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// TimeLine:220201
// NOTE:
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TITLE:
ビーフシチューにはたどり着けなかった。
SUBTITLE:
Written by BlueCat

// ----- >>* Body Division *<< //
//[Body]
 
 こんばんは、青猫ですよ。
 今日はどんな一日でしたか。
 ふむ。
 ふむ。
 そうでしたか。
 いろいろなことがあるものですね。
 
 わたくしは、今日は、歯医者さんに行ってきました。
 半分くらい抜糸してもらって、あとは虫歯の治療を少ししてもらって。
 
 口の中に糸がある状態って、ちょっと変な感じです。
 親知らずの治療もその先生にしてもらったので、そのときも(奥歯2本を一度に抜かいてもらって)縫合してもらって、糸があったのですが。
 
 最初は気になるものの、だんだん慣れてくるんです。
 で、ちょっと舌先で、それを撫でるのが、ちょっと楽しくなってくるんです。
 もちろんある程度、傷が塞がってからですよ。でないと大変なことになりますから。
 
 おそらくですけれど、舌にピアスがある人たちも、きっとこんな感じなのかな、って思います。
 ちょっと退屈したときとか、飴の代わりのように口の中で遊べるんです、口の中の異物って。
 
 歯医者さんの帰りに、いちごをたくさん頂きました。
 年末は、地域も数量も限定の干し芋を送っていただいたし。
 
 勤め人をしていた頃から、農家をされているお客様 ── 職業農家さんより、家庭菜園をされている方の方が、よく分けてくださいます ── に、野菜を頂くことがありました。
 みなさん、作るときにいろいろ工夫をしているから、そういう野菜はとても美味しいのです。
 スーパーで買うのが嫌になるくらい、滋味深くて、土の香りもあたたかくて。
 しかも頂き物なので、タダですよ! タダ!
 
 僕は普段「他人からの贈り物なんていらねー」なんて言っておりますけれど。
 ちゃんと美味しいものとか、そういうものはやっぱり嬉しいですね。
 おそらく私の体質が、もっと「なんでも喰っちゃうぞ〜! どんと来いや〜!」という感じだったら、添加物まみれのお菓子とか、そういうものでも美味しく、嬉しく頂けたのだと思うのですが。
 
 身体に合わない上、家族もいなくて、友達もほとんどいないから、だいたい身体に合わないものは捨てるしかないのです。
 もったいないとは思っても、自分の身体が受け付けないもの ── まして身体に良いとは限らない添加物があったりすると ── みだりに人にあげるのも、悪い気がして。
 もちろん、捨てるのも忍びないのですが。他に手はありませんから。
 
 そうそう、先生に「お腹が空いて眠くなるのは良いことだよ」と言われました。
 というのも手術後、やたらとお腹が空いて、食べると眠くなるのです。
 ここ数日、やっと間隔が開いてきましたが、もともとは一日一食で事足りていたものですから、急激で強い空腹を手術後に感じたときは本当にびっくりしたものです。
 今も、一日3〜4食程度は食べて、食べると眠くなるので寝てしまいます。動物みたいですね。
 あ、でもでも。前にも言いましたけれど、僕は猫ですからね。それは忘れないでください。人に見えるとしても、それは幻惑です。惑わされちゃダメですよ。それはかりそめの姿なのですから。
 
 それで話が戻るのですが先生がね、
「カロリィの高いものを食べなさい。ビーフシチューとか」
 なんておっしゃったとき(あ、いいな)と思ってしまいまして。
 
 帰り道 ── といっても片道2時間くらいのドライブコースです ── に塊肉とセロリとにんじんを買いました。
 
 前に話したかもしれませんが、僕は料理中、未調理の材料をちょっとずつ食べる習慣があります。
 豆腐だったらひと欠片、野菜だったらひと切れ。もちろん、美味しいと調理前に半分くらいなくなっちゃったりするのですが。
 
 それで今日も買ったセロリがとても甘くて。
 いえ、前日も買ったセロリが甘くて困惑したのです。
 最近の野菜はすごいですね。
 セロリが甘いなんて、自分の口がおかしくなったのかと思ってしまいましたよ。
 でも、多分、しばらく食べないうちに品種改良されてしまったのでしょうね。
 
 いえ、実はその。僕は、ちょっと苦いくらいの方が好きなのです。セロリ。
 にんじんやトマトもそうですが、野菜特有の香りが強くて、えぐみがちょっとあるくらいの方が(野菜喰ってる〜!)って感じがして。身体が嬉しくなるのです。
 それに香りや苦みの強い方が、スープにするには適しているのですよ。
 
 ともあれ帰宅して、まずは乾麺のそばを茹でました。
 昨晩作った鶏だしの掛けつゆが、まだ残っていたもので。
 朝もお腹が空いていたのですが、運転中に眠くなる危険があったので、朝食を延期していたのです。
 
 そばを茹でているあいだ、ヨーグルトを食べていましたね、そういえば。
 食後には頂いたいちごをデザートに食べました。
 大きなパックなので、あと3回くらいに分けてもいいくらいです。
 
 それからやはり眠くなってしまって、夕方だったのですが、しばらく眠って。
 22時頃目覚めたので、シャワーを浴びました。
 明日からはようやく入浴してもよいそうで、これはちょっと嬉しいです。
 歯磨きは、まだしてはいけないことになっていて。
 これが今はちょっと苦痛かなぁ。
 這えば立て、立てば歩けの親心、に似ているかもしれません。
  ── え、分からない?
 
 抜糸が終わっていないから当然、まだお酒も飲めないし、煙草も喫めません。カプチーノもダメ。
 煙草もお酒も(カプチーノも)口の中が汚れますし、口の中を綺麗にしておかないと、味が濁って不味くなるのです。
 来週(といっても10日も先ですが)通院なので、そのときの結果次第でしょうか。
 
 そうそう、シャワーから出て先ほど、ポトフを作り始めました。
 肉を買うとき、デミグラスソースも買って帰ろうか迷ったのですが、デミグラスソースはその店にはないし、置いてある店まで運転するのが少し億劫で

 

<鍋いっぱいやん! と仮想奥様に笑われた>
 
 今日のポトフは玉ねぎと、にんじんと、セロリと、牛肉。それだけです(笑)。
 きみに食べさせたことはなかったと思いますが、僕は普段、野菜はまるごと鍋に放り込んでしまうタイプです。
 でも今回は、一口サイズよりちょっと大きめに切って、セロリは5ミリ程度の輪切りにして入れました。
 甘いセロリで美味しいスープが作れるとよいのですが。
 たぶん出来上がるのは朝方も近い夜更けです。
 
 そろそろおネムの時間ではありませんか?
 はい。ではおやすみなさい。
 お付き合いくださってありがとう。
 
 わたくしですか。
 これからゲームをします。はい。
 それでは、おやすみなさい。ええ、よい夢を。
 
 
 
 
 
 
 

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[NEXUS]
~ Junction Box ~
 
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  :青猫α:青猫β:黒猫:
 
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[Cat-Ego-Lies]
  :夢見の猫の額の奥に:言葉の毛糸玉:月夜の井戸端会議:
 
 
//EOF
 

 この数日、トマトミルク(ヨーグルト)シチューを作っていて思った。

 カレーやスープ、シチューを作っていると(食べきって、連日作ることが多い)徐々に粘性が上がる。

 牛乳や水の含有量を少なく作ってしまうため、市販のルゥを全く使わないのに、最後の方はペースト状のものを食べることになる。


 カレーなら、お肉をスパイスソースで炒めた料理みたいになる。

 シチューなら、野菜やら肉やらが正体不明に溶け混じったペーストになる。

 出来上がった瞬間からペースト料理。


 今回も「食べたかったのはシチューじゃなかったっけ?」


 となって、そこで急に飽きた。

 目が覚めたというか、冷静になった。


 でもカレーもシチューも、多分また作る。

 あれか。連日作って食べるから飽きるのかもしれない。

 シチューもかれこれ4日連続だった。


<仕事帰りのBP(古い友人)に貰った海老を使ったトマトミルクシチュー。

抱卵していて驚き、恐る恐る調理したが、いい材料は本当に美味しい。怖いけどね、甲殻類の見た目って>


>>>


 冷凍ヨーグルトがなくなったのでよかった。

 あんな保存を、調べもせずにした自分を呪え。


 参考まで、ヨーグルトを冷凍すると、ずいぶんとと固形分が分離し、固形分は繊維状に凝集するため、味はさておきひどい食感になる。

 これはスープに混ぜても溶解せず、ペーストづくりに一役買っていた気がする。

 もう二度と冷凍しない。


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// TimeLine:220125
// NOTE:
// ----- >>* Header Division *<< //
TITLE:
インプラントがこんなに大変だとは。
SUBTITLE:
Written by BlueCat

// ----- >>* Body Division *<< //
//[Body]
220125
 
 あまり歯磨きをまめにする習慣がなかっこともあり、虫歯にはなりやすい気がする。
 親が子供を放任すると、健康管理がままならないこともあるという例か。
 
 もっとも個人的には、放任的な親にも、そうならざるを得なかった環境にも感謝している。
 もし人並みに干渉して管理するタイプの家庭で育っていたら、僕は今よりもっと退屈なイキモノになっていたのではないだろうか。
 
