを選んで、それを手にしたのはいつだったろう。
 選んで他人に求めたものはすべて、手に入らなかった。
 子供の頃からそれは徹底していた。
 他人が与えるという前提のものは、基本的に、僕の求めているものではなかった。
 
 整理するとこうなる。
 与えられるものは、与える者の勝手によって与えられ、受け取るか拒否するしか選択肢はない。
 僕が欲し求めるものは、それを誰かに頼り、求める限り、手に入らない。
 
 結果として、僕は自分の欲求を満たすことの出来る自由や力を早く身に付けたいと思った。
 思ったものの、自分の欲しているものごとについて欲していると自覚し、目の前に並べられたカードを的確に引き続けるという技術は、へたな子供のそれよりも劣っていただろう。
 
 
 たとえば僕は、高校に進学することを最初、拒んだ。
 進学というのは選択である。
 欲することをそもそも必要としなかった僕にとって、進学することを欲しろと言われても困った。そんなことは求めていないし選択もしたくない。
 ついでに僕の主観によれば僕の家はそのときもなお貧しいはずだった。
 進学をしないで就職した方が良いだろう、という判断は妥当だと思えた。
 もちろん欲してはいないし求めてもいない。それは進学しようと就職しようと同じことだ。
「みんながそうしているから」という理由を僕は持たなかった。
 みんなとは違う環境に育っている以上、みんなと同じものは求めても与えられなかった。
 
 環境に対して単純に受け身になることで生き存えた。
 選択を求められたら選択し、その上で与えられるもの(それがプラスかマイナスかを判断するのは自分ではない)を黙って受け取る。もしくは受け取ったフリをして放棄する。
 自ら何かを求めれば、それは互いにとって摩擦を生むものでしかなかった。
 
 結果的に高校に進学することにはなったのだが、環境は僕に進学することを求めただけではなく、奨学金制度を利用することを求めた。
 
>>>
 
 かように僕は、欲し、求め、選択し、判断することに慣れていなかった。
 欲しいゲームひとつ買うにしても、まず本体が買えない場合が多く(一人暮らしの社会人というのはいろいろ大変なんだ)、まずは攻略本やガイドブック、アートワークなどを買って、次にようやくソフトとハードを買うことが多かった。
 外堀を固めて、そうした「環境」の圧力を観察し、もっとも抵抗の少ないコースを選ぶ。
 
 自分から求め、環境に抗い、力を発揮し、目標に到達する。
 そういう経験を、僕は、プログラミング以外では経験しなかった気がする。
 
 努力はしない。したことがない。
 努力などというもので変わるような結果は存在しない。
 努力というのは実力のうちだから「努力すればなんとかなる」という発想は相当狂気じみている。
 実力以上の力が努力によって発揮できるようになるというのは幻想だ。
 
 頑張りもしない。したことがない。以下同文。
 
 そもそもそうまでしないと到達できないものについて、もし自ら欲したのだとしたら、それは努力など必要ともせず到達できるものだろうと僕は考える。
 したくないことを無理矢理しようとするから、実力が発揮できない。
 それでも結果を求められるから、努力だの頑張りだのというありもしない幻想を焚きつけることになる。
 
 壁を塗るときと同様マスキングや養生をし、環境を整え、失敗しない状況や、成功が必然の流れを作る。まだ持っていないゲームの攻略本を買えば、そのゲームを買うことが必然になるように。
 
>>>
 
 エアコンを装備した自動車を買うこと(奥様(仮想)の提示した必要条件)は簡単だ。
 しかし自動車という意味でいえば、僕は軽トラで間に合っている。
 エアコン付きの軽トラと入れ替えるか。
 いや、その必要はない。
 軽トラは基本的にホームセンタで建材を買ったり、自宅から清掃センタに粗大ゴミを搬送するのに必要で、たとえそれが真夏であろうと、エアコンはなくても問題ない。
 
 それで、好きな乗用車を買おうと思った。
 好きな。
 
 そう。
 好きなもの。欲しいもの。
 誰かにあてがわれて選ぶのでもなく、誰かに言われて欲しいふりをするのでもない。
 自分が好きで、自分が欲しいと思うもの。
 
 最適解として到達するものではなく、最適解を導くための動機そのもの。
 
 ── そんなもの俺にあるのか。
 
>>>
 
 古い車が好きではある。
 日本の、古くて、小さい車が好きである。
 
 しかし古い車はメインテナンスに手が掛かる。
 放っておくとエンジンが爆発したりもするだろう(実話)。
 エンジンが爆発する車を買うことも、エンジンが爆発しそうな車を買うことも、それは許可されていない。
 なるべくならエンジンの爆発とは無縁の車を選ぶ必要がある。これも提示された必要条件だ。
 車は新しければ新しいほど、爆発の危険から遠ざかる。
 
>>>
 
 好きな色というのは、ある。
 子供の頃とも、あるいは20代の頃とも違う色だ。
 あるいはもともと、この色の方が好きだったのかもしれない。
 
 それで。しかし。
 僕が契約に出かけたときに、僕の価値観は眠っていた。
 朝方までゲームをしていたせいかもしれないし、筋トレをしすぎたせいかもしれない。カフェインを摂取したのも悪かったかもしれない。
 しかしそれは現象に過ぎない。問題はアドレナリン反応が制御できなくなったことだろう。
 結果、日中の僕は眠っているに等しかった。
 
 僕以外のどの価値観も、それぞれの「最適」を算出できる。
 しかしどの価値観も「好き」を持っていない。
「好き」なんてものを持っているのは僕だけだろう。
 
 好きが重なったり分散すると、それは厄介な抵抗になる。
 デザインされた価値観に、それは必要ない。
 無駄を削ぎ落とさなければ、最適解は導けない。
 
 そして最適解は、動機そのものでは、ない
 
>>>
 
 仮想人格系は居眠りをしていても物事が自動化される便利なシステムだ。
 通常、こんなものを意図して作り、運用しようという人はいないようだ。
 多くの人は、自分という確固たる存在の中に、もじょもじょと曖昧で矛盾したものを抱えて、自分の中の一貫性を体現している、少なくともそういうつもりになれるのだろう。
 
 居眠りしているあいだに運用されたシステムがもたらした結果について、僕はそれを覆すことにした。実に数週間も逡巡した末。
 熟考の末に自ら導いた最適解を「なんかちがーう」と拒否するのは勇気が必要だった。
 
