《前編》 より

 

 

【地底都市の会議】
 (地底都市の役人は)お互いに皆、とても友好的で愛情に満ちています。私たちの間には権力闘争は全くありません。無条件の愛は、常に大原則です。集まって議論をする主な内容は、共同体の利益のために、最も効果的に互いに協力する最善策を見つけるにはどうしたらいいか、ということです。お互いの取引についても議論します。お金というシステムはなくて、皆で余分な品物や食べ物を分かち合います。また、「地上」の人びとを進化と霊的な通過儀礼で援助する方法についても話し合います。(p.68)
 地上の役人たちがしている会議内容は、予算の分捕り合いだろうか。
 地底では常に「無条件の愛」が原則であるのに対して、地上では常に「条件付き愛」である。
 「条件付き愛」を卒業することができない限り、お金というシステムは継続され、必然的に格差化という状態に傾斜してゆく。「条件付き愛」という言葉の使い方自体が間違っているのだけれど、大抵の人間は、この間違いを自覚していない
    《参照》   『神との対話 ②』 ニール・ドナルド・ウォルシュ (サンマーク出版) 《後編》
              【人類が直面している問題の核心(経済格差と人間の尊厳)】
    《参照》   『神とひとつになること』 ニール・ドナルド・ウォルシュ (サンマーク出版) 《前編》
              【第8の幻想:条件】

 

 

【ツインフレームとの出会い】
 二元性の世界で生きていると、「条件付き愛」に馴染んでしまうので、ツインフレームとの出会いも、ほぼ実現しないのである。
 結婚生活が破綻していて、持続する幸福や喜びよりもストレスや失望の方が多いことがよくあります。その理由は、ストレスに満ちた関係が、神聖な愛の一体感よりも二元性に基づいていることにあります。そのような一体感に基づいた関係でなければ、あなたが心の奥で切望してきたことを決して満たすことはできません。・・・中略・・・。自分自身の外側で、どこかにいるはずの最愛の人を探している人たちに、世界で肉体を持っているかもしれないと言いましょう。あなたの最愛の人は、あなたの一部です。彼または彼女は外側の世界で肉体を持っているかもしれませんが、まだその通過儀礼の準備ができていないときにツインフレームに会うことは、少々厄介なことです。もし両者が準備や進化で同じレベルに達していないと、三次元の経験では、人格と魂がいつも両立するとは限らないので、あなたにとって最善となることは滅多にありません。(p.95)
 「三次元の経験では、人格と魂がいつも両立するとは限らない」のは、隠すことが可能だから。
 5次元の世界では、全ての思いや感情はテレパシーで伝わってしまうけれど、3次元に生きる現在の地上の世界はそうではないので、経験が必ずしも人格の成長にはならない。
    《参照》   『神との対話 ③』 ニール・ドナルド・ウォルシュ (サンマーク出版) 《後編》
              【HEBと人間の違い】
 これから言うことをよく聞いてください。
 まず、あなたの求めているその愛を、自分の内部で、ハートや魂、全部の細胞と電子の中に探してください。あなた自身の内部で、一体感の中で関係を発達させるところから始めてください。すべてがそこにあり、あなたが注意を向けるのを待っています。あなたの聖なる片割れは、あなたの内部にも生きています。・・・中略・・・あなたの本質と、あなたの神性、あなたの人間としての経験のあらゆる側面において、自分自身を愛するようになると、そのとき真我への神聖な愛がハートと人生を支配するようになり、あなたはもはや他の場所を探さなくなるでしょう。(p.95)
    《参照》   『「運命の人」は宇宙が教えてくれる』 木村衣晴 (サンマーク出版) 《後編》
              【ツインソウルを探さない】

 

 