 20年ほど前、眠りすぎで栄養失調になりかけたとき歯が痩せ、詰め物がほぼすべて外れた。
 そこから10年ほど、いっさいメインテナンスを行わなかった(行えなかった、のでもある)
 カタチばかりの自営を始めて10年ほど国民健康保険に加入していなかった時期があり、その間は医者に掛かることをしなかった。(できないわけではないのだろうが、しようとはしなかった)
 
 ために僕の歯は、歯列も含めてきれいとは言いがたいし、口の中が炎症を起こしやすかったりするのは傷んだ歯を放置したためだろう、ということで、数年前からきちんと治療をしてもらうようにしている。
 
>>>
 
 仕事の関係で、その歯科医の先生と知り合った。
 当時、僕は保険の仕事をしていたのだが、油を売りに(つまりは意味もなく ── なのだが僕はその近所の景色が好きなのでよく出歩いていた)来るわりに商品をまったく売ろうとせず(先方に必要な商品なんてなさそうだし当時の勤務先の仕事も姿勢も、僕は好きではなかった)、給付の時は急いで駆けつけ素早く処理を進める姿勢が気に入られた。
(売り上げにならない仕事に限って、僕は好き好んでする傾向がある)
 
 しかし介護をしていた叔父が死に、半年もしないうちに勤務先の社長が死んで会社が閉鎖し、叔父の一周忌の直前に叔母が死に、1年後に母が死んだので、長らく音信不通にしてしまった。
 これでも僕は死には慣れている方(かた、と読んでも面白い)だけれど、立て続けにあまりにも身近な人が次々死んだ(ついでに無職だ)。
 叔母が死んで1年ほどは途方に暮れて過ごしていただろうか。
 
 ふたたび眠り続ける状態にならなかったのは、一度経験して(仮に鬱病っぽくなったとしても、どのみち独りなのだからちゃんと身体の管理を続けておいたほうがいい)と理解したからである。
(結局、自己管理は面倒で、肉体管理のための仮想人格を作ってしまったが) 
 
>>>
 
 インプラントの施術を申し出たのは、叔父の死ぬ少し前の治療の時、その先生に「ちょっとお金を貯めておきなさい」と言われたことを覚えていたからである。
 
 ブリッジも付けられない位置の抜歯痕は、横向きに生えた親知らずとその隣に生えていた臼歯があった場所である。
 噛み合う歯がないため、反対側の歯が少しずつ浮いてしまう。
 特に痛くもかゆくもないのだが、表情が左右でアンバランスになってしまうし、それは年齢を重ねるうちにさらにひどくなるだろうと予測された。
(よくこんな骨格でモテていたものだ。若さ補正って凄いな。多分僕のモテ要素は外見ではないけれど)
 
 他人が僕の顔を見てどうこう思うのは他人の勝手だけれど、あまりに左右非対称な顔に対して僕はよい印象を持たない。
 皮肉屋。嘲笑癖。傲慢さ。
 そういった他人に対するあまりよくない表情は非対称な表情によって現れるからだ。
 たしか政治家にも非対称な顔をしている人がいたように思う。
 僕はその人のこともあまりよく知らないが、もしも性格が「他者に対してあまりよくない感情を持つタイプ」でないとしたら、貌の作りで損をしているとは思う。
 僕自身も同様に、他者に対して悪い感情を持っているわけでもないのに、顔が(骨格や歯のせいで)悪感情を持っているかのように捉えられるとしたら不本意だし、僕自身にとってあまりよいものでもない。
 顔の見目麗しさについて、過剰に他人から褒めそやされるような外見になりたいとまでは思わないけれど、自分の感情を誤って受け取られるのは不本意なのだ。
 
 その意味で件の政治家は、それなりの自信家なのかとも考えられる。
 他人に自身の外見が与える印象を操作することは、旧来、アメリカの大統領ですらしていることなのに、わざわざそれをしないのは(確かに肉体に関わることなので、ネクタイを付け替えるように気軽にはできないことだが)よほど忙しいか、外見によって他者に与える影響に価値を感じていないか、自身の表現力によほどの自信があるかだろう。
 
 しかし多くの人間は感情で物事を判断しがちで、これは選挙であっても例外ではない。
 感情を表現するもっとも端的なものが外見である以上、政治家であり、群に秀でた優位性を保ち、それを正しく理解してもらいたいならば、それこそ整形だろうとなんだろうとしてもよいとは思う。
 政治家というのは、お金や組織の力関係をバランスすることが仕事の一部ではあるかもしれないが、多くの国民とやらに信頼され、仮に過去を振り返って間違っていたと認識されるような決定であっても、少なくともそのときは「いやこの人のいうことだから間違いない」と思わせる能力が必要ではないだろうか。
 この点について、過去の小泉首相がもっとも記憶に新しいところか。
 以降の人たちを僕は記憶に留めていない。その価値もないからだ。
 
 とにかく表情がメッセージを伝えてしまう以上、思っている感情が誤って伝わることはなるべく避けたい。
 僕は政治家ではないが、他人とのコミュニケーションが皆無ではない。
 
 それに歌っているとき、一部の声が出にくくなったりもする。
 ホビーシンガーだから他者に聞かせるわけでもないし、どうでもいいといえばどうでもいいが、やはり思った音が正確に出せると気持ちがいい。
 
 それで施術を受けることにした。
 
>>>
 
 施術は本当にすごかった。
 最初の麻酔から縫合まで、たいした痛みは感じなかった。
(インプラントの認定医で、講習会の講師をすることもあるらしいのでそのあたりはさすがといったところか)
 乱暴な説明だけれど、歯茎を切って骨に穴を開けて土台を埋め込むので、完全な外科手術であり、しかもそれは毎日(人によってはかなり頻繁に)使う粘膜であり、当然に常在菌環境のあるところで、外界との境界の役目を果たしている。
 
 そこに切ったり貼ったり異物を埋め込んだりするわけで、ちょっとした骨折の手術くらい身体には負担があるようだ。
 
 食べては寝てを繰り返している。
 やたらとお腹が空くし、空腹が満ちると眠くなる。
 
 しかし。
 煙草、お酒、カフェイン、辛い食べ物、お風呂、歯磨き、運動、力仕事は1週間、厳禁である。
(入院しているのと同じ状態を保つように言われている)
 一番つらいのはシャワーも含めて肌や髪を洗えないこと。
 粘膜の腫れや痛みの多少は我慢ができるとしても、皮膚の不快感はいかんともしがたい。
 2日くらいは清拭だけでもどうにかなるとは思うが、冬でも3日以上耐えられるか分からない。
 しかし重い風邪のときなどは(意識が不明瞭なので覚えていないが)1週間近く大丈夫なこともあるはずだから、そこに期待したい。
 
>>>
 
 それにしても歯科医というのは必然に、入院施設を持たないし、オペ着もない。
(大きな病院の口腔外科ならあるのだろうか)
 初日は近所の温泉宿に泊まった(歯医者は伊香保にある)のだが、当然にお風呂に入ることができない。
 この苦痛よ。
(ついでに布団に対して僕の身体が大きくて、足がはみ出るので大変だった)
 
 しかし自宅に戻ってからもなかなかに大変である。
 目の前に浴室があるのにそれを使うことは許されないのだから。
 
 とにかくそのようなわけで(長くとも2,3日もあれば終わるであろう)と思っていた施術は、完全なる外科手術であり、安定まで1週間は必要とするもので、その間の制約はなかなかに重いものだった。
 まぁ、よく考えれば骨の加工が定着するのに、そのくらいの時間で済むなら早いものだろうと思うが。
 
>>>
 
<ここ数日のレシピ:トマトミルクのシチュー>
 
材料:
トマト缶 1つ
冷凍ヨーグルト(試しに市販の無糖ヨーグルトを冷凍したのだが、保存法として絶対にお勧めしない)400g
冷凍炒め玉ねぎ(業務スーパーで買った)250g
冷凍野菜たち(ブロッコリィ、グリーンアスパラ、にんじん、キノコ、ジャガイモ、カボチャなど)適量。
ブロック肉 適量。
牛乳 適量。
 
作り方:
鍋で冷凍ヨーグルト、トマト缶、炒め玉ねぎ、牛乳をとろ火で熱する。
野菜はすべて炒める。肉も炒める。炒め終えたら鍋に放り込む。
牛乳を足して、20分に1回程度かき混ぜる。
全体がなじんだら塩コショウをして出来上がり。
 
備考:
味噌汁でもスープでもそうだが、材料を(けっこうしっかり焦げるくらいまで)炒めるとだいたい美味しくなる。
焦げる程度に手早く炒めるには、あまり混ぜないこと。
粉末スープ/粉末だしを使う場合は、最後の調味の段階で入れてあまり煮立てない。
材料を炒めたのに美味しくならないときは、砂糖を少し(鍋1杯に対して小さじ1/2程度)入れる。
それでも美味しくならないときは次回に期待する(戦略的撤退)。
 
 
 
 
 
 
 

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[NEXUS]
~ Junction Box ~
 
// ----- >>* Tag Division *<< //
[Engineer]
  :黒猫:
 