 たいしたことではない。たかだかそれは自動車の色の問題だ。
 
 自分で選ぶというのは、なんとむつかしいことだろう。
 自分の好きを好きだと思うのは、なんとむつかしいことだろう。
 自分の好きを好きだと伝えるのは、なんと恐ろしいことだろう。
 みんな子供の頃から、こんなにむつかしいことを当たり前にしているのか。
 
 あるいはだからこそ大人になるにつれ、環境に合わせたり、無難な選択をするたびに、タマシイが削られるような思いをするのかもしれない。
 
 僕の場合、最適解を導いて実行するのはごく自然なことだ。
 
「好き」を言うことに対する畏れだ。
 好きと言うこと、好きなものを求めること、それを欲すること。
 それを誰かに伝え、それを手に入れたいと思うこと。 ── その恐怖。
 何か酷い運命が待ち受けているような気がして、息が苦しい。
 
 悪魔に売れるものはだいたい売り尽くしてしまった。
 この上、なにを差し出せば赦されるのだろうか。
 
>>>
 
 奥様(仮想)は僕を甘やかす。
 甘やかすのは簡単だ。
 僕にとって技術的にむつかしいものはない。
 
 甘やかされるのはむつかしい。
 苦しいし、恐ろしい。
 最悪、悲しくなることさえある。
 
 姉妹であるとか、自身であるとか、無難で、裏がなくて、好き勝手に言えて、悪い結果が起こらない範囲で、それを試すしかない。
 
 いつか。
 甘やかされている自分ではない誰かを見て、微笑ましい気持ちになれるだろう。
 今までの僕は、心のどこかで、その弱さを蔑み、その甘やかな関係を憎んですらいたはずだから。
 
 変わることは容易ではない。
 自身の価値観を、記憶を、ジンクスを書き換えてゆくのは、簡単ではない。
 なるほどそれから比べれば、自動車の契約を破棄して再契約する方が楽だ。
 
 変わることは簡単だ。
 自身の価値観を、記憶を、ジンクスを書き換えてゆくのは、容易なことだ。
 なるほどそれから比べれば、自動車の契約を破棄して再契約するのはもっと楽だ。
 
>>>
 
 自ら契約した自動車の色を変えて、再契約した。
 人はそれを優柔不断と笑うだろう。
 実にその通り。
 自分の意思で何かをつかむことは、容易ではない。
 
 ずっとつかまえていることなんて、まして不可能だろう
 きっと、それでいい。
 
 
 
 
 
 
 

// ----- >>* Junction Division *<< //
[NEXUS]
~ Junction Box ~
[ Cross Link ]
 
// ----- >>* Tag Division *<< //
[Engineer]
  :青猫α:青猫β:
 
[InterMethod]
  -Algorithm-Blood-Darkness-Diary-Ecology-Engineering-Form-Mechanics-Recollect-Stand_Alone-
 
[Module]
  -Condencer-Connector-Convertor-Generator-Reactor-Resistor-
 
[Object]
  -Tool-
 
// ----- >>* Categorize Division *<< //
[Cat-Ego-Lies]
  :暗闇エトランジェ:
 
 
//EOF
 
// ----- >>* Initialize Division *<< //
// TimeLine:220207
// NOTE:
// ----- >>* Header Division *<< //
TITLE:
自動機械が寿命を延ばすことはない。
SUBTITLE:
~ Time extended. ~
Written by BlueCat

// ----- >>* Body Division *<< //
//[Body]
220207
 
 洗濯機を乾燥機付きのものにしようというのは、前橋市に棲んでいる頃、考えた。
 ほどほどにお金を貯めて家電量販店に行ったのだが、洗濯機を設置する場所(脱衣所的な場所)の入り口サイズに(物理で)阻まれて設置が出来なかったため、断念した。
 
>>>
 
 乾燥機付き洗濯機を導入する理由は単純だ。
 それは時間を節約する。それも毎回20〜30分も。
 
 世の中にはときどき「洗濯大好きガール」が存在する。
 念のために言っておくと、僕の恋人にいた試しはない。
 洗濯大好きであることをひた隠しにしていた可能性は否定できないが、恋人に洗濯や掃除をさせる趣味が僕にはないので確認する機会はなかった。
 
 洗濯大好きといってももちろん、川が好き、とか、洗濯板の感触がたまらない、とか、そういうことではない。
 洗濯そのものは洗濯機に任せるのが一般的だ。
 しかし彼女たち(もしかしたら男性にもいるかもしれないが)は、洗濯物を干して、取り込んで、畳むことに無上の喜びを感じるようだ。
 
 一方の僕はといえば、自堕落の典型である。
 食器洗いも面倒だし、洗濯なんて大嫌いだ。
 正直に言うと、この15年ほど、取り込んだ洗濯物をまともに畳んだこともない。
 一人暮らしを始めて数年は畳んでいたのだが、鎖骨を骨折した前後から「干しっぱなしにしておけばいいんじゃん。オレっち天才!」と勘違いをして現在に至る。
 
 怪我に関係なく恋人が勝手に畳んでしまうことはある。
 もちろん嫌ではない。
 恋人についてはカラダが目当てなだけなので、生活上の実用性を満たされると困惑する。
 自分で出来ることをしてもらうというのは、なんだか申し訳ない気持ちになるのだ。
 
 しかし僕は洗濯があまり好きではない。
 シミ抜きや、襟袖の下洗い、漂白剤の選択や重曹などの添加、糸くずネットの補修や代替品の選定、色物と白物、タオル地のような繊維ホコリの出やすいものと、そうでない衣類の選別。
 洗濯前の選択から苦労が絶えない。神の宣託を待ちたいくらいだ。
 
 洗い終わったら伸ばして干す必要があり、乾いたら(取り込んでも畳まず)どこかに仕舞ったり、そのまま干しておく。
 このあたりも非常に面倒だ。
 干す作業が、地味に面倒なのだ。
 
>>>
 
 そのような理由から、僕は乾燥機付き洗濯機を欲していた。
 あれは間違いなくその自動化によって僕の寿命を延ばすことなく可処分時間を増やせる
 素晴らしい。
 
 たとえ100年生きても、その30%を睡眠に。その40%を家事や労働に使っていたら、可処分時間は30%、累積30年である。
 一方60年生きて、30%を睡眠に、20%を家事や労働に充てた場合、可処分時間は50%。累積時間は同じく30年である。
 
