K嬢に神伝流のDVDを渡すので、ソレを見てワタクシの游ぎを点検して欲しいとお願い。

K嬢 :「えー?!…いいの?わたしが見てワカルかしら?」
me :「大丈夫。あれだけの水あしらいが出来る方ですから!」
K嬢 :「わぁ、いいの?DVDは観たらお返しした方が?」
me :「いやいや。差し上げますよ。伯爵夫人だって持ってますもん」
K嬢 :「じゃあ伯爵夫人から見てもらえばいいじゃない?」
me :「彼女は自分の
バタフライの練習が忙しいから、ね?」
夫人:「なぁに?何の話?」
me :「伯爵夫人日本泳法のDVDを持ってるって話ですよ♪」
夫人:「え?…わたし、あのDVDは誰かに返したよ??」

誰かって誰やねん( ・ω・)つ゛

サテ。
組織につきものの人事異動がございまして、ホームプールでナニヤラ見た顔が。

me :「…あのー…教室プールの…??」
青年:「そうです。この春異動になって!」
me :「そうなんですね!改めてよろしくお願いします!」
青年:「よろしくお願いします!」
O嬢 :「ちょっとちょっと!yutahaちゃん。あのイケメンと知り合いなん?」
me :「教室プールのスタッフさんで、マスターズの教室を受け持ってて、めっちゃ速い方」
O嬢 :「どういう関係なん?」
me :「監視する側、される側」

そんな遣り取りがあったのが一昨日
昨日ワタクシ、急激な気温の上昇に身体がついていかず鼻出血なんぞを致しまして欠席。
そして本日。

O嬢 :「yutahaちゃん。昨日大変だったんだよー」
me :「事件ですか??」
O嬢 :「あんたが話してたイケメン!昨日、監視しててさー」
me :「ふむふむ」
O嬢 :「S嬢と伯爵夫人の同級生と私と4泳法のオジサンでイケメンを囲んだんて!」
me :「へ、へぇ~??…つか、イケメンって青年のことですかね?」
O嬢 :「あんたが教室プールでマスターズの教室してたったって言ったろ?」
me :「スイスイと速く泳ぐスタッフさんね?」
オジ:「みんなして“年いくつ?”“趣味は?”“結婚してん?”“教室持たねん?”て」
me :「そんなに質問攻めにしたの?!」
オジ:「ちごてー。みんな俺に訊いてこい、ってんさ」
O嬢 :「だって恥ずかしいわぁ~」
me :「トシは知らないけど結婚してるし、趣味はボルタリングでしたかね?」
O嬢 :「なんでアンタが知ってん?」
me :「教室プールのスタッフ紹介のところに、そんなん書いてあったのを見ました」
O嬢 :「yutahaちゃんはさー、教室プールになんで行くんかって話よねぇ??」

しょーがないじゃん。
日本泳法教室は教室プールでしかやってないんだからさーッ。
うんで、校長先生が教える『シニアのためのはじめて教室』で教わってた頃から
青年の泳ぎ「」速くて凄かったのを校長先生がオッサンの足を洗濯してる最中に見た。
ただ、それだけの話。意図的に見てたのではなく、視界に入ったダケ。
少なくとも教室プールでは、ワーキャー言われてなかったけれど…??

そんな帰り際。

O嬢 :「今日はイケメンいなかったねー」
me :「
!!青年さん。昨日はオナゴ様たちに囲まれて凄かったんですって?」
青年:「あぁ、お疲れ様です。いやでも、そんなこともなかったですよ?」
K嬢 :「その感じからすると、これから泳がれるのかしら?」
青年:「えぇ。ちょっと軽く…」
O嬢 :「
アラー!やだ私、戻ってもう一回水着着ようかな!」
夫人:「
えー??わたし、どうしよう。上から見ようかしらそれとも戻ろうかしら」
青年:「えッ、あの…やっぱ止めようかな」
me :「いやいや、もったいない!」
K嬢 :「そうですよー。泳いでください」

そして3分後。
観覧席にて、みんなで青年の泳ぎを鑑賞。
伯爵夫人なぞ、動きを真似する熱心さ。

O嬢 :「脱いだら凄いね!イケメンだっけ余計にさ!」
K嬢 :「なんかでも、4泳法のオジサンや上級先生が噂してたのとイメージが違うかも」
me :「マスターズの教室のときは、もっと凄かったんだけどな…」
O嬢 :「
えー?!カッコイイじゃーん」
K嬢 :「あれかしらね。
瀬戸大也くんとか、あんな感じだったかしらね?」
me :「ちょッ…世界レベルと新潟ローカルを一緒にしちゃあ…」