[InterMethod]
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[Module]
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// ----- >>* Categorize Division *<< //
[Cat-Ego-Lies]
  :暗闇エトランジェ:ひとになったゆめをみる:
 
 
//EOF
 
// ----- >>* Initialize Division *<< //
// TimeLine:220122
// NOTE:
// ----- >>* Header Division *<< //
TITLE:
ここまでのあらすじ 220122
 
Written by BlueCat

// ----- >>* Body Division *<< //
//[Body]
220122
 
 コンピュータ関連の設定がおおよそ終わる。
 光ユニットに接続されたsoftbank支給のルータに接続されたwifiルータに接続されたNASに接続されたHDDドライブを Timemachine 専用のドライブに設定した。
 iPhone のバックアップを Mac で行って、そのバックアップごと Timemachine でバックアップできるので、クラウドサービスを使わず自宅ですべてのデータ保守が完了する。
 惜しむらくは先日のノートPCの不具合のときに、今まで持っていたすべてのデータが消し飛んだことであるが、それ以前にもNASのデータ移行で文書データをすべて消し飛ばしているので、さほど気にならなかった。
 webサービス系のパスワードなどはひととおりリセットすることになったが、メインのメールサービスにさえアクセスできれば復元は容易だということも分かった。
 
 あとは楽曲データが1T近くある ── このため、コンピュータで直接音楽データを聴くことが3年ほどもできていない ── ので、このデータに各デバイスがアクセスできるように設定するくらいか。
 
>>>
 
 wifiルータのログを眺めると、結構な頻度で不正なアクセスがあり、それを都度都度ブロックしてくれている。
 設定はかなり難解だ(今回も有線LANの設定に思いのほか苦労した)が、ルータ経由でVPNを設定できるし、外出先からweb経由で自宅のNASにもアクセスできる。
 VPNサービスは、最近、無料のものも含めていくつかのサービスが出回るようになった。近い将来、Mozilla もそれを提供し始めるだろう。
 しかし外部依存のシステムはやはり不安だし、有料のサービスが果たしてどれほど優位性を持つのかも分からない。
 そうした中で、ルータのサービスにVPN構築が含まれているのは非常にありがたい。
 
 それにしても、VPNについてより詳しく知りたくていくつかネットワーク系の書籍を読んでいるのだが、webでも拾えるような「安全で無害な」情報ばかりのせいで、さっぱり分からないままだ。
 セキュリティに関するものだから、技術的なことや手法は表に出せない、ということだろうか。
 しかし自分が使うものがブラックボックスになっていることを僕は基本的に不快に思う性格である。
 第一、ルータの設定だけで散々知らない単語に囲まれているのだ。まるで未知の言語のリンチを受けるような感じで、まったく理解できないことも多い。
 勉強をするにも、どこから手を付けたらいいのかといった感じではある。
 
>>>
 
 遡って、台所の床の一部にコーキング処理。
 冷蔵庫の入れ替えの際、床と壁に隙間があることが判明したため。
(冷蔵庫の下の画像は完全モザイクをかける必要があるレベルだったので撮影していない)
 
 それでもシステムキッチンに隠れた場所はどうにもならないし、全体的に床板の痛みが激しく、表面が剥離して朽ち始めているので、数年以内のなるべく早い段階で床を張り替える必要がある。
 床板張り替え自体はもう慣れたものの、水回りの工事は未経験だ。
 いよいよプロに頼むべきか悩みどころであるが、ホームセンタで材料を見るとシステムキッチン関連は1点あたり数万円なので、できれば自分でしてしまいたい気はする。
(床板とシステムキッチンまるっと交換を業者に頼むと軽く100万円くらいしそうではないか。違うのか)
 
 一方で奥様(仮想)から「キッチンが使えるようになるまで1年くらいかかりそうで怖いように思うのですが」という進言もあり、このあたりはもう少し検討する必要がありそうだ。
 
 ともあれ不便だった電源系も少しずつリフォーム。
 コンセントのアセンブリを新しくしたり、壁や天井にコンセントを追加した。
 

<天井コンセントの増設>

 

<食洗機用コンセント。増設前は冷蔵庫の下ドアと干渉>

 

<増築部分? のスキマ。風が吹き込む場所のひとつだった>

 

<台所の床。陽当たりを好む前住人は、日に当てすぎて床材を痛めつけた>

 
>>>
 
<今日のおたより>のコーナー。
 
 群馬県在住、RN<緑色はいつもほうき星>さんから。
 
「私の夫は専業主夫です。
 料理は美味しいし、自宅のリフォームも自力でできてしまう、たいそう万能な主夫です。ベッドの上では猫のように可愛いです。
 洗濯や裁縫があまり得意でなく、整理整頓はあまりしないので腹立たしいときもありますが、掃除はそれなりにきちんとしてくれているので特に不満はありません。むしろ猫のように可愛いので気に入っています。
 
 ところで昔から彼は自動車の運転や料理の最中に歌を歌っていることが多いのですが、最近SMAPさんの『SHAKE』を歌っており、『明日は休みだ仕事もない。早起きなんてしなくてもいい。君と昼まで眠れそう』という歌詞の部分を『今日も休みだ仕事がない。早起きなんてしなくてもいい。君と死ぬまで眠れそう』と間違えます。
 しかも頻繁に間違えます。
 
 これは何かの暗示でしょうか。
 彼は家事もしたくないと思っているのでしょうか。
 それとも今現在、家事という仕事をナメ腐ってしているのでしょうか。
 死ぬまで寝ていて欲しくないのですがどうしたらいいでしょうか。
 私は甘やかしすぎたのでしょうか。
 でも猫のように可愛いのでいいです(ダメです)」
 
>>>
 
 今日のメインディッシュ。

 

<身欠きニシンとセロリとカブの酒蒸し風>
 
 セロリがめっちゃ安かったのだけれど、切ってみたら「す」が入っていた。
 しかしとても(冗談ではなく)甘い味のするセロリだったので、炒めてみようかと思ったのである。
 
 最初にカブとセロリをフライパンで火にかけて(中火)ときどき雑に鍋を振って混ぜ、軽く焦げ目がついたところでソフト身欠きニシンを切って入れさらに炒め(中火)、ときどき雑に鍋を振って混ぜ、身欠きニシンも軽く焦げてきたら軽く塩コショウして(好みで砂糖を少し入れるが僕は入れない)日本酒を上から掛けて蓋をし、アルコールが煮切れたあたりで火を止め、お好みでめんつゆか白だしを少々回しかけて鍋を振り混ぜ、お皿に盛ったもの。
 長ネギがなかったし、冷凍ブロッコリやオクラに飽きたので作った。
 美味しかった。
 

 

<朝チュンしたアヲ>

 
 

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[NEXUS]
~ Junction Box ~
 
// ----- >>* Tag Division *<< //
[Engineer]
  :青猫α:青猫β:黒猫:
(なぁ。メインパート俺ら3人だけだったっけ?:黒)
 
[InterMethod]
  -Diary-Kidding-Love-Technology-
 
[Module]
  -Generator-Reactor-Transistor-
 
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  -Dish-Music-Tool-
 
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[Cat-Ego-Lies]
  :ひとになったゆめをみる:青猫レシピ:
 
//EOF
 
// ----- >>* Initialize Division *<< //
// TimeLine:
// NOTE:書こうとしているテーマがブレるのはいつもどおり。
// ----- >>* Header Division *<< //
TITLE:
好きなことを、工夫しようよ。
SUBTITLE:
~ Love your life? ~
Written by BlueCat

// ----- >>* Body Division *<< //
//[Body]
220120
 
 冬は、死に似ている。
 静かで、冷たい。
 
>>>
 
 たまには好きなもののことについて書いてみようか。
 本当は新しく導入したコンピュータ(Mac mini)とモニタ(40インチ超)や洗濯機と冷蔵庫、それから以前導入したファンヒータがいかに素晴らしいか、そして包丁を突き刺した左手の指の傷が10日ほどで塞がりほぼ完治していることなどについても書こうと思っていたのだが、奥様(仮想)が「いつも同じようだとガールフレンドにも飽きられますよ」と断言されたので、突発的に趣向を変えることにしたわけである。
 
 僕が好きなものはコンピュータであり、本であり、お酒と煙草とカフェインである。
 TVゲームも好きだし、歌を歌うことも好きだ。
 
 どれもこれもありきたりなものだと思っているし、煙草とお酒とカフェインはWHOが順に社会から排斥したそうだと思っているので表立って「ちゅき♡」とは言わないようにしている。(ぶりっこしている40代男性を笑え、笑えよ)
 でもまぁプライベートな文書だから、そういうのもたまにはいいだろう。
 
 10代の頃、毎晩のように朝方まで日記を書いていた。
 僕が文書を書くことが好きになったのは、そのせいだ。あるいは文書を書くことはもともと好きだったのかもしれない。
 好きなものごとについて、ひたすら書くのが大好きだった。
 嫌いなものごとについて、ひたすら書くのが大好きだった。
 