 買える時間は買え、というのが僕のモットーである。
(ちなみに座右の銘は「テキトーにしていてもどうにかなる」)
 結局のところ、ニンゲンを使って家事をさせるのは非常に効率が悪い。
 他人を使うなんてもってのほかだ。
 思うカタチがあるならば自分で作るのが一番早い。
 
 というようなことを説明したわけではないのだが、我が家の経済主体たる奥様(仮想)が新しい洗濯機を買ってくださった。実に素晴らしい洗濯機を。
 
>>>
 
 結論から言うにはほど遠い前置きがあったので格好がつかないが、結論を言おう。
 素晴らしい。
 
 干す手間と取り込む手間がない。
 これでだいたい毎回30分だ。どうだ、まいったか!
 毎回30分、時間が浮く。
 2日に一度は洗濯するから、一日あたり15分。
 365日で5,475分。
 およそ91時間もの可処分時間が増える。丸々4日に近い。
 つまり369日になる。うるう年なら370日だ。
 
 えっちょっと待ってそれ凄い信じられない気絶しちゃう。
 
 しかもあれですよ。
 シーツやタオルケットは、今使っているものを洗ってそのまま昼にはまた使える。
 つまり予備も最小限でいいから、仕舞う場所も最小限。管理の手間も最小限。
 待て、言い出していることが(個人的に)大嫌いなミニマリズムの尖兵っぽくなっているぞ! これ以上踏み込んでは危険だ!
 
 コホン。
 
>>>
 
 まぁいずれにしても、すごく時間が浮く。
 どうせオマエは無職のぼっちだからどのみち時間を持て余してるんだろう、とか言うな!
 昨日だって数ヶ月ぶりに友達から電話があったし、エビ持ってくる友達もいるし、あとはえーと、猫! 猫がいるし、ときどき忘れた頃に数年ぶりのメールが恋人から届いたりするんだからな!(そういう恋人もいるんだよ。オトナの関係にはいろいろあるんだ)
 
 奥様は、ふかふかの洗濯物を抱えてホクホクしている僕を眺めてニヤニヤしている。
 なるほど楽しいらしい。
 
 時間富豪を目指す(つまり見ようによっては時間ケチの)僕であるが、可処分時間を何に使うかについては特に決めていない。
 今日もぼんやり過ごす。
 
 
 
 
 
 
 

// ----- >>* Junction Division *<< //
[NEXUS]
~ Junction Box ~
[ Traffics ]
 
// ----- >>* Tag Division *<< //
[Engineer]
  :青猫α:青猫β:黒猫:
 
[InterMethod]
  -Algorithm-Diary-Technology-
 
[Module]
  -Condencer-Generator-Reactor-Transistor-
 
[Object]
  -Tool-
 
// ----- >>* Categorize Division *<< //
[Cat-Ego-Lies]
  :ひとになったゆめをみる:
 
//EOF
 
// ----- >>* Initialize Division *<< //
// TimeLine:220207
// NOTE:
// ----- >>* Header Division *<< //
TITLE:
壊れた TimeMachine はどこに行くのか。
Written by BlueCat

// ----- >>* Body Division *<< //
//[Body]
220207
 
 TimeMachine(Macの標準バックアップ)の不調に気づいたのは数日前だ。
 Wi-Fi 接続の MacBook は問題なくバックアップされるのに、有線接続の MacMini はバックアップに失敗する。
 1週間以上、そんな状態だったようだ。
 保存先は同じドライブで、LANユーザも同一なのに、だ。
 
 有線はハブを通じてWi-Fi ルータに接続されている。
 ルータから有線でNASが接続され、NASからUSBでTimeMachine 用のHDDドライブに接続している。
 よってコンピュータとルータ間、ルータとNAS間の接続や設定に問題があると考えた。
 接続に関する設定が、もっとも煩雑なのが、ルータとNASだからだ。
 
>>>
 
 結論からいうと、TimeMachine のバックアップデータ自体が破損していた。
 TimeMachine のデータは単一のディスクイメージなため、任意のレコードにエラーが発生すると、ディスクイメージ全体が破損扱いされる。
 
「システム環境設定」から「Time Machine」を起動し、メニューバーに TimeMachine を表示させ、Opt+クリックで「バックアップを検証」を選択することで、バックアップデータを修復できる。
 むしろそれだけでよかった。
 
(勝手に修復しろ)とは思うが、問題は「バックアップに失敗しました」というメッセージしか出ない点だ。
 いかんせん、LAN経由のNASに接続された外付けHDDが相手なので、何が問題なのかが分かりにくい。
 ネットワークの問題だとばかり思っていたら、データに問題があるなんて、一体誰が考えるものか。
 
>>>
 
 NTT支給の光ユニット。ソフトバンク支給の(そして外せないから足枷になっている)ルータ。
 そこから Synology の Wi-Fiルータ。そこからハブを通じてNAS。その先に TimeMachine 用のHDDドライブ。
 我が家のLANは地味に複雑だ。
 ルータ2つとNASにはそれぞれ(ちょっと複雑な)設定がある。
 一般的なISP設定の他、機器間の通信ルール、ユーザの設定や、LAN内ファイル共有におけるファイル形式や接続ルール、Wi-Fi 接続のルール、NASのユーザとボリュームに対するパーミッション、NAS付属のアプリケーションと許可ユーザ、それぞれのセキュリティ設定、etc,etc...
 
