なんだかすっきりしない、梅雨らしい天気が続いていますね。
今日の東京は目まぐるしくお天気が変わるようで、帰宅時に嫌いな雨が
振りそうな嫌な予感です
さて、今日は久々に日本酒雑学的なネタを書いてみようかなと思います。
お酒そんなに強くないし、詳しくないという方もいらっしゃるかもなので、まずは
一合、四合瓶、一升瓶がどういうものか、どれくらいの量なのかをまとめてみますね。
一合は、180mlです。
そして、小さなボトルが、四合瓶(しごうびん・よんごうびん)なのですが、
一合の四倍なので、量としては720ml。
ついで、大きな瓶のお酒を一升瓶(いっしょうびん)といいますが、これは十合なので、
1800mlです。
ちなみに、1合の前には勺(18ml)、一升のあとには、斗(1.8l)、石(こく)(180l)という単位があります。
18ml (勺)→ 180ml(合) →1800ml(升) → 1.8l(斗) →180l(石)
となります。
なんかお勉強チックになってしまいましたが…。
四合以外は10倍にしていけばいいので、知識として持っておいてもいいかもしれません。
で、私が日本酒を呑み始めて思ったこと。
なぜ、五合ではなく、四合???
という疑問。
調べてみたら、ある風習によるものだそうです。
それは…
「今日、一杯飲んでいかない~?」
今はなかなか難しくなっちゃったけど
これに起因します。
この「1杯」の「杯」ですが、もともと「盃(はい)」という液体の単位があり、この一盃が
四合に相当。そして、この「盃」に入れた酒をみなで回して飲み干すところから、
四合瓶が生まれたと言われています。
ちょっと一杯が四合だったなんて、日本人はアルコール分解遺伝子が少ないと
言われているそうだけど、強かったんではないか!?
まぁ、母数にもよりますが(汗)
というわけで、昔からの風習から四合瓶が生まれたのですが、実はこの720ml、日
本酒だけではありません。
そう、日本のワインは720mlなのです。
これも、日本では日本酒の720mlが先に一般的になっていたから。とはいえ、
これももちろん変わってきています。
なぜなら、海外では750mlのものが多いから。
輸出の際にこの30mlの差が影響してくるんですね。
じゃあ、海外ではなぜ750mlなのか?
それはまたまた単位が関係してきます。
ワイン大国のフランスと、ワインの最大の消費国であったイギリス、その両国との間での輸出入において、便利だったのが750mlでした。
というのも、フランスのボルドー地方で使われる樽の容量は225L、これは750mlのワインの300本に相当します。
一方のイギリスではガロンという単位が使われていました。
1ガロン=4,500ml、750mlのワイン、1ダース、つまり12本で計算すると、ちょうど2ガロン。
ということで、両国においてキリが良かったのだそう。
もちろん世界には750ml以外のワインも存在しますが、標準的なワインボトルの750mlの
由来も日本酒と同様に覚えておくと楽しいかもしれません。
あ、最後に「R瓶」ですね。
これは、リターナブルびんのことです。
収されたキズなどのない良いあきびんは中身のメーカーに返され、綺麗に洗浄されてから
中身が詰められ、商品として再び販売されるという、まさに地球にやさしい商品。
ただ、720mlは微妙に形が違ったりして分別が難しい、また衛生面でも新しいボトルを使う
酒蔵さんも多いので、こちらはまだまだ課題があるのかもしれません
R瓶は、瓶の肩のところに、以下のマークがある商品はR瓶ですので、酒屋さんに
もっていくなどすれば瓶代を返してくれます。
こんなマークがあります。
マーク:日本ガラスびん協会さんのHPより
ビールをケースで頼んでいる方は少ないかもですが、ビールがイメージしやすいでしょうか。
このR瓶、日本ガラスびん協会さんのHPによると、
ドイツでは、ビール、清涼飲料水、果汁、ワインでは、72%以上のリユース容器を使うことが、法律で定められている
とのこと。さすが、ですね。
余談ですが、日本ガラスびん協会さんのHPにあった、「ガラスびんの歴史」がちょっと面白かったので、ご紹介しておきますね。
というわけで、今日はちょっとお勉強的な内容になってしまいましたが…。
雑学として書いてみました。
といってもお酒のご紹介がないのもなんなので(笑)
この週末に呑んだこの1本。
ものすごいお酒ですが、この記事はまた改めて書きますね。
山形県楯野川酒造さんの「光明」。
精米歩合1%!
なんと!!!Twitterでのキャンペーンで当選しちゃいました。
一生分の幸運を使い果たしたかもと思うくらいのサプライズでした(笑)
香りはなんとも上品で、口に入れた瞬間、ふわ~っと香りが広がります。
控えめな味わいが口いっぱいに広がり、鼻から抜ける香りも心地よい。
うん、温度が上がっても酒質が変わらず、するっといけちゃう感じ。
もったいないのでちびちびでしたが、お祝いごとがあったので、家族で美味しくいただきました。
楯野川酒造さん! 素晴らしいお酒を本当にありがとうございました
それでは、今日も最後までお読みいただきありがとうございました