青年が100m個人メドレーを流しながら泳ぎきるところを見守って退散。

夫人:「あー!勉強になったわぁ。でも流さないで真面目に泳いでほしかった!」
O嬢 :「イケメンがカッコよすぎる…」
K嬢 :「まぁでもこれから毎日じゃないけど、こうやって見れるから…」
me :「若い人らしい筋肉のバネを使って伸びる泳ぎでしたね!」
K嬢 :「えッ??」
me :「普段じーちゃんたちの、疲れないように伸びる泳ぎを教わってるじゃないですか」
K嬢 :「やーだー
。その通りなんだけど、そんな風に言われちゃうと…(○´艸`)

K嬢が何度も「イイトシしたオバサンたちが、キャーキャー言ってても可愛そうね」と。

青年がアウェーの洗礼を浴びてる、という解釈は如何でしょうか。
( ・ω・)ノ♪なんてぇ~ね☆
かねてより、K嬢の水あしらいに憧れておりますワタクシ。
しかしK嬢の自己申告によれば、水泳を始めて7年かけてココまで、とのこと。
ふむゥ、さればアト3年半…水に浸かれているかなぁ( ▽ )o〇Oなどとも思う。

ソレはソレとして、まだまだ世の中春休み。
スクール水着でイチャコラしてるカップルなんぞを生暖かく見つめながら、
ダメヘビーローテーションのうち、諸手伸で振り出し位置に戻って振り向くと。

はぁ♡ 校長先生游方真で、ワタクシの後をついてくるではありませんか。

me :「先生の游ぎは やっぱり美しいですねぇ~」
先生:「そーかね^^ トシぃイってるっけ、骨がスカスカで浮くんだろ」
me :「いやいや。誰も浮く話はしてないですからね。目の保養になります^^」
先生:「そーかね^^ ありがとね」
me :「いえいえ、こちらこそ…」

なんてウダウダしてる間に隙間が出来たので、次は片手抜で( ・ω・)ノゴー。
いまいま向こう岸に着かんとス、ってときに、その辺に居た方が「わぁ!」と言う。
えッ、なに??と振り向くと、校長先生がマサカの片手抜でついてきてて。
雁行するなら雁行するって行ってくださレバ!と思うも、チョッと嬉しい弟子心

校長先生も帰り、こどもたちも帰還し、マダムらもボツボツ帰り始めた頃。
ワタクシもダメヘビーローテーションを終え、お游びタイムに入ります。

そこをK嬢がバタフライで向かってくるので、観察しておりました。

me :「あれッ??…K嬢、バタフライ、変えました??」
K嬢 :「えッ??!ごめん、わかんない。何か変わってた?」
me :「いつも鳩尾まで水を集めてからストレートに水を送ってたのが斜め後ろに払ってたから」
K嬢 :「えー?!ウソー!…ちょっと確かめてみるね」

K嬢が確かめ動作に入っている間、こーんなカンジで泳いでたよなーッと
鳩尾まで水の塊を持ってこないにせよ、雰囲気を真似してみる。

すると、4泳法のオジサンが「yutahaさん、バタフライがより美しくなったね!」
笑いながら水鉄砲をかけて寄越すので「K嬢の真似をしてみた」と言い訳してみる。

O嬢 :「でもさ、上級先生も褒めてたったもん。yutahaさん、いいですねって」
オジ:「
へー!!yutahaさん凄いじゃん!」
me :「それは真面目にやってないから“どーでもいいですね”って事ですよ」
O嬢 :「なんでそういうこと言うのー?」
me :「本人を直接褒めてくれないと、そういうのは伝わらないんだもんね」
オジ:「そんなこと言うなさ。日本泳法やってるっけ、センスあるんて」
me :「日本泳法、うねうねしないですよ?」
オジ:「やっぱりサー、水を捉える感覚が鋭くなってるんさー」
me :「
う゛ー…だとしても、まだまだ下っぱやし…」
K嬢 :「やっぱりyutahaさんが言ってたみたいに変わってたね、私!」
me :「はい?」
K嬢 :「斜め後ろに払ったって言うから、泳ぎ比べてみたけど、そっちの方がラク!」
O嬢 :「なになに、どゆこと?ナニがあったん??」