 それらを改変してしまった。
 
 結果、MacMini のバックアップは可能になったのだが、今度は MacBook が Wi-Fi に接続しなくなった。
 仕方なく、さらにあれこれ確認して、改変した。
 
>>>
 
 正直に言う。
 僕はLANに関する知識はほとんどない。
 高度なルータに使われる用語はもちろん、VPNが具体的にどんなものかさえ分かっていない。
 確認して、設定を変更するたび「それが果たして合っているのか」なんて分からないのだ。
 
 結果的に、MacBook はwebに接続できるようになった。
 
 じつにここまで3日掛かった。
 
 そして今日。
 
 iPhone の Wi-Fi 接続が不安定になっている。
 もういやだ。
 
 
 
 
 
 
 

// ----- >>* Junction Division *<< //
[NEXUS]
~ Junction Box ~
 
// ----- >>* Tag Division *<< //
[Engineer]
  :工場長:
 
[InterMethod]
  -Diary-Technology-
 
[Module]
  -Reactor-
 
[Object]
  -Computer-Tool-
 
// ----- >>* Categorize Division *<< //
[Cat-Ego-Lies]
  :工場長の設計室:
 
 
//EOF
 
// ----- >>* Initialize Division *<< //
// TimeLine:220203
// NOTE:
// ----- >>* Header Division *<< //
TITLE:
困惑のエスプレッソマシン。
SUBTITLE:
~ First kiss. ~
Written by BlueCat

// ----- >>* Body Division *<< //
//[Body]
220202
 
 少し、困惑している。
 
 新しいエスプレッソマシンを購入したのは去年の終わりのことだ。
 豆を挽いて、詰めて、抽出して、フォームドミルクを作って、という一連の作業を自動でしてくれる新しいマシンは僕の好みのエスプレッソをおよそ正しく抽出してくれるし、フォームドミルクの肌目も自在であるから、以前のマシンは不要になった。
 だからそれを捨てなくてはならないのだが、どうも捨てにくい。
 いや、物理で重いとか、大きいとか、そういうことではない。
 
 僕は不要なものは容赦なく捨てる。そう公言してもいる。
 たとえ使えるものであったとしても、使わないものであれば、それは僕には必要のないものだ。
 もちろん若干の例外もある。
 たとえばMacのG4Cubeという機種を、僕は大事に保管している。とても綺麗な設計だからだ。
 
 しかし無骨な外観の、廉価なエスプレッソマシンに、まさかそこまで愛着を感じているとは自分でも思わなかった。
 
>>>
 
 そのエスプレッソマシンを買ったのは、かれこれ12年ほど前になるだろうか。
 一般的なエスプレッソマシンというのは、手軽にエスプレッソやカプチーノを愉しむことができる。
 しかし手軽であることと簡単なことは違う。
 少なくとも僕にとっては簡単な道具ではなく、思ったようにエスプレッソを抽出できるようになり、思うままのフォームドミルクを立てられるようになるまで、実に半年ほども掛かった。
 
 当初は壊れているのではないか、私の買った個体はハズレだったのではないかと疑ったほどだ。
 エスプレッソを上手に抽出するのに必要なことはたったふたつ。
 豆の挽きの細かさ、適切なタンピング、それだけだ。
 それなのに思うような濃度で、思うような美味しさのエスプレッソを抽出することは簡単ではなかった。
 
 ようやくエスプレッソが淹れられるようになったら、こんどはフォームドミルクが上手に作れない。
 ミルクの温度が高くても低くても、適切な泡を作ることができない。
 手の感覚だけれど、だいたい45℃から60℃で最適な泡を作ることができる。
 温度が低いと泡はあっという間にはじけてなくなってしまうし、温度が高いと気泡が膨張して破裂し、結果として泡がなくなってしまう。
 ミルクの温度は、エスプレッソの味も変質させる(高温だとカフェインの辛さが強くなる)。
 
 温度や粗さや固さを、目で、手で、感触して、把握して、イメージできるようになるまで掛かった時間が、だいたい半年というわけだ。
 
 ままならず苛立たしい道具だったそれは、見知らぬ道を導く師となり、やがて欠かすことのできない相棒になった。
 
 カプチーノを淹れるのは、決して簡単ではない。
 エスプレッソマシンがあれば手軽に自宅で作ることが可能だけれど、その道のりは結局、簡単なものではなかった。少なくとも僕には。
 それでもカプチーノの甘やかな泡を口にし、その香りが部屋を満たすとき、僕の疲れは癒え、悲しみは忘れられ、昨日も明日もなく、ただただ馥郁たる一杯のエスプレッソを無心に愉しんだ。
 
>>>
 
 新しいエスプレッソマシンはおよそ完璧だ。
 ボタン一つで最適な濃度の、最適な温度の、最適な量のカプチーノを抽出してくれる。
 手軽で、かつ、簡単だ。
 一杯のエスプレッソを淹れるのに掛かる時間を大幅に短縮してくれる。
 
 なのにどうしてだろう。
 あんなに手の掛かった、あんなに悩ましく腹立たしかった、時間と手間の掛かるエスプレッソマシンに対する愛着は、それを捨てることを悲しく彩る。
 
 時間というのは、記憶というのは、感覚から捨てることができるのだ。僕はそれを知っている。
 捨てずに大切に仕舞っておいても、感激はやがて色あせ、思い出は風化し、有耶無耶になってゆく。
 
 なあに、なんとなればまた、手の掛かる半手動式のエスプレッソマシンをまた買えばいい。
(あれはかなり廉価だ)
 それでもなぜか、あのエスプレッソマシンだけが特別だったような、そんな気持ちにさせられる。
 この個体だけが、僕のエスプレッソマシンだからだろうか。
 
>>>
 
 僕は少し、困惑している。
 
 上位互換の道具を得て、使わなくなった道具は、不要なものだ。
 12年も経って、ガタも出てきたそれは、使い古されたエスプレッソマシンだ。
 だからそれがゴミに出されたとして、誰も驚かないだろう。
 でも僕は驚いてしまう。ショックを受けてしまう。
 
 そして僕は使わない道具なら、僕にとって使えない道具なら、何のためらいもなく捨てる。
 それは僕の価値観だ。
 これはゴミだ。
 それが僕の価値観だ。
 
  ── これはゴミか?
 
