今日の大広間でのお友達(?)は手旗信号翁ただ一人。
挨拶だけしてお互いに黙々とそれぞれの練習をするんだけど、
どーしても手旗信号翁の背泳ぎのキックの練習てヤツの正体がワカルと気になってしまう。
挨拶だけしてお互いに黙々とそれぞれの練習をするんだけど、
どーしても手旗信号翁の背泳ぎのキックの練習てヤツの正体がワカルと気になってしまう。
私:「翁さん、やっぱり腰が落ちてて膝小僧が水面から出てますね」
翁:「ウソー。腰、落ちてた?ヒザも出てたった??」
私:「うい」
翁:「サイテーだね」
私:「そうなんですか?」
翁:「マイケル・フェルプスって選手が居るろ?あの人みてに胴が長けりゃ浮くんだけどね」
私:「その選手は胴が長いんですか?」
翁:「マイケル・フェルプス、知らないの?」
私:「金メダルをいっぱい持ってるヒトですよね?本人を見たことはないですが」
翁:「ウチのマゴ…男の子なんだけどさ。保育園の先生から落ち着きがない。
このままだと小学校にあがっても授業の最後まで座ってられないでしょうって」
私:「発達障害です??ADHDかなにかですか?」
翁:「ワカラネけど、保育園の先生に言われて××(児童精神科)に連れてって薬飲んでるて」
私:「××って、すっごい混んでるって聞きましたけど、先生の評判はどうです?」
翁:「先生ねェ~…」
手旗信号翁とワタクシで、その先生の評判や前の勤務先の話などを語らう。
翁:「で、薬飲んでるのが上のマゴでさ」
私:「下のお孫さんが双子ちゃんでしたっけ?」
翁:「うん。その双子の女の子の方が、ただの内弁慶だかと思ってたったんだけど」
私:「場面緘黙でした?」
翁:「??! そう。ソレ!…なんで、場面緘黙なんて言葉、知ってん?」
私:「えェ、まぁ、商売柄…」
翁:「その場面緘黙だってんで、その子も××に通院させた方がいいでしょうって」
私:「じゃあ、マゴちゃん2人連れて××に通ってるんです?」
翁:「まだ上のマゴだけね。でも早く連れていかないとヒキコモリになりますよって」
私:「あ゛~…」
保護者の機嫌を損なわない様にしながらも、通院への働きかけをする。
そういう保育園・幼稚園や学校の先生方の苦労が偲ばれる。
この手合いは早目に見つけて、しかるべき機関に相談するのはもちろん。
家族や周囲の理解が一番大事かなとワタクシは考えます。
場面緘黙(ばめんかんもく):特定の状況で話すことが難しくなる…感じでしょかね。