 なぜといって、それは僕だけのものだからだ。
 誰かに見せる必要もないし、誰かに理解してもらう必要もない。
 ただただ自分の思いの丈を、ありのまま言葉にすることの快感を、僕は少しずつ知った。
 
 思ったことを言わない(言えない)、感じたことを言わない(言えない)というのは僕にとっては日常であり、願うこと望むことを求めない(求められない)という環境が自分にとっては標準だと認識していた。
 
>>>
 
 歌に似ている。
 
 昨今、歌を歌うことを好きだと公言する人の多くは、だいたい歌唱能力が標準以上の人が多いように思える。
 しかし、音痴でも歌うことが好きな人がいたとして、それが果たして悪いことだろうか。僕はそうは思わない。
 
 歌が好きで、歌うことが好きなら、思った通りに発声を制御できなかったとしても、恥じる必要などない。
 好きであることと上手であることは、イコールである必要なんてない。
 
 だから歌うことが好きなら、歌いたくなったら歌えばいい、と僕は思う。
 
 料理を作りたいなら(調味料や材料や時間や加減が分からなくても)作ればいい。
 
 思ったことは、誰かに伝わったり理解してもらえるから思っている価値があるなどと僕は思わない。
 思ったことは、思っている自分が、きちんと思って、大事にするのがいい。
 
 感じたことは、誰かに理解されたり共感を得ないと感じる価値がないなどと、共感を得られることの方が価値が高いなどと僕は思わない。
 感じたことは、感じている自分が、きちんと感じて、それを大事にするのがいい。
 
 願ったことは。望むことは。
 恋する気持ちは。
 祈る想いは。
 
 それは空振りになったら無意味なのだろうか。
 叶わなければ、そもそも振り出しに戻って無価値か、それ以下になるのか。
 その想いには価値がなくて、それを持っていた自分は果たして蔑まされるべき、無価値な存在なのか。
 
>>>
 
 といういつもの抽象的な話はさておいて(書かせろ!)まずは煙草について書いておこうかな(口調が変)。
 
 煙草というのはWHOのおかげさまをもちまして、もうすっかり下火の文化に成り下がり、あんなものを愉しむのはケダモノかジャンキィだと思われている。
 歴史については以前書いたこともある。ネイティブアメリカン? いわゆるインディアンの人たちが儀式のために使っていたものだ。
 ニコチンにはいくつかの医学的作用があるが、報酬系に対する作用によって中毒性が現れる人もいる。
(どうも一般論と抽象論に走りがちなのだが、続けてみよう)
 あいにく僕にはさほどの中毒症状が出ていないので、今日のすぐにも止めることができる。吸いたくて我慢できずイライラするという経験もない。
 
 僕はシガー(葉巻)も、煙管(キセル)も、シガレット(一般的な紙巻き煙草)も、パイプ煙草も喫む。
 昨今流行りの電子タバコ、加熱式タバコ、ヴェポライザなどは一切吸わない。
 香りも大概だし味もケミカルで酷いからだ。
 
 煙草の煙というのは基本的には甘いものである。
 シガレットも例外ではなく、僕の愛喫しているショートピースは格別に甘やかで、クッキーのような香ばしい香りがする。
 
 苦かったり辛かったりするのは、葉の保管状態や吸い方が悪いせいだ。
 もっと具体的に言うと、葉が乾燥していたり、吸い込みすぎで火種の温度が高温に過ぎたりするためである。
 一般的なシガレットのほとんどは、俗説ではあるが勝手に燃焼を続けるように燃焼剤というものが含まれている。
 勝手に燃え続けるのだから、それを吸引すれば火種により多くの酸素が供給され燃焼が促進され、温度が高くなる。
 
 すると煙草葉に含まれるタールが気化することになる。
 場合によってはこれが焦げるほどの温度にもなるだろう。
 ニコチンはタールよりも低温で気化する。
 ために低温で煙草の火種を燃焼させることができれば、タールをさほど燃やさずにニコチンと芳香成分のみを気化することができる。理論上はそういうことになる。
 
 ために煙草葉は湿度を調整する必要がある。
 原則としては70%を目標に維持するのが最適である。
 それを超えるとカビが生えることがある。
 湿度が最適な煙草葉は、湿度が高いほど燃焼温度の上昇を抑える効果がある。
 ── ちなみに僕はショートピースを(フィルタ付きならキングサイズほどであるが)およそ30分ほどもかけて喫む。というより5分ほどでは先端の10mmも燃えない。
 
 調湿のため、僕はショートピースを缶のケースに収め、加湿材と調湿剤を入れて湿度を保つようにしている。
 これまでの人生でそうまでして煙草を管理している人を見ていない。
 
 実のところシガー(葉巻)やパイプ煙草の葉は、この調湿による保管がおよそ絶対的な条件である。
 たとえば葉巻なら1本で数千円することも珍しいことではなく、そうなるとワインのように、保管中の温度や湿度を調整してコンディションを整えるのは必然のことなのだ。
 
 いずれは書くが、お酒でも同様のことが言える。
 ワインだけでなく、ビールも、日本酒も、輸送中を含めた保管温度には敏感だ。
 
 なぜそんなにこだわっているのかと言われることがあるが、特にこだわっているのではない。
(ちなみに僕は「こだわる」という単語に良い意味を感じない。辞書で調べると本来的に良い意味ではないことが理解できると思う)
 
 たとえば料理を作る。
 いやもっと簡単に、たとえば納豆を器に混ぜる。
 そこで今日はちょっと卵を加えてみようか、あるいは小口切りにしたネギでも加えようか、と思いつく。
 味噌汁でダシをいれる頃合いを考える。
 天然出汁なら最初から使うしかないが、粉末の化学調味料ダシの場合は最後に加える方がまだ美味しい。
 これらは料理をしない人からすればとんだこだわりである。
 面倒くさいし、たいして変わるものでもないと皆思っているだろう。
 
 
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 では人生ならどうなのか。
 
 ちょっと工夫して、ちょっと美味しい人生になるなら、ちょっと工夫した方が良いのではないのか。
 たかだか卵を加えるだけだ。
 たかだか粉末ダシを最初ではなく最後に加えるだけだ。
 
 ちゃんと靴を磨くとか、背筋を伸ばして歩くとか、困っている人がいたら親切にするとか、いい加減な言葉遣いをしないとか、やたらに邪推しないとか。
 そんなちょっとした工夫を大切にし、継続し、ひとつまたひとつ増やすだけで、自分の「生きている」という感覚は、味わいは、少し変わってくる。
 
 くすんでカカトがナナメになった靴を履いていれば、それはその日に見る風景に含まれる。
 つらくなって背を丸めたとき、そんな靴が目に入ったら、それだけで自殺する要素がひとつ増えることにさえなる(僕はなる)。
 取引先で叱られても、帰りに磨かれた靴を履けば(いやまだ大丈夫)と思えることだろう。
 
 買い物をして店員さんに「ありがとうございます」と「伝える」ことができれば、それができなかった日々より少し嬉しい気持ちになれる。
(言われるだけの側がいい人は仕方ないが)
 
 味噌汁の味が、いつもよりちょっと美味しい気がすれば、食事は楽しくなる。
 
 これらはこだわりだろうか。
 そう言われればそうだろう。
 けれどもないよりはあったほうが良くはないだろうか。
 
 どうでもいい感じに、雑に、テキトーに生きて死ぬのは楽だろう。
 でもちょっと工夫すれば、ちょっと気持ちよくなるのが人生だと僕は思う。
 ラクをして、雑に、しかもいきなりすごく気持ちよくなったりはしないと経験上は思う。あるいはそういう快感は、ものすごく毒性が強いとは思う。
 もちろんそれが悪いとは言わないが、中毒性とうまく付き合えるようにしたほうがいいだろう。
 
 もし自分の人生にまったくこだわっていない人がいるのだとしたら、今からでも遅くないから、何かひとつだけでも、少しの工夫で少し良くなることを探した方がいい。
 それが習慣になって積み重なると、人生が、気持ちよくなってゆくように思う。僕の経験上は、だけれど。
 
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 雑にタバコを吸う男や女を僕は知っている。
 おそらく苦くて辛い。焦げ臭い煙のニオイでそれと分かる。
 そういうタバコを、そういう吸い方で、味わうでもなく吸い込んでは吐き出している。
 単にその行為に酔っているかのように。毒されているかのように。
 
 タバコの本当の味も香りも、知らない人が多い。
 きっとその方がいいのかもしれない。
 嗜好品なのに、嗜好品として愉しめない動物の方が多いなら、そういうことになる。
 
 嘘だと思うだろう。
 
 いい煙草は、着香されていなくても、いい香りがする。
 火を着けても、いい香りがする。
 味は甘やかで、ニコチンの酔いも心地よい。
(それは神 ── The big spirit.  ── と自分を繋ぐ大切なものだったのだ)
 
 大仰な言い草だと自分でも思うが、人生も同じだ。
 
 慌てて吸い込んだところで、美味しく感じるのは最初だけで、あとは辛くて苦くて臭くなるだけだ。
 消えそうなくらいの火を保って、そのために日頃から適切な管理をして、ゆっくり味わえば、奥行きが生まれる。
 