K嬢のバタフライの腕の動きが変わったようだ、という話をO嬢にもしてみる。

O嬢 :「はぁぁぁああ??なんでそんなに見てん??なんでワカルん??」
me :「K嬢の水あしらいに憧れてるから、やっぱり目が行きますよねぇ…」
K嬢 :「ヤダ、ちょっとナニ言ってんのよ。yutahaさんの方があしらってるじゃない」
me :「いやいや、何を仰いますやら…」

てゆーかね。
バタフライの新発見もあったけれど、諸手抜がまだまだ波があってデスネ。。
うでも諸手抜は練習し過ぎると、相当肩回りに負担が出る現時点。
両肘を確り出した状態で、浮きながら一瞬フリーズできるようにならんもんか、と
バタフライよりはソッチの方に意識が行ってたかもしれないのでした。
ホームプールに行ってみたら、ナニがあったか何もないのか、ガラガラ。
ウォーキングを済ませて大広間に移動すると、S嬢と伯爵夫人の同級生の2名がいるのみ。

S嬢 :「ねね。聞いて聞いて。昨日ね、校長先生から教わっちゃった」
me :「へぇ!いいですねぇ。何を教えてくださったんですか?」
S嬢 :「そりゃもう、いろいろと。フフ♪」
me :「うらやましい…」
S嬢 :「だからねー?わたし、昨日帰るときに“日本泳法の教室を開いてください”って、館に要望だしたの」
me :「ほう!」
S嬢 :「もし出来なかったら
校長先生を囲んでサークルみたいにしてもいいじゃない?」

エーッとね。。
日本泳法部自体が常時解散の危機な中でサークル活動なんて出来んのかね??

S嬢 :「あれかしら。水泳のワンポイントレッスン(※1)のときって、教えてくれないかしら?」
me :「あー。以前、上級先生が訊かれてて、何故かワタクシに振ろうとしてたことがありましたよ」
S嬢 :「えー??!上級先生日本泳法できないのー?」
me :「指導員の試験のときに
ヨコオヨギが出るので、それに間に合う程度なのでは?」
S嬢 :「なーんだ、ガッカリ」
me :「多分ですけど、話を聴いてる感じだと上級先生が習った
ヨコオヨギは流派が違うんですよ」
S嬢 :「例えばー?」
me :「目線の位置や立泳ぎの仕方も違いますし」
S嬢 :「じゃあ指導先生はどうなんのよォー」
me :「指導先生も同じですよ?」
S嬢 :「じゃあ、日本泳法したいって思ったら
校長先生しかいないんじゃなーい」
me :「ここのプールに出入りしてる人材ではそうなりますよねぇ~」
S嬢 :「あら。あなたでもいいのよ?」

ちょwww(ノTдT)ノ
自分の事だけで満員御礼っス。

S嬢 :「せっかく昨日、校長先生から教えてもらったんだもの。チョッと見てよ!」
me :「…ぁぃ」
S嬢 :「
校長先生は足の形は出来てるって言ったよー?」
me :「…えーと。足の形はそんなですけど、身体が流れてるのが気になりますかね」
S嬢 :「だって真っ直ぐ浮けないんだもん。流れちゃダメなの?」
me :「ダメっていうか…そういう状態で游いでいる人を見たことがないのでナントモ」
S嬢 :「えぇぇぇえ??!ちょっとアナタやってみなさいよ。…なんで出来んのよ!」

S嬢、明日から壁につかまって真っ直ぐ浮く練習も取り入れるんだって。
すごいな、あのバイタリティ
しまいにはウォータースライダーデビューまで果たしちゃうんだから圧倒ですよ。

ここのところ背筋が痛くて…とホザいてる身としては、頭の下がる想い。
いやはや、S嬢の願いは通じるのでありましょうか。
同じくヨコオヨギ&立泳ぎ習得を目指すW嬢を見つけて、働きかけを行ってたけれど。
 
※1:ボランティア水泳指導員が、その人が教えてほしいところを部分的に指導するもの
バッチャンバッチャンバッチャンバッチャン!!