 それで僕は驚いてしまって、ショックを受けてしまって、戸惑ってしまう。
 冷え冷えとした台所に立ち尽くし、無骨で古びたエスプレッソマシンを前に、どうしようかと、語りかけてしまう。
 
 苦楽をともにしてきたエスプレッソマシンはいつも通り、黙ってそこに佇んでいる。
 僕が失敗するまで、何も教えてくれない。
 僕が成功するまで、何も教えてくれない。
 どうすればいいのか、戸惑ってしまう。
 
 これはゴミか。
 これはゴミなのか。
 
 

 

 

 

 

 

 

 
 
 
 
 

// ----- >>* Junction Division *<< //
[NEXUS]
~ Junction Box ~
[ Traffics ]
 
// ----- >>* Tag Division *<< //
[Engineer]
  :工場長:青猫α:青猫β:黒猫:
 
[InterMethod]
  -Convergence-Diary-Link-Love-Memory-Stand_Alone-Technology-
 
[Module]
  -Condencer-Generator-Reactor-
 
[Object]
  -Memory-Poison-Tool-
 
// ----- >>* Categorize Division *<< //
[Cat-Ego-Lies]
  :ひなたぼっこ:キッチンマットで虎視眈々:夢見の猫の額の奥に:
 
 
//EOF
 
// ----- >>* Initialize Division *<< //
// TimeLine:220201
// NOTE:
// ----- >>* Header Division *<< //
TITLE:
ビーフシチューにはたどり着けなかった。
SUBTITLE:
Written by BlueCat

// ----- >>* Body Division *<< //
//[Body]
 
 こんばんは、青猫ですよ。
 今日はどんな一日でしたか。
 ふむ。
 ふむ。
 そうでしたか。
 いろいろなことがあるものですね。
 
 わたくしは、今日は、歯医者さんに行ってきました。
 半分くらい抜糸してもらって、あとは虫歯の治療を少ししてもらって。
 
 口の中に糸がある状態って、ちょっと変な感じです。
 親知らずの治療もその先生にしてもらったので、そのときも(奥歯2本を一度に抜かいてもらって)縫合してもらって、糸があったのですが。
 
 最初は気になるものの、だんだん慣れてくるんです。
 で、ちょっと舌先で、それを撫でるのが、ちょっと楽しくなってくるんです。
 もちろんある程度、傷が塞がってからですよ。でないと大変なことになりますから。
 
 おそらくですけれど、舌にピアスがある人たちも、きっとこんな感じなのかな、って思います。
 ちょっと退屈したときとか、飴の代わりのように口の中で遊べるんです、口の中の異物って。
 
 歯医者さんの帰りに、いちごをたくさん頂きました。
 年末は、地域も数量も限定の干し芋を送っていただいたし。
 
 勤め人をしていた頃から、農家をされているお客様 ── 職業農家さんより、家庭菜園をされている方の方が、よく分けてくださいます ── に、野菜を頂くことがありました。
 みなさん、作るときにいろいろ工夫をしているから、そういう野菜はとても美味しいのです。
 スーパーで買うのが嫌になるくらい、滋味深くて、土の香りもあたたかくて。
 しかも頂き物なので、タダですよ! タダ!
 
 僕は普段「他人からの贈り物なんていらねー」なんて言っておりますけれど。
 ちゃんと美味しいものとか、そういうものはやっぱり嬉しいですね。
 おそらく私の体質が、もっと「なんでも喰っちゃうぞ〜! どんと来いや〜!」という感じだったら、添加物まみれのお菓子とか、そういうものでも美味しく、嬉しく頂けたのだと思うのですが。
 
 身体に合わない上、家族もいなくて、友達もほとんどいないから、だいたい身体に合わないものは捨てるしかないのです。
 もったいないとは思っても、自分の身体が受け付けないもの ── まして身体に良いとは限らない添加物があったりすると ── みだりに人にあげるのも、悪い気がして。
 もちろん、捨てるのも忍びないのですが。他に手はありませんから。
 
 そうそう、先生に「お腹が空いて眠くなるのは良いことだよ」と言われました。
 というのも手術後、やたらとお腹が空いて、食べると眠くなるのです。
 ここ数日、やっと間隔が開いてきましたが、もともとは一日一食で事足りていたものですから、急激で強い空腹を手術後に感じたときは本当にびっくりしたものです。
 今も、一日3〜4食程度は食べて、食べると眠くなるので寝てしまいます。動物みたいですね。
 あ、でもでも。前にも言いましたけれど、僕は猫ですからね。それは忘れないでください。人に見えるとしても、それは幻惑です。惑わされちゃダメですよ。それはかりそめの姿なのですから。
 
 それで話が戻るのですが先生がね、
「カロリィの高いものを食べなさい。ビーフシチューとか」
 なんておっしゃったとき(あ、いいな)と思ってしまいまして。
 
 帰り道 ── といっても片道2時間くらいのドライブコースです ── に塊肉とセロリとにんじんを買いました。
 
 前に話したかもしれませんが、僕は料理中、未調理の材料をちょっとずつ食べる習慣があります。
 豆腐だったらひと欠片、野菜だったらひと切れ。もちろん、美味しいと調理前に半分くらいなくなっちゃったりするのですが。
 
 それで今日も買ったセロリがとても甘くて。
 いえ、前日も買ったセロリが甘くて困惑したのです。
 最近の野菜はすごいですね。
 セロリが甘いなんて、自分の口がおかしくなったのかと思ってしまいましたよ。
 でも、多分、しばらく食べないうちに品種改良されてしまったのでしょうね。
 
 いえ、実はその。僕は、ちょっと苦いくらいの方が好きなのです。セロリ。
 にんじんやトマトもそうですが、野菜特有の香りが強くて、えぐみがちょっとあるくらいの方が(野菜喰ってる〜!)って感じがして。身体が嬉しくなるのです。
 それに香りや苦みの強い方が、スープにするには適しているのですよ。
 
 ともあれ帰宅して、まずは乾麺のそばを茹でました。
 昨晩作った鶏だしの掛けつゆが、まだ残っていたもので。
 朝もお腹が空いていたのですが、運転中に眠くなる危険があったので、朝食を延期していたのです。
 
 そばを茹でているあいだ、ヨーグルトを食べていましたね、そういえば。
 食後には頂いたいちごをデザートに食べました。
 大きなパックなので、あと3回くらいに分けてもいいくらいです。
 
 それからやはり眠くなってしまって、夕方だったのですが、しばらく眠って。
 22時頃目覚めたので、シャワーを浴びました。
 明日からはようやく入浴してもよいそうで、これはちょっと嬉しいです。
 歯磨きは、まだしてはいけないことになっていて。
 これが今はちょっと苦痛かなぁ。
 這えば立て、立てば歩けの親心、に似ているかもしれません。
  ── え、分からない?
 
