教室開始前に身体を水にならすべく、ウォーキングをしておりました。

と、ソコへ「おーい」という声。
聞いたことのある声だけど、誰だったっけ?と声のする方を向くと、
声の主が持っているビート板でワタクシを突こうとしている。

なんと。
声の主は小学校の同級生。
ウォーキングしながら語らっていると、先様の方がワタクシのことをよく記憶していて、
小学校のとき、一緒に泳げない組に居たよね。
席が隣だったこともあったよね。
などなど、こちらがキレイに失念していることを よーく覚えているのであります。

同級生:「いつから水泳始めたん?俺、6年前に習い始めてさー」
me  :「6年前?!…スゲー。わたしなんざ3年半前
(多分)だよー」
同級生:「でも自分全部泳げんろ?」
me  :「大体はねー。あ、そだ。これから日本泳法の教室があるから体験してみない?
同級生:「日本泳法???ナニソレ。
クロールしか泳げない俺でも大丈夫なん?」
me  :「
クロール25m泳げれば大丈夫!」

同級生の気が変わらないうちに校長先生「若者を連れてきましたよー」とご挨拶。

教室が始まってからは同級生は校長先生に。
ワタクシはいつものように行動したため、その後の様子は不明ですが、
教室終了後に校長先生「若いだけあって足ぃ出来るようになったね!」とのこと。
同級生自身は、それほどの自覚はないようだったけれど、
「俺には合わない」と言うこともなく、その後何故かワタクシにクロールを見てクレと。

あなたの方が4泳法歴長いんじゃんよー、とは思ったけれど、
6年前に初心者教室で習ったきりという我流クロールは確かにアヤシゲ。
ただ、ご存知の方はご存知のように、4泳法というやつは統一されたものがない。

S字だI字だというまえに、ローリングの採否であったりとか
水の捉え方だったりとか、呼吸の仕方であったりとか、キックを重視するかしないかとか。
ヒトに依って言うこともチガウし泳ぎもチガウので、そんなん( ´Д`)訊くなさ、と。

ラクに長く泳ぎたいという話だったけれど、上半身ガッチガチなうえ、
見事に初っ端から泳法違反をしているので、ソコから先ずは注意してみる。

そこへいくと日本泳法カタチが決まっているのでラク♪

半ば無理矢理日本泳法に引きずり込んだ手前、知らんぷりもできないけれど、
4泳法を教えられるほどのスキルは当然のことながらない。
そもそも同級生の方が水泳歴が長いわけで、そんな先輩に意見できるハズもなく…。
うんまぁ、言ってたけどサ。

ただ、同級生の悲劇というかがその後にあって。
なんと彼は教えるのが大好きな方に捕まってしまったのであります。
その教えるのが大好きな方、というのは教えるのが大好き過ぎて、
好意の押し売りを方々のプールで行っており、1か所のプールではついに出入り禁止に。

そもそも教えるのが大好きなダケで、その方自身の泳ぎはダメダメなんだそうな。
今日も檄をトバしてる場面を見ただけで、その方の泳ぎを見ていないけれど、
気の毒だなぁ…と思いながらも、ゴメン。先に退出しますと手話で伝えてワタクシはトンズラ。

しかしながら、後ろめたい気持ちがないわけでもないので、
一応同級生が出てくるまでロビーでお待ち申し述べる。

これに懲りず、日本泳法にも手を出していただけるといいのですが。