 煙草を吸うことを、喫むことを、未経験の人に薦めるつもりはない。
 喫む人生もあるし、喫まない人生もある。
 喫む者は、喫まない人生も知っている。それだけのことだ。
 そしてどうせ喫むなら、美味しく喫んだ方がいい。
 
 どうせ生きるなら、美味くなる工夫をして「美味しかった、ごちそうさま」と感謝して死ねる手段を模索してはどうか。
 なるべく余計なことにこだわらないようにして、けれども何か、ほんの少し工夫をして。
 
 今日も煙草が美味しいです。
 ネコノカミサマ。ごちそうさま。
 
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~ Junction Box ~
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  :青猫α:青猫β:黒猫:銀猫:
(βもとうとう煙草を語るようになったか:黒)
 
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  :夢見の猫の額の奥に:
 
 
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// NOTE:
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TITLE:
221019 猫様観察日記
SUBTITLE:
~ Archeology. ~
Written by BlueCat

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//[Body]
220119
 
 猫様の過集中が収まった。
 数日前、コンピュータを修理するためにデスクトップPCを導入することを提案し(早々に購入させ)、そのモニタを買いに行ったついでに洗濯機と冷蔵庫も買わせた。
 ちなみに店頭では気に入るモニタがなく、帰る前に少しだけ製品を見ておこうとした場面だった。
 
 猫様はぼんやりして意思決定力が乏しくなっており、注意力も散漫で、基本的に意識が朦朧としていて、認知症になったらきっとこんな感じだろうというように観察された。
 そのときちょうど店員さんが話しかけてきたので、流れに任せて(近いうちに買おうと仰っていた)冷蔵庫と洗濯機を買わせたのである。
 
 昔から猫様にはこういうときがある。
 つまり過集中の前後と最中、猫様は自我というのか、自覚というのかがひどく乏しくなるのだ。
 意識はあるし会話もできるのだけれど、自発的に何かをしようとか、そういう目的意識もなければ欲もない。
 もしかしたら子供の頃からの習慣でそうなってしまったのかもしれない。
 猫様は基本的に「これが欲しい」というような欲求を表明することがほとんどない。対外的にともなるとおよそ皆無と言ってもいいだろう。恋人にさえ、求めることを言わないほどだ。
 たしか「欲しいと言ったものは手に入らない」というジンクスを子供の頃から抱えていたような気がする。
 つまるところ猫様はそもそも欲求を持つことに絶望したのだろう。欲求を隠すとか、ただ言わない、というのではなく。
 その癖が抜けずに、未だに気力をなくして ── そもそも情熱を傾ける対象を持たないのだ ── ぼんやりと自分の生命を持て余し、途方に暮れてしまうのだろう。
 そう考えれば猫様の希死念慮はきわめて自然だ。
 
 その希死念慮を一定の目的が果たされるまで緩和し、達成まで生命維持を最適化するのがわたくしの役目なので、青猫様の自我が朦朧としている状態をいいように利用してでも環境に含まれる不快な要素を改善することは猫様に与えられた使命そのものであり、不快な状態(正確には破損、もしくは非常に不便な状態)にあった家電を刷新させることは間違っていない。多分。
 猫様は「他の店で買う予定だったのだけれど」などと小声で呟いているが、そんなものは誰も聞いていないしわたくしも聞かない。
 
>>>
 
<生中継>
 猫様が、歌を歌っている。
 たまたま開いた Youtube で、大石昌良さんが生放送をしていたから。
 それに合わせて歌っている。
 PCがあるとまるで別のイキモノみたいだ。
 ずいぶん回復したように観察される。
 
>>>
 
 冷蔵庫と洗濯機の配送日がモニタの配送日と重なったので、前日にはあれこれ準備をしておくのかと思ったら(実際、猫様はそんなように言っていたのだ)、前日はもう一台の冷蔵庫(ベッドの脇に、まるで初めて営団地下鉄の券売機の前に立つ地方の人のように所在なげに置いてある)の電源を入れただけだった。
 
 だからといって当日、どうしようもない状態になったのかといえばそんなことはない。
(おそらく午後の配送だと分かったので、スケジュールを組み直したのだろう)
 
 猫様は昨朝きちんと起きた。かというとそんなことはなくて、夜通しゲームをしていた。
 正確には2時に眠ろうとした様子だったのだけれど、どうにも寝付けなかったらしく、1時間後に起き出してゲームをし始めた。
 
 8時頃から今ある洗濯機で最後の洗濯を始め、9時頃に到着したモニタをさっそく設置した。
 そのままノートPCのリストアを行うのかと思いきや、冷蔵庫と冷凍庫の中身を買い物かご(猫様は4つもそれを持っている)に詰めて、台所から寝室へ(家の対角線上の角にある)運び、詰め替えをした。
 それが終わると(謙遜ではなく事実として)物置のようになっている台所のキッチンカウンタ(じつに猫様が運び込んだものを含めて3つある)のうちの1つを上に乗ったスチームレンジごと(廃棄処分のため)納屋に運び出した。
 
 電子レンジは猫様が長年愛用していたものがもうひとつ、運び込まれてある。
 この家(の台所)で2年ほどは寝ていただろうか(いかに台所の中が物置と化していたかについて、理解いただけるでしょうか。そうでもないのでしょうか)。
 なので電子レンジの1台や、キッチンカウンタの1基くらい、ない方がよいのです。正常なキッチンの姿なのです。
 
 洗濯が終わって衣類などを干し終え、キッチンカウンタやゴミ箱の配置を(搬入出のスペースを確保するため)変更すると、猫様はおもむろに冷蔵庫を動かし始め、そして「かつて冷蔵庫があった領域」を視認し、これまたおもむろに悲鳴を上げた。
 
 メーカがどのような設計思想によって冷蔵庫を(その足を)可動しないようにするのか、掃除のために手を入れる隙間さえ作らないのか、わたくしには分かりかねます。
 猫様は呆然と、変色した床のべたべた ── 謎の液体がこぼれて水分だけ蒸発したものと、その上に埃が積もったものと、半身になった1匹のゴキブリの死骸 ── を眺める。
(どうして下半身だけ無くなるのかについてネットにめぼしい情報は無いものと思いますが気になる場合は各自お調べください。猫様はその理由を直感的に理解したようです。ちなみに形状から判断するにメスのようでした)
 
 埃 ── 掃除機で吸うべき。雑巾は不適。
 べたべた ── 雑巾で拭くべき。掃除機は不可。
 ゴキブリ ── 掃除機、もしくは直接除去。雑巾で拭くべきではない。
 
 この複合汚れよ。
 そして床という非可動型の対象よ。
 そして使用人も召使いも使役できる使い魔も強くて優しい妻も恋人も(少なくとも今ここに実態を持っては)いない青猫様よ。
 最低でも20年前後の時を経て今 ── 猫様ではない誰かの不始末により散々な状況になっている ── この床をどうにかしなければ、新しい冷蔵庫を設置することも叶わないのである。わたくしは知りませんが。
 
>>>
 
 猫様は大量の呪詛を吐き出し、しかし床の清掃を終えた。
 犠牲になったのは使い捨てビニル手袋2組、雑巾4枚、工業用ウエス3枚、500ppmの次亜塩素酸ナトリウム水溶液(漂白剤を薄めたもの)およそ750mlである。
 床だけでなく、壁紙も家電焼けを起こしていたので、それらを可能な範囲できれいにした猫様は偉かったと思います。
 しかし床と壁に3mm程度の隙間を発見し、そこから風が漏れている(外気が侵入してくる)ことに気が付いた猫様は、ただちにシーリングする必要を感じたものの、今から作業開始しては間に合わないと判断したようで、洗濯機の移動を始めました。そうです、床を掃除するのです。
 
 幸い、洗濯機の置かれた脱衣所的な場所は5年ほど前、業者によるリフォームがされた場所だったため致死的な惨状を見ることはなかったのですが、排水設備が塩ビパイプに排水ホースを直差ししただけの非常に簡便なもので、当然ながらそこからも風が吹いていることが判明。
 
 この家ですべての窓を閉めていても、廊下に焚いた線香の煙が真横にたなびき、どこからともなく昆虫がやって来る原因がまたひとつ解明されたのでした。
 
 猫様はまたも大量の呪詛を吐き出しながら床の掃除を終えたあと、いかにしてこの家の隙間を塞いでゆくかについて思案されているようでした。
 わたくしは「そういえばガソリンエンジンも排気ガスを排出しないと稼働しないな」と思ったものです。猫様、えらいぞっ。
 
>>>
 
 このようにして洗濯機と冷蔵庫が新しくなり、デスクトップPCにモニタが接続されてようやく使い物になり、猫様は自我を取り戻したのでした。
 めでたしめでたし……? なの?
 