 抜糸が終わっていないから当然、まだお酒も飲めないし、煙草も喫めません。カプチーノもダメ。
 煙草もお酒も(カプチーノも)口の中が汚れますし、口の中を綺麗にしておかないと、味が濁って不味くなるのです。
 来週(といっても10日も先ですが)通院なので、そのときの結果次第でしょうか。
 
 そうそう、シャワーから出て先ほど、ポトフを作り始めました。
 肉を買うとき、デミグラスソースも買って帰ろうか迷ったのですが、デミグラスソースはその店にはないし、置いてある店まで運転するのが少し億劫で

 

<鍋いっぱいやん! と仮想奥様に笑われた>
 
 今日のポトフは玉ねぎと、にんじんと、セロリと、牛肉。それだけです(笑)。
 きみに食べさせたことはなかったと思いますが、僕は普段、野菜はまるごと鍋に放り込んでしまうタイプです。
 でも今回は、一口サイズよりちょっと大きめに切って、セロリは5ミリ程度の輪切りにして入れました。
 甘いセロリで美味しいスープが作れるとよいのですが。
 たぶん出来上がるのは朝方も近い夜更けです。
 
 そろそろおネムの時間ではありませんか?
 はい。ではおやすみなさい。
 お付き合いくださってありがとう。
 
 わたくしですか。
 これからゲームをします。はい。
 それでは、おやすみなさい。ええ、よい夢を。
 
 
 
 
 
 
 

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 この数日、トマトミルク(ヨーグルト)シチューを作っていて思った。

 カレーやスープ、シチューを作っていると(食べきって、連日作ることが多い)徐々に粘性が上がる。

 牛乳や水の含有量を少なく作ってしまうため、市販のルゥを全く使わないのに、最後の方はペースト状のものを食べることになる。


 カレーなら、お肉をスパイスソースで炒めた料理みたいになる。

 シチューなら、野菜やら肉やらが正体不明に溶け混じったペーストになる。

 出来上がった瞬間からペースト料理。


 今回も「食べたかったのはシチューじゃなかったっけ?」


 となって、そこで急に飽きた。

 目が覚めたというか、冷静になった。


 でもカレーもシチューも、多分また作る。

 あれか。連日作って食べるから飽きるのかもしれない。

 シチューもかれこれ4日連続だった。


<仕事帰りのBP(古い友人)に貰った海老を使ったトマトミルクシチュー。

抱卵していて驚き、恐る恐る調理したが、いい材料は本当に美味しい。怖いけどね、甲殻類の見た目って>


>>>


 冷凍ヨーグルトがなくなったのでよかった。

 あんな保存を、調べもせずにした自分を呪え。


 参考まで、ヨーグルトを冷凍すると、ずいぶんとと固形分が分離し、固形分は繊維状に凝集するため、味はさておきひどい食感になる。

 これはスープに混ぜても溶解せず、ペーストづくりに一役買っていた気がする。

 もう二度と冷凍しない。


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// TimeLine:220125
// NOTE:
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TITLE:
インプラントがこんなに大変だとは。
SUBTITLE:
Written by BlueCat

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//[Body]
220125
 
 あまり歯磨きをまめにする習慣がなかっこともあり、虫歯にはなりやすい気がする。
 親が子供を放任すると、健康管理がままならないこともあるという例か。
 
 もっとも個人的には、放任的な親にも、そうならざるを得なかった環境にも感謝している。
 もし人並みに干渉して管理するタイプの家庭で育っていたら、僕は今よりもっと退屈なイキモノになっていたのではないだろうか。
 
 20年ほど前、眠りすぎで栄養失調になりかけたとき歯が痩せ、詰め物がほぼすべて外れた。
 そこから10年ほど、いっさいメインテナンスを行わなかった(行えなかった、のでもある)
 カタチばかりの自営を始めて10年ほど国民健康保険に加入していなかった時期があり、その間は医者に掛かることをしなかった。(できないわけではないのだろうが、しようとはしなかった)
 
 ために僕の歯は、歯列も含めてきれいとは言いがたいし、口の中が炎症を起こしやすかったりするのは傷んだ歯を放置したためだろう、ということで、数年前からきちんと治療をしてもらうようにしている。
 
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 仕事の関係で、その歯科医の先生と知り合った。
 当時、僕は保険の仕事をしていたのだが、油を売りに(つまりは意味もなく ── なのだが僕はその近所の景色が好きなのでよく出歩いていた)来るわりに商品をまったく売ろうとせず(先方に必要な商品なんてなさそうだし当時の勤務先の仕事も姿勢も、僕は好きではなかった)、給付の時は急いで駆けつけ素早く処理を進める姿勢が気に入られた。
(売り上げにならない仕事に限って、僕は好き好んでする傾向がある)
 
 しかし介護をしていた叔父が死に、半年もしないうちに勤務先の社長が死んで会社が閉鎖し、叔父の一周忌の直前に叔母が死に、1年後に母が死んだので、長らく音信不通にしてしまった。
 これでも僕は死には慣れている方(かた、と読んでも面白い)だけれど、立て続けにあまりにも身近な人が次々死んだ(ついでに無職だ)。
 叔母が死んで1年ほどは途方に暮れて過ごしていただろうか。
 
 ふたたび眠り続ける状態にならなかったのは、一度経験して(仮に鬱病っぽくなったとしても、どのみち独りなのだからちゃんと身体の管理を続けておいたほうがいい)と理解したからである。
(結局、自己管理は面倒で、肉体管理のための仮想人格を作ってしまったが) 
 
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 インプラントの施術を申し出たのは、叔父の死ぬ少し前の治療の時、その先生に「ちょっとお金を貯めておきなさい」と言われたことを覚えていたからである。
 
 ブリッジも付けられない位置の抜歯痕は、横向きに生えた親知らずとその隣に生えていた臼歯があった場所である。
 噛み合う歯がないため、反対側の歯が少しずつ浮いてしまう。
 特に痛くもかゆくもないのだが、表情が左右でアンバランスになってしまうし、それは年齢を重ねるうちにさらにひどくなるだろうと予測された。
(よくこんな骨格でモテていたものだ。若さ補正って凄いな。多分僕のモテ要素は外見ではないけれど)
 
 他人が僕の顔を見てどうこう思うのは他人の勝手だけれど、あまりに左右非対称な顔に対して僕はよい印象を持たない。
 皮肉屋。嘲笑癖。傲慢さ。
 そういった他人に対するあまりよくない表情は非対称な表情によって現れるからだ。
 たしか政治家にも非対称な顔をしている人がいたように思う。
 僕はその人のこともあまりよく知らないが、もしも性格が「他者に対してあまりよくない感情を持つタイプ」でないとしたら、貌の作りで損をしているとは思う。
 僕自身も同様に、他者に対して悪い感情を持っているわけでもないのに、顔が(骨格や歯のせいで)悪感情を持っているかのように捉えられるとしたら不本意だし、僕自身にとってあまりよいものでもない。
 顔の見目麗しさについて、過剰に他人から褒めそやされるような外見になりたいとまでは思わないけれど、自分の感情を誤って受け取られるのは不本意なのだ。
 