【テロスでのセクシュアリティー】
 私たちの肉体は皆さんほど物理的密度がないので、私たちはお互いにもっと深く、もっと親密に溶け合うことができます。私たちが一つになるとき、その愛の合一の中で、すべてのチャクラはもちろん肉体も溶け合わせます。私たちは性行為を「神との合一」と捉えており、チャクラを総動員して必ずハートと連動させて、その経験はとても素晴らしいものとなります。私たちの性的な表現は、まずハートの火を呼び起こすことが基本です。(p.107)
 地上での性行為は、7つあるチャクラの内、下の2つを使うだけ。
 7つのチャクラ総動員であれば、それこそメクラメク世界に行くことだろう。
    《参照》   『神界革命』 三原資忍  サン企画
             【理趣経】

 

 

【ミステリーサークル】
 ミステリーサークルは、たいてい4次元と5次元の庭です。実際の所、地球内部の存在と地球外文明の存在とディーバの意識の共同作業ですが、主として地球外の存在の働きによります。皆さんの好奇心を刺激してマインドを広げるのを助け、皆さんを新しい考え方にオープンにするために、3次元に一時的につくられます。・・・中略・・・。ミステリーサークルは、音と光を発するようにコード化されているので、あなたの魂と神聖な意識を再び目覚めさせる手助けをするでしょう。(p.124)
 ミステリーサークル でググれば、いっぱい見ることができるけれど、「こんなのは、みな人間のイタズラだ」と思うような人がもしもいるなら、その知性は相当にポンコツである。

 

 

【それらの概念へも意識を広げなければなりません】
 ポータルに興味を持つようになるのは、あなたが宇宙をもっと理解するために意識の拡大を望んでいることをはっきりと示しています。3次元の気づきを超えて存在する次元には、入り組んで複雑なことが無数にあります。ゲートウェイやエネルギー・ヴォルテックスや多次元の回廊、その惑星の、銀河の、宇宙のグリッドシステム、光のバリアー、タイムカプセル、その他にもまだ知られていないとても多くの概念があり、それらの概念へも意識を広げなければなりません。(p.128)
 その人の世界とは、その人が認識する範囲である。
 認識を広げようとするならば、様々な概念用語の理解が必要になってくる。
 語彙力の多寡は、知っている概念用語の多寡によってほぼ定まっている。
 知性の発達程度は、語彙力に比例している。
 進化した存在たちは、人間よりも遥かに高度な知性をもっている。
 

【テロスでは寿命を選ぶことができる】
 テロスには三万歳を超えている人も中にはいますが、35歳くらいに見えます。病院、老人ホーム、看護師、医師、歯科医師、健康保険、その類のものは、何一つテロスにはありません。
 私たちは、純粋で高いエネルギーの波動を含む食べ物だけを食べます。その食べ物は自分たちで生産していて、完全に有機的で、完全なバランスがとれた豊富なミネラルを含んでいるので、強く若い体を永続的に保ちます。皆さんの口に入る食べ物の98%は、化学的な保存料、食品添加物、除草剤、殺虫剤、過度な低温殺菌等の人工的な化学成分で作り変えられ、毒性のあるものになっています。(p.137)
 不老不死が実現するには、「不老不死」という信念体系が社会に共有されていることと、食品が汚染されていないことの2点が必要。
 現在の地球上では、人口削減という目的に則して、意図的に汚染食品が流通させられているのみならず、いくつもの人口削減手段にさらされている。
    《参照》   『プレアデス2 新生地球への移行』 愛知ソニア (ヒカルランド) 《前編》
              【食に要注意】

 

 