( ,,`・ω・´)ンンン?
伯爵夫人カッパの2名がいるコースで、カッパが激しいバタフライをしている。

なんだい( ・ω・)あれは??と眺めてみたところでわかるわけがないので、
カッパが帰ったあとに伯爵夫人に訊いてみる。

夫人:「あれはね?カッパさんが私に言ったのよぉ~」
me :「どんなアドバイスが??」
夫人:「yutahaさんの日本泳法を見てごらん。スーッと波立てないで游ぐでしょ。あんな風にするんだよ、って」
me :「それがあの賑々しい
バタフライですか??!」
夫人:「そうなのぉー」

マジか!!
ワタクシはあんなにも賑やかに游いでおったのか!
否、そんな…たまに三段伸の2回目の蹴りのときに右足が水面から出ちゃって
「しまった」なんて慌てて深めに蹴るようにしたりすることもあるけど( ̄▽ ̄;)

じわじわと衝撃を受けながらも、上級先生が大広間でバタフライの講習会を始めたので、
積極的に参加するわけでもなし、聴講するわけでもなし。
さりとて一切関与しないというわけでもない、イヤラシイ不明確な態度で眺めてて。

でー、おかえりの時間になったけど、上級先生がトイレから戻ってきてまた始めたので、
皆さん、上級先生に教えてと声をかけたがゆえに帰るに帰れなくなって。
ワタクシも半ばクラゲ化して、足は立游だけど手で水鉄砲を作って游んだり、
羽交伸からクルリと仰向けになり、背泳ぎに切り替え、やっぱり游方行~♪
なぁんて、ほかの方々がバタフライを熱心に学ぶ中で単独別行動のヒトとなる。

そんなとき。
上級:「yutahaさん。校長先生、来たよ!」
me :「ほえ??」
上級:「日本泳法、教わったら??」
me :「イキナリ
諸手抜の手本を見せろなんて言ったら、年寄りの冷や水先生が死んじゃうw」
上級:「
(⌒▽⌒)アハハ! でもボク、帰るからさ」
皆様:「えー?!先生帰るんですかぁ??じゃあ私もー」

ワタクシ、ぽつーん。

共に帰ろうとも思うも、校長先生には先週土曜の泳法教室を休んだ際の報告がある。
なので、校長先生のいるコースまでホテホテ歩いていって。

先生:「どうだった?」
me :「せっかくお休みを頂戴しておきながら
(就職試験)、ダメでした」
父 :「だっけ、俺はどっかが忖度
(そんたく)してくんねかやーって話してたんて」
先生:「希望のトコに決まるといいけどねえ!」
me :「病院ばっかり声かけられるんですけど、フルタイムだと病人にはキツくて…」
先生:「いいとこがあるといいけどねェ…」
me :「あ。で、
先生。ココみたく浅いトコだと諸手抜が一応できなくはないんですけど」
先生:「うん?」
me :「教室プールみたく深いとこだと出来ないじゃないですかー」
先生:「そうらったっけ?…見てねっけワカンネ!」
me :「浅いトコだと腰が沈んで腕が出るんですよ。深いトコだと腰が沈むと出ない」
先生:「んんん??」

校長先生、大広間に移動してお手本というかご自身の動きを確認される。
そこへワタクシも再度入水して、「こーんなカンジになって腰が沈むんですよ」と。

先生:「出来てんねっけ」
me :「え??」
先生:「それでイーヨ!」
me :「腰の位置、低くありません?」
先生:「左足をもっと力強く煽れば、もっと浮くっけさ」
me :「こう、ですか?」
先生:「出来てるて。腰の位置もそんげなモンだし、教室プールでやってみればいーさ」
me :「マジすか!!」
先生:「うん」
me :「よおし、游ぎこもーっと♪でも今日は帰ります…ありがとうございました!」
先生:「うんうん。お疲れー」

細かい動作を問えばキリがないのだけれど、ワタクシは大腿に沿わせて腕を抜く。
校長先生は腰の後ろに指先を持ってきて腕を抜く。
どっちが正しいかは本場の方の動きを見れば済むこととはいえ、
校長先生も範士なわけで、間違ってはいないと思うのよね 。

ともあれ、校長先生から諸手抜のオッケーが出たのは心強い。
資格審査に出るかもしれない11種目は一応ナントナク游げるってことですからね。
教室プールで諸手抜が成功するようであれば、長野での資格審査を前向きに考えても…。
否、まだやめておこう。
今日の大広間でのお友達(?)は手旗信号翁ただ一人。
挨拶だけしてお互いに黙々とそれぞれの練習をするんだけど、
どーしても手旗信号翁背泳ぎのキックの練習てヤツの正体がワカルと気になってしまう。