 その意味で件の政治家は、それなりの自信家なのかとも考えられる。
 他人に自身の外見が与える印象を操作することは、旧来、アメリカの大統領ですらしていることなのに、わざわざそれをしないのは(確かに肉体に関わることなので、ネクタイを付け替えるように気軽にはできないことだが)よほど忙しいか、外見によって他者に与える影響に価値を感じていないか、自身の表現力によほどの自信があるかだろう。
 
 しかし多くの人間は感情で物事を判断しがちで、これは選挙であっても例外ではない。
 感情を表現するもっとも端的なものが外見である以上、政治家であり、群に秀でた優位性を保ち、それを正しく理解してもらいたいならば、それこそ整形だろうとなんだろうとしてもよいとは思う。
 政治家というのは、お金や組織の力関係をバランスすることが仕事の一部ではあるかもしれないが、多くの国民とやらに信頼され、仮に過去を振り返って間違っていたと認識されるような決定であっても、少なくともそのときは「いやこの人のいうことだから間違いない」と思わせる能力が必要ではないだろうか。
 この点について、過去の小泉首相がもっとも記憶に新しいところか。
 以降の人たちを僕は記憶に留めていない。その価値もないからだ。
 
 とにかく表情がメッセージを伝えてしまう以上、思っている感情が誤って伝わることはなるべく避けたい。
 僕は政治家ではないが、他人とのコミュニケーションが皆無ではない。
 
 それに歌っているとき、一部の声が出にくくなったりもする。
 ホビーシンガーだから他者に聞かせるわけでもないし、どうでもいいといえばどうでもいいが、やはり思った音が正確に出せると気持ちがいい。
 
 それで施術を受けることにした。
 
>>>
 
 施術は本当にすごかった。
 最初の麻酔から縫合まで、たいした痛みは感じなかった。
(インプラントの認定医で、講習会の講師をすることもあるらしいのでそのあたりはさすがといったところか)
 乱暴な説明だけれど、歯茎を切って骨に穴を開けて土台を埋め込むので、完全な外科手術であり、しかもそれは毎日(人によってはかなり頻繁に)使う粘膜であり、当然に常在菌環境のあるところで、外界との境界の役目を果たしている。
 
 そこに切ったり貼ったり異物を埋め込んだりするわけで、ちょっとした骨折の手術くらい身体には負担があるようだ。
 
 食べては寝てを繰り返している。
 やたらとお腹が空くし、空腹が満ちると眠くなる。
 
 しかし。
 煙草、お酒、カフェイン、辛い食べ物、お風呂、歯磨き、運動、力仕事は1週間、厳禁である。
(入院しているのと同じ状態を保つように言われている)
 一番つらいのはシャワーも含めて肌や髪を洗えないこと。
 粘膜の腫れや痛みの多少は我慢ができるとしても、皮膚の不快感はいかんともしがたい。
 2日くらいは清拭だけでもどうにかなるとは思うが、冬でも3日以上耐えられるか分からない。
 しかし重い風邪のときなどは(意識が不明瞭なので覚えていないが)1週間近く大丈夫なこともあるはずだから、そこに期待したい。
 
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 それにしても歯科医というのは必然に、入院施設を持たないし、オペ着もない。
(大きな病院の口腔外科ならあるのだろうか)
 初日は近所の温泉宿に泊まった(歯医者は伊香保にある)のだが、当然にお風呂に入ることができない。
 この苦痛よ。
(ついでに布団に対して僕の身体が大きくて、足がはみ出るので大変だった)
 
 しかし自宅に戻ってからもなかなかに大変である。
 目の前に浴室があるのにそれを使うことは許されないのだから。
 
 とにかくそのようなわけで(長くとも2,3日もあれば終わるであろう)と思っていた施術は、完全なる外科手術であり、安定まで1週間は必要とするもので、その間の制約はなかなかに重いものだった。
 まぁ、よく考えれば骨の加工が定着するのに、そのくらいの時間で済むなら早いものだろうと思うが。
 
>>>
 
<ここ数日のレシピ:トマトミルクのシチュー>
 
材料:
トマト缶 1つ
冷凍ヨーグルト(試しに市販の無糖ヨーグルトを冷凍したのだが、保存法として絶対にお勧めしない)400g
冷凍炒め玉ねぎ(業務スーパーで買った)250g
冷凍野菜たち(ブロッコリィ、グリーンアスパラ、にんじん、キノコ、ジャガイモ、カボチャなど)適量。
ブロック肉 適量。
牛乳 適量。
 
作り方:
鍋で冷凍ヨーグルト、トマト缶、炒め玉ねぎ、牛乳をとろ火で熱する。
野菜はすべて炒める。肉も炒める。炒め終えたら鍋に放り込む。
牛乳を足して、20分に1回程度かき混ぜる。
全体がなじんだら塩コショウをして出来上がり。
 
備考:
味噌汁でもスープでもそうだが、材料を(けっこうしっかり焦げるくらいまで)炒めるとだいたい美味しくなる。
焦げる程度に手早く炒めるには、あまり混ぜないこと。
粉末スープ/粉末だしを使う場合は、最後の調味の段階で入れてあまり煮立てない。
材料を炒めたのに美味しくならないときは、砂糖を少し(鍋1杯に対して小さじ1/2程度)入れる。
それでも美味しくならないときは次回に期待する(戦略的撤退)。
 
 
 
 
 
 
 

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TITLE:
ここまでのあらすじ 220122
 
Written by BlueCat

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//[Body]
220122
 
 コンピュータ関連の設定がおおよそ終わる。
 光ユニットに接続されたsoftbank支給のルータに接続されたwifiルータに接続されたNASに接続されたHDDドライブを Timemachine 専用のドライブに設定した。
 iPhone のバックアップを Mac で行って、そのバックアップごと Timemachine でバックアップできるので、クラウドサービスを使わず自宅ですべてのデータ保守が完了する。
 惜しむらくは先日のノートPCの不具合のときに、今まで持っていたすべてのデータが消し飛んだことであるが、それ以前にもNASのデータ移行で文書データをすべて消し飛ばしているので、さほど気にならなかった。
 webサービス系のパスワードなどはひととおりリセットすることになったが、メインのメールサービスにさえアクセスできれば復元は容易だということも分かった。
 