【選択するのはあなたです】
 自由と聖なる恩寵の人生へのアセンションが、数年間という短い間で達成できるということは、地球の全歴史上で今までには一度もありませんでした。この機会に乗じて、今、アセンションしませんか? または、非常に長く味わってきたのと同じ困難を体験しながら、別の惑星でアセンションが次に巡ってくるまでこれから2万5千年待ちますか? 親愛なる皆さん、選択するのはあなたです。愛と思いやりをもって、私は皆さんに目覚めるよう呼びかけます。(p.150) (p.184)
 現在の地球が遭遇しているタイミングの特殊性について、繰り返し記述されている。
 まだ人類の大多数が「自動操縦」で生活を送っているという事実を、私たちは遺憾に思います。彼らは自分がどこに向かっているのか、なぜこの地球に転生しているのか何も分かっていません。また、見つけ出したいとも思っていません。進む方向を意識しないで、その日その日を送っています。頭と心はてんでばらばらな有り様で、霊的に眠った状態で最も抵抗の少ない道を歩んでいます。(p.194)
 アセンションのことなど露知らず状態の人びとに対して語られている内容だけれど、この本が日本で出たばかりの2007年頃、既に読んでいた人々でも、日本に住んでいたら、食品、医療品、電磁波に包囲されて、脳は活性化に向かうどころか、ドンヨリと眠らされ委縮させられ退化させられてきたというのが実状のような気がする。
 だから、「“闇の勢力”に対して一発大逆転のような事態が起こり、“光の勢力”が有する高度なテクノロジーによってマイナス因子が一掃されないことには・・・・」と短期改善を願ってしまう。

 

 

【レムリア(ムー)大陸の浮上について】
 レムリア大陸全体が3次元の太平洋に浮上することは、おそらくないでしょう。せいぜい、太平洋のいくつかの島で、レムリアの時代にかつて山頂だったところが島の周辺に浮上し、今より広い陸地になるくらいでしょう。地球の地形は高次の意識への移行につれて、ある程度は変化するでしょうが、完全に変わるとは考えられません。(p.160-161)
 下記の3つには、浮上ないし沈没を予測する記述があるけれど、未来は確定しているわけではない。
 いずれも、常にその時点での人類のエネルギー状態で見えた未来状況を元に書かれている。
    《参照》   『ここはアセンション真っ只中』 さとう・滝沢・千賀・増川・はせくら他 《後編》
              【地球の変容】
    《参照》   『目覚めよ!宇宙人。』 山本耕一 (ヒカルランド) 《後編》
              【矢的】
    《参照》   『迫り来る地球大変容で《レインボー・トライブ/虹の民》に生まれ変わるあなたへ』 キーシャ・クロー
              【大変動のビジョンと日本の未来】

 

 

【アメリカ杉は西海岸の守護者】
 この国(アメリカ)が大自然から多くの大災害を免れてきたのは、私たちがそこにいて、私たちの愛と強い保護力があったからです。・・・中略・・・。多くの自然災害の影響を西半球で緩和してきました。(p.205)
 ところが、現在、川岸や海岸沿いに多く存在していたアメリカ杉は殆ど伐採されている。
 今や、世界中のあちらこちらで大災害が起こり続けているけれど、アメリカの災害規模と頻度は、間違いなく世界で最悪だろう。

 

 

【訳者あとがき】
 日本の和の精神は、もしかしたらレムリアから来たのかもしれない、と想像しています。レムリアのメッセージは日本人に受け入れられやすいのではないでしょうか。日本がレムリアの調和や愛を受け入れると、和の質が向上して、日本の本領が発揮できるのではないかと思っています。
 また同時に、日本は技術力の進んだ文化を持ち、アトランティス的な面もあると思います。日本はその両方のよいところを統合できる国のような気がします。本書に出てくる新しいレムリアとは、昔のレムリアという枠の中にあるのではなく、地球にいるすべての人が一つの家族になることを意味しています。レムリア的であるということは、枠をつくらず、すべてを受け入れて調和するあり方といえるでしょう。(p.230)
 極めて同感。

 

 

 オレリア・ルーズ・ジョーンズ著 『レムリア3部作』 を推薦している著作をリンクしておきます。
   《参照》   『うれしうれしで超えよう2012年の銀河パーティ』 中丸薫・中山康直 (徳間書店) 《前編》
              【中丸さんのお奨め】

 

  オレリア・ルイーズ・ジョーンズ・著の読書記録

     『レムリアの真実』  

     『新しいレムリア』  

     『レムリアの叡智』

 

<了>