私:「翁さん、やっぱり腰が落ちてて膝小僧が水面から出てますね」
翁:「ウソー。腰、落ちてた?ヒザも出てたった??」
私:「うい」
翁:「サイテーだね」
私:「そうなんですか?」
翁:「マイケル・フェルプスって選手が居るろ?あの人みてに胴が長けりゃ浮くんだけどね」
私:「その選手は胴が長いんですか?」
翁:「マイケル・フェルプス、知らないの?」
私:「金メダルをいっぱい持ってるヒトですよね?本人を見たことはないですが」
翁:「ウチのマゴ…男の子なんだけどさ。保育園の先生から落ち着きがない。
   このままだと小学校にあがっても授業の最後まで座ってられないでしょうって」
私:「発達障害です??ADHDかなにかですか?」
翁:「ワカラネけど、保育園の先生に言われて××
(児童精神科)に連れてって薬飲んでるて」
私:「××って、すっごい混んでるって聞きましたけど、先生の評判はどうです?」
翁:「先生ねェ~…」

手旗信号翁とワタクシで、その先生の評判や前の勤務先の話などを語らう。

翁:「で、薬飲んでるのが上のマゴでさ」
私:「下のお孫さんが双子ちゃんでしたっけ?」
翁:「うん。その双子の女の子の方が、ただの内弁慶だかと思ってたったんだけど」
私:「場面緘黙でした?」
翁:「??! そう。ソレ!…なんで、場面緘黙なんて言葉、知ってん?」
私:「えェ、まぁ、商売柄…」
翁:「その場面緘黙だってんで、その子も××に通院させた方がいいでしょうって」
私:「じゃあ、マゴちゃん2人連れて××に通ってるんです?」
翁:「まだ上のマゴだけね。でも早く連れていかないとヒキコモリになりますよって」
私:「あ゛~…」

保護者の機嫌を損なわない様にしながらも、通院への働きかけをする。
そういう保育園・幼稚園や学校の先生方の苦労が偲ばれる。

この手合いは早目に見つけて、しかるべき機関に相談するのはもちろん。
家族や周囲の理解が一番大事かなとワタクシは考えます。

場面緘黙(ばめんかんもく):特定の状況で話すことが難しくなる…感じでしょかね。
教室開始前に身体を水にならすべく、ウォーキングをしておりました。

と、ソコへ「おーい」という声。
聞いたことのある声だけど、誰だったっけ?と声のする方を向くと、
声の主が持っているビート板でワタクシを突こうとしている。

なんと。
声の主は小学校の同級生。
ウォーキングしながら語らっていると、先様の方がワタクシのことをよく記憶していて、
小学校のとき、一緒に泳げない組に居たよね。
席が隣だったこともあったよね。
などなど、こちらがキレイに失念していることを よーく覚えているのであります。

同級生:「いつから水泳始めたん?俺、6年前に習い始めてさー」
me  :「6年前?!…スゲー。わたしなんざ3年半前
(多分)だよー」
同級生:「でも自分全部泳げんろ?」
me  :「大体はねー。あ、そだ。これから日本泳法の教室があるから体験してみない?
同級生:「日本泳法???ナニソレ。
クロールしか泳げない俺でも大丈夫なん?」
me  :「
クロール25m泳げれば大丈夫!」

同級生の気が変わらないうちに校長先生「若者を連れてきましたよー」とご挨拶。

教室が始まってからは同級生は校長先生に。
ワタクシはいつものように行動したため、その後の様子は不明ですが、
教室終了後に校長先生「若いだけあって足ぃ出来るようになったね!」とのこと。
同級生自身は、それほどの自覚はないようだったけれど、
「俺には合わない」と言うこともなく、その後何故かワタクシにクロールを見てクレと。

あなたの方が4泳法歴長いんじゃんよー、とは思ったけれど、
6年前に初心者教室で習ったきりという我流クロールは確かにアヤシゲ。
ただ、ご存知の方はご存知のように、4泳法というやつは統一されたものがない。

S字だI字だというまえに、ローリングの採否であったりとか
水の捉え方だったりとか、呼吸の仕方であったりとか、キックを重視するかしないかとか。
ヒトに依って言うこともチガウし泳ぎもチガウので、そんなん( ´Д`)訊くなさ、と。

ラクに長く泳ぎたいという話だったけれど、上半身ガッチガチなうえ、
見事に初っ端から泳法違反をしているので、ソコから先ずは注意してみる。

そこへいくと日本泳法カタチが決まっているのでラク♪

半ば無理矢理日本泳法に引きずり込んだ手前、知らんぷりもできないけれど、
4泳法を教えられるほどのスキルは当然のことながらない。
そもそも同級生の方が水泳歴が長いわけで、そんな先輩に意見できるハズもなく…。
うんまぁ、言ってたけどサ。