 あとは楽曲データが1T近くある ── このため、コンピュータで直接音楽データを聴くことが3年ほどもできていない ── ので、このデータに各デバイスがアクセスできるように設定するくらいか。
 
>>>
 
 wifiルータのログを眺めると、結構な頻度で不正なアクセスがあり、それを都度都度ブロックしてくれている。
 設定はかなり難解だ(今回も有線LANの設定に思いのほか苦労した)が、ルータ経由でVPNを設定できるし、外出先からweb経由で自宅のNASにもアクセスできる。
 VPNサービスは、最近、無料のものも含めていくつかのサービスが出回るようになった。近い将来、Mozilla もそれを提供し始めるだろう。
 しかし外部依存のシステムはやはり不安だし、有料のサービスが果たしてどれほど優位性を持つのかも分からない。
 そうした中で、ルータのサービスにVPN構築が含まれているのは非常にありがたい。
 
 それにしても、VPNについてより詳しく知りたくていくつかネットワーク系の書籍を読んでいるのだが、webでも拾えるような「安全で無害な」情報ばかりのせいで、さっぱり分からないままだ。
 セキュリティに関するものだから、技術的なことや手法は表に出せない、ということだろうか。
 しかし自分が使うものがブラックボックスになっていることを僕は基本的に不快に思う性格である。
 第一、ルータの設定だけで散々知らない単語に囲まれているのだ。まるで未知の言語のリンチを受けるような感じで、まったく理解できないことも多い。
 勉強をするにも、どこから手を付けたらいいのかといった感じではある。
 
>>>
 
 遡って、台所の床の一部にコーキング処理。
 冷蔵庫の入れ替えの際、床と壁に隙間があることが判明したため。
(冷蔵庫の下の画像は完全モザイクをかける必要があるレベルだったので撮影していない)
 
 それでもシステムキッチンに隠れた場所はどうにもならないし、全体的に床板の痛みが激しく、表面が剥離して朽ち始めているので、数年以内のなるべく早い段階で床を張り替える必要がある。
 床板張り替え自体はもう慣れたものの、水回りの工事は未経験だ。
 いよいよプロに頼むべきか悩みどころであるが、ホームセンタで材料を見るとシステムキッチン関連は1点あたり数万円なので、できれば自分でしてしまいたい気はする。
(床板とシステムキッチンまるっと交換を業者に頼むと軽く100万円くらいしそうではないか。違うのか)
 
 一方で奥様(仮想)から「キッチンが使えるようになるまで1年くらいかかりそうで怖いように思うのですが」という進言もあり、このあたりはもう少し検討する必要がありそうだ。
 
 ともあれ不便だった電源系も少しずつリフォーム。
 コンセントのアセンブリを新しくしたり、壁や天井にコンセントを追加した。
 

<天井コンセントの増設>

 

<食洗機用コンセント。増設前は冷蔵庫の下ドアと干渉>

 

<増築部分? のスキマ。風が吹き込む場所のひとつだった>

 

<台所の床。陽当たりを好む前住人は、日に当てすぎて床材を痛めつけた>

 
>>>
 
<今日のおたより>のコーナー。
 
 群馬県在住、RN<緑色はいつもほうき星>さんから。
 
「私の夫は専業主夫です。
 料理は美味しいし、自宅のリフォームも自力でできてしまう、たいそう万能な主夫です。ベッドの上では猫のように可愛いです。
 洗濯や裁縫があまり得意でなく、整理整頓はあまりしないので腹立たしいときもありますが、掃除はそれなりにきちんとしてくれているので特に不満はありません。むしろ猫のように可愛いので気に入っています。
 
 ところで昔から彼は自動車の運転や料理の最中に歌を歌っていることが多いのですが、最近SMAPさんの『SHAKE』を歌っており、『明日は休みだ仕事もない。早起きなんてしなくてもいい。君と昼まで眠れそう』という歌詞の部分を『今日も休みだ仕事がない。早起きなんてしなくてもいい。君と死ぬまで眠れそう』と間違えます。
 しかも頻繁に間違えます。
 
 これは何かの暗示でしょうか。
 彼は家事もしたくないと思っているのでしょうか。
 それとも今現在、家事という仕事をナメ腐ってしているのでしょうか。
 死ぬまで寝ていて欲しくないのですがどうしたらいいでしょうか。
 私は甘やかしすぎたのでしょうか。
 でも猫のように可愛いのでいいです(ダメです)」
 
>>>
 
 今日のメインディッシュ。

 

<身欠きニシンとセロリとカブの酒蒸し風>
 
 セロリがめっちゃ安かったのだけれど、切ってみたら「す」が入っていた。
 しかしとても(冗談ではなく)甘い味のするセロリだったので、炒めてみようかと思ったのである。
 
 最初にカブとセロリをフライパンで火にかけて(中火)ときどき雑に鍋を振って混ぜ、軽く焦げ目がついたところでソフト身欠きニシンを切って入れさらに炒め(中火)、ときどき雑に鍋を振って混ぜ、身欠きニシンも軽く焦げてきたら軽く塩コショウして(好みで砂糖を少し入れるが僕は入れない)日本酒を上から掛けて蓋をし、アルコールが煮切れたあたりで火を止め、お好みでめんつゆか白だしを少々回しかけて鍋を振り混ぜ、お皿に盛ったもの。
 長ネギがなかったし、冷凍ブロッコリやオクラに飽きたので作った。
 美味しかった。
 

 

<朝チュンしたアヲ>

 
 

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[NEXUS]
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[Engineer]
  :青猫α:青猫β:黒猫:
(なぁ。メインパート俺ら3人だけだったっけ?:黒)
 
[InterMethod]
  -Diary-Kidding-Love-Technology-
 
[Module]
  -Generator-Reactor-Transistor-
 
[Object]
  -Dish-Music-Tool-
 
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[Cat-Ego-Lies]
  :ひとになったゆめをみる:青猫レシピ:
 
//EOF