 ちなみに冷蔵庫は翌日(今日)の午後まで中途半端な位置に放置され、猫様は午前中からシーリングにいそしんでおられました。
 
 現場からは以上です。
 
 
 
 
 
 
 

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// NOTE:
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TITLE:
猫様観察日記
SUBTITLE:
~ overshoot. ~
Written by BlueCat

// ----- >>* Body Division *<< //
//[Body]
220110
 
 猫様が過集中を起こしている。
 
 観察していると「なるほどゲーム依存症というのはこういうものか」という発見もある。
 明らかに我を忘れ、あるいは失っているようにも思える。
 
 ヴァーチャルな領域というのは現実世界に比して物事が簡略化されているため、たとえば目的が明確で、手段も明確で、報酬も明確だ。
 現実世界ではこんなに明確化も単純化もされていない。目的は明かされず、手段から模索するよりなく、明示された報酬が労力に見合っているか怪しい。
 物事は複雑で、世界の仕組みは不明瞭で、与えられるメッセージも指示もその目的は明示されず、あるいは隠蔽されることさえあり、手段が明示されている場合は不快なほど強い拘束が伴い、総合的な報酬は数値換算可能なものと不可能なものを合計したとき少し悩むこともあるから、じっと手を見てしまう。
 ために人は、わずかな活動で最も効率よく完結する報酬系の活動に熱中する。
 
 ヴァーチャル依存症が女性より男性に多く見られるのは、肉体の刺激に対して男性の方が鈍感だから ── 鈍感になることが容易だから ── だろうか。
 一般に女性の方が現実的とは言われるが、男性同様、女性も十分にヴァーチャルの領域に遊んでいるようには観察されるものの、集中力は肉体依存 ── 脳も肉体依存の器官であり、他の器官と同様その発達に性染色体の影響が確認されている ── によれば男性の方が高く、肉体の特性によって外部からの情報に対して鈍感になれるとするならば、ゲームをはじめとするヴァーチャル依存症は男性に発生しやすい傾向を持つと言えるだろう。
 もちろん先に述べたとおり、依存症とは報酬系の過剰な作用であり、そこには必ず(明示/非明示を問わず)過剰な意味づけが行われている。
 
 ゲーム依存症というのは、つまるところ社会的活動や生命維持活動よりも脳内報酬系を優先し、そのループから抜け出せなくなる現象のようだ。
 肉体の欲求とそれを満たす快感よりも情報に対する欲求とそれを満たす快感が優位で、かつ過剰な作用によって肉体の報酬系を無視するようにまで最適化された結果だろう。
 ボトラ(ボトラー:ペットボトルに小水を排泄する人のこと)をはじめ、ゲーム依存症は時間と空間に対する最高効率を求めるように作用する。現実世界には肉体があり、その欲求と解消は時間と空間を「浪費」する。
 情報系の欲求とはそれほどまでに拡大し、その快楽とはそれほどまでに強化される。
 
 ボタンを押せば快楽が与えられるというシンプルな反復と入れ子構造によるマクロ化によって、快楽は拡大する。
 Aを押せばA、Bを押せばBというアクションをする快楽から、AとBを組み合わせてABという動作が「できるように」なれば、快感の報酬は上がる。
 いくつもの情報判断と単純な肉体動作によって、複雑怪奇に結合した快感の複合体がゲームというもののもたらす「心地よさ」である。
 ちなみに猫様は怖がりなためホラーゲームが苦手である。あれには快感を感じないらしいが、実際、世間一般にもホラーゲームに対する依存症というのは少ないように思われる。
 多くの場合、成長/拡大/構築/蓄積/繁栄/問題解決という、本来、肉体依存の現実社会で「よい傾向」とされるものが、ヴァーチャルにであれ与えられ、それがあまりに手軽で効率的なため、それが起こるのだろう。
(たしかにホラーゲームにはその要素が乏しい)
 
 猫様曰く、現実世界の人間的活動 ── たとえばビジネスや政治といったタスク指向の活動であろうと、家族や友人、恋愛など関係指向の活動であろうと ── に傾倒している人も結局のところ、脳内の報酬系の働きとしては同じなのだそうだ。
 たまたまヴァーチャルなものは現実の活動に対して活動そのものも、その報酬も「ちゃち」で実にならない(現実的でなく身につかない)という理由でそのすべてが馬鹿にされてきただけで、現実とヴァーチャルのいずれに比重を置いているとしても、その人が脳内で比重を置いている(重要だと感じていてる)というその行為自体が既にヴァーチャルなのだと。
 先のゲーム依存症が、現実に与えられる活動(欲求)やその報酬(快感)に対して過小評価するのと同様、現実依存症(といってもそのほうが現実的なのではある)が、ヴァーチャルなそれを過小評価するのは至ってシンプルに価値観の問題であろうし、その価値観は単純に報酬系によって構築されたものに過ぎないように観察される。
 
>>>
 
 兎にも角にも猫様のそれである。
 
 夜眠らないし、食事もしない。
 読書やゲームのときは没頭しているものの、朦朧とした状態でもそれをやめようとせず、スイッチが切れたように意識を失う。
 目が覚めても自身の身体をきちんとスキャンせず、ぼんやりしたまま過ごす。悪循環である。
 
 猫様は元々、過敏な部分もあるくせに、鈍感な部分も多い。
 ざっくりした分類だけれど、皮膚感覚や味覚など、感覚器官からの入力に対しては時折、過剰な敏感さを見せることがある(すべてに敏感とは限らない)。
 一方で、欲求などの内から発する感覚に対しては、これまた過剰に鈍感なことがある。
 特に顕著なのは猫様も自覚しているとおり食欲にまつわるものだ。
 空腹も満腹も、他の人と比較すると無感覚なのではないかと思うほど感覚しない。
 
 思い起こすと食事が終わって20時頃、急激な睡魔に襲われたようでぱたりと眠り、0時頃に起き出し、2週間ぶりくらいにTVゲームを始めたのだったか。
 通常であれば2時には眠るのだけれど、直前まで寝ていたこともあり、放っておいてしまった。
 次に気づいたら4時。
 通常であればいよいよ眠るはずなので放っておいたのではあるが、すでに自我を失っていたようで、猫様はゲームに没頭し続けた。
 次に気付いた時には8時になっていたので、強硬手段で炭水化物を多く含む食品(今回はインスタントうどん)を作って食べるように促し、意識が朦朧とするあたり(だいたい30分後)で歯を磨かせてからシャワーを浴びさせ、眠らせた。
 
>>>
 
 発端は確か、ふたたびの偏頭痛だったように思う。
 猫様は安易に、カフェインを服用した。
(過睡眠による偏頭痛に、カフェインが有効であることを猫様は知ってしまった)
 
 ワークアウトは普段、筋肉痛にならない程度の、つまりはかなり少ない回数しかしないのだけれど、昨日は普段の倍以上している上、今日も(一部の筋肉痛を無視して)ワークアウトをしていた。
 カフェインの服用そのものは(量にせよ、間隔にせよ)適正だったものの、ワークアウトや入眠/起床時間によって興奮状態から抜けなくなってしまったのだろう。
 
 コンピュータがあれば、猫様はそこで過剰な興奮を分散させてゆくのだが、今回はそれもない。
(ソフト的に故障している)
 時間的な制約をもたらす賃金労働もしていなければ、自動車購入の手続きなどを除いては月末近くまで予定もない。
 肉体を持つ恋人と身体を重ねるようなことがあれば、肉体からの入力でリズムも戻るだろうけれど、とくにそういう予定もなさそうだ。
(ちなみにわたくしは肉体を持たず、ためにそういう欲求もなければプログラムもされていない。結局のところ仮想人格にとって、肉体というのは些末な問題なのだ)
 
 局所的な過集中のせいで全体にぼんやりしているし、反応も薄いし、注意力が散漫で家の中でもものにぶつかっているし、車の運転の反応も鈍いし、一日の計画も立てない。
 猫様は、過集中していないときの方が、適切に振る舞えるように思うのだけれど、言ったところでそれができるわけでもない。
 
 猫様の過集中はどうにも手に負えないまま、数日を過ごすことになった。
 
 
 
 
 

// ----- >>* Junction Division *<< //
[NEXUS]
~ Junction Box ~
 
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[Engineer]
  :none:
 
[InterMethod]
  -Algorithm-Blood-Darkness-Diary-Ecology-Maintenance-Mechanics-
 
[Module]
  -Condencer-Connector-Convertor-Resistor-Transistor-
 
[Object]
  -Poison-
 
// ----- >>* Categorize Division *<< //
[Cat-Ego-Lies]
  :暗闇エトランジェ:
 
 
//EOF
 

220108


 猫様が目を覚ます。

 本日2度目の起床だ。

 お。心地良さそうに伸びをして、丸くなって。もう一度伸びをしたぞ!