ただ、同級生の悲劇というかがその後にあって。
なんと彼は教えるのが大好きな方に捕まってしまったのであります。
その教えるのが大好きな方、というのは教えるのが大好き過ぎて、
好意の押し売りを方々のプールで行っており、1か所のプールではついに出入り禁止に。

そもそも教えるのが大好きなダケで、その方自身の泳ぎはダメダメなんだそうな。
今日も檄をトバしてる場面を見ただけで、その方の泳ぎを見ていないけれど、
気の毒だなぁ…と思いながらも、ゴメン。先に退出しますと手話で伝えてワタクシはトンズラ。

しかしながら、後ろめたい気持ちがないわけでもないので、
一応同級生が出てくるまでロビーでお待ち申し述べる。

これに懲りず、日本泳法にも手を出していただけるといいのですが。
O嬢のお友達にミョーなことを言われる。

「あんたってサ、クイックターンとかバタフライとかOさんと一緒にやってるけど、
それをズーッとコースで泳ぐことをしないよね。出来るのにしないって、なんでなん?」

なんでなん?…て言われましても、イズレも付き合いに過ぎない。

O嬢 :「このコは日本泳法をやってるから、クイックターンの用事なんてないんだよ」
友達:「でもアンタと一緒になってやってるわー?」
O嬢 :「わたしが誘ってるからやってるだけで、このコは違うんて」
友達:「違う違うって、何も違わないわー?
クロールバタフライ平泳ぎ背泳ぎもしてるじゃない」
O嬢 :「してるけどサ。このコは日本泳法を練習してるコだから、4泳法はツイデなんて」
友達:「あれだけ泳げて“ついで”ってことはないでしょう?ねー?」
me :「ねー?言われましても…所詮は游びじゃないですか」
友達:「だけど、あんたたち熱心にやってるよー?」

O嬢は熱心かもしれんけど、ワタクシはテキトー。
なにしろ諸手抜の浮きの感覚もまだ掴めていないため、4泳法どころじゃありません。
O嬢が「やるよー」と言うから「はいよー」と付き合うだけで、
4泳法の皆さんのように数珠繋ぎになってコースで泳ぐ余裕あるなし。

そもそもそんなん出来るスタミナもないし。

まだまだ体調が整わず、中5日空けたプールでございましたが、
それほどまでに違和感なく水と関われたとでも申しましょうか。

捉えた水がスッポ抜けたとか、そういうアポンな動きが平泳ぎのときにあったか。

ぼちぼちプールも春休みテイストになってまいりました。
速い若者がくるようになったというのも目印のひとつでもあります。
今日は こどもたちが賑々しく騒いでおりましたが、近ごろのこどもは運転手付きみたいで。
アンタタチ近所なんだから自転車で来ればいいじゃない、なんてウカウカ言えないご時世。

まーでも、こうやって段々暖かくなってくるのですかねェ( ▽ )o〇O
陽気のせいか、非常に欠席者が多かった本日。
内容は濃厚というか多彩な感じになる。

羽交伸 200
游方真 150
二段伸 50
三段伸 50
腰かけビート板+スカーリング 50
諸手伸 50
羽交伸 50
拷伸  50
浮き身筏流し 50
水中歩行 25
片手抜 75
諸手抜のための身体の使い方 50
立游 1分30秒+1分

今回から教室に参加された方や比較的新しめな方は、
これまで羽交伸游方真の2パターンをやるのみだったので、
二段伸以降の動きに関し、往路は上から見学。復路は実践、という
非常に遣り甲斐のある中身だったのではないか、と思われるのですがハテサテ。

そんな教室終了後、ドツドツと流れ出る汗をそのままに、
冷たいカフェオレなんぞを摂取しておりましたれば、
比較的新しめな後期高齢者、S助さんがどうやら校長先生を待っていた模様。
S助さんの待ち人はワタクシの背後からスグにやってきたようで…。

