失敗した時の身の振り方 | Passのブログ (情報部屋)

Passのブログ (情報部屋)

不動産投資から株式投資、育児から家事まで、その他 国内・海外の見たこと感じたことをただつらつらと書き連ねるブログです

今年は災害や事故やスキャンダルが世間を騒がす年になっていますが、自分自身も災難などにあったり、失敗した時の身の処し方を考えてみたいと思います。


どんな人間でもいざ何かのトラブルに巻き込まれたり、災害や事故に遭遇すると動揺したりパニックになったり思わぬことしてしまいがちです。


昨今の週刊誌を賑わすダウンタウンの松本人志さんなんかも、年末に文春砲を浴びて不用意なXへの投稿や余計なマウンティングなど、ちょっと計算ずくとは思えないような行動をしてしまったのが火に油を注いだ格好になりました。


あれだけたくさんの過去の様々な教訓となる事例があったとしても、いざ自分の身のこととなると、意外と不適切な行動をとってしまうもの。


自分はもし何かあってもきちんと身構えているから大丈夫だとか、あんな下手な風にはならないと平常時に頭ではしっかり思っていても、いざ危機を迎えた時には人間はホントに思わぬ行動をとってしまいがちというのを見せつけられたのではないでしょうか?


人間は失敗した時こそ本能的に身を守るため、無意識にその場から逃げて隠れてしまったり、又は反対に抵抗したり攻撃をしたりしてしまいがち。


失敗は仕方ないところもあります。人間は不完全な動物ですから、改めて考えて自分が悪かったところは潔く認めて謝ることは絶対にした方が良さそう。


身に覚えがないことや、一切の非がない場合は徹底的に突っぱねるのも欧米流のやり方ですが、日本では気分を害した人がいる場合、とりあえず頭を下げて謝るというのも一つの危機管理だといえます。


成功者やプライドが高い人、地位の高い人やうぬぼれている人こそ、なかなか地位の低い人や世間には頭を下げられないというものなんですが、それでもやはり重要かつ大切なことというのは、もし被害を訴えて出たきた相手に対しては、マウンティングをする前に冷静になり、常に誠実であることを全面に押し出して、気分を悪くさせた面や非がある部分についてはしっかりと真摯に丁寧に理性的に対応するというのがこの世のトラブル処理の鉄則だと思うのです。


災害もトラブルも対処方法はほとんど同じことであり、実際に起きた時にこそパニックや無茶な振る舞いにならないように理性的に行動して、冷静に合理的に判断して二次被害や副作用が起きないように事前に訓練しておくことが極めて重要です。


避難訓練ならぬトラブル対策訓練とでも言いましょうか?これは身分の高い低いなどはあまり関係がありません。ピンチの時こそその人の本性や本質が現れるというもの。


そう考えると松本人志さんの対応はパーフェクトではなかったのではないかと。やっぱり動揺していて余計な振る舞いをして騒ぎを拡げてしまった反省はあると思います。


所属先の吉本興業は初動の振る舞いを変えて、少し攻撃姿勢を改めてしっかりと調査をした上で対応していくとコメントし直しました。あれはあれでいいと私も思います。


初動は失敗しがちなんですよね。比較的すぐに軌道修正して、きちんと誠実に対応することは組織であれ個人であれ、今の時代には必要不可欠な要素です。


同じ時期にYouTuberのヒカキンも文春砲を浴びてましたが、初動でうまく振る舞ったこともあり、火消しに成功したと言われています。認めるべき非は認めてきちんと誠実に世間に対応すると、周囲もその行為に理解を示して、攻撃してくる週刊誌側などもそれ以上の責任を必要以上に追及しにくくなるという側面が生まれます。


心理学の要素を多分に研究されているんだと思いますが、非を認めて謝っている人にそれ以上の砲弾を打ち込むことはモラルに反します。一旦矛を収めるというのが自然の流れになるのではないかと思います。


事実無根とか徹底抗戦を表すと戦いが長期化してしまいます。自分が不利になるだけでなく相手をつけ上がらせて炎上させてしまうリスクを増やすばかり。


この辺は難しいところですが、危機管理や事故対応のプロに心構えや実践的な取り組みを学んで備えておく必要があるのかなと思いますね。


松本人志さんの文春砲での騒動はそんな危機管理の側面から見ても勉強になることばかりです。芸人は皆んなプライドが高くて、身を守るがゆえに攻撃的な振る舞いをしがちですが、それが逆に災いをもたらして、復帰を難しくしてしまうもの。


明日は我が身と思いながら今回の騒動を事前の訓練として身を処していきたいと思います。