精神疾患と社会との問題 | Passのブログ (情報部屋)

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親子でも夫婦でも家族でも職場の上司・同僚でもいいんですが、誰か(又は何人もが)精神疾患を抱えている家族や職場というのは結構多いと思います。

 

「職場仲間で一致団結」とか「親子仲良く」などとはいいますが、精神疾患を抱えているとなかなか仲良くはできないものです。精神疾患を抱えていない方が精神疾患を抱えている人間を理解して支えていく必要がありますが、下手をすると自分も精神疾患にかかって共倒れになることも珍しくありません。(カサンドラ症候群)

 

 



 

 

今の私は仕事は独立してしまいましたので、職場での精神疾患者をお相手にすることはなくなりました。過去の職場ではやはりいろいろ問題を起こす人もいました。

 

お金のトラブル、仕事のトラブル、セクハラにパワハラ、その全てではないとはいえども多くに精神疾患やメンタル不全の問題が潜んでいたことは私自身もかなり見聞きしたし経験したことです。

 

家族での精神疾患も自分の親のケースなどではその疑いがあると感じられる時もありました。今でいう発達障害もあるかもしれませんが、教育ママだったり、体罰を平気でする親だったり、上からの力で価値観を植え付ける親というのは私の周りにもたくさんいたように思います。

 

日本人は「家族のため」・「会社のため」・「お国のため」など、誰かのために尽くすとか、自分を犠牲にして組織を優先する傾向が非常に強いと思います。いわゆる「滅私奉公」です。

 

日本人に自殺が多いのもこの滅私奉公の文化と大いに関係がありそうです。日本型組織のトップは基本的に無責任組織ですが、何か問題が起きたら下が詰め腹を切らされたり、自分を滅することで責任を取らせる、あるいは一人のせいで連帯責任を負い、組織体の全員が罰を受けるという集団主義的な危うい思考も持ち合わせています。

 

「組織のために」・「お国のために」といって特攻を命じられた自滅型のパーソナリティを持っている民族性が未だに正直ありますね。これを精神疾患というのはちょっと言い過ぎでしょうが、思想面では病んでいる傾向があるのは否めません。

 

日本人と韓国人は自殺率が世界の中でもトップレベルに高いです。韓国では火病などともいうその文化に違いはあれど奥底に通じている価値観や基本思想は「上は立てる」・「下は従う」(年長者優遇)そして「男尊女卑」(女性蔑視)・「少数切り捨て」(異端者排除)など悪例は多数あると思います。

 

海外では宗教の問題や人種の問題が大きいですが、日本では宗教や人種差別よりも身分差別の方がその問題は大きいです。格差問題も相まって階層が固定化しつつある現代。賃金格差は開く一方で同一労働同一賃金には全く程遠い社会環境。下位の階層に位置するものは上の階層には登ることができない。これが新たな精神疾患や鬱を生み出す源にもなってしまっています。

 

精神疾患は芸能人などにも多いですが、芸能人もまた大金を稼いで活躍しているようで実は組織に利用(搾取)されている弱者である可能性も最近では多く事例が出てきました。精神疾患を患う人は元からの素地の上で格差や下働きといった形で権力者にうまく利用されている弱者が非常に罹患しやすい病でもあります。

 

稼いでいる稼いでないは全く関係なく、日々の暮らしにストレスを強く感じ、もし仕事や生活が自分を尊重されることなく自由を奪われ奴隷のような生活になっているとしたら、それは社会の底辺に押しつぶされそうになっている弱者になってしまいます。

 

日本人は9割以上がサラリーマンですから、権力者に裏に表に利用される受け身の存在です。社会が大きくなればなるほど、文明が発達すればするほど社会が歪んでいき下位の人は精神疾患になりやすくなるという時代、どう生きていくかはなかなか難しいものがあります。(自分が権力者になるか、権力の及ばない所に抜け出すか、そのどちらか?)