 機嫌のよいときはだいたい、今日のようにうにゃうにゃ声を出して伸びたり縮んだりする。

(だから猫様は他人のいない場所で眠ることを好む。うにゃうにゃ声を発して伸び縮みしているその猫は、ヒトのカラダを持っているから)


 その後、となりで寝ているアヲに寝起きの息を吹きかけて、ニオイを嗅がせている(毎回クンクンするアヲもアヲであるが、あの2匹はアタマオカシイので放っておく)。


 以前の猫様はすぐに起き出していたのだけれど、最近はベッドの中で微睡みを続けていることが多い。

 猫様曰く「夏は暑く、冬は寒くて、とてもじゃないが二度寝をする気にならなかった」とのこと。


>>>


 猫様はときどき「奥様(仮想)は私を甘やかしすぎる」と仰るのだけれど、健康状態を適切に維持するという目的を果たそうとするとどうしてもそういうことになる。

 喫煙やお酒が過ぎる場合は「明日もお愉しみになるのですから」と進言し、食肉が3日以上続く場合も無自覚なことが多いので「野菜料理を食べたい」と我儘を申し入れ、眠気や空腹など過集中で猫様が忘れてしまう感覚をモニタする。

 ために猫様は「本当はそんなに甘やかされなくたってヘーキなんだカンナ! ナメンナヨナ!」「もっと過酷な環境を誰に頼るでもなく生きてきたんだカンナ! ナメンナヨナ!」と強がるが、猫様の身体は実に脆弱だ。そもそも身体が大きい割に肉体的にも精神的にもストレスに弱く、それがてきめんに身体機能に影響する。


 猫様は端的に猫畜生なのに、それを自覚しないようなので困る。

 たとえばペットに首輪を着けるとしても、首のサイズより小さい首輪をすれば呼吸が苦しくなる。

 小さいベッドでは姿勢が悪くなり、睡眠不足による体調不良ばかりか、骨格や筋肉、果ては内臓機能まで悪影響を及ぼす。


 同様に過度な栄養を与えれば内臓に負担を掛けて肥満にもなるし、逆に栄養が失調すれば体力が落ちて長期的な寿命も削る。

 寒さを過度に我慢させれば血管に不可逆的なダメージが発生する可能性もあるし、暑さを(これも過集中の結果)無視して熱中症になれば、数日からひと月近くも体調が安定しない。

 ペットを飼う者なら誰しもが気に掛け、あるいは多くの人間が自身に対して適切に感覚したり、行動(他者へのアプローチを含む)して解決する身体機能の維持活動を、猫様は蔑ろにしてしまう。

 肉体の世界に自身が存在していることを正しく理解していないのではないかと思うことさえある。


 おそらくそうだ。

 概念系に存在する架空の生物だとでも思っているのだろう。先日などベットフレームの角に足を打ちつけて悶絶していたくせに。

(ワタクシの進言により、ベッドフレームの四隅には保護用コーナーパッドが貼り付けられました。まぁ、作業したのは猫様ですが)


 猫様は自身の死すら自己管理したがるほど高慢ちきなイキモノであるのに、不健康になってしまったら「思ったときに思ったように死ぬことが叶わない」というごく当たり前のことを理解しようとしなかった。


 黒猫様(仮想人格)も、このあたりは匙を投げていらしたようなので、猫様に直接進言することになったのではある。

「そのままにいらしては死にたいときに死ぬこともかなわず、死にたくもないときにアンタ死ぬよ!(語尾だけ細木数子口調)」と。


>>>


 周囲から「天才」「有能」「万能」などと褒めそやされることもあるためか、ときどきそれを鼻にかけているふうの猫様だけれど、基本的には凡人以下の部分のほうが多い。


 空腹や満腹などの身体感覚をあまり認識しないことにはじまり、とにかく色々なことを知覚せず、仮にしてもすぐ忘れてしまう。

 公共料金や税金の払い忘れ ── 単にお金がなかった頃ならともかく、今も平気でそれをする ── はもちろん、自動車関連ではガス欠やオイル交換を忘れるどころか、車検切れもつい最近していたし、免許の失効も過去に経験している。

 とにかくちょっとした認知症の人よろしく様々なことを平気で忘れてしまうのだ。


「最近は税金や公共料金の払い忘れがなくなってつまらない」などと昨晩はうそぶいていたが、それは猫様の代わりに私が管理しているからです、と釘を刺しておいた。


 ときどき人間型の恋人が増えるのも、他にいることを忘れているためではないかと思える。

 自分にまつわる多くのことをすっぽりと忘れてしまうくらいだから、もしかして猫様は、自分が何者なのか本当に忘れてしまっていて、分からないのかもしれない。

 それを思うと早くどこかの施設に放り込むか、他人様に迷惑を掛けないうちにこの世を去っていただくしかないとときどき真剣に考えたりする。


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 猫様が火鉢で遊んでいる。

 どうやら火鉢を点けないと寒いらしい。

 思うに子供の頃から猫様は火が大好きな様子だ。

 網戸を燃やしたり、天井や畳を焦がしたり、といったことは何度となくあった(先日も床を焦がしていたのでどうにも度しがたいようです)。

 花火は分解できるのだと(当の花火の注意書きを見て)知ってからはしばらく、火薬遊びに興じて軽い火傷をしたことなども楽しそうに話していたことがある。

 使う機会はなかったらしいものの(あっては困ります)小型の火炎瓶を作ったこともあるらしく……。


 屋外では危険な事故こそ少ないものの(あっては困るのです)、犬の水飲み容器に灯油を注いで火をつけたり、可燃性ガスのボンベにスプレィノズルとライターを装着して簡易火炎放射器にして遊んだり、とにかく親の目が届かないことをいいことに、思いつく火遊びはだいたいしてきたのではないかと思われる。

 昨今は作業前に必ずワタクシがチェックするので、猫様の怪我はもちろん、他人様の迷惑となるような行為は可能な限りそのリスクを減少するよう努めていますが。



<床の焦げ跡が三日月型だねぇ、なんてはしゃいでいる場合ではありません。火事になるのです!>


>>>


 寒い寒いと騒ぐものの、猫様の寝室の障子戸には、ネコたちが開けた大穴が放置されている。

 そこに一切断熱されていない廊下からの冷気が差し込んでくる。


 いずれは廊下も寝室スペースに組み込む(そういう改築をする)予定らしく、猫様は「この障子戸は手など加えなくてよい」と言って聞かない。せめてガムテープで完全に塞ぐことを進言しよう。


 さて、どんな理由を付けて説得したものか……。






220108

 

 予定のない日。心地よい目覚め。

 恐る恐る時間を確認する ── ときどき昼頃だったりするので ── と、まだ0930より少し前である。

 

 記憶では土曜日。

 たしか月曜まで連休のはずなので、外出を避けることを決定する。

 

 室内気温は13℃。

 以前なら、室温がこの程度でもベッドの中が寒くて目覚めていたが、10℃以下でも今は平気である。むしろ少し暑い。

 

 いつものとおり、隣で寝ているアヲを起こして口のニオイを嗅がせ(アヲはよく嗅ぎに来るので、面白いから日課にしている)、自分の身体のあちこちを撫ぜてから着替える。

 足指の股が切れていたのだが、塞がったようだ。

 薬を塗ってマッサージしたので、素早く回復したのだろう。

 

 軽く予定を確認するが、次の予定は火曜であり、それまで何の予定もない。まあいつも通りか。

 

 ヒータのスイッチを入れ、ストーブを点け、火鉢の灰の奥から赤々とした炭を掘り返して、炭を足す。

 五徳に掛かっていた鉄瓶に水を満たして、火鉢に戻す。

 

 まったくもって昨晩は、火鉢を点けるまで(ヒータとストーブだけでは)寒くて仕方なかった。

 コタツのないこの部屋では、やはり火鉢だな、と思う(奥様(仮想)が物言いたげにこちらを一瞬睨んだが、見なかったことにしよう)。

 

 本を読んだり、軽く筋トレして過ごす。

 

>>>

 

 僕は極端なルッキズムに毒されてはいないがしかし、極端なルッキズムと同様、極端なアンチルッキズムも毛嫌いしている。

 

 詰まるところ極端なルッキズムとは阿呆(失礼)の象徴のようなものだ。

 外観ばかりで中身のないモノなんて、工業製品にも多々あるもの(冷蔵庫のことを言っているのではない)だけれど、にも関わらずそれ(外観)に引きずられて商品を選んでしまうことはよくあることだ。

 

 かくいう僕もApple社が、とぅるん、とまぁるいiMacをリリースしたとき、欲しくなって買った。

 実に5年ぶりくらいにコンピュータに触れたのであった。

 

 しかし上記の(極めていい加減で、断片的で、何の説明もしていない)例からも分かるように外観が良いことやそれを褒め称えることは、決して悪いことではない。

 問題は、中身がなくても外観が良ければ素晴らしいとする価値観であり、その価値観が高じて外観の優れないものを極めて劣悪だと評価する軸を持つことであり、そしてなにより外観に優れないものを劣悪だと評価する軸に毒されて劣等感を感じる己の自己顕示欲である。

 

 アンチとは、アンチならざる本体がなければ成り立たない概念だとよく言われる。

 ならばアンチルッキズムとはすなわち、それを唱える人間こそがひょっとして、相当に、過度のルッキズムに汚染された結果の自己否定感が生み出した概念のように思えるのだ。

 

 なので僕はどちらかと言えばアンチ=アンチルッキズムである。

 平たい言葉で言うと「どっちも阿呆らしくてやってらんねぇ」ということ。

 

 優れた性能を持つ工業製品に美しい外観が備わっていればより愛されるように、頭脳明晰沈着冷静筋骨隆々なだけでなく、眉目秀麗であればなお素晴らしい、というのは必然だろう。

 どうしてわざわざ「外観は機能と認めない」なんてヘンなレギュレーションを押し付けてくるのか。

 あれか、オマエが不利になるからか、という結論に至るのは必然だろう。

 