S助 :「先生。俺さー、先生に訊こうと思って紙ぃ用意してたったけど、ドコいったろっか」
先生:「紙ぃ、ねーかね?」
S助 :「
(カバンの中をガサモサしながら)ねーなぁ…あ、あったあった」
先生:「なんだね?」
S助 :「今日さー、
ナン段ナン段って言ってたねっかて。アレってどんげ字書くん?」
先生:「あー!…教室の内容かね」
S助 :「うんだ。見てもワカラネけど、字もわからねっけ、紙ぃ書いてくんなせや」
先生:「教室のときは省略しったけど、
二段伸三段伸って『』がつくんて」
me :「動画、ありますよ」

iPhoneに取り込んでる動画をS助さんに見せる。
S助さんが動画を見ているところを校長先生も覗き込みながら話す。

S助 :「これって誰が游いでるん?」
先生:「津山の連中らね。岡山県津山の神伝流の流れを新潟でもやってるんて」
S助 :「へー!そうかね。あ、俺、この映像の動き見たことあっよ!」
先生:「…見たことあっよ!って、
游方真だねっかて。いっつもやってっろ?」
S助 :「って、こういう字ぃ書くんかね!水上ってのは何なん??」
先生:「水上・水中・水底、と同じ游方を深さの違うところでやる
S助 :「そんげこと出来るん??」
先生:「そーすっと、上から見ると1人で游いでるように見えるけど、実は3人でしたとか」
S助 :「なにね?!本気でそんげの出来んかね??!」
先生:「と、伝書には書いてあるみてらよ^^」

へぇ~…。
可能だとしてもシンクロスキルが高くないと難しそー( ▽ )o〇O

なにしろ“伝書”なるものを読んだことがないので、なんのコメントもできず。

ところで、本日&明日と横浜日本泳法研究会が開催されております。
今回から実技発表後に行われる游士以上の方(でしたかね?)が参加できる研鑽会が
なから強制参加チックになったこともあり、参加者多数という話も聞いております。

とはいえ、明日は横浜国際プールで0845時開場、0900時実技発表と、
なかなか普段その辺で見かけることの難しい『向井流』さんの游ぎを見ることができます。

日本泳法ってどんなのかなぁ??と興味をお持ちのアナタ!
これを機会に見学に行かれては如何でしょうか…とか言いつつ、
研究会参加者に限った発表会だったかも( ・ω・)と突然思い出した次第。
O嬢の指令により、なんだか正体のワカラナイ『マンタ泳ぎ』というのをやり。

O嬢 :「どーやん。yutahaちゃん!」
me :「ほえ?」
O嬢 :「上級先生が40分でできるようになりますって言ってたのを2分で出来た!」
me :「なにこの『マンタ泳ぎ』っていうのの習得時間が40分なの?」
O嬢 :「そう言ってたよ…ねェ、yutahaちゃんが2分で『マンタ泳ぎ』をマスターしたよ!」
夫人:「だってこのコ、ほら。若いからさー」
O嬢 :「えー?!年齢だけの問題??!」
夫人:「それに、何も考えないでやってるでしょー。空っぽのトコになら何だって入るわよォ」

うーん…なんだかエライ言われようのようで、仰る通りのようでもある( ・ω・)
しかしO嬢は畳み込む。

O嬢 :「知ってる知ってないのモンダイ??」
夫人:「うーん…あ!ホラ、このコ。日本水泳やってるじゃなあい♪ソレよぉ~」
T嬢 :「じゃあ日本泳法やればバタフライが上達するんだ!そういうことでしょう?」
夫人:「日本水泳をやってると水の捉え方が上手になるんじゃなあい?」

えーっと…。
O嬢から「ヤレ」と言われるがままに身体を動かしてましたが、
つまりは『マンタ泳ぎ』ってーのはバタフライの一種と考えてよろしいのか??

サテ、そんなタイミングで入水してきたダウンちゃん

ダ:「yutahaさん、聴いてー。ウチね、水泳頑張ったから体重が63キロを切ったの!」
私:「おぉ( ゜∀゜)☆ そりゃ頑張った。えらいねェ!」
ダ:「でしょ♪ ウチ、めっちゃ頑張ったもん」
私:「確認してもいい?」
ダ:「なにー?」
私:「その63キロという数字は公表してもいい数字??」
ダ:「うん。いい数字だよー。だって63キロ切ったモン」
私:「参考までに、どれくらい減ったの?」
ダ:「えっとねー、2キロくらい」
私:「てことは、いま何キロ??」
ダ:「それは言えない。恥ずかしいもん/// 」