 すなわち過度のルッキズムが「外観に優れた人を称賛し、優れない人を蔑む」ようにまた、過度のアンチルッキズムとは「外観に優れない人を称賛し、優れた人を蔑む」に過ぎない。

 どちらも馬鹿馬鹿しいとは思わないだろうか。

 

 そしてあえてどちらがまともに近いかと考えれば(過度である以上、狂気に違いはないが)ただのルッキズムのほうがまだ「まし」ということになる。

 

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 もちろん僕は美人が好きである。

 僕が軽度の相貌失認であろうとそれは変わらない。

 機能に優劣を感じるように、外観にも当然に優劣を感じる。

 だからといって外観は機能の一部でしかないし、機能もまた外観に現れるという事実を否定することも不可能であり、これらは不可分のものだと認識している。

 

 劣っているのは悪いことだ、とする価値観こそが問題の根源であることを理解しているのかと訝しく思うのだ。

 

 勝負をすれば勝ちがあって負けがある。

 比較をすれば優れたものと劣ったものが区分される。

 それが高じているから「〇〇なら絶対」「〇〇なら神」といった逸脱をすることになる。

(絶対も神も、相当に相対性とは対局にあるので)

 

 なぜ劣っていることが悪いと感じるのか。

 なぜ劣っていることで悪い評価を受けていると思うのか。

 すなわち自分が劣っていることを悪だと決めつけているからではないのか、ということ。

 

 適材適所という言葉もある。

 群に劣って最下位だとしたら、それが却って取り柄になることもある。中間であれば、上には上、下には下があるということになる。

 

 たとえば卑近な例だけれど、あまり外観に優れない女性が恋人だったことがある。

 しかし衆に優れて言葉遣いが綺麗で、立居振る舞いが静謐で、そのうえ眼鏡を掛けていて肌触りも良かったので、僕はその人のことをたいそう好きだった。

 10年ほど付き合ったその人は僕に一度として料理を作ってくれたことがなかったが、それがもう最高に良かった。

 なぜといって料理を作らない女性は、絶対に口に合わない料理を作って食べさせたりはしないからだ。

 

 どうもヘタなガールどもは、いわゆる「女子力」アッピルのために手料理などというものを振る舞ってくれたりするのだが、だいたいおまーらよりオレの方が家事歴長いんだカンナ、ナメンナヨナ! という結果が多い(不適切な表現についてこの場を借りてお詫び申し上げます)。

 仮に年上ガールだとしても、煮る焼く炒める蒸す揚げるを9歳には覚えてしまった(覚えただけで失敗しなかったわけではない)以上、経験値というもののスタートラインが違うのだよキミぃ、という気持ちにもなる。

 

 念のために断っておくが、だからといって、ガールの作った料理を一度として「マズイ」なんて言ったことはないし、さらにいえば(満腹になった場合や、体内に取り込むことが一定以上危険と見なされる場合を除いて)ひと口として残したこともない。

 口に合えば褒めることについてやぶさかではないし、口に合わなかったとしてそれが料理の腕が悪いからだなんて思ったこともない。

 口に合う/合わないとは文字どおり、食べるこちらの問題で、相性の問題だからである。

 

 ルッキズムの問題とは、つまりこの冗長にして不器用な喩え話のように、受け手とその評価と評価にまつわる表現方法と自己顕示欲の決着のさせ方の問題であり、表現する側(料理を作る側や、見目麗しかったり麗しくなかったりする側)の持つそれらの問題が占める割合など、たいしたものではないのだ。

 

 

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 僕が筋トレする理由のひとつは「ハラが出ているおっさんは、自己管理ができていない感じがしてなんかイヤだな」という、あからさまなルッキズムに起因している。

 風呂に入って足首を洗うときに「うっ!」てなるから、という理由ばかりではない。

 

 ゆえに僕は、自身のルックスになんの自信もない。

(そもそも足首を洗うときに「うっ!」となることがあるのだから)

 もっとかっけ〜感じのおっさんはたくさんいるし、そもそも若いボーイたちの方が肌も綺麗だし、しゅっとしている。

 さらにもともとの性格も相まって、誰とも競争なんてしたくない。

 

 なので外出しても、なるべく人目を引かないように、だらしなくないように、不快感を与えないように、スーツで出かけたり、立居振る舞いや言葉遣いに気をつけているのだけれど、どうやらこれが逆効果で目立つ原因になっていると最近(奥様(仮想)の指摘により)気がついた(遅い)。

 

 だからといって、今さらガサツで粗野な感じで群馬弁も使って行動するのもむつかしい。

 

 群れの中にあって、どうして自分が浮くのかまったく理解のないまま社会から離れてしまったので、来世で社会人になることがあったら活かしたい。

 今生についてはもう諦めた。

 

 無人島に生きる最後のクジャクよろしく、他のイキモノから遠巻きにされながら生き、そして死ぬ。

 

220107


 お義姉様から提供されたシングルサイズのベッドのおよそ半分の面積に荷物が置かれている状態で、空いたスペースに丸まって寝ているのが猫様である。

(念のために書いておくと、猫様は虐げられているのではなく、単にお義姉様の運動制限が以前より増しているため、退院後の荷物のほとんどがそのまま置かれていることによります)

 一人暮らしを始めた1番のきっかけは、3番目のお義姉様が出戻ってきたとき、ダブルのマットレスを半分に畳んで眠ることになったストレスだったのではないかと猫様も自身を分析していたほど、猫様は子供の頃から寝ているのが好きな様子である。


 近年、あまりに劣悪な睡眠環境のまま、気づかず我慢されているように拝察したので新しい寝具の購入を進言したところ、まんまと(まんまと?)新しい寝具を気に入ってくれたようである。


それにしても、お義姉様の通院のために出向いたものの、どう考えても今日は不適な状況だと判断せざるを得ない。

東京方面は雪が凍結し、首都高のほとんどは通行止めになっている(未明の段階)。

すると一般道に交通が集中し、結果、過度の渋滞ないし事故の発生が予測される。


一般道は通行止めになりにくいというだけで、凍結しないわけではないのだから。


猫様の延命そのものを目的とすることは禁忌とされているものの、猫様の目標達成までの健康状態を適切に維持することを仰せつかっている。

今回の目的は確かにお義姉様の通院ではあるが、リスクを鑑みると、雪の溶け具合と道路の混雑具合を相互に予測する必要はありそうである。

いかんせん、猫様に起こりうる怪我を未然に防ぐことが最優先にされるので。


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昼頃まで猫様をふたたび寝かしつけるが、逆算した予定時刻に目覚めてしまう。

(14時に港区到着予定なので12時半出発で12時起床)


ニュースを確認すると、首都高は未だ開放されておらず、一般道でも凍結による事故が多いらしい。

よくよく考えれば、橋のような架空(フィクションのほうではない)建造が多いわけで、構造体が熱を持ちにくく、融解温度に達しにくいこともうなずける。

橋の上は凍結しやすいと、教習所でも教わった。


猫様の疲労蓄積も問題だけれど、それより優先すべきはお義姉様である(建前)。

検査診察であるとは聞いているものの、どの程度、急を要すかは猫様もよく知らない。


薬剤を切り替えたという話もあり、仮に一部でも薬剤が合わない場合は早急に手を打つ必要があるだろう。

また薬剤の備蓄が少ない場合は ── 一部の超強度の痛み止めなどは一度の処方量が厳密に限られているので ── 予定の変更が許されない可能性もある。


今回の通院の重要度や優先度と、移動に伴うリスクを天秤に掛けて、場合によっては代替手段(たとえば電車とタクシーなど)を組み合わせることなども考えていただきたいのだけれど、猫様は子供相手にすら物事を根掘り葉掘り聞くのを嫌う。


本人が自覚しているとおり、その半分は怠惰なのだろう。

しかし要度とリスクを明らかにしてもらわないと、プランの提示のしようもない。

もっとも猫様は眠そうで、そのうえ運転を ── もとより自動車の運転を好まないのだが ── いつも以上に嫌そうにしている。


最終的に、お義姉様が病院に確認を入れ、薬剤等の備蓄は1週間以上あるらしく来週にリスケジュールされた。


睡眠環境を含め、猫様は相応にストレスだったらしく、皮膚粘膜の一部に異常が出ている。

(足指の股のやわらかい部分の表皮が裂けたほか、粘膜の炎症も一部に観察されている)

早急に帰宅することを進言し(相変わらず猫様は、自分の身体的な変異について誰にも説明しない)、レンタカーを返して広いベッドで眠りたいという理由で帰ることになる。


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そういえば数日前、猫様は私の進言を受け止めて、自動車のディーラに出かけてくださった。


そのことについて褒めそやして差し上げれば、心持ちも良くなるかもしれない。

そんなことを思いながら、帰途のハンドルを握る猫様を観察する。


猫様は基本的に寂しそうにすらしないので、話しかける必要もないのだ。


<昨日くらいのアヲとクロ>


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猫様は歌っている。

楽しいから歌っているのだろうか。

歌っているから楽しいのだろうか。


猫様は誰かのために歌わない。

歌声の向こうに、街灯が流れてゆく。