或る意味いまの体重も公表しているわけですが 笑
ダウンちゃんてば、ワタクシが屈んで話をしないと顔目線が合わないほど小粒なオナゴ様。
61キロでも多めのような気もするけれど、頑張ってるっていう姿勢は素晴らしい。
ワタクシと違って病的なことで減量したわけではないから、なおさら頭が下がります。

なんか3時間以上水に浸かってたから、いまモノスゴク朦朧としております。。
3月上旬にしてはモサモサと雪が積もる。
路面には付着はせずとも、クルマの上は5cmくらいはあったかも。

そんな休館日明けの今日のプールは混むというよりは普段の顔ぶれと少し異なる。
ワタクシが普段mainに使用しております線の上、自称『蹴っ飛ばしゾーン』が、
いつもの顔ぶれであれば、ワタクシがその線の上を往来することを知っている皆さんが、
気を遣って退いてくださるか、或いはワタクシの前後を行くカタチを作ってくださる等、
ありがたい配慮の上で練習することができるようになっております。

何故というと、その線の上をワタクシが往来することで前後1mは蹴とばされる気配があるから。

本日はソコを「あえて」と言わんばかりに見かけない中年女性2名が
海で泳ぐような平泳ぎというか、でも腕を見ると水をかいてるわけでない、
腕でスカーリングをして浮きを取りながら、足だけ平泳ぎで進む…
そんな恰好の泳ぎを、ワタクシの前後で行うため、別の場所に移動するんだけど、
そうしたらそうしたでソッチに来てしまって、殆ど身動きが取れない状態。

彼女らがいる間は練習にならん、と軽く諦めてフト横を見ると
手旗信号翁が盛大に膝から下を広げたバタ足で接近してくる。

あーそーだ。
手旗信号翁の動きで気になるところがあったから訊いてみよーっと( ・ω・)ノ♪

私:「手旗信号翁さん、仰向けになって腕を直角に前倣えしてバタ足するじゃないですか」
翁:「背泳ぎのキックのことかね?」
私:「素人のワタクシにはソレが何かはわからないのですが、凄く腰を沈めてますよね。アレって…」
翁:「なにね。腰、沈んでた?さっきの??さっきのらかね??」
私:「えッ…あ、いや。さっきというか、いつもというか。この恰好のとき」
翁:「だっけ、ソレって背泳ぎのキックの練習なんて」
私:「 Σ(゚Д゚;エーッ! 腰を沈めてワザと水の抵抗を作ってるのかな?と不思議に思ってて」
翁:「腰、真っ直ぐになってねかったん?俺、真っ直ぐに浮いてるつもりになってたてー」
私:「山盛りお世話な話ですが、手旗信号翁さんの膝小僧も出まくってます」
翁:「ダウンキックになってねーかね?」
私:「なってないみたいですよ?」
翁:「ずーっと俺の姿勢で正しいと思ってたった。そうか、いろいろ違ったんねー」

皆さん多少の被害をこうむりながらも手旗信号翁だからしょーがない、と
半ばあきらめ、半ば呆れつつも生暖かく彼のドリルの様子を眺めているわけですが、
理由を聞いてみると、彼の描いている絵と実像の違いが甚だしいだけ、という…。

Y嬢 :「あの手旗信号翁さんだっけ?あの人のキックって、なんであんなに波立つんかな?」
me :「足首が動いてないんですよ。爪先を水に突き刺して力で蹴ってるから波打つ感じ」

Y嬢、目を丸くしながら水に潜って確認。
「ひゃあ」と一声あげておりました。

手旗信号翁のことを、
誰ともつるまず、黙々とオノレの課したドリルというかノルマというかをこなし、
あぁ、この人って本当に水泳の練習が()大好きなんだねェ~…。

そんな風に周囲は観ていたわけです。
なので、「おッ、手旗信号翁ちゃん、例のヤツやってんね!なんだかわからねけど」
「あの人、よゥ諦めねで毎日熱心にナニヤラやってっよねー!」

などと指さし笑っていたりもしているわけです。

しかし本人にインタビューしてみると
「上手になりたいから教室に入るけど、みんなに置いてかれるんさね」
「本見て練習してんだけど、本のようになってるかどうか…」

という話で、教わりたい気持ちもあるけど教われない現実がある模様。
そして、そんな手旗信号翁限って教えたがりの方々が教えようとしない悲劇!

ワタクシみたく「内容はわからなくてもいいので、この動きでこうなってないか見て!」
周囲を巻き込むことをしないだけに、手旗信号翁の誤解される日々は続く…。